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【秋田県】なまはげで知られる男鹿半島の、海と山の絶景をめぐる1泊2日80kmサイクリング《PR》

東北の美しい海岸沿いと山からの風光明媚な景色を楽しめる秋田県男鹿市。首都圏や関西から12日で行ける、なまはげの里・男鹿半島を巡る約80kmサイクリングをご紹介。

男鹿半島とは

秋田県の北西部、日本海に突き出た「男鹿半島」のつけ根に立座ずる寒風山(かんぷうざん)は、低山ながら活火山です。
南の秋田市と北の能代市から沿岸州が伸び出し、砂が堆積して島だった男鹿が陸続きとなり、「男鹿半島」になりました。
半島部の大半は男鹿市に属していて、古くから「なまはげ」が有名な地として知られています。
男鹿市の玄関となる男鹿駅は、JR男鹿線の終点駅。

羽田空港7:45発(伊丹空港 8:05発)のフライトを利用すれば、秋田空港<空港連絡バス>秋田駅<JR男鹿線>と乗り継いで、11:32に着くことができます。
鉄道利用の場合、6:32東京駅発新幹線こまち~秋田駅乗り換えで11:32男鹿駅着。

サイクリングの拠点「男鹿自転舎」


男鹿駅から徒歩1分、ホテル諸井の1階にサイクリングの拠点となる「男鹿自転舎」があります。
ここでは、ロードバイクやEバイクのレンタサイクルが利用できます。

ヘルメットのレンタルや、施設内に男鹿市内のサイクリングマップもあり、要望に応じたコースの紹介もしてもらえます。
初心者の方には、乗り方のアドバイスやポジショニング、コース内の注意点なども丁寧に教えてもらえるので安心です。
レンタルの手続きをして、まずは駅の南側にある道の駅おが『なまはげの里オガーレ』で昼食。

道の駅おが『なまはげの里オガーレ』には、男鹿の観光情報や物産販売、飲食店などがあります。
「東洋一の海岸線にある男鹿のレストラン」という名のお店でランチタイム。

男鹿名物のしょっつる焼きそば(サラダ・味噌汁付き 1,180円)。
しょっつるとは、日本三大魚醤のひとつで古くから続く秋田の名産です。
食事を終えて12:30、サイクリングスタート。

日本海を望む西海岸

日本海沿いの道が続く「おが潮風街道」と呼ばれる県道59号を走ります。

道の駅から約5kmの鵜ノ崎(うのさき)海岸は、約1.5km続く海岸線のすばらしい景色から、「日本の渚100選」に選定されています。

干潮時には海底の岩肌が露出するくらいの浅瀬が連なり、穏やかな天気の時には鏡のような水面に反射した美しい風景を撮ることができ、SNSでも人気が高まっています。

鵜ノ崎海岸からさらに海岸沿いを走れば「ゴジラ岩」。

門前地区の潮瀬崎(しおせざき)と呼ばれる磯場にある岩が、西の空に向かって今にも火を噴きそうに見えることから「ゴジラ岩」と呼ばれています。
夕日が美しい時間帯には、このような写真を撮ることができます。

ゴジラ岩から700mほどに「なまはげ立像」があります。

半島内にはいたるところになまはげの立像があり、ここ門前地区の迫力ある立像は高さ9.99m。近くにある五社堂の石段999段にちなんでいます。

ここまでは比較的勾配の少ない道のりでしたが、ここからは半島サイクリングを実感できる坂道が続きます。
なまはげ立像から900mほど坂を上った五社堂の入り口ではもうこんな風景。

そして、約12km美しい景色と坂道を堪能して、戸賀湾展望公園でひと休み。


ここから坂を下りれば「男鹿水族館GAO」。そして戸賀湾沿いを走って再び坂道を上り「男鹿温泉郷」を目指します。

男鹿温泉郷

古くから続く温泉街の入り口では、なまはげ立像がお出迎え。

男鹿温泉交流館五風(ごふう)では、Eバイクのバッテリー充電も可能です。バッテリー残量に不安のある人は営業時間内にバッテリー充電がおすすめです。

ちなみにEバイクのモードは4段階で、ここまで距離約33km、獲得標高:647mの道のりを、下の2モード(Economy/Touring)中心で走ってきたので、まだバッテリーは充分残っています。

