【2022年版】20万円以上のオススメの入門用ロードバイク8選!
世界的な自転車ブームの波によって、日本でも街乗りだけではなく、スポーツバイクの需要が増加傾向!
オンロードでの高速走行性能を追求した「ロードバイク」に乗る人が増えています。スポーツバイクを扱う人気の自転車メーカーが、素材や機能にこだわりつつも、初心者にもオススメできる8ブランドをご紹介します。
※参考価格は記事掲載時点の価格となります。
目次
「ロードバイク」ってどんな自転車?
オンロードでの速さを追求したロードバイクは、空気抵抗や路面の摩擦、エネルギーロスはもちろん、人間工学などにも配慮して製作されています。
軽量なフレームに、前傾姿勢ができるドロップハンドル、細めのタイヤ、状況に合わせて変速できる多段変速機などが主な装備で、価格も高額になりがちです。
骨格となるフレームとフォークはスチール、アルミニウム、カーボンの他、チタンやマグネシウムなどの素材を使用。単一の金属ではなく、1種類以上の他元素を混ぜた「合金」が多用されており、それぞれのメーカーで独自のレシピを持っています。
また、変速機やクランク、シフター、ブレーキなどのコンポーネントもレース用から初心者用まで広いラインナップがあります。高級モデルでは軽量で高精度が高く、変速段数も多くなりますが、小まめなメンテナンスが必要で、使いこなすにも乗るこなすにもテクニックも必要です。
素材や機能にこだわりつつも扱いやすい20万円以上のロードバイク
ロードスポーツを扱うメーカーは世界に数多くありますが、コンセプトや仕様はさまざまです。レースを視野に入れた上級者モデルは20万円以上が最低ラインと言われています。
スポーツモデルに乗っているけどランクアップしたい、レースを目指したいけど初心者にも使いこなしやすいモデルが欲しい…という人に向けて、それぞれのメーカーからTABIRIN読者にオススメするロードバイクをピックアップしてみました。
TREK(トレック)
アメリカで圧倒的シェアを誇る「TREK」は、バイクテクノロジーとクラフトマンシップにこだわるスポーツバイクブランド。開発投資に力を入れ、独自の素材や加工方法を編み出し、それらをプロダクツに反映させています。
【TREK(トレック)/Émonda ALR 5 Disc】
軽量ロードバイク「EMONDA」のアルミフレームモデルが「Émonda ALR」シリーズです。
独自の技術を投じてTREK史上最軽量のアルミフレームを開発し、ハイパフォーマンスモデルでありながらも手頃な価格帯を実現しています。
「Émonda ALR 5 Disc」は路面振動を吸収するカーボンフォーク、Shimano105で揃えた2×11速ドライブトレイン、パワフルなフラットマウントの油圧ディスクブレーキ、チューブレスレディホイールを搭載。
優れたハンドリングと登坂性能を発揮し、ちょっとしたサイクリングからロングライド、レース参戦もこなせる幅広いスポーツ性を備えています。
■Émonda ALR 5 Disc(エモンダALR5ディスク)
フレーム:アルミ |
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Cannondale(キャノンデール)
業界に革新を与え続けるアメリカのブランド「Cannondale」。アルミの加工技術に優れており、軽くて丈夫なアルミフレームには定評があります。
街乗りから本格レース志向の幅広くラインナップしています。
【Cannondale(キャノンデール)/CAAD13 Disc Tiagra】
キャノンデールのアルミロードレースモデル「CAAD(キャド)シリーズ」は、Cannondale Advanced Aluminum Design(キャノンデールの高度なアルミニウムデザイン)という意味を指した、ブランドの看板モデルのひとつです。
アルミ素材の優れた軽量性と剛性を生かしつつ、空気抵抗を極限まで抑えたエアロシェイプによって空力性能と向上。コンパクトなリアトライアングル、フレーム内部に納められたシートバインダー、エアロ形状のシートポストを採用し、剛性と快適性のベストバランスを実現しています。
また、最大30mm幅のタイヤを装着可能。アクスルを完全に引き抜かずともホイールを着脱できるスピードリリーススルーアクセルを採用しています。前後フェンダーが取り付け可能なフェンダーマウントもあり、メンテナンス性に優れ、多彩なモディファイも可能です。
■CAAD13 Disc Tiagra(キャド13ディスクティアグラ)
