新しい切り口で自転車の未来を考える!「みん転レポート冊子楽しもう会議」に参加してきました!
こんにちは!TABIRIN編集部のクリスです。
10/20(土)二子玉川にて、「みんなで、たまには自転車交通安全の未来を語り合ってもいいんじゃないか会議」、略して『みん転(てん)会議』が主催する「みん転レポート冊子楽しもう会議」が開催されました。
前回の100人会議につづき、今回もこの会議に参加してきましたので、その様子をご紹介します。
>>前回のレポートはコチラ
みん転会議の概要
みん転会議は、警視庁が「自転車交通安全×ソーシャルデザイン」をテーマに、新しい形の自転車交通安全対策を市民と語らうことで、どんな未来が出現するか、という調査研究のもと行っているプロジェクトです。
みんなで、たまには自転車交通安全の未来を語り合ってもいいんじゃないか会議
警視庁として初めてソーシャルデザインを適用する異色のプロジェクトで、その本気さが伺えます。
ソーシャルデザインとは、市民の知恵を活かしながら新しい価値を”共に作り上げていくため”の連携関係をつくり、社会課題解決を実現させる手法です。
例えるなら次のとおりです。
社会課題は、鬱蒼とした森のようなもの。
足を踏み入れると出口が見えず、とらえどころがなく、道に迷うことも多い。
ソーシャルデザインとは、そんな森に一本の道をつくる活動です。
森を歩き、声を聞き、仲間をつくる。
森の地図を描き、一番必要とされる場所に、
必要な道を、橋を、小屋をみんなでつくる。
それが、ソーシャルデザインです。
issue+design HPより:http://issueplusdesign.jp/about/process
みん転レポート冊子楽しもう会議の概要
「みん転レポート」は、都内で普及が進む「自転車ナビマーク」び正しい認知と自転車交通安全を多くの市民に意識してもらうために、ソーシャルデザインの手法を用いて効果検証を行った内容・成果をまとめたものです。
このレポートの完成をみんなで共有し互いにトークを楽しむため、「みん転レポート冊子楽しもう会議」として、10/20(土)二子玉川のカタリストBAにて開催されました。
今回は自宅から二子玉川の会場まで、多摩川サイクリングロードを通って自転車で向かいました。
二子玉川では指定の駐輪場を利用。
会場は二子玉川の駅すぐ横。おしゃれなオフィスです。
時間ぎりぎりになってしまったので、私服に着替えずにサイクルジャージのまま入場。結果、大歓迎を頂きました(笑)。
会議は「これまでの取組紹介」、「レポートアンベール&解説」、「参加者トーク」の3部構成で行われました。
第一部 これまでの取組紹介
第一部では、司会進行を務めるみん転会議ディレクターの小菅さんから、これまでの取組紹介がありました。
ちなみに会場には小菅さんの奥様お手製のパウンドケーキも用意され、和やかな雰囲気で進められました。
みん転会議では2018年4月までに5度のワークショップ、4月以降は2度のミーティングが行われ、自転車交通安全社会についての語り合いと発信が行われてきました。
第二部 レポートアンベール&解説
第二部では、自動車の新車お披露目のごとく、レポートのアンベールが行われました。
レポート冊子をアンベール演出でお披露目するという、前代未聞の演出で会場は大賑わいでした(笑)。
こうした、一見意味もないような部分を面白おかしく一生懸命やる、という姿勢が僕は大好きです。
レポートの解説は、みん転会議アートディレクターでソーシャルデザイン論講師でもある田中さんより。
行政のカチカチなレポートではなく、みんなに見て知ってもらえるよう、デザインや言葉選びなど”ノリノリ”なレポートに仕上げた、とのこと。
レポートは今後WEBでも公開されるらしいので、ぜひお楽しみに!
第三部 参加者トーク
第三部では、会場に集まった参加者の自己紹介踏まえたトークが行われました。
それぞれの自転車とのかかわりや想いが語られました。
みん転レポートの内容まとめ
みん転レポートは警視庁の平成29年度プロジェクトとして、東京都の自転車交通安全を多くの市民に意識してもらうために、ソーシャルデザインの手法を用いて効果検証を行った内容・成果をまとめたものです。
レポートにはおおきく次のことがまとめられています。
- ソーシャルデザイン手法の概要
- 国内外のソーシャルデザイン事例の紹介
- 自転車交通安全×ソーシャルデザインの考え方
- みん転会議の実施内容とその成果
- まとめ
みん転会議の大きな成果として、大きく3つあります。
一つ目は、数度のワークショップを通じて完成した「理想の自転車交通安全社会のインフォグラフィックス」です。
絵と文字情報の一体化により、直感的に未来のストーリーを感じることができる将来像が示されています。
二つ目は、このプロジェクトを通じて、従来の行政だけの交通安全対策に市民を巻き込む新たな手法=ソーシャルデザインの可能性が示されたことです。
すなわち、いままでの交通安全対策が3Eだったのに対し、3Cが加わることで行政や世代を越えた市民の知恵と力を交通安全対策に活用できる機会が、みん転会議を通じて実際に生まれました。
三つ目は、こうした取組に対して市民はとても前向きである、という結果が得られたことです。
みん転プレ会議、みん転100人会議のアンケート結果から、90%以上の参加者から交通安全対策を行政と市民が一緒になって取り組むべき、との結果が上がっています。
今後は、会議参加者だけでなく、もっと多くの人、特に自転車に興味がない人にもこうした取組を知ってもらって、興味を持ってもらうことがポイントかと思います。
日本においては、国が自転車活用推進計画を閣議決定し、国・自治体が一体となって自転車の未来に向けて取り組んでいます。
その一方で、「自転車に優しいまち」をテーマに、国や民間や市民といった垣根を越えた、一人一人が主役になって語り合う動きも生まれています。
一歩ずつ、着実に「自転車」は良い方向に進んでいると感じた会議でした。
皆さんも、ぜひみん転レポートを手にとって「自転車の未来」について考えてみてください。
(執筆:クリス)