【わたしのまちの自転車屋】東京都・江戸川区 いつも乗っている自転車を長く愛用できる方法を提案『オグラ輪業』
2021年3月、荒川サイクリングロードの平井大橋近くにオープンした『オグラ輪業』。
ママチャリと呼ばれる街乗りの買い物用自転車からスポーツバイクまで幅広く取り揃えているこちらのサイクルショップを営むのは店主の小倉宏太(こうた)さん。
いかにも速そうな今時の自転車よりは昔ながらのクロモリバイクが好きだという小倉さんにお話を伺いました。
乗るだけではない?! サイクルショップ店主が教える自転車の“遊び方”
お店では自転車の販売だけでなく、昔乗っていた自転車を再生させるほか、ピストバイクの街乗りで楽しむ方法などを提案。
「最新の自転車に買い替えるという選択肢だけでなく、今乗っている自転車に新しい発見ができるよう工夫している」と小倉さん。
「レースバイクではなく、普段着で乗るような自転車が好き。自転車もファッションと同じように自分らしさを演出する手段なので、個性を高める遊びが大事ですよね」と話す小倉さんに乗るだけではない自転車の遊び方を聞いてみました。
まず一つ目は「カラーリング遊び」。気に入っている車体にカラーパーツでカスタマイズして自分好みに。上級者は左右で違うバーテープにするのもおすすめだとか。
次に小倉さんがおすすめしてくれたのは「アルミパーツ遊び」。
「性能は向上しないけれど、質感は向上、気分も上々。自転車のパーツをよくあるブラックからシルバーやポリッシュ、アルマイトカラーに変えるだけで、まるでドレスアップしたような華やかな印象になりますよ」。
そして「素材遊び」もイチオシだそうで「カーボンなどのハイテク素材を選ばずに、鉄や布、革で自転車をアレンジ。
たとえばレザーサドルなんかは“重い・固い・カビル”と悪いことだらけですが、100年以上愛されている理由はしっかりあるんですよ」と小倉さん。
休日は銅メッキの愛用自転車で気ままにサイクリング
小倉さんは休みの日には日帰りでアウトドア体験を楽しむこともあるそうで「自転車に折り畳みの椅子やテーブル、調理道具を積み込んで出かけるんです。
行き先だけ決めて、あとは現地に着いたらカップラーメンを作ったり、コーヒーを淹れたり…。
何をするわけでもないんですが、癒しのひとときですね」とにっこり。
最後に小倉さんは「自転車は自分の力でとても遠くまで移動ができる手段です。速そうな自転車に乗っても、みんなが早く走れるわけではない。これから自転車を始める人は、住んでいる隣町の名所や名店を訪ねるくらい気軽な気持ちで始めてみてくださいね」と話してくれました。
まとめ
オグラ輪業では車体のメンテナンスや自転車に関する相談の時間をリラックスして過ごせるようにと、店内にバイクラックを設置したり、カウンターチェアやテーブルを用意しています。
訪れた際は愛用中の自転車を長く乗るコツや工夫についても気軽に尋ねてみてくださいね。
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■オグラ輪業
住所:東京都江戸川区平井5-37-13
TEL:03-6657-2813
営業時間:11〜20時
定休日:不定休
HP:https://ogurin.tokyo/
■サイクルショップデータ
取り扱い製品
シティサイクル/電動アシスト自転車/折りたたみ自転車/スポーツサイクル
自転車部品/アクセサリー
修理・メンテナンス 可
レンタサイクル なし
執筆:高島夢子
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