フレーム:アルミ合金 https://www.cannondale.com/ja-jp/bikes/road/race/caad13/caad13-disc-tiagra |
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SPECIALIZED(スペシャライズド)
アメリカのカルフォルニア州に拠点を置くスポーツ自転車ブランド「SPECIALIZED」です。
「INNOVATE OR DIE(革新か、さもなくば死か)」をコンセプトにした、固定概念に縛られない自由で多彩な開発力が魅力です。
【SPECIALIZED(スペシャライズド)/ALLEZ SPRINT COMP】
SPECIALIZEDのレーシングアルミロードバイク「Allez Sprint」がモデルチェンジ。カーボン製フォーマンスロードモデル「Tarmac SL7」の開発で培った技術を活用し、アルミ合金でスーパーバイクを実現しました。
Shimano 105のシフティングとディスクブレーキ、DT R470 Discアルミホイール、Body Geometry Powerサドルを装備。パフォーマンスを最大限に高めつつ、コストを抑えています。
自社内に設けた自転車専用の風洞実験施設Win Tunnel(ウィントンネル)でエアロダイナミクスを追求。複雑な形状のヘッドチューブや内装式ケーブルを採用し、距離40km走行時に旧モデルと比べて41秒も短縮しています。
■ALLEZ SPRINT COMP(アレースプリントコンポ)
フレーム:アルミ |
MERIDA(メリダ)
エントリーモデルからレーシングモデルまで幅広く手掛ける台湾生まれの自転車ブランド「MERIDA」。
ドイツでエンジニアとデザイナーが企画・設計し、台湾国内で開発・テスト・製造。ドイツのエンジニアと台湾のクラフトマンシップが融合し、コストハイパフォーマンスの高いバイクを量産しています。
日本でも高い人気を得ています。
【MERIDA(メリダ)/SCULTURA 4000】
レーシングバイクのジオメトリーを持ちながら快適性を追求した「SCULTURA 4000」は、空力性能と剛性を併せ持つ軽量カーボンフレームにShimano製ロードバイクコンポーネント105をセットしたオールラウンドモデル。
制動力の高い油圧式ディスクブレーキを採用。ケーブルや油圧ホースはフレームチューブに内蔵し、見た目をすっきりさせつつ空気抵抗を抑える役目を果たしています。
■SCULTURA 4000(スクルトゥーラ4000)
フレーム:カーボン |
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PINARELLO(ピナレロ)
「PINARELLO(ピナレロ)」は1952年に創業されたイタリアの自転車メーカー。美しいフレームデザインと輝かしいレース実績を併せ持つ人気ブランドです。
約70年かけて世界最高のアスリートたちと積み重ねてきた実績と経験、そして独特のデザインを落とし込んだロードバイクに多くのファンが魅了されています。。
【PINARELLO(ピナレロ)/RAZHA】
「RAZHA」はフラッグシップモデル「DOGMA 65.1」直系といえる最新のアシンメトリック・デザインを身にまとったロードバイクの人気モデル。左右非対称のONDAシルエットを持つ1”1/8-1”1/2のフロントフォークとテーパーヘッドセットは、ブレーキ制動時に最大の剛性と安心感を生み出します。
一本のフレームで機械式コンポーネントと電動コンポーネントの両方に対応する「THINK2」システムを採用し、タイヤクリアランスも28Cサイズまで対応できるので、好みによってカスタマイズすることができます。
油圧式ディスクブレーキ採用モデルの「RAZHA DISK」もあり。
■RAZHA(ラザ)※シマノ 105 Mix 11S 完成車
フレーム:カーボン https://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/pinarello2022/razha.php |
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COLNAGO(コルナゴ)
「COLNAGO」は有力プロチームへのバイク供給を積極的におこない続け、ロードレースの歴史とともに歩んできたイタリアの老舗ブランドです。
’90年代初頭には現在の主流となっているカーボンフレームを先駆けて発表。革新的なモノづくりを探求する姿勢が多くのファンを魅了し続けています。
【COLNAGO(コルナゴ)/V3 Disc ULTEGRA】
