【京都府】岡崎エリアをポタリング! 宝物を探しに蚤の市へ
まだ寒い2月上旬、たまたま休みが重なったため、毎月10日前後に平安神宮前の岡崎公園にて行われている『平安蚤の市』へ行ってみました。
京都の町では、手作り市や骨董市、フリーマーケットなど、さまざまな市が定期的に開催されていますが、『平安蚤の市』は全国から100店舗以上が出店するアンティーク市です。西洋のアンティーク家具や食器から、古道具、骨董、古着などが一同に会すると聞いて、アンティーク好きの私は素敵なアイテムとの出会いに胸を膨らませつつ、ポタリングをスタートしました。
京都屈指のアートの街・岡崎エリアへ
まずは三条大橋から三条通を東へ。三条大橋といえば、京都の街中を流れる一級河川・鴨川に架かる橋で、東海道の終点としても知られています。
神宮道まできたところで左折し、平安神宮の方向へ北上。神宮道はまさに平安神宮から伸びる道で、この通りを南へと進むと知恩院や円山公園など京都の有名な観光名所もあるんですよ。
しばらくすると朱色の大きな鳥居を発見! 高さ24m、幅18mの平安神宮の大鳥居は岡崎エリアのシンボルですが、その歴史は意外にも新しく、建てられたのは昭和に入ってからだとか。平安神宮のある岡崎エリアは京都きっての文化的な香りがする町で、美術館や劇場など多くのアートスポットが点在しています。
中でも2020年にリニューアルオープンした京都市京セラ美術館は展示物もさることながら、新旧が調和した建築が注目を集めています。
内部のディティールもとっても素敵なので、建物を見るだけでも行く価値ありですよ。
運命の一品を探しに… アンティーク品が集まる「平安蚤の市」
そうこうしているうちに、『平安蚤の市』の会場である岡崎公園に到着。 朝一にもかかわらず凄い人出です。
公園周辺には駐輪場がたくさんあるのでひとまず自転車を停めていざ出陣。大鳥居を背に公園にはテントがずらり。大きな籠を持った人や、箪笥を担いでいる人など、すでに掘り出し物を見つけた人たちとすれ違い、「おっと、出遅れたか」と先を急ぎます。
今回の私のお目当てはクラシカルな食器! 掘り出し物を見つけるべく、一軒ずつ店を覗いていきます。
年季が入ったアンティークの品ってどうしてこうも素敵なのでしょう。
私が生まれる何十年も前からどこかの国でひっそりと眠っていて、この時代にこの場所で出会えたのだと思うと、それだけで胸がキュンキュンしてしまいます。 「工具類やカトラリーも味があって素敵だし、大切なものをしまう小さな棚も惹かれる…
お気に入りの絵をあの額に入れるのもいいなぁ」なんて考えているとあっという間に1時間が経過。
これは買おう!と目星をつけていた食器のもとに戻ると、そこにはその姿はなく、私の平安蚤の市デビュー戦はあえなく幕を閉じたのでした。
ただ、たくさんの味のあるアンティーク品を見られたことや、お気に入りを見つけたら迷わず即買いすべし。
ということを学べたのは今回の大きな収穫。次の蚤の市は3月10日とのことなので、次は戦利品を持ち帰れるように、気合を入れて参戦します!
濃厚なドビソースがたまらない 洋食屋さんのオムライス
平安蚤の市を後にし、岡崎に来たら久しぶりに行きたいと思っていた洋食店『グリル小宝(こだから)』へと自転車を走らせます。
オープンの11時30分に着くように出たのですが、時すでに遅し、店の前には行列が…。
しかしここで帰るわけにはいきません! メニューを見ながら待つこと30分、いよいよ入店です。
メニューはいつものオムライス小680円。席に着くとまもなく艶やかなデミグラスソースを纏ったオムライスが登場。
薄焼き玉子をめくると、中にはほかほかのケチャップライスがたっぷり入っています。
具材は牛肉、豚肉、玉ねぎ、グリンピースといたってシンプルですが、ドビソースと呼ばれるデミグラスソースがとんでもなく美味しいんです。
旨みがギュギュっと凝縮したソースを絡めれば、一気に深い味わいに様変わり。
自然と笑みが溢れてしまう、そんな絶品オムライスに心もお腹もパンパンに満たされました。
ちなみにサイズは大・中・小ありますが、女性で大食いでなければ小で十分満足できると思います。
岡崎ポタリングはこれにて終了。短い時間でしたが、蚤の市で宝探しをしたり、絶品オムライスを堪能したり、岡崎の街並みを楽しんだりと大満足の一日でした。
帰りは鴨川沿いをのんびり走りながら帰路に着きました。
コース
コースは三条大橋から反時計回りに約4km。
▼平安蚤の市
https://www.heiannominoichi.jp/
▼グリル小宝
http://www.grillkodakara.com/
まとめ
私が8年愛用している、まちのりに便利なTOKYO BIKEでポタリングに出かけました。
普段は通勤やスーパーへの買い物がメインの用途ですが、たまにはゆっくり周りの風景を楽しみながらサイクリングするのもいいですね。
京都の町ではさまざまな寺社で毎月決まった日に市が行われているので、今度は他の市にも出かけてみようと思います。
執筆:高島夢子