自転車のペダルを交換しよう!ペダルの交換方法とおすすめの商品7選
スポーツ自転車に慣れた頃に試したいカスタムが、ペダルの交換です。
というのも、ペダルは推進力を生み出す大元のパーツ。ペダルをアップグレードすることで、足元の安定感が増し、雨天や悪走路で足を踏み外すリスクを減らせます。
そこで今回は、スポーツ自転車のペダル交換についてまとめました。具体的な交換方法やメンテナンス方法、フラットペダルとビンディングペダルの選び方を解説しています。
また記事の後半ではおすすめのペダルを掲載しているので、記事を参考にさっそくカスタムを試してみましょう。
目次
スポーツタイプの自転車のペダル交換方法
ペダルを交換するための工具は以下の2種類。ペダルの規格によって使用する工具が異なるので、事前の確認が必要です。
- 六角レンチ(6mm・8mm)
- ペダルレンチ
六角レンチは、主にシマノ製ビンディングペダルを交換する際に使用します。
ペダル以外のパーツを交換するときにも使用するので、できれば2~10mmまでひと通りのサイズを揃えておきましょう。
一方のペダルレンチは、15mmのボルトを回すための工具です。完成車に付属しているペダルは、ほとんどの場合このペダルレンチを使って外します。
以下の項目では、ペダルレンチを使った詳しい交換手順を見ていきましょう。
ペダルの外し方
基本的なペダルの外し方は以下の通りです。
- 自転車を台などを用いて固定する。
- ペダルレンチを用いてペダルのボルトを緩める。右ペダルは反時計回り、左ペダルは時計回りで緩むことに注意。
- クランクに付着している汚れやグリスをきれいに清掃する。
上記の通り、左ペダルは「逆ネジ」のため時計回りで緩みます。場合によってはかなりの力が必要なので、自転車をしっかり固定して作業しましょう。
※クランク・・・ペダルが付いている棒のこと
ペダルの取り付け方
ペダルの取り付け方は以下の通りです。
- 新しいペダルを準備する。このときグリスを塗っておくと固着を防げる。
- ペダルには左右の表記があるので、指定された側に取り付ける。
- ペダルレンチでボルトを締める。右ペダルは時計回り、左ペダルは反時計回りで締まる点を忘れずに。
外すときと同様に、左ペダルが「逆ネジ」であることに注意しましょう。ペダルのスムーズな回転が確認できれば作業完了です。
ペダルから異音が聞こえる?自分でできる修理方法
自転車に乗っていると、「ガタガタ」や「コツコツ」という異音が聞こえる場合があります。
さまざまな原因が考えられますが、異音がペダル付近から聞こえる場合、ボルトの締め付けが適切でない可能性があります。
まずは手持ちの工具を使って、各部の固定ボルトを締め直してみましょう。ほとんどの場合は、ボルトの緩みが異音を引き起こしているはずです。
主な点検箇所は以下の3つです。
- ペダルとクランクのボルト
- クランクとボトムブラケットのボルト
- クランクとチェーンリングのボルト
それでも異音が消えない、あるいは異音の原因がはっきりしないときは、自転車ショップにメンテナンスを依頼してください。
※ボトムブラケット・・・クランクとフレームを繋いでいるパーツ
※チェーンリング・・・チェーンがかかっているリングの形状をしたパーツ
ペダルには二種類ある|どちらを選べばいいの?
スポーツ自転車のペダルは、大きく分けて「フラットペダル」と「ビンディングペダル」の2種類があります。
以下の項目で、それぞれの違いを見ていきましょう。
フラットペダル
「フラットペダル」とは、シティサイクルと同じように、踏み面が平らになっているペダルのことです。
ただし、スポーツ向けのフラットペダルは小さな突起や凹凸があり、グリップ力を高める工夫がされています。これは、MTBなどでのオフロード走行を前提としているためです。
舗装路しか走らない方でも、フラットペダルを交換するメリットは十分にあります。ペダルが足をしっかり支えていれば、パワーを逃がさず、身体の疲労を大いに軽減できるでしょう。
また、上位の製品はベアリング(軸受け)の精度が高いため、スムーズな回転が期待できます。
ビンディングペダル
「ビンディングペダル」は、ビンディングシューズと言われる専用シューズを固定できるように設計されたペダルです。
ウィンタースポーツをされる方は、スキー板やボードに付いた金具をイメージしてください。自転車のビンディングは、スキーの固定器具(ビンディング)をもとに開発されたものです。
シューズをペダルに固定することで、足を踏み外すことなく、効率的に回せます。自転車でより速く、より遠くへ行きたいのであれば、このビンディングペダルが大いに活躍するはずです。
初心者におすすめの自転車ペダル7選
ここからは、初心者におすすめのペダルを7種類紹介します。
フラットペダルを中心に、価格が手ごろで扱いやすい製品をピックアップしました。
※価格は2023年12月時点の税込価格となります。
フラットペダル
最初に紹介するのはフラットペダルです。普段履きのスニーカーと合わせられるので、街乗りには最適。
踏み面が広く、グリップが安定するものを選んでおくと、雨天時や悪走路を走る際にも安心です。