宿泊した温泉宿は、自転車を館内に保管させてくれました。

海の成分に似た塩分を含んだ茶褐色のお湯が特徴の温泉につかり、男鹿の海の幸を堪能し、のんびりと男鹿の夜を過ごします。

北緯40度線上の入道崎

2日目の朝は8:30スタート。半島の先端にある入道崎を目指して時計回りに走ります。

ここでも早速、坂道がお出迎え。

坂を上りきれば、遮るものがない道を海に向かって爽快に走ることができる絶景が「入道崎」まで続きます。

入道崎は、男鹿半島の西北端、北緯40度線上の絶景で、「日本の灯台50選」に選ばれる入道埼灯台は、わずか16か所しかない「登れる」灯台のひとつです。

なまはげライン

入道崎から半島北部を走り、男鹿温泉郷を抜けたら「なまはげライン」で半島の内陸部を走ります。

海沿いとは違った男鹿の里山風景が続くこの「なまはげライン」は、約11kmを6%勾配の上り下りがいくつも続くので、結構走りごたえがあります。

世界三景 寒風山

なまはげラインから目指すは「寒風山」。約5km平均勾配6%を超える寒風山パノラマラインを上ります。

全国にも類を見ない珍しい地形の山として知られる寒風山。

寒風山回転展望台から、男鹿半島や八郎潟を見下ろす360度のパノラマ風景は、まさに「世界三景」と称されるに相応しい絶景。


新緑季節には緑の草原が美しい景色になり、7月中旬から下旬は「やまゆりの群生地」の風景を楽しめます。

国道101号からOGAマリンパーク

寒風山から坂を下りて国道101号へ。国道101号の生鼻崎トンネル(男鹿駅方面)の入口には「赤なまはげ」(反対側車線には「青なまはげ」〕がペイントされています。

自転車では、このトンネルの歩道を走行するのがおすすめです。トンネルを抜けると明るいアーチをくぐり、美しい海岸沿いへと続きます。(自動車レーンを走行すれば途中歩道へは入れません。)

トンネルから一つめの交差点を左折して「男鹿海鮮市場」へ。男鹿半島の新鮮な海の幸が豊富に取り揃えられている「男鹿海鮮市場」。
季節ごとに旬の海の幸が並び、市場内のお食事処では新鮮な魚介類を使った料理が食べられます。

▲海鮮丼(1600円)

男鹿海鮮市場の後はOGAマリンパークへ。海沿いの公園から寒風山が望めます。

そして旅の最後は、道の駅おが『なまはげの里オガーレ』でスイーツタイム。

「おがジェラート」の、秋田のお米「サキホコレ」を使ったジェラートは、お米を炒った香ばしい風味の味わいです。

Eバイクの走行レポート

男鹿駅を過ぎて、男鹿自転舎で自転車を返却し、13:30サイクリング終了。
2日で総距離80.5km、獲得標高1102mを走って、バッテリー残量はご覧の通り。

1日目の西海岸エリアや、2日目のなまはげライン~寒風山へのヒルクライムは、健脚な上級者には楽しめるコースですが、坂が苦手な方にはちょっとハードなコースです。
しかし、Eバイクならしっかり踏み込んだペダルをアシストしてくれるので、男鹿半島の坂道を、十分に楽しみながら走ることができました。

首都圏・関西圏への帰路

帰路は、男鹿駅13:54発の男鹿線に乗れば羽田空港17:55着で帰れます。(伊丹空港利用は、男鹿駅13:54発~伊丹空港19:55着)。
鉄道利用なら、男鹿駅13:54発~秋田駅で新幹線こまちへ乗り換えで19:04東京駅着。

コース紹介


総距離:80.5km 獲得標高:1102m
1日目 / 距離:33km 獲得標高:647m
2日目 / 距離:47km 獲得標高:455m

男鹿自転舎から半日で、海岸沿いをのんびり楽しみたい方は、なまはげ立像の往復。
ヒルクライムを楽しみたい方は、寒風山へのルートもおすすめです。

▼男鹿市観光情報サイト「男鹿ナビ」
https://oganavi.com/

▼男鹿自転舎(12月~2月は冬季休業)
https://ogajitensha.studio.site/

▼道の駅おが なまはげの里オガーレ
https://michinoekioga.co.jp/

まとめ

起伏の少ない海岸沿いの景色から、雄太な日本海を望む西海岸。宿では温泉と秋田のグルメを堪能し、翌日は男鹿の里山から世界三景を誇る絶景をめぐる男鹿半島サイクリング。

サイクリングスタイルによって選べるレンタサイクルは、ロードバイクとEバイクがあるのでレベルやスキルの違う仲間とも一緒に走ることが可能です。

12日で行けるアクセスの良さも魅力の男鹿半島の風景は、季節や時間帯によって表情が変わるので、ぜひ何度も訪れて楽しんでください。

執筆 : HANADA
広告主:(一社)男鹿市観光協会 DMO推進室

男鹿半島一周コース掲載中

JR男鹿駅近く男鹿自転舎から、美しい半島の西海岸を走って男鹿温泉郷で1泊。2日目は里山を走る”なまはげライン”から風光明媚な寒風山をめぐる、約80kmの「なまはげの里男鹿半島1周」サイクリングコース。

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