【北海道】ニセコクラシック2018参戦レポート前編「北海道の朝は寒い」|サラリーマンロードレーサー クリスの奮闘記part.2
北海道のニセコ町にて7月7日(土)~8日(日)に「ニセコクラシック2018(Niseco Classic)」が開催されました。
第2回となるサラリーマンロードレーサー クリスの奮闘記では、ニセコクラシック2018のレースレポートをお届けします。
今回はその前編として、レース開始までの準備などをレーサー視点でご紹介します。
ニセコクラシック2018とは
ニセコクラシックは、北海道ニセコ町を舞台としたサイクリングイベントです。
その特徴は、国内唯一のUCIグランフォンドワールドシリーズ(UCI Gran Fondo World Series)に認定された国際大会という点です。
いわば、アマチュアの世界選手権の予選会ともいえる大会。
上位入賞すれば、グランフォンド・ワールド・チャンピオンシップの出場権が得られるのです。
カテゴリ・コース概要
ニセコクラシックのロードレースは70kmコースと140kmコースがあり、さらに年代別にクラス分けされています。
それぞれの年代クラスで出走者のうち上位25%に入れば世界選手権の出場権を得ることができるのです。
コースの特徴は、ニセコの周辺の急峻な土地柄を活かした上りと下りで構成されたレイアウト!
ニセコクラシック140kmコース |
ニセコクラシック70kmコース |
難所は2箇所。
一つが50km地点。ニセコアンヌプリ・パノラマラインを上った先にある標高約750mの神仙沼KOM(=King Of Mountain:レースで山岳賞を決める通過地点で、通常峠の頂上などが設定される)。
もう一つが、105km地点からはじまる新見KOMの上り坂です。
今回クリスが出場したのは140kmコース、19~34歳クラス。
このクラスの参加者数は135名。上位25%だと33位がボーダーになりそうです。
ちなみに、大会参加者は昨年の約900名をさらに上回る1,000人超だったそうです。年々大会が成長していることを感じます。
そしてこの大会の良いところは、「グランフォンド※シリーズ」と名がついていることからも分かるとおり、通常のレースとは違って「お祭りムード」が感じられるところです。
※グランフォンドとは、順位を競うことなくロングライドを楽しむ種目のこと
これはオーストラリアをはじめとした外国人定住者がとても多く、異国情緒あるまちなみであることと、どことなく町全体が歓迎ムードなのも関係しているのではないかと思います。
レース当日は4:00から準備開始
レースは6:35スタートでした。
体力勝負のレーサーのセオリーとして、朝食はレース開始の3時間前、というものがあります。
これは朝食がエネルギーに換わる時間を想定してのものです。ただ・・・それだと早すぎるので当日は4:00に起床でした。
いやでも襲ってくる睡魔!二度寝できない絶望感からレースの1日は始まります。長い長い1日です。
ベッドから起き上がったらすぐさま朝食を食べます。
コーンフレーク、白米、豚汁、納豆、バナナ、パン・・・炭水化物を中心に少なくとも1,000kcalを黙々と食べます。
ちなみにレースでは昨年3,000kcalくらいを消費しています。
体内に蓄えられているグリコーゲンが1,000~1,500kcalとして、これだけ朝食を食べても、レース中にさらに500~1000kcalくらい補給する必要があるわけです。
さて、朝食を終えるとウェアに身を包んでホテルを出発です。ご飯を食べたら幾分目が覚めてきます。
事前の天気予報では雨マークだったのですが、空はこの様子!路面が乾いてますね!テンションが上がります!
ホテルから会場までクルマで15分ほど。5:20頃に会場入りをしました。会場はすでに選手であふれています。
自転車を組み立て、チェーンに注油をして、出走サインを済ませれば準備はOK!
北海道の朝は寒い!!気温は12~13℃程度。東京だったら最低気温でも25℃ですからね。
スタートまで着ているウェアは冬仕様です。ゼッケンナンバーは26番!
そして、今回会社からは同僚の杉浦氏も参加!準備万端です!!
いよいよレーススタート・・・!
レーススタート直前にパラりときた小雨でこんな景色が。
そして、いよいよ6:35にレースがスタート!
当日の出走者は121名。世界選手権へのボーダーは上位31名とのこと。
果たしてレース結果は!?レースレポートは後編でお届けします!
レースレポート後編はコチラ
サラリーマンロードレーサー クリスの奮闘記シリーズ
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(執筆:クリス)