【京都府】伏見濠川沿いから東山円山公園への桜をめぐるサイクリング
3月になり暖かい日が増えてくれば、気になるのが「さくらの開花予想」。
そしてどこへ「桜サイクリング」に出かけようか、予定を立てるのが楽しみになる季節です。
2021年にレポート記事を掲載する機会を逸した「京都・伏見の桜サイクリング」をご紹介しますので、プランニングの参考にしてください。
サイクリングのお供はMCアケさん。
目次
京阪電鉄「中書島駅」
スタートは、京都市伏見区で宇治川近くに位置する京阪電車「中書島(ちゅうしょじま)駅」。
伏見といえば、「伏見稲荷大社」や「伏見城」が有名ですが、酒蔵の多い酒どころとしても知られています。
「中書島駅」は、月桂冠旧本社や黄桜記念館などや、春には桜並木で有名な「伏見みなと公園」も近くです。
まずは「中書島駅」から北へ400mの「伏見みなと公園」へ。
伏見みなと公園・濠川(ほりかわ)
港がないのに「伏見みなと公園」。この辺りはかつて「伏見の浜」と呼ばれ、伏見城が築かれた頃から昭和初期まで、淀川舟運の基地でした。江戸時代には、十石舟や三十石舟、高瀬舟などが往来し、伏見は港町として栄えたそうです。
疎水・濠川を行きかう観光船「伏見十石舟」。(ここでウエアをチェンジ)
ここは「濠川」から「宇治川派流」に分かれる分岐点で、3方向から歩き進んできて出会うY字のユニークな「伏見であい橋」。
ここは、2017年に大ヒットした映画「君の膵臓をたべたい」のロケ地でもあります。
映画のポスターと同じアングルで撮ってみました。濠川沿いの桜並木は、まさに絶景。
自転車は押し歩きで、ゆっくり桜を堪能です。
伏見の町並み
寺田屋
伏見みなと公園近く、幕末の英雄・坂本龍馬が襲撃された場であり、悲劇の事件として名高い「寺田屋騒動」の舞台となった「寺田屋」。
現在の建物は再建されたものです。
月桂冠旧本社
酒造メーカー月桂冠の旧本社を改装してつくられた『伏見夢百衆』。カフェを併設したお土産店があり、外観や周辺は人気の撮影スポット。
近くには「黄桜記念館」などもあり、酒どころとしての風情あふれる町並みです。
ここからは、京都東山へ約9kmを北上します。
八坂庚申堂・法観寺(八坂の塔)
フォトジェニックなスポットとして注目の「八坂庚申堂(やさかこうしんどう)」。
正式名称は「大黒山 金剛寺 庚申堂」といいます。
本堂などに吊るされたカラフルな「くくり猿」と呼ばれるお守りがたくさん目に飛び込んできます。
八坂庚申堂のすぐ近くに見えるには、清水寺の近隣に位置する法観寺(ほうかんじ)の五重塔は通称「八坂の塔」と呼ばれ、周辺のランドマークとなっています。
円山公園
八坂庚申堂から北へ800mほどで、円山公園。
円山公園の園内中央には、通称「祇園の夜桜」という有名な桜があります。
正式名は、一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)といい、現在は二代目。「初代のシダレザクラ」は、昭和13年、天然記念物に指定されましたが、昭和22年枯死。現在ある桜は、これに先立つ昭和3年に初代のサクラから種子を採取し、畑で育成したものを昭和24年に現地に植栽したものです。
他にも園内には美しい桜を楽しむことができます。
白川一本橋(行者橋)
円山公園北の知恩院。
ここから西へ坂を下れば小さな「白川」。
白川に架かる橋が古川町橋(ふるかわまちばし)は、明治40年の架橋された現存するレトロな石橋。
比叡山の千日回峰行『京都大廻り』の際、修行後にこの橋を渡ることから行者橋、阿闍梨橋(あじゃりばし)、さらに石が一本だけで欄干もない形状から白川一本橋とも称されています。
洋食店「京中 月(きょうなか にくづき)」
祇園白川沿い一本橋近く、熟成肉で有名な食肉店 京中の洋食部門「京中 月」でランチ。
人気のハンバーグステーキは絶品です。
セットにはデザートも付いています。
祇園巽橋
京都を代表する花街である祇園の中でも、昔ながらの風情が多く残る、白川に架かる新橋の周辺エリア。
新橋のとなり「巽橋」は、ひときわ美しい風景が残っています。
ここから東へ約2km、「蹴上(けあげ)インクライン」。
ゆっくり桜を、と思いましたがここは人が多いので写真を1枚だけで、伏見を目指して帰路につきます。
松甫堂(しょうふどう)
竹田街道沿い近鉄京都線を超えたところで偶然見つけた和菓子屋「松甫堂」。
フルーツ大福が人気のようなので「白あんのいちご大福」を購入。
夕暮れの濠川
白あんいちご大福でスイーツタイム。(またここでウエアを交換)
夕暮れ時は、空の色がどんどん変わり、桜の風景も移り変わっていきます。
しっかり陽が落ちたので、中書島駅に戻り「桜サイクリング」終了です。
動画レポート
コース
距離:26.8km
▼NPO法人 伏見観光協会
https://kyoto-fushimi.or.jp/map/
▼京中 月 にくづき
http://www.kyotonakasei.jp/nikuzuki/
まとめ
毎年3月になれば、どこへ桜をめぐるサイクリングに出かけようか。とワクワクしてきます。
京都伏見の濠川周辺は、一日中この辺りでも楽しめるエリアです。片道約10km走れば円山公園公園の桜も楽しめました。
自転車を使えば、一所でゆっくり楽しむこともできますし、いくつかのスポットをめぐることもできます。
駐車場探しや渋滞なども心配なしなことも、自転車ならではの魅力です。
TABIRINの「写真ギャラリー」の条件で探す機能を使い「桜」を選択すれば、写真からスポットを検索することもできます。
「桜サイクリングの行先探し」に、TABIRINの記事は写真ギャラリーを活用してみてください。
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