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【茨城県】筑波山麓の桜を満喫!つくば霞ヶ浦りんりんロードサイクリング

ナショナルサイクルルート「つくば霞ヶ浦りんりんロード」のつくば方面廃線跡は、長い桜並木が有名です。
2022年4月に開催された、筑波総合体育館からつくば霞ヶ浦りんりんロードの桜並木などをめぐる約15kmの「筑波山麓さくら花見ライド」をご紹介します。

つくば霞ヶ浦りんりんロードとは

つくば霞ヶ浦りんりんロードは、茨城県が誇る筑波山や霞ヶ浦を中心とした全長約180kmのサイクリングコースで、ナショナルサイクルルートにも指定されました。

つくば方面のコースは廃線になった旧筑波鉄道の線路の跡に作られたもので、当時の駅舎が現在は休憩所として整備されています。

りんりんロード 桜のトンネル

桜の時期のりんりんロードの目玉は、なんと言っても「桜のトンネル」。満開の桜のトンネルを自転車で走れば、序盤からテンションが上がります。
筑波休憩所にて小休止。たくさんのサイクリストさんで賑わっていました。

性山寺の枝垂れ桜

つくば市国松にある性山寺は、室町時代の1559年に創建されたと伝えられる古刹です。春は枝垂れ桜、秋は紅葉が美しいことで知られています。

枝垂れ桜が立派で感動しました。秋にもまた自転車で訪れたいですね。

稲葉酒造

稲葉酒造は筑波山の山裾にある1867年創業の酒蔵です。りんりんロードからも近いので、寄り道にもお薦めのスポット。
小倉百人一首にも歌われた、酒蔵の近くを流れる沢の名を冠した「男女川」は、筑波山神社の御神酒として現在も親しまれています。

酒蔵入り口まではやや上り坂ですが、参加された皆さんはクリア。
ここでいただいたのは「酒粕ミルクジェラート」。酒粕の香りと優しい甘さのミルク風味でとても美味しかったです。

六所大仏~神郡~普門寺

引き続き筑波山麓をサイクリング。六所の花桃はまだ開花したばかりでしたが、菜の花がとても綺麗でした。

桃色と黄色のコントラストが印象的な風景。六所大仏と筑波山はお薦めの撮影ポイントです。


行程の途中、神郡の町並みも散策しました。
江戸時代、筑波山詣での際は必ずこの道を通って筑波山神社に向かったそうです。

地元で有名な「桜井菓子店」では、運良くあんドーナツをゲットできました。
午前中で売り切れてしまうことも多いのでお早めに。

普門寺は、鎌倉時代末期に創建された歴史あるお寺です。
つくば道から境内に続く参道は、春は桜、夏は紫陽花、秋は紅葉を楽しむことができます。

つくばワイナリー~平沢官衙遺跡

ライドの終盤は、つくばワイナリーに立ち寄り。
現在のぶどうの苗の状況などのお話を聞いたり、お土産にワインを購入したり、しばしゆったりとした時間を過ごしました。
無濾過ワイン「プリモ・シリーズ」はお薦めです。

平沢官衙遺跡は、奈良時代~平安時代の筑波郡の役所跡で、国史跡に指定されています。建物の一部が復元され、筑波山麓の観光スポットになっています。

北条大池

ラストは筑波山麓の桜の名所「北条大池」へ。
つくば道旧登山道の入り口にあり、筑波山を背景に池の周りに咲き誇る桜、水面に映る桜が素晴らしいです。

コース紹介

▼つくば霞ヶ浦りんりんロード
https://www.ringringroad.com/

▼稲葉酒造
https://www.minanogawa.jp/

▼普門寺
http://www.fumonji-tsukuba.net/

▼つくばワイナリー
https://tsukuba-winery.kadoya-company.com/

▼平沢官衙遺跡
https://www.ibarakiguide.jp/db-kanko/id-0800000002181.html

▼筑波山麓情報局
https://tsukuba36.com/

まとめ

約20kmのお花見ライドは、筑波山麓の桜はもちろん歴史的な町並みやお寺に遺跡など、見所満載のコースでした。
つくば霞ヶ浦りんりんロードでつくば方面を走る際には、ぜひ筑波山の山裾にある様々なスポットにも足を伸ばしてみてくださいね。

執筆:木村さおり

つくば市在住。フリーアナウンサー。ラジオパーソナリティ。仕事をきっかけに自転車の魅力に目覚め、茨城県をメインにライドを楽しんでいる。担当番組である、LuckyFM茨城放送「MUSIC STATE」では、様々な世代に気軽に自転車を楽しんでもらえるよう、自身のライド体験をラジオで発信中。


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