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【徳島県】自転車専用道路の計画がある大鳴門橋と、鳴門・徳島サイクリングロードをめぐる33kmサイクリング

大阪から車で約2時間で行ける徳島県鳴門市。鳴門海峡に架かる大鳴門橋は、対岸の淡路島とサイクリングで連携する自転車専用道路の計画もあります。
関西からは日帰りでも1泊でも行けて、手軽にめぐれる鳴門市のサイクリングをご紹介します。

JR鳴門駅からスタート


JR鳴門駅は、JR鳴門線の終着駅で徳島駅から40~50分のアクセスで、駅横の観光案内所にはCYCLE PITが設置されているので輪行でも便利。車利用では徳島駅から約30分で、駅前にはコイン駐車場もあります。

ちなみに、徳島県は全都道府県で唯一、電車が走っていない県なのです。県内を走る列車は全て軽油を燃料とするディーゼル車。なので徳島県で「電車」と言えば、「列車ですよね」と訂正されるそうです。

鳴門駅から大鳴門橋(おおなるときょう)を目指し、まずは小鳴門橋(こなるとばし)を渡って大毛島(おおけじま)へ。
鳴門市北部には、大毛島・島田島・高島の3つの島があります。大鳴門橋へ向かう往路は大毛島の西側を北上がおすすめ。

穏やかな海沿いへ出ればすぐ鯔越樋門(いなこしすいもん)が見えてきます。ここから高島へ渡れるのですが、渡ったところで道が無くなるので高島の町へは行くことができません。
鯔越樋門の先にも広がる穏やかな「ウチノ海」は、鳴門市の内湾にある内海。大鳴門橋も少し見えてきます。

鳴門海峡に架かる大鳴門橋


大毛島の東側へと出て県道11号を北上すれば大鳴門橋がどんどん大きく見えてきます。

鳴門海峡を望む網干休憩所には、歌手の伍代夏子さんの『鳴門海峡』の歌碑があり、右横のボタンを押すと、『鳴門海峡』の楽曲が内蔵スピーカーから流れる仕組みになっています。

高速観潮船 うずしお汽船の乗船所あたりから上り坂が始まります。

約800m坂を上れば「鳴門山トンネル」。右に行けば駐車場がありますが、一方通行のこのトンネルを抜けていきます。
トンネルを抜けて右へ曲がればすぐ「「瀬戸内海国立公園鳴門」の碑が見えてきます。ここからの景色は雄大です。

大鳴門橋は、兵庫県南あわじ市と徳島県鳴門市間の鳴門海峡の最狭部を結ぶ橋長1,629mの吊橋で、1985年6月に開通しました。
橋桁下部空間は鉄道を敷設しうる構造として建設されましたが、明石海峡大橋は鉄道を通さない構造で建設されたので、本州から淡路島を通っての鉄道延伸計画は実質無くなりました。
そこで橋の鉄道予定空間を利用して、鳴門の渦潮の見学施設である海上遊歩道「渦の道」を2000年4月に開業しました。

約450m先の展望室にはガラス張りの床があり、世界三大潮流の一つ「鳴門海峡」の渦潮を、約45mの高さから覗き込むことが出来ます。

「世界三大潮流」は、イタリア半島先端のメッシーナ海峡、北アメリカ西岸とバンクーバー島東岸の間のセイモア海峡、そして鳴門海峡です。
また、鉄道部分を利用して、淡路島一周(アワイチ)などとの連携を視野に入れた自転車専用道路を敷設する計画があります。この景色見ながら自転車で橋を渡れる日が来るのは楽しみです。

渦の道の後は、”UZUrhythm(ウズリズム)。

徳島産鳴門金時使用のマドレーヌが付いた「UZUマドレセット(750円)でコーヒーブレイク。

来た坂道を下り、千鳥ケ浜海岸、大毛海岸沿いから復路は島の東側を走ります。

海沿いを南下し再び小鳴門橋を渡ります。小鳴門海峡に架かる全長441.4m小鳴門橋は、幅員7mの2車線なので、車に注意しながら走行します。

妙見山と模擬天守閣

撫養川(むやがわ)大橋を渡り小高い山を上っていきます。
山全体が公園になっている妙見山には、撫養城(むやじょう)、別名岡崎城の城跡があり「岡崎城跡」として市指定史跡に指定されています。

本来の撫養城には天守はありませんでしたが、頂上近くには三層の模擬天守が建てられています。
天守内部は徳島県立鳥居記念博物館でしたが2010年11月に徳島県文化の森総合公園へ移転。2016年3月から地域の交流施設である「トリーデなると」としてリニューアルオープンしました。
天守閣近くには妙見神社があり、絵馬堂からは鳴門市を一望できます。

鳴門徳島サイクリングロードから撫養川沿いへ

妙見山を下り岡崎海岸へ。ここからは大鳴門橋と小鳴門橋、淡路島を見渡すことができます。

この辺りから徳島市川内町を結ぶのが、全長約32kmの鳴門・徳島サイクリングロード。

紀伊水道を望む大手海岸沿いは、約3.8kmの真っ直ぐな道を走ることができます。自転車専用道ではないのですがほとんど車が走っていないのでとても快適です。

撫養川に差し掛かれば、サイクリングロードを離れて川沿いを北上。

川沿いの風景を楽しみながら走っていると、さっき上った妙見山と天守閣が見えてきます。


移り変わる川沿いの風景ののんびり走って、JR鳴門駅へ戻りサイクリング終了です。

駅前には無料の足湯施設『ふろいで~』があるので、そこで寛ぐこともできますが、駅から約450mにある「すし一」で遅めの昼食。
地物ネタ10貫のおまかせ握り(3300円)で、鳴門の海の幸を堪能です。

コース紹介

距離:33.4 km 獲得標高:201m

まとめ

鳴門海峡のうず潮は時期や時間で、大きさや見え方は変わりますが、自然の力強さを感じることができます。
うず潮が有名すぎてあまり知られていませんでしたが、撫養川沿いは自転車ならではの景色を楽しめることを発見できました。
大鳴門橋に自転車専用道が開通すれば、淡路島から鳴門エリア、そして瀬戸内海沿いや四国を横断してしまなみ海道へと自転車で旅ができますが、開通前の徳島を楽しめるのは今だけです。
以外と近い徳島県の魅力を、ぜひ自転車で探してみてください。

執筆:花田 康

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