SHIMANO(シマノ)「PD-EF205」
商品名 | PD-EF205 |
メーカー | SHIMANO(シマノ) |
価格(Amazon) | 5,648円 |
特徴 | 同じシマノから出ている、カジュアル指向のフラットペダルです。手頃な価格ながら、堅牢なアルミニウムボディが足元をしっかりと支えます。また、5種類のカラーが用意されている点も魅力。車体と色を合わせて、個性あふれる自転車にカスタムしましょう。 |
商品URL | Amazon |
三ヶ島製作所「MT-FT」
商品名 | MT-FT |
メーカー | 三ヶ島製作所 |
価格(Amazon) | 1,390円 |
特徴 | 三ヶ島製作所(MKS)のフラットペダルです。同社は競輪やトラック競技用のペダルを手がける老舗。MT-FTは低価格でありながら、スムーズな軸の回転と軽量性を実現しています。リフレクター付きで安全面に配慮されている点も見逃せません。 |
商品URL | Amazon |
GORIX(ゴリックス)「GX469」
商品名 | GX469 |
メーカー | GORIX(ゴリックス) |
価格(Amazon) | 1,499円 |
特徴 | ゴリックスのフラットペダルは、踏み面全体に凹凸を加え、オフロードでのグリップ力を確保しています。さらに新型の「GX469」では、踏み面が大きく中抜きされている点も特徴。泥や異物が詰まりにくいため、山道などの悪走路に適しています。 |
商品URL | Amazon |
TIOGA(タイオガ)「SureFoot® Slim(シュアーフット スリム)」
商品名 | SureFoot® Slim(シュアーフット スリム) |
メーカー | TIOGA(タイオガ) |
価格(Amazon) | 2,530円 |
特徴 | タイオガの「シュアーフットスリム」は、幅広の踏み面が特徴のペダル。大型ボディでありながらも、樹脂素材を採用することで、ペア330gにまで軽量化を果たしています。通常のペダルと同等の軽さでありながら、ペダリング時の安定感も抜群です。ブルーやレッドなど5種類のカラーを展開しているので、好みに応じてカスタムを楽しみましょう。 |
商品URL | Amazon |
CRANK BROTHERS(クランクブラザーズ)「STAMP 1(スタンプ1)」
商品名 | STAMP 1(スタンプ1) |
メーカー | CRANK BROTHERS(クランクブラザーズ) |
価格(Amazon) | 6,259円 |
特徴 | クランクブラザーズの「スタンプ 1」はカラーバリエーションが魅力。オレンジやターコイズなど、8種類の鮮やかなカラーが用意されています。デザインだけでなく実用面での質も高く、コンポジット素材の採用で軽さと堅牢性の両立を果たしました。上位モデルから継承したベアリングによって、スムーズな回転も期待できます。 |
商品URL | Amazon |
ビンディングペダル
最後に、初心者におすすめのビンディングペダルを紹介します。
足とペダルを固定するビンディングは、初心者脱却の第一歩。最初は扱いづらいと感じるかもしれませんが、慣れれば自転車との一体感が高まります。
SHIMANO(シマノ)「PD-EH500」
商品名 | PD-EH500 |
メーカー | SHIMANO(シマノ) |
価格(Amazon) | 8,980円 |
特徴 | シマノの「EH500」は、片面フラット・片面SPDの二面設計が特徴。踏み面を変えるだけで、スニーカーとビンディングシューズを兼用できます。ビンディングに不慣れな初心者はもちろん、スポーツ自転車をカジュアルに乗りこなしたい方にも最適。フラット面は8本のピンが配置されているので、スニーカーでも足元がぐらつきません。 |
商品URL | Amazon |
SHIMANO(シマノ)「PD-RS500」
商品名 | PD-RS500 |
メーカー | SHIMANO(シマノ) |
価格(Amazon) | 6,354円 |
特徴 | 本格的なビンディングデビューには、シマノの「PD-RS500」がおすすめ。基本的な設計は上位モデルと変わりませんが、テンションが弱く設定されており、ビンディングの着脱が簡単です。さらに、必要に応じてテンションの設定を変更できるため、ビンディングに不安を覚える方でも徐々にステップアップが図れます。 |
商品URL | Amazon |
ペダルを交換して自転車をもっと楽しもう
今回はフラットペダルを中心に紹介しましたが、スポーツ自転車を乗りこなす上ではビンディングの習得が欠かせません。
最初は怖いかもしれませんが、人けや車の少ない場所で練習してみましょう。
なお、ビンディングペダルを使うためにはビンディングシューズも必要となります。あなたの目的に合ったビンディングシューズを選んでください。
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執筆者:yashin fuku(2021年12月5日)
更新:yamada(2023年12月)