【広島県】しおまち海道で鞆の浦へ、瀬戸内海沿いサイクリング
広島県のJR福山駅から、しおまち海道(ふくやまサイクリングロード)を走って、ノスタルジックなまち「鞆の浦(とものうら)」まで、片道約15kmのサイクリングをご紹介します。
目次
しおまち海道(ふくやまサイクリングロード)
「しおまち海道」は、JR福山駅から戸崎漁港(尾道市)までを結ぶ片道約30kmの「ふくやまサイクリングロード」。
JR福山駅から、このしおまち海道を走り、約15km先の「鞆の浦」を目指します。
サイクリングロードには自転車用の表示があり、ストレスなく走ることができます。
芦田川河口堰
福山駅から芦田川河口堰まで約8km。川沿いのサイクリングロードはアップダウンがなく走りやすいです。
田尻漁港
しおまち海道沿いにある田尻漁港。毎週日曜日には日曜朝市が開催されています。
鞆の浦らーめん 鯛丸
瀬戸内海沿いに南下し、鞆の浦の入り口に位置する「鞆の浦らーめん 鯛丸」でランチ。
汁なし鯛油そば「鯛そば」は、太麺に鯛粉がよく絡んで海を感じる味でした。
鞆町伝統的建造物群保存地区
福山駅から約15kmで鞆の浦に到着!観光の方や自転車の方が大勢いました。
2017年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された、福山市鞆町(ともちょう)の「鞆の浦」では、伝統的な町家などの建物を、お土産屋さんやごはん屋さん、資料館などに活用しています。
古くから続くお店や、今年オープンのお店まで、新旧様々なお店があるので、街歩きをしていて面白いエリアです。
鞆の浦のランドマーク「常夜灯」
鞆港西側の雁木の南端に立つ常夜燈(じょうやとう)は、1859年に建造された鞆の浦のシンボルです。
江戸期の港湾施設である常夜燈、雁木、波止場、焚場跡、船番所跡がほぼ完全な形で現存しているのは、全国でもここだけだそうです。
「鞆の浦 a cafe」の前に設置されたレトロな「常夜灯ポスト」
大切な人へのメッセージを書いて、この丸ポストに投函すると、幸せになれるかもしれない…らしいです。
つくろい空間 松右衛門帆(まつえもんほ)
江戸時代に誕生した「松右衛門帆」。帆布(はんぷ)の歴史は古く、古代エジプトで亜麻の帆布が作られ、船の帆として用いられたのが始まりと言われています。「つくろい空間」では、帆布をはじめ雑貨が、ギャラリーのように販売されています。
しまなみ信用金庫鞆支店
町屋が並ぶ鞆のまちなみにも違和感なく溶け込んでいる近代建築。
福鞆信用金庫支店を経て平成15年に「しまなみ信用金庫」に引き継がれたこの建物は、昭和13年に建てられました。
青い扉が景色に映えます。
民芸茶処 深津屋
おしゃれなコーヒーカップや小物の販売も行われている喫茶店「民芸茶処 深津屋」。 お店の方も常連さんもフレンドリーでした!
沼名前神社(ぬなくまじんじゃ)
沼名前神社の二の鳥居は、笠木の両端に「鳥衾(とりぶすま)」がつく珍しいものらしい。と、神社で出会ったおじさんが教えてくれました。
医王寺(いおうじ)
鞆のまちの西側の通りには多くのお寺が連なっています。
江戸時代初期に鞆城の築城に伴う城下町整備の一環で「寺町通り」が造営され、各宗派のお寺がほぼ一直線に並べられました。
医王寺の境内からさらに583段の階段を上ると太子殿があり、鞆の浦を一望できるスポットとなっているらしいのですが、それを知らず、境内で満足して帰ってきました…
まとめ
福山駅から芦田川沿い~瀬戸内海沿いと続く「しおまち海道」は、とても走りやすいサイクリングロードです。
そして「鞆の浦」は、江戸時代以降のまちなみや寺社仏閣、近代建築やレトロな自販機・ポストなど楽しめる要素がたくさん詰まった素敵なまちです。
ぜひ、海のにおいを感じながら、古き良きまちへのサイクリングを楽しんでください。
執筆:AKO
静岡県出身。大学時代は大阪で過ごし、現在は社会人として広島在住。 |
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