旅×自転車 記事

【アルゼンチン】ミランダ渓谷を抜け砂漠地帯をゆく〜サンファンへの道1〜

自転車も修理完了し、楽しかった1ヶ月のチレシート滞在も終わり。名残惜しいですが、自転車旅を再開します。

目指すは420km 先にあるサンファンという町で、到達目標は4日間。初日はミランダ渓谷、80kmの砂漠地帯を抜けキャンプ地を探すことになりそうです。

無事、たどり着くのでしょうか。

▲友人たちとのロードトリップを終え、次の旅に向けて自転車を組み立てます。

今回の4日間のプランとしては、2日目のハチャルの町では、1泊民家に泊めてもらえる予定です。

初日、3日目はキャンプの予定。4日目には、サンファンに到着。サンファンは大きな町なので、休養と物資の補給ができます。

チレシートを出発

チレシートを出発する際、友人たちが車で途中まで一緒に行こう、と言ってくれたので、トランクに自転車を詰め込み、ミランダ渓谷を目指します。

▲チレシートの友人たち。旅立つ準備を手伝ってくれました。
▲友人らと一緒にミランダ渓谷を散策。先日もやってきた、滝の近くです。

走行開始

▲準備完了!友人達と別れ、走行開始です。
▲早速、バランスよく立っている石を発見。何かのオブジェのよう。
▲簡易的な修理をしてある道路。こちらも何かの模様みたいですね。
▲タランパジャは、多くの恐竜の化石が出土した世界遺産の国立公園!ですが、今回はパスです。。

ビジャ・ウニオン(Villa Union)

ビジャ・ウニオンはアルゼンチン北西部の都市でアンデス山脈の麓に位置し、国立公園の入り口となっているため、エコツーリズムの拠点として成長している町です。

また、ビジャ・ウニオンからチリのコピアポまで、アンデス山脈を横断する国際ルートが間もなく開通するとのことで、一年中良好な環境でアンデス地域を楽しむことができるようになります。

ホテルもたくさんあって、観光客にとって快適な環境が準備されています。

▲ビジャユニオンは、タランパジャ国立公園の玄関口。たくさんのホテルがあります。
▲この道を進むと、タランパジャの村です。
▲ロバや馬は、現地の人々の移動手段
▲過疎地帯を進みますが、道路脇に置物が。カトリックのものでしょうか。

昼休憩

▲日陰を発見したので、昼ごはん休憩です。農場の入り口の木陰で休ませてもらいます。
▲ご飯を食べ終わると、農場の主人が中へ招き入れてくれ、冷たい飲み水も分けてくれました!

1時間ほど休憩。初夏ですが、砂漠地帯では乾燥し、気温が高いです。水を3Lほどもらい、1,5Lは休憩中に飲み干してしまいました。

▲山並みと木の生えない大地を進みます。
▲古い重機を使って、政党のアピールでしょうか。

グアンダコル(Guandacol)

▲グアンダコルに到着。町に入るには、数キロ道を逸れないといけないので、通り過ぎるだけ。

▲Jachal とかいて、ハチャルは明日到着予定。

サンタクララ(Santa Clara)

▲警察署で水を分けてもらいます。ここから先は、80km民家も何もない無人エリアを進むことに!

40km先に、工事現場のようなところがあるそうですが、今日着くのは難しそう。。

向かい風も強くなっているので、この村に留まり、キャンプ地を探すか迷います。

無人地帯を進む

▲迷った末、先を急ぐことに。

ハチャルの町には、早い時間帯に着いておきたいので、今日はできるだけ距離を稼ぐことに。

風が強いので、砂漠地帯で風除けのあるキャンプ地を見つけられるかが心配です。

サンファン州に突入

▲ラリオハ州の旅も終わり、サンファン州に突入です。日が傾いてきました。
▲2019年7月にエクリプス(皆既日食)があったらしく、その看板。
▲この先のグアルカマヨは、大きな鉱山があるようです。サンファン州は、多くの鉱山があることで有名。

キャンプ

日本では夕暮れといえば17時~18時頃ですが、アルゼンチンは20時~21時頃、日の出は日本もアルゼンチンも7時頃なので、日が当たっている時間が断然長いので、褐色の大地が続くのだと思います。

20時でもまだこんなに明るいですが、間もなく夕暮れが近づいてきたので、今夜の寝床探しをして、干上がった川を発見。入ってみると、キャンプができそうです。

▲丁度いい具合に壁が風除けになり、テントも建てられるスペースがありました。

就寝

早く休むつもりでしたが、テント内は地面からの熱で、扉を開けっぱなしでも暑い。。

半分体を外に出して、横になり休みます。汗をかきながらでしたが、23時頃に少し涼しくなり、就寝。

まとめ

今回は、1ヶ月間滞在したチレシートを出発。友人と車でミランダ渓谷を観光してからの、70kmの走行でした。

友人たちとの別れは、いつも寂しいものですが、久々の自転車旅は爽快でした。

乾燥した砂漠地帯でしたが、運よく、ちょうどいいキャンプ地も見つかり、幸先の良い走りだしです。

明日は、サンファンまでの道のりでの中間地点、ハチャルに到着予定です。

次回もお楽しみに!

本日の走行

Chilecito (チレシート) ~ Santa Clara (車での走行含む)

69.81km (自転車走行)

走行マップ

▼Hiro インタビュー記事

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

 

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