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【埼玉県】埼玉の田園風景を楽しむ利根58kmコース《PR》

埼玉県が設定しているモデルルートを、日常的にサイクリングを楽しむ上級サイクリストだけではなく、旅志向の初級・中級サイクリストや、一般旅行者にも利用してもらい、継続的な「埼玉県のサイクルツーリズムの魅力発信」を目的としたサイクリングモニターツアーが実施されました。
今回は、田んぼアートをはじめとする埼玉の田園風景を楽しむ利根地域約58kmの初心者向けコースをご紹介します。

集合は「羽生駅」

行田市の東に位置する羽生(はにゅう)市にある東武鉄道伊勢崎線羽生駅は、北千住駅から東武伊勢崎線で約1時間のアクセス。自転車を解体して専用の袋に収納すれば電車での持ち込みも可能。秩父鉄道の秩父本線が乗り入れていて、接続駅となっています。

関東7名城のひとつに数えられた忍城

まず羽生駅から、のどかな穀倉地帯と川沿いを走り約8km先の「忍(おし)城」へ。

映画「のぼうの城」のモデルになっている行田市の忍城は、室町時代に築城され、豊臣秀吉による関東平定の際、石田三成の水攻めにも耐えたことで知られ「浮き城」とも呼ばれています。

現在の「忍城御三階櫓(おしじょうごさんかいやぐら)」は、明治時代に取り壊されたものを1988年に再建したもので、郷土博物館の展示室の一部となっています。

県名発祥の地「埼玉古墳群」

忍城から約4kmで、県名発祥の地「埼玉(さきたま)」にある埼玉古墳群。

前方後円墳8基、大型円墳2基、方墳1基および小円墳群で構成される古墳群。「丸墓山(まるはかやま)古墳」は公園一番の桜スポットになっています。

古代蓮の里

約1,400年から3,000年前のものとされる行田蓮(古代蓮)をはじめとする42種類、約12万株の蓮が植えられている「古代蓮の里」。
午前中に開く蓮の花は、6月中旬から8月上旬にかけて見頃を迎えます。7月中旬から10月中旬にかけては、見頃を迎えた田んぼアートを古代蓮会館展望室から見ることもできます。

行田市の田んぼアートは2008年に始まり、毎年多数のボランティアによって田植えが行われ、映画やドラマ、ゲームなどとコラボレーションしています。2015年には面積が「世界最大の田んぼアート」としてギネス世界記録に認定されました。

2023年11月公開の映画『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』では、埼玉県内唯一のタワーとして、この展望タワーが登場しています。(この田んぼアートは2023年11月に刈り取られています。)

加須市の古民家「誠農社」でBBQ


行田市から田園地帯を走り加須(かぞ)市の誠農社(せいのうしゃ)へ。
誠農社は、農園カフェ、農家民泊、一棟貸しの宿、キャンプ場などの施設があり、農業体験もできます。

地元食材を堪能できるBBQでランチタイム。敷地内で食事もできる(内容は都度応相談)のでサイクリングの昼食には最適。

埼玉の米どころでいただくご飯は絶品です。

昼食後は、一棟貸しの宿を見せていただきました。

キャンプ場も併設しています。心地よい風や静けさを感じることがことができ、特別感を味わえます。

久喜市の鷲宮神社

誠農社から再び田園地帯を走り、関東最古の大社と云われている、久喜市の鷲宮(わしのみや)神社へ。

関東最古の大社とも云われ、女子高生のスクールライフを描いた人気アニメ「らき☆すた」の舞台としても知られています。

浮野の里からキヤッセ羽生

武蔵野の面影を残す美しい農村地域「浮野(うきや)の里」から羽生市へと向かい、キヤッセ羽生へ。
浮野の里は、武蔵野の面影を残す美しい農村地域で、周辺には屋敷林やクヌギ並木など田園環境が保全されています。
この地域は、さいたま緑のトラスト保全地となっているほか、全国「水の郷百選」にも認定されています。

キヤッセ羽生は、地元農産物を活かしたカフェ、朝採りした地元の野菜が自慢の直売所などがあります。羽生の言葉の「来やっせ(きやっせ)」(いらっしゃい)から名付けられました。
道路には耳慣れない「ムジナモ」という文字をよく見かけます。ムジナモとは、根を持たず、湖沼などの水中を浮遊する食虫植物で、2枚貝のような葉を持ち感覚毛が受ける刺激によって開閉し、ミジンコやボウフラなどを捕まえます。羽生市にはこのムジナモの日本で唯一の自生地があり、地域で大切に育てられています。
また、羽生市のキャラクター『ムジナもん』の名前の由来にもなっています。

カフェでは羽生銘菓「むじなも」も販売しています。

キヤッセ羽生から羽生水郷公園を抜けて約7km走れば、ゴールの羽生駅。約58kmのサイクリング終了です。

動画レポート

コース紹介

距離:58.5 km 獲得標高:40m

▼羽生駅までのアクセス
北千住駅から東武伊勢崎線利用で約1時間。

▼忍城
https://chocotabi-saitama.jp/spot/19016

▼さきたま古墳公園
https://chocotabi-saitama.jp/spot/34425

▼古代蓮の里 展望タワー
https://chocotabi-saitama.jp/spot/19015

▼誠農社
https://www.seinousha.com/

▼鷲宮神社
https://chocotabi-saitama.jp/spot/19044

▼浮野の里
https://www.city.kazo.lg.jp/soshiki/kakyou_seisaku/ukiya/5249.html

▼キヤッセ羽生
https://chocotabi-saitama.jp/spot/19209

今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。

まとめ

田園地帯を走る「どこか懐かしい日常の風景」が魅力のコースは、城下町や古墳からの風景、古民家での食事など、どんな季節でも必ずそこにあります。
田んぼアートや田園風景を見ながら自転車で走れば、都会でもなく田舎でもなく、時々ちょっと脇道にそれてみたくなるようなサイクリングを楽しめます。
坂道が少ない初心者向けのコースの拠点となる羽生駅へは、輪行が可能な東武伊勢崎線で都心から約1時間のアクセス。そんな「埼玉の田園風景」が広がる自転車旅を楽しんでください。

広告主:埼玉県観光課
執筆:花田 康

 

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