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【岡山県】古き良き鉄道の景色と山や川の自然が美しい「片鉄ロマン街道」サイクリング

先日の「バイシクルシティエキスポ」で知った、岡山の『片鉄ロマン街道』。ここは鉄道廃線跡地のサイクリングロードとのことで、とても気になったので早速週末1泊で行ってきました。

※この記事は2018年6月6日に公開されたものを2020年10月に更新したものです。

片鉄ロマン街道(旧片上鉄道跡地)とは

片上鉄道(かたかみてつどう)は、かつて岡山県備前市の片上駅から久米郡柵原町(現美咲町)の柵原駅までを結んでいた33,8km続く鉄道路線で、1991年6月30日まで営業を行っていたそうです。

2003年11月24日、線路跡の舗装や駅舎の修復などの整備が進められていたサイクリング道が「片鉄ロマン街道」として開通。

ほんの一部一般道を走りますが、ほとんど自転車・歩行者専用のサイクリング道は、鉄道跡なので、起伏が緩やかで初心者でも楽に走ることができます。

片鉄ロマン街道のサイクリングスタート!

備前市サイクリングターミナルで準備

サイクリングロードの拠点はJR西片上駅から少し上がった山陽新幹線の高架下。ここから約1km先に「備前市サイクリングターミナル」があります。

まずはここにクルマを停めてサイクリングの準備。

駐車場は広く、建屋にはきれいなトイレや自動販売機があります。

ここから約1km下り、拠点ポイントに戻り、いよいよサイクリングスタートです。

「峠清水トンネル」と「清水駅」

「備前市サイクリングターミナル」から約1km坂を登ると「峠清水トンネル」が現れます。

両端は木々に覆われていて涼しげなトンネル。クルマでは味わえないサイクリングロードの楽しさを実感します。

トンネルから1kmほど坂を下ると次は「清水駅」のプラットホーム。鉄道跡地ならではの光景が続きます!

在来線と鉄道跡地が交わる「JR和気駅」と「和気鵜飼谷交通公園」

清水駅からゆるやかな坂を下り、少し民家の中を通ります。広い自歩道のようにも見えますが、ここが鉄道跡です。

山陽自動車道をくぐって約5km走れば、一般道と鉄道跡地(サイクリング道)、そして今も電車が走っている在来線が並行しているところに「JR和気駅」があります。

近くにはコンビニもあるので、途中の休憩スポットとしても利用できますね。

少し進むとJRを渡る高架橋があり、眼下には電車が走っているという何とも面白い光景に遭遇できます。

さらに進むと拠点から約10kmの「益原駅」に「和気鵜飼谷交通公園」があります。

道路脇には貨車も残っています。

吉井川を望む美しい景色の始まり

再び木々の間を走ると左手に吉井川が見え隠れしてきます。

そして「新田原井堰」と美しい川の景色が現れます。

天瀬駅から天神トンネルを通って苦木駅へ

次に現れるのは「天瀬駅」。プラットホームだけでなく駅舎も残っていて懐かしい雰囲気満載です!

さらに進むと短いトンネルの「天神トンネル」が現れます。
すぐそばには吉井川が見えます。

トンネルを過ぎたところから見える吉井川はこんなにワイド!

少し進むと違った景色が見えて楽しいです。

そしてまた少し進むと、さっきとは少し違った雰囲気の「苦木駅」が見えてきました。

みどころ満載なので、走っては止まって撮って、の連続です。

吉井おおまち公園から河川公園へ

駅舎跡を利用したトイレや自動販売機、休憩所がある「吉井おおまち公園」に到着。

ここから国道374号線へ出ると「キャットアイ吉井工場」があり、近くにはコンビニや食事ができる店がいくつかあります。ここを休憩スポットにするのもオススメです。

国道374号線と並行する川沿いサイクルロードを走ると川も山も美しい景色が続きます。

土手下には「河川公園」があります。ここは「コスモス街道」とも呼ばれており、秋になれば素敵な景色が一面に広がります。

吉井川と吉野川が交わる周匝橋から終点吉ケ原駅へ

コスモス街道を抜けると、吉井川と吉野川が交わる「周匝橋」。

一旦吉野川沿いへと進み、Uターンする感じで吉井川右岸を進めば、片鉄ロマン街道の終点「吉ケ原駅」(三咲町)です。

片鉄ロマン街道は見どころ満載のスポットだった!

「片鉄ロマン街道」は坂もそれほどないためにとても走りやすく、周囲にはコンビニや自販機もあるので安心です。予想していた以上にみどころがたくさんで、写真を撮りたい私はストップ&ゴーの連続。(ここでご紹介している写真も一部です)

途中には桜並木もあるので桜の季節にはまた違ったみどころがありそうですし、周辺の観光スポットもまだまだ沢山あるようです。

ここまでの距離は約35km。
▼ハレいろ・サイクリング・OKAYAMA▼

まだ本日のレポートは半分程度。お伝えしたい情報がたくさんあるので後半へと続けることにします。

▼後半はこちら▼

執筆:YASU

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