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日本ジオパークを自転車で巡ろう!伊豆大島ガイドマップの紹介

「伊豆大島ガイドマップは、伊豆大島の魅力と楽しみ方を紹介するウェブサイト「伊豆大島ナビ」が作成したサイクリングマップです。

このマップの特徴は、

  • 実際に大会で使用されている2つのサイクリングルートと、伊豆大島各エリアの詳細な地図、ショップindexや銀行・郵便局indexなどたくさんの情報を掲載
  • 自然や歴史などにジャンル分けされた名所や名産を多数紹介

していることです。

今回は伊豆大島のガイドブックの詳細やサイクリングルートについてご紹介します。

マップPDFはこちら

伊豆大島はサイクリストの新聖地

伊豆大島は標高758mの三原山を中心とした面積は約90平方kmの火山島。

東京から約120kmに位置し、高速船なら最短1時間40分で行ける伊豆諸島最大の島です。

黒く固まった溶岩流や黒い砂漠、そしてそこに生きる動植物たちの姿などの景観は2010年にはユネスコの日本ジオパークにも認定されました。

そんな伊豆大島はサイクリストたちにとっては聖地とよばれています。

島にある高低差400~500mの1周約50kmの周回道路は、大自然の景観とともに走りごたえのあるサイクリングを楽しむことができ、2016年にはアジア自転車競技選手権大会や全日本自転車競技選手権ロードレースといったプロレースが、2017年からは島を一周する自転車イベント「御神火ライド」も開催されています。

伊豆大島ガイドマップに掲載されている情報

サイクリングルート

伊豆大島ガイドマップには、伊豆大島の北側を走る2つのサイクリングルートが掲載されています。

南側にも見どころは多数あり、マップ上で紹介されています。

No. ルート名 特徴
1 アジア選手権・全日本選手使用コース 2016年のアジア自転車競技選手権大会で使用されたコース
2 三原山ヒルクライム大会使用コース 御神火スカイラインを走るヒルクライムのコース

自然

伊豆大島は約97%が自然公園法によって保護されており、人と大地と自然のつながりを楽しみながら学べる島として日本ジオパークに認定されています。

火山が造り出した自然の絶景には目を奪われます。

夕日が美しいサンセットパームライン

島北西部の海沿いに面した約5kmの道路で、遠くに見える伊豆半島を眺めながらサイクリングが楽しめます。

美しい夕日が見られる絶景ポイントです。

バーベキューが楽しめるエリアや「Buddy’s Bell(バディーズベル)」という写真映えするスポットもあります。

国際機関にも選ばれた椿園

展示品種や優秀な管理などの一定の基準をクリアすると認定される「国際優秀つばき園」に選ばれた椿園が3つあります。

島内には約300万本の椿があるといわれ、赤・ピンク・白・マーブル、色とりどりの椿が目を楽しませてくれます。

歴史

約8,000年前より人が暮らしていたといわれる伊豆大島。

江戸時代中期まで主に政治犯の流刑地としての一面も持っていました。

火山の歴史が学べる「伊豆大島火山博物館」

伊豆大島火山博物館

986年の伊豆大島の噴火の記録を中心に、伊豆大島の火山の成り立ちや不思議を貴重な展示物や映像を通して知ることができる「伊豆大島火山博物館」。

伊豆大島だけではなく世界中の火山の展示があり、火山による地球の成り立ちを学ぶことができます。

特産品

伊豆大島の自然の恵みを受けて、長い間、島でつくられてきたものばかりです。島民の生活に根づいているものも多数あります。

しぼり体験もできる!椿油

島内に300万本あるといわれる椿。

その椿の種子からしぼりとれる椿油は、オレイン酸を主成分とし、食用はもちろんのこと、スキンケアやヘアケアにも最適です。

島内には椿油しぼりを体験できる施設もあります。

こだわりにこだわった本格焼酎

「御神火」は島で唯一の酒造・谷口酒造が手掛ける本格焼酎。

店主の谷口さんが「ここでしか造れない、美味しく良いものを」にこだわり、静かな蔵の中で味わい深い焼酎がつくられています。

芋や麦を原料とした通常の焼酎の他にも、大島特産のアシタバからつくられた焼酎もあります。

グルメ

伊豆大島ならではの食材や、特定の時期にしか手に入らない貴重な食材まで、魅力的で美味しいグルメがたくさんあります。

新鮮な魚介類が並ぶ「海市場」

溶岩が生んだ複雑な地形は海底にもおよび、豊富な魚介類が獲れる伊豆大島。

元町港の目の前にある「海市場」には、イセエビ、サザエ、トコブシなどの伊豆大島を代表する新鮮な魚介類がお手頃な価格で並びます。

旬な野菜が集まる「ぶらっとハウス」

「ぶらっとハウス」は伊豆大島の農家さんが丹精に育てた野菜が集まる直売所です。

伊豆大島の特産品である明日葉をはじめとした新鮮な野菜のほか、ウコッケイの卵や大島牛乳や大島牛乳バターなどの加工品や、椿油や牛乳煎餅などの特産品も販売されています。

また、専用のサイクルラックが備えられていて、空気入れや自転車専用工具の貸し出し、チューブの販売もあり急なトラブルの際に役立ちます。

レンタサイクル・レンタバイク情報

輪行で自分の自転車を持ち込む以外にレンタサイクルで気軽にサイクリングを楽しめます。詳しくは下記ショップにお問い合わせください。

No. 施設名 問い合わせ
1 丸久レンタサイクル 04992-2-3317
2 らんぶるレンタサイクル 04992-2-3398
3 みよしレンタサイクル(みよし土産品店) 04992-2-2168
4 戸井商店 070-2158-4093
5 朝海レンタサイクル(朝海館) 04992-2-8407

伊豆大島へのアクセス

伊豆大島には船か飛行機でアクセスします。

船(ジェット船)で自転車を持ち込む場合、輪行袋に入れて別途持ち込み料が必要になります。

替えのチューブや携帯ポンプなどサイクリングに必要な道具も用意しておきましょう。

船を利用する(東海汽船高速船)

  • 東京(竹芝)~大島:1時間45分(大型客船だと6時間)
  • 熱海~大島:45分
  • 久里浜~大島:1時間
  • 館山~大島:55分

※天気・海象によって入出港地が変わります。

飛行機を利用する

  • 調布~大島:25分(新中央航空)
  • 大島~利島:10分、大島~三宅島:20分(東邦航空)

※運行時間は季節等により変わることがあります。

マップの入手方法

マップは以下の場所にて入手できます。郵送をご希望の方は、お電話にてお問い合わせください。

  • 一般社団法人大島観光協会
    〒100-0101 東京都大島町元町1-3-3
    電話 04992-2-2177

※時期によっては在庫切れの場合もございます。

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