【アルゼンチン】朝日に始まり、夕陽に終わる。砂漠の過疎地帯をロングライド!!~チレシートへの道 1~
楽しかったベレン観光を終え、名残惜しいですが次の町へ!!
新たな地、<Chilecito(チレシート)の町>を2日間かけて目指します。
今回も砂漠地帯を131kmのロングライドしたり、ある小さな教会を発見したり、色々なことがありました。
発見した教会は、少し不気味さもあって、そこでどきどきの体験をしました!
▲ベレン 〜チレシート
出発
6日間滞在した、ベレンを出発します。アレハンドラとマルティン、そしてアレハンドラの両親には、大変お世話になりました。
5:00起床。早く出発しようと思いましたが、なんと停電。。手持ちライトを使って準備を進めます。
昨日、自分で炊いたご飯をタッパに入れ、サヤインゲン、茹で卵、ツナ缶、くるみ、干し葡萄ミックス、クラッカー、ジャム、みかん、米などを詰め込みます。
朝焼け
ロンドレス
▲シンカル遺跡記事
彼は鉱山で働いていましたが、腰を痛めてしまい、今は働いていないそうです。
自転車が好きで、毎日30kmほどサイクリングをしているとのこと。
ラ・リオハ州へ
アルパシンチェ
ここから『サン・ブラス・デ・ロス・サウセス』という、小さな集落が点在しているエリアを進みます。
その中でも【サリーカス】という村が一番大きく、ガソリンスタンドや食堂もあるので、休憩しやすいだろうと教えてくれました。
サン・ブラス・デ・ロス・サウセス
サリーカス
ガソリンスタンド横のホテルに、日陰で腰掛けられるところを発見。水道もあったので、ここでお昼休憩です。
飲める水かわかりませんでしたが、大丈夫そうだったので、飲みます。
お昼ご飯
スチャキ
昼ごはんから2時間しか経っていないですが、お腹が空いたので休憩です。
この警察署は、もう使われていなかったのですが、警察官のおじさんが一人住んでいて、水道の水を補給させてもらいました。
この先にも交番があることを、さっき寄った警察署で聞いていましたが、次の交番の水は飲めないことを教えてくれました。。
ここで水をゲットしなければ、危なかった。
お昼ご飯2
お昼ご飯を食べ、警察官のおじさんに、この辺りのことを詳しく聞いてみました。
この先のアンドルーカスには、きれいなキャンプ場があるとおすすめされましたが、アンドルーカスに滞在すると、明日かなり距離を残す事になりそうです。
地図を見るとCapilla (小さな教会)があるみたいで、どんなところか聞いてみました。
残念ながら、屋根も何もなく、汚いので全然おすすめじゃないとのこと。
アンドルーカスの綺麗なキャンプ場に滞在するか、明日のために、今日距離を稼いで荒地でキャンプをするか、迷います。。
迷った結果、先を急ぐため、小さな教会を目指します。暗くなるまでに着くことを願って、20km の上り道を頑張ります。
19:25 ついに上りきりました。ここから下りのはず!
夕焼け
到着
車の持ち主に話を聞いてみると、Capilla(カピージャ:小さな教会)にろうそくをあげに来ていたそうです。
ここでキャンプをしていいか尋ね、OKをもらいました。中には水もあるそうで、飲んでも大丈夫とのこと。
やったー!!
真っ暗になったので、ライトで照らしながら散策。外から鍵がかかっていた、奥の部屋に入ってみます。
中の様子に少し驚きましたが、ここがCapilla(カピージャ:小さな教会)になっていて、お供えものやろうそく、花や十字架が備えられていました。
ちょうどベンチがあるので、ここで寝ることにします。夜、人が来る心配もありますが、大丈夫でしょう。
テントも立てなくていいし、楽チンです。無事に日暮れまでに着いたし、チャレンジして良かった!
ギリギリ自転車も入れられました。上に空気とりの小窓が2つあるだけの密閉された部屋なので、4本のろうそくが付いていることで、かなり温かい。
就寝
21:45 テント用のシートをベンチにしき、衣類を枕にして就寝準備完了。
天井で何やらギーギー言っているのが少し不気味で気になります。。ネズミでしょうか。。
ちなみに、さっきのおじさんが言っていた飲める水、というのは、ろうそくの周りに置いてあるペットボトルの水のことだったようです。
流石に飲むのは心配だったので、歯磨きと洗顔に使わせてもらいました。
まとめ
今回はベレンを出発し、サン・ブラス・デ・ロス・サウセスを抜け、131km走行。
前半、かなり走りやすく距離を稼ぐことができました。本来ならば3日間かけていく距離でしたが、なんとか2日で到達したいと思っています。
夜は思いがけず、少し不気味さもありますが、幻想的な教会の中で眠る事になりました。
人が来ないかだけが心配です。。果たして、ぐっすり眠ることはできたのでしょうか。
次回も乞うご期待!
本日の走行
Belen ~ Capilla Senor de la Punta (カピージャ:小さな教会)
131,85 km
走行マップ
▼Hiro インタビュー記事
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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ) 自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム https://www.instagram.com/yukihirotsuda/ |