【茨城県】小美玉市にある珍しい神社をめぐる約40㎞のサイクリング

2006年に小川町、美野里町、玉里村が合併してできた「小美玉(おみたま)市」は県央地域に位置しています。茨城空港があり空の玄関口としても人の往来があり、つくば霞ケ浦りんりんロードへのアクセスもよい所です。小美玉市には珍しい神社があるということでサイクリングに出発しました。
空のえき そ・ら・らを出発

農産物直売所やレストラン、地域の人々によるチャレンジショップなどが並ぶ交流の拠点になる場所。
小美玉市は酪農が盛んで生乳生産量、茨城県1位を誇ります。

小美玉市マスコットキャラクター「おみたん」は酪農業をイメージした仔牛と茨城空港をイメージした飛行機がモチーフになっています。

サイクルラックも。サイクルサポートステーションにもなっています。

そ・ら・らにある「ヨーグルトハウス」では工場直売のヨーグルトも販売しています。
小美玉ならではの飲むヨーグルトをいただきました。さっぱりなのに濃厚な味で美味しかったです

裏手には乳製品加工施設があり外から見学できるようになっていました。
見学をしたところでサイクリングに出発です。

出入り口付近にヤギがいました。
茨城空港

2010年開港。国内線、国際線と空の玄関口となっています。平日ですが多くの車が停まっていました。

茨城空港公園に立ち寄りました。茨城空港ターミナルからすぐの所にあり、飛行機ファンが多く訪れる場所でもあります。

展示もあったりベンチもあるので飛行機を存分に楽しめそうです。
飛行機の音を聞きながら目的地へ向かいます。
手接神社
茨城空港から南へ約3㎞。手接神社に到着です。

河童伝説が残る神社で手の病気が治る神社として言い伝えられています。
伝説の中で、殿様が河童の手を切り落とすという話がありますが、その切り落とされた場所は行方市芹沢にあり「手奪橋」として残っているそうです。

拝殿には御朱印の案内がありました。毎月第2・4日曜日午前9時から午後3時に御朱印の受付をしているそうです。
日限地蔵尊

小美玉市下馬場にある日限地蔵尊にやってきました。
日本各地に点在しますが茨城では唯一の日限地蔵で日にちが決まっている願い事を叶えてくれるそう。

石造りの立像で、お堂は古墳の頂にあり古墳の見学もできます。
鹿島鉄道キハ432
日限地蔵尊からほど近く、病院の敷地内に鉄道の車輛がみえました。

2007年3月まで鹿島鉄道で活躍していたそう。
旧鹿島鉄道 常陸小川駅跡

鹿島鉄道の駅があったとされる場所は、バスターミナルになっていました。
菓子工房nagai

駅跡地のすぐそばにあった「菓子工房nagai」に立ち寄ってみました。
1947年創業。サイクルラックもありました。

店内には使われていた駅看板が飾ってありました。
和菓子と洋菓子がたくさん並んでいてイートインスペースもありました。

イートインでいただくことに。「やすらぎプリン」と「梅ソーダ」と「空サブレ」を購入。

「やすらぎプリン」は小美玉産の牛乳と卵を使用。
コクがありながらさっぱりとした味わい。なめらかな舌触りで美味しかったです。
梅ソーダは自家製梅シロップを使用しさわやかなソーダでこれからの季節にもぴったり。
旧新治郡田余尋常高等小学校校門

1909年から1962年に現在の玉里総合支所敷地内にあった小学校の門は、2002年に小美玉市民家園に移設されたそうです。

赤レンガが目をひきますね。

坂道の向こうには霞ケ浦が見えました。
耳守神社

日本で唯一の耳の神様を祀っている神社です。
平安時代末期、平繁盛の孫娘千代姫の耳の病気の伝説に由来していて、全国から参拝者が訪れるそう。

拝殿には竹筒の両端に紐を通した絵馬がたくさん奉納されていました。
アトリエプティ・ボア

2018年にオープン。小さな森をコンセプトにした敷地内はゆったりとした雰囲気。

茨城県産の材料にこだわってお菓子を作っているそう。

イートインスペースで休憩することに。

バウムクーヘン2種「米粉バウムみのり」「ガトー・ア・ラ・ブロッシュ」とコーヒーのセット。
米粉は小美玉市産のコシヒカリを店内で挽いたもの。ふわふわの食感で上品な味でした。
ガトー・ア・ラ・ブロッシュは黒糖の香りが特徴で美味しかったです。

季節限定パフェ「いちごづくし」もいただきました。
いちごのパンナコッタや果肉が入ったゼリーなどが入っていて、いちごを存分に味わうことができました。
さっぱりとした後味であっという間に間食。美味しかったです。
お腹を満たしたところで、そ・ら・らへ戻ります。

道中は大きな牛小屋や案山子が並ぶ畑に出会い、風景も楽しむことができました。

そ・ら・らに戻ってサイクリングは終了です。
コース紹介
▼空のえき そ・ら・ら
https://sol-la-la.city.omitama.lg.jp/index8.html
▼小美玉市観光協会
http://omitan.net/
▼アトリエプティ・ボア
https://petitbois.co.jp/
今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。
まとめ
約40㎞のサイクリングになりました。車の通りが比較的少ない所を選び走りましたが、小さなアップダウンがいくつかあり変化のあるルートでした。小美玉ならではの珍しい神社を巡ったり、スイーツを味わったりできて楽しかったです。
酪農業が盛んということで牛の声が聞こえてきたりしたのも思い出に残りました。
つくば霞ケ浦りんりんロード沿線なので、ぜひ多くのサイクリストに訪れてほしいです。
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執筆:水越恭子
茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。 |
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