【石川県】シェアサイクル「まちのり」で楽しむ、金沢の半日自転車旅
旅行をするとき、時間が多く取れなくてもどうすれば魅力を味わえるのか。旅行は観光地に行くだけでなく、その土地の雰囲気や街並み、空気を感じることも旅行の醍醐味です。
そんな時に、移動手段としてのシェアサイクルを利用すると、その土地の良さを、五感を通じて感じられるのではないかと思い、金沢で実際に利用してみました。
シェアサイクル「まちのり」を利用した観光
金沢に着いてまずはホテルにチェックイン。荷物が多いと観光も大変なので、財布と水分、スマホとモバイルバッテリーを鞄に入れ、早速観光に出発。
金沢にある「まちのり」というシェアサイクルを利用しました。
事前にアプリをダウンロードし、会員登録を済ませておくとスムーズに利用できます。
アプリを開き、サイクルポートの場所と使える自転車があるか確認をしてみると、近くのポートでの利用可能台数が分かりやすくまとめられていました。
実際にポートに行くとトレードカラーの黄緑色の自転車が止められていました。
とてもコンパクトな自転車で重心も低く、初心者でも使いやすそうな自転車です。
サドル下にある自転車のコードをアプリに入力すると、パスワードが表示され、それを自転車に入力すると解錠されます。
まずは体力があるうちに、山の上にある金沢大学に向かうことにしました。
道中は長い上り坂が多かったですが、「まちのり」は電動自転車なので楽々と上れました。
しばらく走ると住宅が少なくなっていき、周りは森の景色。
山の中の目的地「金沢大学」
走り続けると大学が見えてきました。
金沢大学を訪れた理由は、アニメ「Angel Beats!」に出てくる学校のモデルになっているからで、いわゆる聖地巡礼です。
アニメの再現度が高いことを実感。次回はたっぷりと時間を取って堪能してみたいと思いました。
市街地の有名観光地へ
次は金沢市内の観光地へ戻ります。
金沢市は、道が整備されていて、多くの道路には自転車用のレーンが用意されているので安心です。
金沢城周辺のため、近くの駐輪可能ポートを探し、アプリで返却手続きを行います。
アプリに登録したクレジットカードでの決済なので、返却手続きも簡単です。
返却後は近江町市場まで散策。
近江町市場
近江町市場は金沢の台所とも呼ばれており、日本海側で獲れる鮮魚だけではなく、肉や野菜、日用品までも扱う巨大な市場です。市場内ではおいしい魚を寿司や海鮮丼でいただけるお店が多くあり、味覚で北陸を味わえる場所です。
お店はほとんどが閉まっている時間になっていましたが、お店からの匂いで、市場の活気を感じます。
ひがし茶屋街
再び自転車を借りて「ひがし茶屋」へ。移動後は自転車を返却し、町の中に入っていきます。
「ひがし茶屋」は、金沢文化を感じられる茶屋街の一つで、作家・五木寛之作品『朱鷺の墓』の舞台としても有名です。国の重要伝統的建造物群保護地区に選定されている古い町並みは、着物を着て歩き日本の古き良き風景を楽しめる場所です。
17時近くになっていたので、多くのお茶屋は店仕舞いを始めていましたが、SNSでよく見かけるお店「箔一」は開いていました。
金沢は「金箔の町」だけに、この「金箔アイス」は外せません。890円と少し高いソフトクリームですが、かなり濃厚でおいしかったです。
金沢の玄関口と海の幸
金沢駅
再度自転車を借りて金沢駅へ。
金沢市の玄関口である金沢駅は、世界で最も美しい駅の一つにも選ばれており、金沢の伝統芸能である能楽で使われる鼓をイメージした鼓門は見たことある人も多いのではないでしょうか。
近くには多くの飲食店もあり、近江町市場と並んでおいしそうなお店が並んでいました。
石川県に来たのだから日本海の幸を堪能すべく「のとめぐり」という寿司屋へ行くことに。北陸の日本酒飲み比べも楽しみです。
どの料理もおいしく、初めて食べたノドグロは感動しました。
食後は金沢駅のイルミネーションを見に行きました。
1時間おきに行われているイルミネーションは20分ほどで終了してしまいますが、大きさとグラデーションは壮観でした。
ここで約5時間の半日金沢観光を終了です。
コース情報
▼近江町市場
https://ohmicho-ichiba.com/
▼ひがし茶屋街
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10212.html
▼金沢駅
https://www.kanazawa-kankoukyoukai.or.jp/spot/detail_10050.html
▼金沢大学
https://www.kanazawa-u.ac.jp/
今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。
まとめ
旅行したいのに時間が多く取れない。けど街の雰囲気を感じる手段として自転車を使う観光は楽しいものでした。
金沢市の場合、道も整備されており、レンタサイクルも多くの利用方法や料金体制があり、自分に合った使い方もできます。
観光地間の移動をただの移動にせず、町の雰囲気をより身近に感じられる自転車を使う観光、ぜひ試してみてください。
執筆:るかす
愛媛県松山市在住の22歳大学院生。
中学の時から通学に自転車を使っていて、自転車の魅力に気が付きました。
今は長距離に挑戦したいと思っています。
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