旅×自転車 記事

スーツケースに入る軽量折りたたみ自転車「CARACLE-S」を旅先に持って行き、走ってみたレポート


正月休みに宮古島へサイクリングに行った時に(株)テックワンさんからお借りした「CARACLE」。市販のスーツケースに入る軽量おりたたみ自転車。
3泊4日の宮古島サイクリングで体験した収納性や操作性を、私個人的な感想としてホンネのレポートします。

CARACLEとは

「CARACLE」は、大阪府に本社・工場を置く株式会社テックワンが製造する「走行性能を犠牲にしない折りたたみ自転車」をキャッチフレーズに掲げる自転車のブランド。
現時点でのシリーズ展開は、軽量折りたたみロードバイク「CARACLE-COZ」と、市販のスーツケースに入る折りたたみ自転車「CARACLE-S」。
CARACLE-Sは本体重量約は10kg、折りたためば市販されているスーツケース(一般的な航空機では世界中手荷物として預けることができサイズ)に収納できるのが特徴。

折りたたみの手軽さと注意点

ホームページにも紹介されている通りに折りたたんでみます。


1.ペダルをたたみ、サスペンション位置に右ペダルを移動する。
⇒ここでこの位置にペダルを持っていかなければ最後に上手く両輪が固定できないので重要。
2. ハンドルポストを折りたたみ。
3.前フォークを180度まわす。
⇒2と3の作業はカンタンです。
4.後部フレームを下方へおりたたむ。⇒ちょっと慣れるとカンタンです。
5.前部おフレームを折りたたむ。⇒両輪がマグネットで固定できるようになっています。
⇒立てたままで上手く固定できない場合は自転車を寝かしてみると固定しやすいです。
6.サドルを下げて折りたたみ完了。
サドルを一番し下まで下げるとスタンドのように安定します。上に上げると押し歩きができるよういになります。


まず実際に走行する際には、ハンドル位置を調整しているので、ハンドルを規定位置にもどしておく必要があります。そしてライト類やキーロックを車体に付けている場合はそれらを取り外しておくことをお忘れなく。


そして予備のチューブ。20インチには種類があるようなので確認して間違えないように準備します。

ウエブサイトに記載している「慣れると10秒」は、記載通り「慣れると可能」でした。
ただ最初はちょっと難しさを感じます、しかし経験値を上げると本当に慣れてきます。

自転車をスーツケースに入れるということ

自転車の隙間に荷物が入る

折りたたんだサイズがちょうどスーツケースに収まるように設計されていますが、厚みの部分には結構スペースができます。そこにヘルメットやウエア類などをクッション代わりに入れることができ、思った以上の収納力。今回は3泊なので衣類を収納できるのはとても利便性を感じました。

駅まで自転車を担がなくていい

私の家は最寄り駅まで徒歩約10分。手荷物はデイパックに入れて背負っているので、スーツケースだけを引っ張って行けます。キャスターが付いているので重さは感じません。私が利用する改札は上りのエスカレータとエレベータが無いのでそこは持ち上げなければならないですが、これは他の旅行や出張の時も同条件なので気にならないです。
車内でも自転車を持ち込んでいる感がないので気兼ねしなくていいです。

空港でのチェックイン

チェックインの際の手荷物預けも問題なし。中身が自転車であることは告げて「FRAGLE(壊れやすい)」扱いにしてもらいます。
自転車+スーツケース+衣類(ヘルメット)で約17kgです。

目的地に着いたら

宮古島空港へ到着。本来ならここでスーツケースと(関空まで着ていた)ジャンパーをコインロッカーに預けてサイクリング開始も可能です。今回は小雨だったのでタクシーでホテルまで行くことに。タクシーに乗せるのもごらんの通り。普通の旅行と何ら変わりない感じです。

そもそも輪行とは違うもの
自転車をスーツケースに入れて持ち歩くということは、輪行とは全く違う考え方になります。
輪行復路に入れて電車移動する場合、サイクリング開始地点とゴール地点が違っていてもOKですが、その考え方はできません。「行った先でスーツケースはどうするの?」と聞かれることもありましたが、輪行ではなく「旅先に自転車を持っていく」という考え方が正しい自転車です。

サイクリングインプレッション

組立てはカンタン
ホテルに到着しての組立てはとてもカンタン。少し狭いシングルルームでも全く問題なし。

なので、部屋に自転車を持ち込むということに気兼ねがないです。

最初に気になる点
早速サイクリングを開始。最初に気なったのは2点。1つは小径車への慣れ。普段700Cに乗っていると前輪がふらつくように感じます。もうひとつはトップチューブが無いので止まる時に太ももで自転車を支えることができない。
これはCARACLEだけでなくほとんどの小径車に始めて乗ると感じるようですね。もちろんすぐ慣れました。

走行性

私は距離や時間にこだわらずマイペースで走る「自称中級者」。ホイールベースの長いCARACLEは思ったより安定感があり(スポーツ走行性を求める人の感想はわかりませんが)、結構スイスイ走ります。比較的に坂の少ない60km程度の宮古島サイクリングだと全くなく楽しめます。
サスペンションはオプションのエラストマー式サスペンション「f.light」を装着。密閉構造でないことで、危険物と誤解される恐れのない航空輸送に適したパーツです。
フロントギアはシングルですが、私が上る程度の坂道では問題の無いギア比です。
小回りが利くので市街地での走行も快適でした。

女性にもおススメ

CARACLE-SでMCアケさんが、インドネシアのジョグジャカルタでサイクリングをした写真をお借りました。女性にも楽しいモデルですが開発中の16インチモデルがさらに楽しみだそうです。

まとめ


「スーツケースで自転車を持っていく」ということに、期待と不安はありました。
不安はまずやはり「手軽に組み立てられるのか?」。
これは「慣れ」が全て解決してくれました。
そして「50kmを超える距離を楽しめるか?」。
これは私のサイクリングスタイルでは全く問題ありませんでした。

そして期待と不安が入り混じっていた「旅の相棒としてどんなものか?」。
「自転車で旅をする」というより『旅先で自転車に乗りたい』という私の楽しみ方には期待以上の相棒でした。

スーツケースに入れるという利点を生かすには、日帰りや近場の旅行ではなく、3泊以上の長期旅行や、遠ければ遠いほどその楽しさは実感できるような気がしました。

長期休暇を利用してヨーロッパの旅などの機会があれば是非また一緒に連れて行きたい自転車です。

執筆:YASU
協力:株式会社テック・ワン
https://www.caracle.co.jp/

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