【東京都】都心から日帰り「八丈島」で、海と峠を楽しむ約45kmの島一周サイクリング
東京都の小笠原諸島で、羽田空港から55分でアクセスできる「八丈島」。
ひょうたん型の島を一周する「八丈一周道路」は約45キロ。八丈富士と三原山のすそ野をまわって島を一周できます。
羽田空港を7:30発で行き、45kmサイクリングして、八丈島空港を17:25発で帰ってくる、日帰りサイクリングをご紹介します。
八丈島へのアクセス
東京都心から南方287kmの八丈島へのアクセスは、羽田空港から1日3往復の空の航路(片道約55分)と、東京竹芝桟橋から1日1往復の海の航路(片道約10時間20分)があります。
スタートは八丈島空港
朝5時台の電車(輪行)で羽田空港へ向かい、7:30発(ANA1891便)で、8:25八丈島空港に到着。
ターンテーブルとは別に運んでくれる自転車を受け取り、コンパクトなターミナルの外へ出て準備。
結構強い風が吹く中、9:00にサイクリングスタート。
南国ムード漂う「八丈島空港道路」を南西方向に走り、一旦「八丈一周道路」を横切って海沿いの大潟浦園地へ。
まだ朝が早いためか、クルマも人もほとんどいません。道沿いの数少ないカフェも閉まっています。
ここから時計回りに、まずは島の北側、八丈富士のすそ野を走ります。
島の北西部「八丈富士」すそ野コース
人影が全くないなか、強い横風に不安を抱えながら、スタート。
正面に見えるのは八丈小島。南原千畳岩海岸を見ながら八丈富士に向かって走れば、「八丈一周道路」と合流します。
島の西側のゆるやかな坂道を登りながら約7km走ったところで「永郷展望台」。
そして北東側へと周り約4.5km、道沿いに牧場が見えてきます。
ここは島唯一の酪農家、八丈島乳業の「ゆーゆー牧場」です。
ここから3kmほど走れば、神湊(かみなと)港。
ここまで約15km、お店どころか自動販売機もなかったので、港町はとても安心感があります。
「営業中」のノボリ旗を見つけたので「久福 回転焼」と書かれた回転焼き屋さんでひと休み。
まだ時間は10:30、約2km先には前半の目的地「底土(そこど)海水浴場」。
底土海水浴場は、島唯一の人工砂浜で、晴れた日には「八丈ブルー」と呼ばれる海の透明度を楽しめ、ウミガメとも気軽に泳げます。
島の南東部「三原山」すそ野コース
後半のサイクリングは、底土海水浴場から約6kmの峠を登り、標高320mの「登龍(のぼりゅう)峠展望台」へ。
坂を登った疲労感も、さっきまで居た港町を見下ろす景色で癒されます。
ここから、あと少し坂を登れば一気に下り坂で「八丈島灯台」へ。
途中「龍の壁画」がありました。たて3.6m、よこ31.7m、1992年2月に施工されたようです。
八丈島灯台を見たら、島の西側へ約3kmの上り坂。
さっきの峠道より勾配は緩いのですが、風速8mの西風を正面から受ける坂道は、かなりキツイ。
なんとか登り切り、「定食」のノボリ旗が出ているお店でランチタイム。
地元の白身魚フライ定食でエネルギーチャージ。
その後も平坦な道ながら、強い西風と闘い「大坂トンネル」の入口へ。
前後ライトを点けてトンネルを抜けると「大坂トンネル展望台」。
美しい景色をゆっくり楽しみたいところですが、風が強いため、先へと進むことに。
長い下り坂は強い横風のため、気持ちを引き締めて慎重に下ります。
町へと降りたところで、「八丈ハンドメイドマルシェ」前にキッチンカーを発見。
ちょうどイベントで出店していたカフェで、コーヒー&スイーツタイム。
空港はもう近いのですが、時間はまだ13:30なので、町中散策。
八丈島乳業が営む「ジャージーカフェ」で、明日葉とジャージー牛乳のソフトクリームも堪能。
その後空港近くの「八丈ビジターセンター」へ寄ってから「八丈島空港」でサイクリング終了。
フライトまでかなり時間の余裕がある15:00到着。
空港内のレストランで過ごし、17:25羽田空港行のフライトで帰りました。
コース紹介
距離:48km、獲得標高:1,232 m
▼八丈島観光サイト
https://www.hachijo.gr.jp/
▼八丈島空港
https://hachijoapo.net/
▼ゆーゆー牧場
https://www.hachijo-milk.co.jp/
まとめ
まず、日帰りサイクリングは、とにかく荷物が少ないことが魅力。空港までの輪行も楽ですし、空港からすぐスタートできます。
飛行機使って日帰りはもったいない。という方にはマイル利用がおすすめです。普段飛行機を利用しない方でも、クレジットカードのポイントやTポイントなどを使って利用することができます。またマイルを使った特典航空券は、同区間で1年以内は日程変更もできるので、雨模様の時には気軽に延期も可能です。
そして、八丈島の魅力は、東京都とは思えない風景です。
クルマも信号も少ないので、とても走りやすいですし、1周45kmはしっかりアップダウンがあるので、走った充実感も味わえます。
1泊するなら、健脚な方には八丈富士中腹まで登るコースもおすすめ。海を楽しみたい方にはシュノーケリングもおすすめです。
都市圏から日帰りで(1泊でも)行けて、坂好きも海好きも、アクティブに自然を満喫できる「八丈島」を、ぜひ訪れてみてください。
執筆:HANADA
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