カーボンモノコックフレームを採用した軽量レーシングバイク、Vシリーズの最高峰モデル「V3-RS」の弟モデルが「V3」です。カーボンレイアップ変更した同型モールドを採用し、ピュアレーシングモデルにカテゴライズされつつも幅広いライダーに対応します。
V3-RSの素直なハンドリングや振動吸収性の高さを受け継いでおり、フレーム剛性による優れた加速を発揮。
装着できるタイヤ幅は最大28CまでOKで、走り方や好みによってカスタマイズすることが可能です。
ほか、Shimano 105のコンポーネントを採用したディスクブレーキ仕様の「V3 Disc 105」、Shimano 105のコンポーネントにリムブレーキ仕様の「V3 Rim 105」がラインナップされています。
■V3 Disc ULTEGRA(V3 ディスク アルテグラ)
フレーム:カーボン |
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RIDLEY(リドレー)
自転車競技が国技となっているベルギーで誕生した「RIDLEY」は、石畳の道や悪路が多く、世界有数の厳しいレース環境として知られています。
そのため、軽量でありながら、耐久性、剛性、走行性能の3つのバランスを優先。過酷な環境でも高いパフォーマンスを発揮するプロダクツをラインナップしています。
【RIDLEY(リドレー)/Fenix SLA Disc】
長距離向けのエンデュランスシリーズのフルカーボンモデル「Fenix SL Disc」のDNAを反映しながら、コストパフォーマンスに優れたアルミフレームを採用したのが「Fenix SLA Disc」です。
軽量で耐久性と剛性に優れたアルミフレームに、振動吸収性に優れたフルカーボンの極細ストレートフォークを装着。ダンシングやコーナーリング時に優れたハンドリング性能を発揮します。
また、コンポーネントに品質と性能に定評のある、シマノティアグラを採用。ブレーキは油圧式ディスクで安定した制動力を確保しています。
ケーブルはダウンチューブから内装することで泥詰まりなどのトラブルを回避。余分なパーツを廃して軽量でスマートなルックスに仕上げています。ブランド内で最もリーズナブルな価格設定で、通勤・通学からスポーツ走行まで楽しめるモデルです。
■Fenix SLA Disc(フェニックスSLAディスク)
フレーム:アルミ |
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FELT(フェルト)
アメリカの南カリフォルニアでモトクロスバイクのテストライダー兼エンジニアをしていたジム・フェルト氏が1991年に立ち上げた自転車ブランド。
プライベートでトライアスロンのアスリートをしていたことから、自転車のフレーム開発に着手。そのプロダクツは軽量で空力性能を発揮し、ロード、MTB、トライアスロンなど、さまざまなシーンで活躍しています。
【FELT(フェルト)/FR Advanced 105】
快適性とスピードを併せ持つオールラウンドレーサーバイク「FR」シリーズのカーボンモデル。
「FR Advanced 105」は、カーボンと比較してさらに20%軽量な UHC Advanced カーボンに高性能なスウェーデン製テキストリームカーボンを組み合わせ、レーシングバイクとして理想的な軽さと剛性を実現しています。
変速機(ディレイラー)やクランク、シフター、ブレーキはShimano105を採用。FRシリーズのフルカーボンモデルの中で最もリーズナブルな価格設定になっています。
■FR Advanced 105(FR アドバンスド 105)
フレーム:カーボン |
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スポーツ性を追求したロードバイク、安全とルールを守って楽しみましょう!
スポーツバイクの中でもレース競技もできるロードバイクはかなり高額。競技もさまざまな種類があり、トップランクを目指す場合は上限がありません。
自分でメンテナンスや調整、カスタムできることが必要になってきます。ゆくゆく市民レースにも本格的に参加してみたい、初心者でも本格的だけど扱いやすいモデルが欲しいという人は、やはり専門ショップで知識と経験が豊富なスタッフに相談するのがベストです。
また、ロードバイクは平均で20〜30km/h、最高速度は70km/hを超えるスピードが出せます。事故などの交通リスクも高くなるので、ヘルメットやプロテクター入りのサイクルウエアなどの装備もきちんと揃えることをオススメします。交通ルールとマナーを守って、サイクルライフを楽しみましょう!
執筆:守田 二草