旅×自転車 記事

【茨城県】留学生と走るつくば霞ケ浦りんりんロード つくば市

2022年10月30日(日)、茨城県と茨城県国際交流協会の共催で、茨城県内在学中の留学生親善大使等に県の魅力的な地域資源を体験してもらい、各自で情報発信して国内外に紹介しようというサイクリングを含めたツアーが行われました。
留学生とつくば霞ケ浦りんりんロードを一緒にサイクリングしてきました。

留学生集合

参加の留学生は合計25人。ウクライナ、中国、ベトナム、ラトビア、タイ、イラン、マレーシア、インドネシア、トルコの9か国からの留学生が集まった国際色豊かなメンバー。
サポートするサイクリストは、つくば市の筑波山麓の魅力を伝えようと活動している「チーム36(さんろく)」のメンバーと4人、茨城県職員自転車愛好家4人と、国際交流協会理事長の根本博文さんと私を含む10名でサポートしていきます。

留学生が乗る自転車は茨城県の広域レンタサイクルのクロスバイクです。

チーム36が留学生のためにおやつを用意していました。

9時すぎレンタサイクルが並ぶラクスマリーナに留学生がやってきました。
留学生を案内するサポートライダーが班ごとに自転車の乗り方などを説明していきます。

乗りなれていない学生もいるので、停まり方や降り方なとも丁寧に説明しコミュニケーションをとっていました。

りんりんポート土浦を出発

ラクスマリーナからりんりんポート土浦へ移動し集合写真を撮影し、班ごとに出発していきます。
筑波山方面へりんりんロードを走行。
つくば霞ケ浦りんりんロードの旧筑波鐵道コースで筑波山方面へ走っていきます。
まずは藤沢休憩所を目指しました。道中はクロスバイクのギアの使い方を教えてたり乗りづらくないか留学生に声をかけて走りました。

藤沢休憩所

藤沢休憩所で小休止。周辺には麦畑が広がっていて黄金色の絨毯がとても美しく見られました。

水分補給やチーム36のおやつを食べたり、自転車と風景の写真を撮ったりしていました。

準備が整った班から出発していきます。
次の小休止スポット「小田城跡」を目指します。

途中、留学生が興味深く見ていました。地元の方が道端に出していた柿とキウイです。
これは茨城ならではの風景かもしれません。留学生も喜んでお土産に手にする人もいました。

山々を横目に走るサイクリングは気持ちが良いです。

小田城跡に到着。お手洗い休憩など小休止。サポートステーションにもなっています。

平沢官衙遺跡

スタートから約16㎞、平沢官衙遺跡に到着しました。1000年以上前の筑波郡の役所跡だそう。

高床式倉庫が復元され、2003年から平沢官衙遺跡歴史ひろばとして利用されています。
ここまでで留学生の中には疲れがでてきた人もいました。

地元も方がお菓子や野菜、雑貨などの販売をしていました。
留学生も購入したり、地元の人と交流を楽しんでいました。

せっかくなのでストラップを購入。無事帰れますように。

ほどなくして、次の目的地へ向かうことに。

桜井菓子店

筑波山の麓、つくば市神郡にある「桜井菓子店」に到着。
大正時代創業の老舗菓子店。すでにお客さんがいました。まとめ買いする人も。

向かいのお店の駐車場をお借りしていたので、そこであんドーナツをいただきました。
人気のようなので早めに行った方が確実に食べられると思います。
留学生も美味しいと満足の様子。昔ながらのあんドーナツで休憩したのち班ごとに出発です。

休憩中に、駐車場の隅で蕎麦の実を干している様子を見ることが出きました。
地元の人が蕎麦がきの食べ方など教えてくれました。料理好きの留学生は感動しているようでした。

神郡地区は、石倉造りの建築物や黒漆喰に塗られた町屋などがり歴史ある街並みをみながら走ることができます。
また、筑波山へまっすぐ伸びる道は素晴らしい景色を見ることができました。 

稲葉酒造

続いてやってきたのはつくば市沼田にある稲葉酒造。
1867年創業、筑波山の麓で酒造りを続けています。筑波山神社の御神酒「男女川(みなのがわ)」を、創業以来作り続けているそう。また、全国でも数少ない女性蔵元です。

稲葉酒造で作っている「酒粕ミルクジェラート」をいただきました。

蓋をあけると美しいこと。真っ白な表面が印象的で、味はすっきりと甘く良い香りのするジェラートはとても美味しかったです。

留学生も美味しいとあっという間に完食。
蔵で並ぶ日本酒をみたり、景色を楽しんだのち、平沢官衙遺跡まで戻ります。

りんりんロードに出て、筑波山の絶景を楽しみました。

フォトスポットの看板があり、足を止めて写真や動画を撮影していました。
留学生にも茨城が誇る素晴らしい景色を堪能してもらえたと思います。
その後、一度立ち寄っていた平沢官衙遺跡へ戻り、留学生とのサイクリングは終了です。

自転車を降りたあとは、バスに乗りフラワーパークや観光農園、木内酒造を見学しました。
茨城を満喫できるツアーだったと思います。

コース紹介

まとめ

留学生と約28㎞のサイクリングを楽しみました。
最初は自転車の操作に戸惑ったりしていましたが、終始笑顔で楽しくサイクリングしていました。また、今回のツアーでは留学生が母国語でSNS情報発信をしています。
世界へ向けて茨城の魅力が発信されるのは嬉しい限りです。茨城の風景と美味しいものを味わうことができたサイクリングはりんりんロードを走ったことがない初心者の方でも楽しめるコースになっていると思います。

自転車がなくてもレンタサイクルで存分に楽しめますので、ぜひ走ってみてください。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

 

 

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