【東京都】小春日和に自転車で都内を再発見 /ディスカバー東京:江東区編
江東区は東京都の東部に位置し、隅田川と荒川に挟まれ南は東京湾に面しています。
首都圏に住んでいる人でも、実は知らないスポットが多い「東京23区」。東京を拠点に、長年にわたり自転車関連商品の企画や卸売などを行う東京サンエス株式会社の坂井社長と共に「東京23区の魅力発見」をテーマにしたサイクリング第二弾。
小春日和の1月に「江東区」を散策してきました。
目次
スタートは亀戸駅北口
「亀戸駅」はJR東日本と東武鉄道の駅。北口のアトレ前からスタートします。
スポーツ振興の神を祀った「亀戸香取神社」
亀戸駅から北へ700m、鳥居越しに東京スカイツリー望むことができる「亀戸香取神社」。
スポーツ振興の神を祀った神社として知られ、有名アスリートたちも必勝祈願に訪れているという神社です。鳥居の中にサイクルラックがあるのは嬉しいですね。
競泳の池江璃花子選手(江戸川区出身)が、かつて練習拠点としていたのが亀戸で、五輪前には必勝祈願に訪れていたそうです。
恵比寿神、大国神には、お水掛けをして「自分の痛いところ」を清めます。
「亀戸大根の碑」もあります。
亀戸大根は、根が短い大根で、先がクサビ状にとがっているのが特長。1860年代から明治時代までこの地で広く栽培されていました。
参道を押し歩きで抜けていきます。
菅原道真公を奉祀する「亀戸天神社」
「亀戸香取神社」から500mほどで「亀戸天神社」
菅原道真公を奉祀する亀戸天神社は、「亀戸の天神さま」「亀戸天満宮」と呼ばれ親しまれています。
「梅まつり」はもうすぐ。
4月の「藤まつり」シーズンの藤棚は、逆さ富士ならぬ”逆さ藤“がきっと綺麗でしょう。
元祖くず餅「船橋屋」
亀戸天神社のすぐ近くにある「船橋屋」
元祖くず餅「船橋屋」は1805年に亀戸天神参道に創業した発酵和菓子「くず餅・あんみつ」の老舗。お店の前には大きな藤棚。ここも4月には美しい景色になるそうです。
くず餅は持ち帰り購入。
旧中川
船橋屋から東へ走ること1.5km、旧中川にかかる江東新橋。
ここからは河川敷へ降りて川沿いを南下。
雪解け後の未舗装路はゆっくり走ります。
たくさんカヌーやドラゴンボートを見かけます。
亀小橋の下に「亀小橋艇庫」があり、「亀戸カヌー万歩俱楽部」の方々がいました。
旧中川は全長6.68 km、荒川水系の一級河川で、気軽にカヌーやサップができる水辺としては、都心から最も近い場所の一つで、「亀戸カヌー万歩俱楽部」はここを拠点に活動しているそうです。
大島・小松川公園に着いたら「東大島駅」方面へ。
都営地下鉄新宿線「東大島駅」西側にある金のポストは「ゴールドポストプロジェクト」のひとつ。
東京2020大会において、金メダルを獲得した日本代表選手等にゆかりある地域の郵便ポストを金色に塗り替え、選手等の栄光を称えるとともに、選手等を輩出した地域を盛り上げるプロジェクト。
ここは江東区出身、スケートボード男子:堀米雄斗選手の記念ポストです。
門前仲町で深川めし
東大島駅から西へ走り、森下駅を南下、清澄白河を超えて門前仲町へ。
ここでランチタイム。
「門前茶屋」で深川・あさり蒸篭(せいろ)めし。
深川で親しまれてきた「あさりめし」。蒸籠で蒸しあげた「深川あさり蒸籠めし」は、あさりがぎっしり。
木場公園・東京都現代美術館(MOT)
門前仲町から東へ走り平久川沿いを北上し木場公園へ。
公園内を北上すれば「MOT:東京都現代美術館」。
東京都現代美術館は、日本の戦後美術から現代美術の流れを展望できる、現代美術専門の美術館です。
MOTは「MUSEUM OF CONTEMPORARY ART TOKYO」の略。
亀戸梅屋敷
MOTから北東へ4km弱、亀戸駅に帰ってくれば、駅の北側が「歩行者天国」になっていました。自転車通行OKなので「自転車も天国」。
最後に、短い区間、のんびり贅沢な気分で走って「亀戸梅屋敷」へ。
江戸時代に浮世絵師・歌川広重が描いたこともある亀戸に実在した梅屋敷。
「亀戸梅屋敷」はその建物をモチーフにした、観光案内所や物産店、歴史の魅力をたっぷり味わえる複合商業施設です。
コース紹介
▼ゴールドポストプロジェクト
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tokyo2020_suishin_honbu/gold_post_project/index.html
▼亀戸香取神社
https://www.kameido-katori.com/
▼亀戸梅屋敷
https://kameido-umeyashiki.com/
詳細は以下でもご覧いただけます。
まとめ
暖かく穏やかな冬晴れ。江東区の北部約20kmのサイクリングは「スポーツ振興の神」から始まり、カヌーやドラゴンボート、スポーツ広場など、アクティブ感満載と感じていたら、まさに江東区は「スポーツと人情が熱いまち」でした。
自転車で風を感じ、お腹が空いたら美味しいものを食べて。車は通れない河川敷を走り、徒歩では周れないところまで散策。サイクリングの魅力を存分に楽しめた「江東区」。
次は、どこの知らない東京へ行こうかと、楽しみが膨らむ週末でした。
ぜひ自転車で、知らない町を散策してみてください。
協力:東京サンエス株式会社
執筆:HANADA(TABIRIN編集部)