旅×自転車 記事

奈良県で日本に住むインドネシア人サイクリストがプロ選手と走るプレミアイベント

2018年から大阪を中心に、日本に住むインドネシア人と日本人との交流を目的にイベントを開催している「GOWES Relationship」。2020年前半はイベントが開催できませんでしたが、9月に人数を制限してプロ選手と一緒に走るプレミアサイクリングイベントを奈良県で開催。そのイベントをレポートします。

GOWES Relationshipとは

「GOWES」とはインドネシアのスラング(俗語)で「サイクリングする」「自転車に乗って行く」などの意味。研修生や留学生として日本に住むインドネシア人が自転車を通じて日本人と交流することを目的に2018年に南大阪で第一回イベントが開催されました。

プレミアサイクリングの目的

インドネシア人と日本人のサイクルコミュニティが大きくになるに伴い、より速くより遠くへ走りたいと思うメンバーや、のんびり楽しく旅感覚でサイクリングしたいメンバー等、サイクリングに対する思いは様々になってきました。特に2019年秋の鈴鹿エンデューロに参加したメンバーはより自分のスキルを磨きたいという思いが強くなってきました。

しかし2020年前半は自分たちが主催するイベントどころか全てのイベントが中止になりました。
そして少人数でのイベントが再開されてきた夏ごろ、20人程度のスキルを磨きたいメンバー向けのイベントを企画することになりました。
その企画に協力したのが大阪を拠点とする「チームマトリックスパワータグ」と奈良を拠点とする「シエルヴォ奈良レーシングチーム」。
場所は「ツアー・オブ・奈良・まほろば」の山添・奈良コース。2020年の同イベントは中止になったので、実行委員の社会福祉法人 青葉仁会が運営する「満天ひろば」が会場を協力。当日のスタッフには山添村役場で以前の同イベント担当者もボランティアで協力することになりました。

イベント概要

参加者はインドネシア人サイクリスト11人、日本人サイクリスト6人。スタッフは4人とマトリックス4人、シエルヴォ2人の全27人。

当日は受付開始前に雨も止んで曇り空へ。受付の際に検温と消毒などの感染症対策も行います。このイベントのゼッケンは互い名前を呼びあえるように、日本人はアルファベットで、インドネシア人はカタカナでニックネームを記載します。

受付が終了したらスキルに合わせて3グループに分け、各グループに選手等が担当してサポートします。

コースは予め選手に伝えて、要所にはスタッフがクルマで待機して誘導します。

イベントレポート

10:00 全体ミーティングで選手紹介し、各グループでライダーズミーティング。そしてそれぞれサイクリング開始。

まずは「満天ひろば」からかつてツアー・オブ・ジャパン奈良ステージだった「布目ダム」を目指します。

布目ダムでは選手たちが参加者に色々アドバイスします。

そして次の目的地、神野山の「めえめえ牧場」下へ。
めえめえ牧場までは登り坂が続き直前には約200mの約12%激坂があります。

上まで登りきる者、途中で諦める者、最初から登らない者などなど、、、
ここで選手の違いを目の当たりにします。

坂チャレンジの後は近くの「映山紅」で軽食タイム。
8月にリニューアルされた映山紅のランチボックス&ドリンクで疲れを癒します。

その後は山添村の坂を登ったり下ったりしての「上津ダム」から、のどかな村内を走り「満天ひろば」へと戻り14:00約32kmのサイクリング終了。

サイクリング終了後は全員でランチタイム

このイベントコンセプトのひとつは「サイクリング終了後は全員で食事」。サイクリングを通じてできた関係を食事でさらに深めます。
約30kmを一緒に走った選手と食事をしながら親睦を深める参加者にとってはとても贅沢な時間です。

そして今回の参加賞は主催者が用意した色紙に選手のサイン。

自分のジャージにサインをお願いする人も!

参加賞から選手への感謝

楽しい時間はいつまでも続きますが、最後は選手から参加者へのあいさつ、そして参加者から選手へのお礼の言葉でプレミアサイクリングイベントは終了しました。

まとめ

日本が好きで日本語を学び、日本に来て仕事や勉強しているインドネシア人が、自転車を通じてより多くの経験と喜びを重ねています。そんな彼らが「プロ選手」と少人数でサイクリングをして、沢山のアドバイスをもらい、SNSのアカウント交換ができたこのイベントは、かけがえのない思い出になったと思います。そのイベントに協力された「チームマトリックスパワータグ」「シエルヴォ奈良レーシングチーム」とともに、「満天ひろば」や「山添村」など地域の方の協力はとても素晴らしいと思いました。

執筆:YASU

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