自転車に乗ってLet’s フィッシング!自転車釣行であると捗る快適な装備は?
アウトドア人気が高まる中で、「釣り」にも注目が集まっています。
サイクリストの中にも、釣りに興味を持っている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし自転車と釣りを一度に楽しむとなると、どのような装備を選び、どのような点に気をつければいいのか、初めのうちは悩みますよね。
そこで今回は、あまり知られていない「自転車×釣り」について解説します。
これまで釣りに興味がなかったサイクリストも、この記事を読めばアングラー(釣り人)の仲間入り。
愛車にタックル(釣り道具)を積んで、近くの河川敷まで出かけてみませんか?
目次
自転車・釣り人気が上昇中!?
奇しくも2021年、新型コロナウイルスへの感染防止対策が取られるなかで、私たちの暮らしは新しい日常(ニューノーマル)へと移行しつつあります。
サイクリングも釣りも、「密」を避けたレジャーと捉えられるので、今後さらに需要は増えてきそうです。
ブーム到来?自転車釣行の魅力とは
ここからは、自転車で釣りに出かける「自転車釣行」の魅力をご紹介します。
魅力① 駐車場を気にせず移動できる
何を釣るかにもよりますが、釣果を上げるためには状況に応じて釣り場を変えられるフットワークの軽さが大切。車を使えば、エリアの移動はとても楽になります。
しかし、そこに立ちはだかるのが駐車場の壁。例えば、ポイント近くの駐車場がいっぱいで、あたりを右往左往することになったり、エリアの移動を繰り返した結果、高い駐車料金を払うことになったりと小回りや融通が利かないケースがあります。
そこで自転車の登場です。頻繁にエリアを変えるラン&ガンスタイルと言われる釣りのスタイルでも、自転車を活用すれば駐車場まで戻る手間が省け、効率的に行えます。
※ただし駐輪禁止区域での駐輪は絶対に行わないように注意しましょう。
魅力② 新たな釣り場を発見できる
釣りはポイント探しも重要ですが、小回りの効きにくい車や電車で移動していたのでは、穴場ポイントを発見できるチャンスは限られます。
しかし中級者〜上級者のサイクリストにとって50kmや100kmのライドは当たり前。これまでサイクリングで培った脚力を活かして、長い距離を走行しつつ、次々と釣り場が見つけやすいのです。ふと立ち寄った橋の下には、意外な魚がいるかもしれません。
魅力③ 釣れなくてもサイクリングの楽しみがある
どんなに手練れのアングラー(釣り人)でも、なかなか釣果が上がらない日はあります。
そんな日はいっそサイクリングに気持ちを切り替えて、違う楽しみ方ができるのもサイクリング×釣りの魅力です。
河川敷の近くにはサイクリングロードが整備されていることも多いので、眺めの良い風景とともにサイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
自転車×釣りではルアーを使用した釣りがおすすめ!
それでは自転車×釣りの魅力が分かったところで、実際にどこで、どのような釣りを楽しめば良いのかを解説します。
釣りはリールに竿、餌など、用意しなければならない道具が多いもの。最初から荷物が多すぎると却って手間になります。そこでルアー(疑似餌)を使用した釣りがおすすめです。持っていくのはリールと竿とルアーのみ。ルアーを動かすだけで釣れるので、餌の匂いなどに悩まされる心配もありません。
場所によってルアーで釣れる魚も変わってくるので、以下では初心者におすすめな魚種をご紹介します。※ご紹介しているのは一部です。予めどんな魚を釣りたいのかを決めて場所を決めましょう。
- 海・・・アジ、サワラ、メバル、シーバス、イカ(餌木と言われるルアーを使用します)
- 河川/河口・・・シーバス(スズキ)、チヌ(クロダイ)
- 川や湖、池・・・ナマズ、ブラックバス、雷魚
これらは人気の魚種でもあるので、釣具屋に行ってもお求めやすい金額でリールや竿がセットになって販売されています。店員にも聞きやすいので、初心者でも始めやすいです。
自転車釣行におすすめの車種
自転車釣行では未舗装路を走ることも少なくありません。
