旅×自転車 記事

【アルゼンチン】世界遺産ペリートモレノ氷河とカラファテの町をサイクリング

アメリカ大陸を縦断中、パタゴニアの荒れ狂う暴風地帯を抜けると、これまで通ってきた、褐色の乾いた大地とはひときは違った、素敵な町に到着しました。

そこにはフラミンゴも棲む素敵な湖、そして、南米有数の観光地である、巨大な氷河があります。

太古よりアンデス山脈から繋がる、氷河を面前にすると、静寂の中、時折、氷河が崩れる音を聞くことができるほど、神秘的な場所でした。

「世界一美しい氷河」ペリート・モレノのある、カラファテの町を紹介します。

▲ペリートモレノ氷河

エル・カラファテの町って?

アルゼンチンのパタゴニア地方の中心、サンタクルス州に位置する、エル・カラファテ(El Calafate)の町は、1万人に満たない人口ながら、夏季には、世界遺産ペリートモレノ氷河を目的に世界中からたくさんの観光客が訪れます。

▲パタゴニアの強風の中、カラファテの町に到着しました。

 

エル・カラファテのレンタサイクル

カラファテには、氷河の他にも湖や多くの自然が存在します。

レンタサイクルを借りて、散策してみるのはどうでしょうか。

BAFT

町の中心にあるBAFT BIKE RENTAL では、各種観光情報も知ることができます。

 

EB Rental Bike

EB Rental Bike では、珍しい竹でできた自転車も借りることができます。

▲竹でできた自転車

 

カラファテの町を散策

ロス・グラシアレス国立公園インフォメーションセンター

カラファテの中心部には、ペリートモレノ氷河のある、ロス・グラシアレス国立公園のインフォメーションセンターがあります。インフォメーションセンターの中庭は、展示物もあり、訪れる価値ありです。

▲この紫外線の強さを表示する掲示板は、日本のJICAの寄付で、設置されたものでした。

アルヘンティーノ湖(Lago Argentino)

アルゼンチンで一番大きな湖、アルヘンティーノ湖も町のすぐ近くにあります。琵琶湖の2倍近い大きさです。アルヘンティーノは、スペイン語でアルゼンチンの意味。

▲風の強くない日には、湖のビーチでのんびりと。
▲野生のフラミンゴも生息します。

▲氷河の雪溶け水でできている湖の水は、陸から離れるにつれて、エメラルドグリーンに。

パタゴニアの美しい夕暮れ

パタゴニアを旅して感じたことは、夕暮れがとても美しいこと。天気がいい日には、パタゴニアの荒野を夕日が真っ赤に染めていました。

上空は、強い風が吹いているのでしょうか。形の変わった雲も多くみることができました。

▲パタゴニアの夕暮れ

ペリート・モレノ氷河 (Glaciar Perito Moreno)

カラファテの町から約80kmの距離にある、世界自然遺産である、ロス・グラシアレス国立公園。

そして、その国立公園内にあるのが、ペリートモレノ氷河です。この氷河は約250km2にも及び、一番氷の厚い場所で約700mの厚さがあります。

世界温暖化が進む中、後退をしていない数少ない氷河であり、一眼見た瞬間に、思わず声が出るほどの大迫力です。

▲国立公園内は、遊歩道が整備されており、散策することもできます。

国立公園内は、たくさんの観光客がいますが、誰も話をしていないと、風の音すら聞こえない静寂に包まれます。時折聞こえる、氷河が崩れる音を聞くと、何万年より続く、この氷河の歴史を感じ、神秘的な時間が流れます。

▲崩れ落ちた氷河は、深い青色をしていました。
▲氷河が目の前にあることもあり、とても寒いです。
湖の向こう側に見えるアンデス山脈。

 

 

まとめ

今回は、カラファテの町、ペリートモレノ氷河の様子をお伝えしました。

日本からは遠く、アルゼンチンの中でもパタゴニアの奥地という、僻地にある場所です。その簡単ではない場所にあるからこそ、このような、神秘的な場所が今も残っていのかも知れません。

パタゴニア地方のハイライト、カラファテの町とペリートモレノ氷河をみなさんのバケットリストに追加してみるのは、いかがでしょうか。

 

▼Hiro インタビュー記事

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止め。2022年旅を再開し、アメリカ大陸縦断を達成しました。現在は、ブラジルのリオデジャネイロを目指しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅とともに、自転車、訪れた場所の情報、見どころをTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

  • この記事がいいねと思ったら
    •  1
  •   この記事のご感想はユーザーのみなさま
  • サイクリングレポート(記事下部)
    サイクリングレポート(記事下部)
    編集部おすすめ
    ランキング