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【奈良県】さまざまな高原の風景を楽しむ曽爾村・御杖村~ツアー・オブ・奈良・まほろば2018レポート~《PR》


サイクリングイベント「ツアー・オブ・奈良まほろば」のレポートで観光スポットをご紹介する第二弾。奈良県の最東端に位置する曽爾(そに)村と御杖(みつえ)村。
関西ではススキの名所として知られている曽爾高原をはじめ、様々な風景を楽しめるエリアをご紹介します。

伊勢本街道とめだか街道(曽爾村)


伊勢本街道は、日本の各方面から伊勢神宮への参拝道として整備された伊勢参宮街道の一部で、大坂・玉造稲荷神社から各所を経由し、奥津(津市)経由で最終的に伊勢にいたる街道。
伊勢本街道の山粕宿には「めだか街道」とよばれる地域があります。
1軒1品種1水槽でメダカの飼育が始まり、今では10軒(30品種以上)を超えて街道として広がっています。平成21年「NHK鶴瓶の家族に乾杯」で取り上げられ一躍脚光を浴び有名になり、今では愛好家をはじめ、多くのひとが訪れる名所です。

鎧岳・屏風岩(曽爾村)

鎧岳(標高894m)別称雄岳は、天を摩す鎧を着たような雄々しい岩山であることから名付けられています。また、兜岳(標高920m)別称女岳は、鎧岳のすぐ西側にあり、鍬形の兜のような山容から名付けられています

屏風岩(高さ868m)は兜岳の西側にあり、奇鋒がその名の示すように南面にあたかも屏風を立てたように屹立しています。その幅2km、鋸の刃のように鋭くそびえ、垂直に柱状節理の岩壁が約200mの断崖をなしています。麓に広がる公苑は、春には大木の山桜が咲き乱れ、秋には紅葉で彩られる岩壁とのコントラストは圧巻です。(昭和9年12月には鎧岳・屏風岩は、国の天然記念物に指定されています。)
この屏風岩公苑への道は「激坂」!ぜひ自転車で登ってみてください。

エイドステーションとして協力いただいた施設

屏風岩を望む県道81号線沿いには、今回エンドステーションとして協力いただいた、「民宿2・7(ツーセブン)」「古民家の宿 木治屋」「新宅分店」があります。

「民宿2・7(ツーセブン)」近くには「ストア2・7(ツーセブン)」もあります。コンビニが無いこの地域ではとても便利なお店です。
https://sonimura.com/sightseeing/34/

「古民家の宿 木治屋」はその名の通り130年前の家屋が残る宿泊施設。

http://kijiya-kominka.com/

「新宅分店」は曽爾高原に一番近いコンビニエンスよろずや。サイクルオアシスとしてサイクリストのおもてなしもしています。

https://sonimura.com/sightseeing/49/

古民家の宿 木治屋をさらに北に進むと「フジバカマ畑」があります。

イベント時には咲始めでしたが、10~11月にはピンク色の小さなが花が咲き誇ります。

曽爾高原(曽爾村)

日本300名山の一つ倶留尊山(標高1038m)。この山から亀の背に似た亀山(標高849m)を結ぶ西麓に広がるのが曽爾高原です。曽爾高原はススキで一面に覆われた草原で、春から夏にかけては一面に青い絨毯が敷かれたような爽快な姿をみせます。
曽爾村は「日本で最も美しい村」連合にも加盟しています。
http://utsukushii-mura.jp/

御杖高原牧場(御杖村)

平成13年にオープンした「奈良県畜産技術センター・みつえ高原牧場」はホルスタイン牛が放牧されています。甲子園球場約17個分という広大な牧場は奈良県とは思えない風景です。

御杖神社・姫石神社(御杖村)

御杖神社は、垂仁天皇の御代、皇女倭姫命が天照皇大神の御杖代として諸国を巡幸なされた時、その神輿を止めたところと伝えられる式内古社。

伊勢本街道沿いにある姫石神社は、岩坂峠の山頂に安山岩の清らかな岩盤があり、婦人が俯せ臀部を露出したような奇怪な形状をしていいます。かつて倭姫命が婦人病の回復を祈られたことから姫石と呼ばれるようになったとされ、婦人病・子宝祈願・縁結びの明神として各地から参拝に訪れています。
ここは旧伊勢本街道で歩いてしか通れない道です。自転車では近くまで行くことができます。

みつえ体験交流館(御杖村)

大自然に囲まれた昔懐かしい木造のたたずまいを今に残すみつえ体験交流館、もともとは小学校だった校舎が、楽しく学べ、家族や仲間との交流を深められる「グリーンツーリズムの拠点」として、よみがえりました。伊勢本街道を通る旅人の憩いの場所(休憩所)としてもご利用されています。

今回のイベントではエイドステーションとして、流しそうめんを提供しました。

基本コースとアクセス

■電車でのアクセス
「大阪難波」駅から「榛原駅(宇陀市)」までは近鉄大阪線特急利用で約45分
「近鉄名古屋」から「榛原駅(宇陀市)」までは近鉄大阪線特急利用で約2時間
■クルマでのアクセス
大阪市内から「宇陀市心の森」までは、阪神高速・南阪奈道路利用で約1時間
名古屋市内から「宇陀市心の森」までは、東名阪道、阪奈道路利用で約2時間

イベントでの基本コース紹介

まとめ

イベントでは宇陀市心の森総合福祉公園がスタート・ゴールでしたが、曽爾村の国道368号線と369号線が交差するところの掛公園を拠点にすれば、曽爾村・御杖村をぐるっと巡ることができます。秋は曽爾高原のすすき、春は屏風岩公苑の桜、夏はみつえ高原牧場や曽爾高原の青い草原など、季節ごとの風景をお楽しみください。

情報提供:ツアー・オブ・奈良・まほろば実行委員会
執筆:YASU

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