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【静岡県】ミニベロで夏の浜名湖一周(ハマイチ)チャレンジ


静岡県西部に位置する浜名湖は「ダイダラボッチが転んでついた手の跡」とも伝わるユニークな形の湖です。南の今切口で遠州灘とつながっており、汽水湖ならではの海の幸や景色に出会うことができるエリアです。

親戚のお兄さんと、浜名湖1周サイクリング 「ハマイチ」に、ミニベロで挑戦してきました。

スタートは「JR新居町駅」

スタートはJR東海道線「新居町駅」。集合時間に45分遅れてきた相棒。

浜名湖を1周するコースの一部には自転車道が整備され、サイクリストが気軽に立ち寄り休憩できる「Bicycle Pit・自転車の休憩所」に認定されている施設も多くみられます。

この日も、各スポットでは多くのサイクリストでにぎわいを見せていました。

スタート地点から約15km、1時間ほどで舘山寺(かんざんじ)エリアに到着。自転車を降りて館山(たてやま)や周辺地域を散策します。

舘山寺

周辺地域の地名にもなっている「舘山寺」は810年に空海によって創建されたと伝えられる古刹です。

本堂の背後にある館山には遊歩道が整備され、手軽にハイキングできるスポットです。

また、周辺地域には、舘山寺温泉や浜名湖パルパル、浜名湖オルゴールミュージアムなどがあり、浜名湖周辺の観光拠点となっています。

舘山寺 門前通り観光案内所

周辺地域の地図や施設のパンフレットが置いてあるスペースの奥に、なんとパチンコ台が!なつかしのパチンコを時間制で遊ぶことができます。

舘山寺周辺で遊びすぎ、1時間半も滞在しておりました…(この後かなり頑張りました)。

天竜浜名湖線(天浜線)

舘山寺から北へ約13km。奥浜名湖エリア、天竜浜名湖鉄道の気賀駅(きがえき)周辺までやってきました。

天竜浜名湖鉄道は、静岡県掛川市の掛川駅から浜松市天竜区の天竜二俣駅を経て、湖西市の新所原駅に至る鉄道路線。

ワンマン運転のディーゼル車が1時間に1本程度の間隔で運行しています。

駅舎ごとに個性があり、ローカル線ならではの懐かしさを感じながら鉄道旅ができる路線です。2017年から輪行バックの無料貸し出しサービスを行っており、気軽に輪行の旅ができるのも魅力の一つです。
気賀町高架橋、気賀駅本屋、気賀駅上屋およびプラットホームの3施設が、国の登録有形文化財として登録されています。気賀駅は無人駅ですが、駅舎には飲食店「中華屋 貴長」が入居しています。

清水屋の「うな重」

うなぎの養殖で有名な浜名湖の周辺には、おいしいうなぎを食べられるお店が多くあります。今回は地元でもおいしいと有名な「清水屋」へ。

甘辛いたれが絡んだ鰻とごはん、さらにうなぎの肝が入ったお吸い物でパワーチャージできました。

奥浜名湖向山「いっぷくの駅」

国道沿いにある休憩所、奥浜名湖向山「いっぷくの駅」。

チューブを買うことができる自販機や空気入れが置いてあります。

白馬にまたがり浜名湖を眺めながらの小休憩です。

突如現れたゴリラの前でも一息。

長坂養蜂場

猪鼻湖(いのはなこ)は、浜名湖北西部に位置して猪鼻瀬戸でつながっている汽水湖。周囲は約14kmです。
浜名湖沿いから猪鼻湖の西岸へと進み、はちみつ専門店「長坂養蜂場」へ。様々な種類のはちみつや、はちみつを使ったスイーツ、化粧品などが販売されています。

はちみつソフトクリームが有名なのですが、土日祝日は販売していませんでした。
代わりにはちみつレモンシャーベット。

40km近く走ってきた身体に染み渡るおいしさでした。
ここから新居町まで約17km。ゴール目指して一気に走りました。

コース紹介

情報リンク

浜名湖一周サイクリングWEB

浜名湖周遊自転車道

天浜線 カバー式輪行バック無料貸出サービス

まとめ

道に詳しい相棒のおかげでこの日はスムーズに走ることができました。
終始きれいな夏空と愉快な相棒に励まされ、なんとか完走。最後は二人で「サライ」と「負けないで」を熱唱しながら走りました。

浜名湖沿いは、自転車道やが整備され休憩所もあり、天浜線には輪行サービスもあるおかげで、初心者の私でも、安心して長い距離に挑戦できました。

執筆:AKO

静岡県出身。大学時代は大阪で過ごし、現在は社会人として広島在住。
大学時代に自転車の撮影に関わったきっかけで、サイクリングの魅力を知り、広島での休日を自転車で楽しんでいます。
愛車は、輪行旅にも便利な折り畳み自転車「CARACLE-S」。

TABIRIN写真ギャラリー

写真から記事やスポットが検索できるギャラリーです。

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