旅×自転車 記事

【アルゼンチン】灼熱の荒野で自転車トラブル!果たして、目的地にたどりつくのか!? 〜 チレシートへの道 2 〜

謎の教会での野宿から一夜明け、今日もとても良い天気です。

現在は2日間かけて【ベレン ⇒チレシート】へ走行中。

ここまで順調に進み、目的地まで後少し。。が、何もない荒野でまさかの自転車トラブル!?

無事、目的地にたどり着くとこができたのでしょうか。

良い天気です。今回は馬によく会いました!実はこの写真にも馬が。

 

▲チレシートへの道 1 (前回の記事)

起床

5:40起床。ジャンパーを着て寝ていましたが、起きた時にはかなり汗をかいていました。

ろうそくの熱が思った以上に、部屋の中を温めてくれていたのですね。

人が来ないか少し心配でしたが、誰も来ず。マットも敷かずにベンチに直寝しましたが、疲れていたからか、意外と寝られました。

▲1泊お世話になりました。
▲寝ていたのはこの部屋。改めて見ても怪しい雰囲気。
▲夜と同様にぺットボトルの水で身支度を整えます。テントを使わなかった割に、出発が遅くなってしまいました。

出発

▲7:00出発。朝焼けの中を進みます。

ピトゥイル

▲20km緩やかな上りを進み、ピトゥイルの村に到着です。
▲街中へは、1kmくらい入らないと行けなさそうだったので、この謎の施設で休憩します。

朝ごはん休憩

▲9:00 朝ごはん。米、インゲン、卵を食べます。
▲昨日警察署でもらった庭ミカン。皮が分厚く、そんなに美味しくなかったのが残念。。
▲水道もあったので、水を補給です。ありがたい!
▲チレシートまで53km。緩やかな下りを進みます。
▲かなり走りましたが、休むところがありません。暑い時に現れる、いつもの『逃水』の蜃気楼現象。
▲馬も暑いのか、日陰で休んでいます。
▲綺麗な白馬も居ました。
▲アンティナコの入り口を横目に進みます。
▲めちゃくちゃ暑く、温度を見たら36,7度。

昼休憩

▲14:10。ピトゥイルから47km地点で、やっと木陰を発見!こんなに木陰を探すのに苦労したのは久々です。
▲残りのご飯とミカンを食べ、満腹。ベレンからたくさんの食べ物を積んでいましたが、2日間で食べ切りました。

15:00出発。向かい風が強く、 5kmの上りに1時間かかりました。

▲岩の上にビルヘン像を発見。
▲チレシートまで20km!!

リオ・カパヤン

▲16:00 カパヤン川に到着。
▲背後の山が綺麗です。

自転車にトラブル発生

ここからは下りですが、出発してすぐに後ろのタイヤに違和感。

カンカンカンと何かに当たっている音がしたので、止まって見てみると、リムのブレーキと接する部分が曲がっていました。その部分が、ブレーキに干渉していたようです。

橋の上で写真を撮っていただけで、何もしていないのに、なぜ。。

ブレーキに当たるので、後ろブレーキを外して応急処置。ブレーキのワイヤーを外していますが、少し進んだところで、カツカツ当たるので、アーレンキーで、ブレーキ幅を最大まで広げてみると、一応触れなくはなりました。

最悪、リムを取り替えなければなりませんが、今日到着予定の町で修理できるかどうか。。

とにかく、気をとりなおして進みます!

▲ひたすら下って行きますが風も強く、漕がないといけません。

最後のきつい登り

▲長い下りの後、上りに。地図では160mの上りですが、絶対にそんなことはない。めちゃくちゃしんどいです!
▲▲向かい風もあるので、休み休み行きます。昨日頑張ったので、暗くなる前には着けそう。
▲上りきりました!かなりしんどかったです。
▲町の入り口にある、橋を通過。

チレシートに到着

▲18:45 本日の目的地に到着。

カウチサーフィンのホスト、フランシスコの家に到着しました。

割れたリム

自転車を再度確認してみると、さっきまでは変形しているだけでしたが、

▲リムが割れていました。

変形しているだけなら、曲げて直せるかと思っていましたが、これは完全にリムを交換しなければなりません。

何はともあれ、無事に到着!水を飲ませてもらい、シャワーを浴びて仮眠をとりました。

ベレンについた時よりも元気があります。洗濯も済ませ、22:00にフランシスコと町へ出ることに。

夜のチレシートを散策

▲今日はプラザ(中央公園)でタンゴのコンサートがあるそうで、たくさんの人々が集まっています。
▲コンサートが始まる前にプラザを散策しました。
▲手作りのドルセ・デ・レチェ(アルゼンチン名物)やジャムが売られています。
▲いつもと違った雰囲気の教会。

タンゴのコンサート

▲タンゴのコンサート。

初めて見るタンゴのコンサートは、アルゼンチン北部で見たものと違い、とても雰囲気が良かったです。男女のダンサーがステージの前で踊っていました。

今日は丁度ハロウィンの土曜日だったので、フランシスコの友達の家で、ハロウィンパーティーがあるとのことで行ってきました。

まだパンデミアの影響で、遅くまでのパーティーは出来ませんでしたが、楽しかったです。

まとめ

今回は小さな教会から93km走りきり、チレシートに到着しました。

前日の疲れと向かい風、最後の長い登りと、なかなか鍛えられましたが、無事にたどり着くことが出来て良かったです。

壊れてしまったリムをどうするか、頭が痛いところですが、

数日間は観光と休養、自転車の修理と忙しく過ごすことになりそうです。

次回もお楽しみに!

本日の走行

Capilla Senor de la Punta (カピージャ:小さな教会) ~ Chilecito (チレシート)

93,25km

走行マップ

▼Hiro インタビュー記事

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

 

 

  • この記事がいいねと思ったら
    •  1
  •   この記事のご感想はユーザーのみなさま
  • サイクリングレポート(記事下部)
    サイクリングレポート(記事下部)
    編集部おすすめ
    ランキング