【東京都】都内23区の魅力を自転車で再発見 /ディスカバー東京:練馬区編
首都圏に住んでいる人でも、実は知らないスポットが多い「東京23区」。
東京を拠点に、長年にわたり自転車関連商品の企画や卸売などを行う東京サンエス株式会社の坂井社長と共に、「東京23区の魅力発見」をテーマに、自転車でいろいろ散策していきます。
まずは東京都「練馬区」。紅葉が色づき始めた秋晴れの週末、すがすがしい午前中の自転車散策をご紹介します。
目次
スタートは西武池袋線「豊島園駅」
練馬区サイクリングのスタートは「豊島園駅」。
「としまえん」は豊島区ではなく練馬区だったのだと改めて知りました。
「豊島園駅」目の前にある「としまえん」は、1926年より94年間営業を続け、2020年8月31日をもって閉園しました。2023年ここには、ハリー・ポッターの屋内型テーマ施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ ハリー・ポッター」が開業予定です。
向山公園(こうやまこうえん)
小さな坂道を抜け、「としまえん」跡地の壁に沿って走ること約1km、住宅地にある小さな公園が「向山公園」。
閑静な住宅に囲まれ、とても穏やかな空気がながれる素敵な公園です。
この辺りは尾崎豊氏が幼少期を過ごした場所で、『15の夜』の(歌詞の)舞台になったのがこの公園。ここで家出をするための計画をしたそうです。
東京都立石神井公園(とうきょうとりつ・しゃくじいこうえん)
向山公園から西へ約4kmの「石神井公園」を目指します。
住宅地の中を流れる石神井川は水がきれい!
川沿いにはカリンの実がなる風景など、23区とは思えない風景が続きます。
そして「石神井公園」へ到着。
「石神井公園」には、三宝寺池、石神井池があり、2つの池は井の頭池、善福寺池と並び、武蔵野三大湧水池として知られています。
園内は、天然記念物の三宝寺池沼沢(しょうたく)植物群落がある三宝寺池エリアと、通称ボート池の石神井池エリアに大別されています。
その石神井池沿いを歩いていると、ラジコン模型船を楽しむ方々がいます。
ここがボート池と言われるのは、同好者によってラジコン模型船を楽しむようになったのが所以。その「石神井ラジコンボートクラブ」は、昭和55年に設立されました。
蒸気船さながら煙を出す船や、巡視船を細かく再現した船など、自作ラジコン模型船の数々は、製作者の熱い思いが伝わってきます。
葛飾区の人気キャラクターも。
石神井池の小さな橋を渡れば、秋の美しい風景が広がっています。
次はここから北東へ約4km、「光が丘公園」を目指します。
自転車レーンのある道は走りやすいですね。
途中畑が広がっています。ここも23区とは思えない風景です。
光が丘公園
光が丘公園の南側の「ふれあいの径」。40本あるいちょう並木はどれも樹齢100年を超す巨木です。
光が丘公園は、「光が丘団地」や商業施設「光が丘IMA」「清掃工場」などに連接していて、遠くから見えるこの「清掃工場」の煙突が目印だそうです。
園内には6ヘクタールに及ぶ広大な芝生広場をはじめ、デイキャンプ場、バーベキュー広場、色々なスポーツ施設があります。
様々な生き物が安心して住めるようにもなっていて、野鳥観察などができる「バードサンクチュアリ」もあります。
「練馬区」は、人も野鳥も住みやすい街なんですね。
志村電機珈琲焙煎所
スタートの豊島園駅方向を目指し約3km、「志村電機珈琲焙煎所」でスイーツタイム。
ここは1968年に電気店としてはじまり、1975年創業の珈琲焙煎及び珈琲卸業と、(どちらも創業約50年の歴史を持つ異業種が)二代目がタッグを組んで「志村電機珈琲焙煎所」として2019年店舗改装と共に生まれ変わりました。
なので、珈琲焙煎所の店内には、電気用品も販売されています。
珈琲焙煎所だけに、コーヒー味のソフトクリームは絶品です。
蕎麦屋「176(いちななろく)」
志村電機珈琲焙煎所から練馬駅方向へ走って「176」で少し遅めの昼食。
ここは、〒176-0001 東京都練馬区練馬1丁目7-6。この店名に納得です。
古民家の落ち着いた店内で「ミニ天丼セット」を注文。ミニでもこのボリューム。
美味しいお蕎麦と天丼で、約16kmの半日「練馬区サイクリング」終了です。
コース紹介
詳細は以下でもご覧いただけます。
まとめ
初めて自転車で散策した「練馬区」。まず感じたのは、高いビルがあまりないので「空が広い」。
のどかな自然も残っていて公園も多く、東京サンエス本社がある台東区の下町風情とはちょっと違う「住みやすいんだろうなぁ」と思わせる町の空気を感じました。
石神井公園や光が丘公園は、また違う季節にも行ってみたいスポットです。
皆さんも、ご自身の地元の魅力を、自転車散策で再発見してみてください。
私にとっては、聞いたことはあるけど、位置関係がよくわからないところも多い東京23区。ご一緒いただいた、東京サンエス社長の坂井さんと共に、不定期ですが「ディスカバー東京」で魅力を紹介するとともに、「自転車散策の楽しさ」も精一杯紹介していきます。
協力:東京サンエス株式会社
執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
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