旅×自転車 記事

【東京都】隅田川沿いを自転車でモグモグ朝活

春を感じに隅田川沿いで、モーニングポタリングをしてきました。

下町の観光地そばを流れる隅田川は春にはお花見スポットとして都内でも有名です。さわやかな晴天ではなかったですが、春の風景と街並みはさわやかで、とても美しかったです!

そんな朝活ありのサイクリングレポート、是非ご覧ください。

『第一ホテル両国』で自転車レンタル

お相撲さんの街、隅田区両国にある『第一ホテル両国』で自転車をレンタルし、隅田川沿いを巡ってきました。

ホテルは地下鉄の駅から直結していて、有名スポットにも隣接しているため、スムーズにホテルまで向かうことができました。

自転車を借りた場所がホテルともあり、とても丁寧な接客で安心して自転車を借りることができました。

フロントでレンタル自転車の受付を済まし、いよいよ自転車とご対面!

自転車はすべてかご付きで、ハンドルにはスマホホルダーも設置済みでした。

なじみのある自転車の形で、自転車に普段乗らない方でも安心して利用することができると思います。

かご付きの自転車だったので、なで肩の私でも荷物のことを考えず、気兼ねなく自転車に乗ることができました。

利用時間は季節ごとに変わるようなので、事前にフロントへ確認すると旅の計画も立てやすくて、おすすめです。

利用時間に変動はあるものの、1日1000円で利用できるので、ちょっと遠くまでのお出かけにもよし、両国周辺を深堀りするのにもよし、東京下町エリアを満喫するのには利用しやすいと思います。

下町を満喫

浅草の街をのぞきに

隅田区と台東区には観光でも有名ないくつかの橋が架かっています。浅草の街並みを覗きに「蔵前橋」を渡り、台東区へ向かいます。

天候は曇りでしたが、徐々に日が差し、雲から覗く太陽と隅田川の川面がキラキラしてとても心地よい気分になりました。

信号待ちでインパクトのある看板を見つけました。

うまい棒の看板に心を奪われながら、バンダイ本社のある江戸通りを進み、浅草へ向かいます。江戸通り沿いは老舗のどじょう屋や、カバン博物館、浅草で有名なシルクプリンのカフェなどもあります。

▲駒形どぜう 本店

シルクプリンは名前の通りのシルクのようななめらかな舌触りに優しい甘さで、浅草観光の際によく購入しますが、味の種類も豊富なので、食べ比べするのもおすすめです。

▲浅草シルクプリン

桜を巡りに隅田公園へ

駒形橋の傍に地元の方が育てられている花壇を見つけました。ちょっとした花壇でしたが、パンジーやフリージアなどカラフルな花が咲いていて、春ならではの花の色と花々の香りに癒されました。

▲駒形橋ポケットパーク

隅田川の橋の中でも、浅草観光スポットにもっとも近い吾妻橋からは東京スカイツリーとアサヒビール本社の金色オブジェを見ることができます。

▲吾妻橋

隅田公園の台東区側には遊具のある公園があり、親子連れで来ている方も多かったです。川沿いにはカフェがあり、ゆったりと川を眺めながら休憩したり、のんびりと季節の香りを味わったり、素敵な時間を過ごせると思います。

浅草ととうきょうスカイツリー駅を結ぶ東武線も見え、電車とスカイツリーとのコラボ写真も撮ることができ、フォトスポットとしておすすめです。

▲東武スカイツリーラインと東京スカイツリー

隅田公園の公園を通り、墨田区側へ向かいます。

台東区から墨田区へ移動するのに「桜橋」を渡りましたが、隅田川にかかる12本の橋のうち唯一の歩行者専用橋だそうです。

観光名所から少し離れていて、歩くのには少々「よいしょ」がいるかもしれませんが、自転車だとスイスイと動けてしまうので、気兼ねなく楽しめること間違いなしです。

台東区と墨田区の両サイドの景色をゆっくり眺めることができるので、下町観光の穴場スポットかもしれません。

▲桜橋からの東京スカイツリー

墨田区側は菜の花が咲いており、鮮やかな黄色がきれいでした。

春の花はピンクや白、黄色など色とりどりなので、目的なく通りすぎるだけでも季節感を味わえ、楽しめます。

東京ミズマチ

ミズマチウエストゾーン

2020年に開業した隅田区の新スポット『東京ミズマチ』はお食事処も多く、どこも気になってしまいました。

特にウエストゾーンは広々とした公園の目の前ともあり、テイクアウトでも楽しめるカフェやレストランが並んでいました。

▲東京ミズマチの入り口から

隅田公園からの入り口にあるイタリアンカフェは雰囲気もおしゃれで、アートな外壁に思わず写真を撮ってしまいました。すぐそばには壁に女性の顔が書かれているインパクトたっぷりなNY発祥のアメリカンレストランもあります。

▲LAND_Aにて

素敵なお店の雰囲気に思わず立ち寄ったのは『いちや』という和菓子屋さん。墨田区曳舟にある人気和菓子屋さんの甘味処で、店内には種類豊富などら焼きや大福が並んでいました。

