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【北海道】夏のおすすめ美瑛サイクリング!都心から日帰りもできる旅情報


美瑛(びえい)は旭川空港から近く、美瑛の丘やJR美瑛駅までも10km程度なので、都心から1泊2日でも楽しめます。
美瑛サイクリングと、周辺観光情報をご紹介します。

※この記事は2018年6月9日に公開されたものを2020年11月に更新したものです。

夏の美瑛はサイクリングにぴったりの場所

美瑛は北海道のちょうど真ん中あたりに位置する町です。
JR美瑛駅は旭川空港から約12km、旭川駅から約25km、ラベンダー畑で有名な富良野駅からも約33kmと、主要なスポットからアクセスしやすいのが魅力です。

冬は最高気温が-5℃~-10℃と厳しい寒さになりますが、夏は30℃まで上がることもあり、サイクリングにはちょうどいい場所です。

美瑛駅の周辺にはレンタサイクルも多く、広い道には車も少なくて走りやすいので、ぜひサイクリングでの観光を楽しんでみてください。

旭川空港にはサイクルステーションもありますので、輪行※もできますよ。
※自転車を電車やバスに載せて移動すること。

さらに詳しい情報は、美瑛町観光協会の公式サイトをご覧ください。

美瑛のサイクリングスタート

美瑛ではたくさんの美しい風景に出会うことができますが、CM撮影などで有名になったユニークな「木」が多いのが特徴のひとつです。

今回は、そんな個性的な木にも注目しながらサイクリングを楽しんでみました。それではレポートをご覧ください。

「セブンスターの木」

旭川空港から反時計周りにJR西聖和駅方面~国道452号(美瑛国道)~美瑛の丘を目指し約13km。パッチワークの路を走れば「セブンスターの木」があります。

この「セブンスターの木」は、1976年タバコの「セブンスター」のパッケージに掲載されていたことから名付けられました。広大な大地の中にカシワの木が一本だけポツンとたたずむ風景は美瑛ならではです。

目の前にはこんな風景が広がります。
この坂は下らずに3.8kmほど先の「ケンとメリーの木」を目指します。

「ケンとメリーの木」

「ケンとメリーの木」は、丘陵地帯に立つ1本の大きなポプラの木。1972年9月から1977年まで発売された「ケンとメリーのスカイライン」こと日産・4代目スカイラインのCM第15作「地図のない旅」編のロケーション撮影で使われました。CM放送後、この木は観光名所となり「ケンとメリーの木」と名付けられました。

写真右の「ペンション ケンとメリー」にはカフェもあります。

CM撮影スポット「マイルドセブンの丘」

ここから南下し時計方向に3kmほど進むと「マイルドセブンの丘」があります。1978年にタバコの「マイルドセブン」のCMが撮影されたことからそう呼ばれています。

マイルドセブンの丘にはいくつかのビューポイントがありますが、麦畑の斜面の頂上にカラマツの木々が横一列に並んでいるところが私のお気に入りです。

「マイルドセブンの丘」から西へと進むこの路は、美瑛で一番美しいと感じる路です。
主要な道は車の通行もあり電線もあります。しかしこの路は車も少なく電線も無いので、こんな広大な風景が続きます。

ぐるっと一周するような感じで再び「マイルドセブンの丘」入口へ戻ります。

美瑛の丘には他にも「親子の木」や「夕日の木」など、いくつもの有名な木があります。

サイクリングの休憩はジェラート工房「丘のさんぽ道」

「マイルドセブンの丘」入口から1kmほど進んだジェラート工房「丘のさんぽ道」で休憩します。


おすすめは「ミルクソフトクリーム」 レギュラーサイズ350円※(コーンも選べます)。
※価格は変更になる場合があります。

敷地内ではポニーなどの動物に会えることも。

クリスマスツリーの木

「丘のさんぽ道」から、国道に出て南下し約6kmほどの場所にある「クリスマスツリーの木」は、なだらかな丘陵地帯に立つトウヒの木。

「マイルドセブンの丘」と共に人気のスポットです。

名前はクリスマスツリーの形に似ているからとか、木の先端が星の形に見えるからと言われていますが、要はクリスマスツリーに似ているから名付けられたようです。ただ「ツリー」と「木」という同じ意味の言葉が名前に付いてしまったんですね。