そのためグラベルロードバイクやクロスバイク、MTB、シクロクロス、ランドナーのような、長距離走行も得意で、かつ未舗装路でも安定した走りができる車種がおすすめです。
ロードバイクは舗装路での走行が想定されており、川辺のような未舗装路を走るのには向いていません。また細いタイヤで無理に走ると、転倒する危険性があります。高価なフレームに傷がつく可能性もあるため、もしもロードバイクしか持っていないのであれば、太めのタイヤを履かせてオフロード仕様にしておきましょう。
自転車で釣りに出かける際に、必要な装備
①『バッグ』〜中でもパニアバッグが便利
釣り用のショルダーバッグもおすすめですが、できるだけ肩に背負う荷物をなくすことがサイクリングの基本。重たい荷物は車載することで、自転車全体の重心が下がり、乗り手の疲労も軽減されます。
そこでおすすめは、リアキャリア+パニアバッグの組み合わせ。パニアバッグなら重心の位置も低くなり、かなりの収納スペースを確保できます。20~30Lくらいの容量があれば収納に困ることはないでしょう。
このスタイルであれば、キャリアの上に小型のクーラーボックスも積載できます。振動や衝撃で落下しないように、荷台用ロープでがっちり固定しましょう。
②『釣具セット』〜最初は釣具店で話を聞いてみるのがおすすめ
ルアー釣りで必要最低限の道具は以下の通りです。
- ロッド(竿)
- リール
- ルアー
上で挙げた魚種は人気があるので、既にライン(糸)が巻かれているリール、竿、ルアーがセットになった商品が販売されていることが多いです。
釣りはサイクリング同様奥が深く、ルアーや魚種によって細かくラインが決められていたり、アタリ(魚が餌に反応すること)の反応を細かく察知できるロッドがあったりと、道具一つとっても幅広い製品が開発・販売されています。いきなり知識を入れようとするのではなく、最初のうちは釣具店へ行き、初心者であることを告げ、こんな釣りをしたいなどの旨を伝えれば店員さんも優しく教えてくれるでしょう。
パックロッドはほぼ必携!
自転車釣行において重視したいのは携帯性です。長い竿を手に持って、フラフラと自転車を漕ぐのは非常に危険。そのため、短く収納できるパックロッドは必須と言えるでしょう。最近のパックロッドは性能が高く、伸縮できる振出式のタイプでも丈夫に作られています。サイズも非常にコンパクトで、なかには仕舞寸法50cm以下の製品も。
また場所は渓流に限られますが、毛ばりを使う「テンカラ釣り」なら、一段とミニマルな装備にできます。自転車キャンプやトレイルライドに出かける際は、バッグやキャリアに短いテンカラ竿を忍ばせておいてもいいですね。
③『ライト』〜普段つけているものよりも明るいものがおすすめ
サイクリングも釣りも、早起きが肝心。
サイクリストが朝からロングライドに出かけるように、マズメ時(魚が釣れやすい時間帯)を狙う釣り人もまた、夜明け前に家を出ることが少なくありません。
暗い道を走るわけですから、普段装着しているライトよりも明るいものを装備しておくとより安全です。
明るさの基準が分からない方は、製品に記載された「ルーメン」の表記を見るようにしましょう。ルーメンとは、光源の明るさを示す値のこと。街灯のない場所を走るなら、最低でも600ルーメン以上は欲しいところです。困ったときは、以下の記事を参考にして、強力なライトを選んでください。
自転車×釣りで、あなたの趣味の世界はどこまでも広がる
自転車に乗って釣りに出かける「自転車×釣り」の魅力をご紹介しました。
サイクリングも釣りも、あなたの日常を少しずつ広げてくれるものです。
見たことのない景色、経験したことのない感覚、会ったことのない人々など、両者の趣味を組み合わせれば、あなたの趣味の世界は大きく広がります。
当メディア・TABIRIN(たびりん)でご紹介したキャンプツーリングで釣りを取り入れてみるのもおすすめですよ。
またTABIRINでは全国のサイクリングコースやマップが検索できる、『コース・マップ検索』『都道府県検索』、全国のサイクリストに優しい宿やレンタサイクル情報を探すことができる『旅×自転車情報』など、サイクリストにとって嬉しい情報がたくさん!
是非次回のサイクリングで使ってくださいね!