定番人気の大福とどら焼きを購入しましたが、季節ごとに替わるパフェも人気なそうで、春の時期は桜と抹茶のアイスがのったパフェを提供していました。

外の景色を眺めながらいただくデザートは旅の癒しには最高の組み合わせかもしれません。

▲『いちや』の素敵な和菓子たち

他にもオーストラリア発のお店で、カフェとしても楽しめるバイクとサーフボードの専門店や、デザイン雑貨のお店など食事以外もたっぷり楽しめると思います。

『むうや』

▲むうや(紅白のオブジェがポップでかわいいお店です)

パンが焼ける香ばしい香りにつられ、『パンとエスプレッソと』の系列店のベーカリーショップの『むうや』に立ち寄り、ブランチとしました。

「ムー」と呼ばれる食パンはサイコロ型で見た目もとってもキュートです! ベーシックな食パンもありますが、味噌やのりチーズ、じゃがいもなど普通のパン屋さんではなかなか出会えない味も多く、あれもこれもと目移りしてしまいました。。。

「ムーのりチー」を購入し自宅でいただきましたが、しっとり生地のパンに青のりの塩味とチーズが合わさりたまらなくおいしくて、あっという間に食べてしまいました。

リピート決定です。

▲『むうや』のバリエーション豊かな品揃え

店内ではトーストやフレンチトースト、ホットドッグなど「むうやセット」と呼ばれるメニューもいただけますが、その場で選んだ「ムー」や「ムー」て作ったサンドイッチなども食べることができます。

イタリアンソーセージがのったホットドッグは、ラペの酸味とソーセージのジューシーさがマッチしていて、とてもおいしく何個でも食べれそうでした。

▲ホットドッグセットとオレンジジュース

隅田区ゾーン

スカイツリー方面へ

ミズマチ沿いにスカイツリー方面へ向かいます。近距離で見るスカイツリーは迫力満点で、青い空と白いタワーのコントラストがどの角度からも立派でした。

▲スカイツリーとミズマチ

サツマイモの表札を発見し、のぞきに行くとつぼ焼きのお芋屋さんがありました。準備中のため見るだけでしたが、店先に壺がならんでいて「おいしそう」な予感しかありませんでした。

表通りから少し奥に入るため、通り過ぎてしまいそうですが、自転車で巡ったおかげで新発見することができました。

▲壺焼き芋・御芋-OIMO-

北斎通り

スカイツリーを横目に両国へ向かいます。スカイツリー周辺のおしゃれな雰囲気とは異なり、地元の少し懐かしい趣のある街並みにほっこりとした気分になりました。

路地には八百屋さんや、地元の方でにぎわうお惣菜屋さんがあり、店先から漂う香ばしい香りに思わず止まってしまいました。

▲桐素食品(餃子や揚げ物など食をそそる香りたまらない)

墨田区亀沢の地域は葛飾北斎が生まれた街と言われており、通り沿いには「すみだ北斎美術館」があります。館内は葛飾北斎が描いた代表作が展示されていたり、浮世絵グッズやアートデザイングッズの購入もできるそうです。

平日ではありましたが、館内に向かう方も多く、ぜひゆっくり見に行ってみたいと思いました。街中には北斎を紹介する看板やモザイクアートがあり、まさに「北斎通り」だなと感じました。

▲北斎の「赤富士」とすみだ北斎美術館

近くには和スイーツのお店やおしゃれな外観の工房、「江戸東京博文館」に「両国国技館」などがあり、両国周辺は見どころいっぱいの街だなと感じました。

老舗のお店も多く、昔からある建物と現代の雰囲気が入り混じった様子も両国ならではのように思いました。

▲MERIKOTI(メリヤス編みの工房ショップ)
▲江戸東京博物館

下町巡りの振り返り

朝の時間帯から動き始めることで、日中とは違った朝の景色と春の香りでリフレッシュすることができ、気持ちの良い1日のスタートが切れました。

私自身、5年以上下町に住んでおりますが、知らない場所も多く、街の移り変わりと味のある街並みを楽しむことができました。

自転車で巡ることで、普段通らない場所で新しい発見をしたり、知っている場所も楽しめ、改めて好きになることができ、充実した朝活となりました。

春の時期も魅力的ですが、新緑の時期や紅葉の時期、空気が澄んだ冬にも楽しめると思います。

下町は魅力的なお店が多く、おいしいものを巡るだけでも十分に楽しめます。季節の変化とともに季節ごとに替わるメニューもしっかりチェックしたいです!

訪れた場所

〒130-0015 東京都墨田区横網1-6-1

レンタサイクル利用可能時間 8:30~18:30(季節によって変更あり)

〒131-0033 東京都墨田区向島1-2-7

営業時間 10:00~18:00 (火曜日定休)

〒131-0033 東京都墨田区向島1-2-12

営業時間 9:00~18:00(不定休)

〒130-0014 東京都墨田区亀沢2丁目7番2号

開館時間 9:30~17:30

 

<執筆者 MG>

食べること、出かけること、お買い物が好きな都内在住の28歳

 

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