【大阪府】レトロなのにモダンな谷町六丁目から天王寺公園まで気ままポタリング
大阪の人々に「谷六(たにろく)」の愛称で親しまれる「谷町六丁目」。
「谷六」は、Osaka Metro谷町線と長堀鶴見緑地線が交わる場所に位置しており、梅田や心斎橋、天王寺まで電車で10分以内と、都心にありながらも東西に延びる空堀商店街を中心に、懐かしい風情が感じられます。
この「谷六」の魅力は懐かしい風情だけでなく、町家などを活用した、こだわりのお店が沢山あることが最大の魅力で、とても探索しがいのある素敵な街です。
そんなレトロなのにとってもモダンな谷六から天王寺公園まで、お気に入りのスポットに立ち寄りながらポタリングを楽しむことに。
目次
うえまち貸自転車をレンタル
TABIRINアプリで「うえまち貸自転車」店さんの位置をTABIRINアプリで確認しながらお店に向かいましたが、お店の名前を掲げておらず、お店の前を行ったり来たりしていましたが、やっと見つけてお声がけしたところ、とても気さくな店主さんが出てきてくださいました。
今日は天王寺公園までポタリングをしたいと思っていることを伝え、かご付きのミニベロを借りることに。
谷六の探索の仕方とは
自転車をお借りした後、話が弾み、谷六の歴史などを教えていただきました。
谷六は昭和時代、印刷所が数多くあったそうで、手塚治虫さんなどの著名な漫画家さん達が若かりし頃には、漫画を印刷してもらうために谷六まで来ていたとか。
今、谷六は、若い人を中心とした個性的なお店が多いのですが、アートや個性を受け入れる土壌が昔からあったのかなと思いました。
その後、店主さんが路地裏まで案内してくださいましたが、大阪の路地裏の入り口は『屋根付き』となっているのが特徴とのことでした。まるでトンネルのよう。
このトンネルをくぐると、なんと中庭があり、開放的な空間が広がっていて、気候のよいときに、ここでお友達とおしゃべりしながら、お酒を飲みたいなーと思ってしまうほど、居心地のいい空間でした。
また、別の路地裏には、古民家を改装した民泊のホテルや猫カフェ、犬カフェ、海外コミックカフェなどがあり、谷六は奥が深いことを実感。
さて、ポタリングスタート
外国人に人気の一心寺
谷六から天王寺公園の手前にある一心寺まで自転車で10分ちょっとで到着。
一心寺は、大阪市天王寺区にある浄土宗の寺院なのですが、その入り口には海外の彫刻とおぼしき、青銅像が鎮座しており、何も知らないでいったら美術館かなと思うようなつくりで、外国人観光客に人気の観光スポットになっているそうです。
天王寺公園
天王寺公園は、天王寺駅の目の前にあり、芝生広場や動物園、大阪市立美術館があるなど、市民の憩いの場になっています。
特に芝生広場は広々していて、カフェなどもあり気持ち良い空間ですが、土日は混雑しているため、人が少ない茶臼山方向へ。押し歩きをしていれば公園内に自転車で入ることができます。
日常の中で見かけない大きな鳥を発見。近寄っても動じなかったので通天閣をバックに撮影をしていましたが、途中で通天閣を鳥が襲っている様なトリック写真を思い付き何度かチャレンジしたのですが、人が増えてきて、撮り終える前に飛び立っていってしまいました。
もっと早く気づいていれば面白い写真が撮れたのに。。ざんねんです
天王寺公園も満喫できたので次のポイントへ。
四天王寺の骨董市
天王寺公園から自転車で5~6分程度で四天王寺に到着。
593年に建立された四天王寺は観音巡礼の一つとなる新西国三十三箇所の第1番札所となる由緒正しいお寺さんですが、訪れるたびになにかしらの市が立っているとても庶民的で活気のあるお寺さんです。
今回は、骨董市が開催されていましたが、掘り出し物が見つかるかも!蚤の市が好きな人にはおすすめです。
四天王寺で骨董市をのぞきながら、プラプラと楽しんだ後、小腹がすいてきたので、上本町のカフェに向かうことに。
上本町にある錢屋カフヱーで休憩
四天王寺から上本町の錢屋カフヱーさんまでこちらも自転車で5~6分程度で到着。
お茶をするつもりが、満席で少し待つことになりました。