美瑛サイクリングの終点は「四季彩の丘」

「クリスマスツリーの木」から国道へ戻りJR美馬牛駅方向へ進み約6km。

パノラマロードの小高い丘にある「展望花畑 四季彩の丘」は、7ヘクタール(東京ドーム3個分)もの広さ。季節によってラベンダーやルピナス、コスモス、ヒマワリなど年間約30種類の草花が、丘全体にカラフルなじゅうたんのように咲く美瑛を代表する花園です。ただ、この日はあいにくの曇り空のため、写真はおあずけです。

ここからJR美瑛駅まで行けば走行距離約50km、旭川空港まで戻れば約60kmです。

もっとサイクリングしたい方はアップルの壁紙で世界的に有名な「青い池」

ここからは、健脚な方や時間のある方におすすめのコース。JR美瑛駅から約20kmにある「青い池」。

行きはひたすら上り、帰りはずっと下りの往復約40km。

青い池(あおいいけ)は北海道上川郡美瑛町白金にある人造池の通称。2012年7月に発売されたアップル社のOS X Mountain Lionの15種類の壁紙のひとつに、青い池の写真が採用されたことで世界的にも有名になりました。

美瑛の旅はあいにくの曇り空。日帰りプランでリベンジ!

「空が青い時にまた来たい」が、このサイクリングでの強い想いでした。ずっと憧れていた北海道・美瑛のサイクリング。今回の旅でもとても気持ち良かったのですが、何より残念なのが曇り(時々小雨)なので空が白い。

すぐにでも空が青い日にまた来たいという想いから、「日帰りプラン」を立て、8月の土曜日に再び訪れたのでご紹介します。

美瑛の青い空を見るために!日帰り弾丸ツアーを計画

まず重要なポイントとして、曇りや雨なら日程を変更できることです。せっかく来てまた青い空が見られなかったら悲しいですからね。

ANAなら羽田-旭川が1日3便のフライトがあります。旅割を使えば往復3万円~5万円程度でも購入できますがキャンセル料も高い。そこで思いたったのが「航空会社(ANA)のマイルを使った日帰り」です。

レギュラーシーズンなら片道7,500マイル(往復15,000マイル)で行けるので、クレジットカードのポイントやTポイントなどを移行すれば難しい数字ではありません。しかもマイル利用の特典航空券は1年以内であれば日程変更も可能。天気予報で雨予報の場合でも、気兼ねなく(空席のある日に)日程変更できるのです。

早速、お盆があける8月下旬の土曜日でフライトをチェック。

行き(羽田発)は、6:45発/11:25発/17:00発
帰り(旭川発)は、8:55発/13:25発/19:10発

私は残存マイルとTポイントがあったので移行して、6:45羽田発~19:10旭川発を、特典航空券を予約しました。
※この情報は2017年6月時点のものなので条件などは変更になる可能性があります。

再訪した美瑛は念願がかなって青い空

再び訪れたの美瑛の景色、空が青い。

四季彩の丘が美しい

青い池が「青い」

日帰りなので、とても身軽ですし宿泊費も必要なし。

美瑛サイクリングだけじゃない!北海道には魅力溢れるスポットがたくさん

北海道の広大な自然の中をサイクリングするのは憧れですね。美瑛は思ったよりコンパクトなエリアで素晴らしい自然を楽しむことができます。

ただ自転車旅行にとって雨は楽しさ半減どころではありません。なので今回後半にご紹介した「マイルを使った」日帰り旅行は、新しい発見でした。

「日帰り」は航空券マイル利用という条件付きですが、「手軽」「リーズナブル」「フレキシブル」なので、宜しければぜひお試しください。

執筆:YASU

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