ですが、待つといっても、錢屋カフヱーさんは、一棟丸ごと銭屋本舗さんとなっており、カフェスペースだけでなく、ギャラリーやワークショップができるスペースやキッチンなどもあり、様々な講座なども受講できるのですが、訪れたときはギャラリーで万年筆のイベント「On the DESK Vol.4 for New Life~日常を楽しむ~」が開催されており覗いてみることに。
インク沼の世界へようこそ
世界中の万年筆があるということで、見るだけでなく試し書きもさせてもらったのですが、万年筆は持ち方、書く際の角度など難易度が高く、わたしにはまだ早いと思っていたら、万年筆のインクを入れられる「からっぽぺん」という名前のペンがあるそうで、万年筆らしいインクのムラなどの味わいも残しながら、お手軽という優れものがあるとのこと。
いま、SNSを中心に万年筆のインクが人気になっているそうですが、その年の限定色のインクなどもあるそうで、深い深いインク沼にずぶずぶとはまっていいく人が案外多いという話を聞きながら、見て回っていると様々な色があり、試し書きをさせてもらうと、下手な字も味わいと言えなくもない?などと思え、迷いましたが、えいやっとからっぽペンとインクを購入することに。
お店の方からはインク沼へようこそと言われてしまいました。笑
わたしも深い深いインク沼にはまるのでしょうか?未来はわかりませんが、久びさに手紙を書いてみたくなりました。
まだ少し時間があったので、ギャラリースペースを見せていただきましたが、ギャラリーは、メゾネット式になっていて、隠れ家のようでここでのんびり過ごしてみたいと思う素敵な空間となっていました。
やっと、小休憩
ギャラリーを堪能していたら、カフェスペースのスタッフさんが迎えに来てくれました。
おなかも空いていたので、ガトーショコラと力強さと豊かなコクのある錢屋カフヱー 自家焙煎珈琲のコロンビアを注文。
おなかも落ち着き、しっかり休憩をとったので、谷六に帰ることに。
谷町6丁目を散策しながら自転車を返却
上本町の錢屋カフヱーから10分かからないくらいで、谷六の空堀商店街の入り口まで到着したので、自転車を返しがてら、また谷六を散策。
自転車を返却し「うえまち貸自転車」店さんに戻ったのですが、店主さんがおらず、少し待ってみましたが、どの程度不在にされているかわからなかったので電話をしたらすぐに出てきてくださいました。ありがとうございます!
夕暮れが近づくとメイン通りの空堀商店街はひっそりするのですが、路地裏は食べ物屋さんがオープンしはじめ昼間とはまた違ったぬくもりのある雰囲気で、夜は夜で訪れたくなります。
まとめ
お気に入りの場所をめぐった大満喫のポタリングでした。どこも自転車で訪れやすい場所なので、自転車旅の参考にしていただければ幸いです。
谷六~天王寺駅まで電車で約10分。徒歩だと片道1時間はかかるので寄り道もあまりできないのですが、今回のように谷六から南へ向かう際、行動範囲を広げてくれる自転車だと、次のポイントまで10分かからずに巡れるので、欲張って、あちこちいくことができ、ポタリングの醍醐味を味わえます。
大阪のなまちなかをポタリングで巡ってみてはいかがでしょうか。
<今回の訪問先>
▼うえまち貸自転車
http://www.uemachi.net/chari.html
▼天王寺公園
▼一心寺
▼四天王寺
▼錢屋カフヱー
https://zeniyahompo.com/zeniyacafe/
旅のお供にTABIRINアプリ
「TABIRINアプリ」は、WEBサイト「TABIRIN」で収録している自治体等が作成した全国のコース・マップやサイクリストにやさしい宿、レンタサイクルといった「旅×自転車 情報」の各施設、サイクリングの魅力を伝える「旅×自転車 記事」の情報などをまとめて一つの地図で見ることができるアプリです。
まちなかのポタリングの際にも便利に活用できるのでおススメです!
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執筆者:S.K
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