初めての方必見! オーストラリアのサイクリング事情をまとめてみた!
※この記事は2019年1月24日に公開されたものを2021年6月に更新したものです。
前回はオーストラリアでの自転車に関する交通ルールをご紹介しました。
今回はオーストラリアでの一般的なサイクリング事情に焦点を当ててご紹介します。
目次
1.オーストラリアで自転車に乗るときのルール
オーストラリアで自転車に乗る場合、法律に基づく国全体のルールと、州ごとに定められたルールに従う必要があります。以下の記事でまとめていますので参考にしてください。
2.オーストラリアの道路事情
オーストラリアの道路は、ヨーロッパ諸国ほどではありませんが、自転車通行空間の整備がなされている国です。
市街地の交通量が多い道路では、比較的自転車通行空間が整備されており、安全に通行することができます。
また、オーストラリアの人口密度は3.1人/km2。これは日本で最も人口密度が低い北海道(67.40人/km2)の1/20の人口密度です。そのため、市街地を少し離れて幹線道路から外れれば交通量はほぼゼロとなると考えて良いでしょう。
オーストラリアの道路は、
M(高速道路)
A(幹線道路)
B(旧国道、二次幹線道路)
C(農道、住宅街等)
D(未舗装道路)
といったようにアルファベットが振られています。
Bと名のつく道路は交通量が少なく、舗装のレベルも幹線道路と同じ程度綺麗なので、サイクリングに適しています。
オーストラリアの自転車通行空間に関しては以下の記事でまとめていますので参考にしてください。
また主要都市の自転車通行空間は以下のサイトから調べることができます。
『Cycleway finder』
シドニー周辺の自転車通行空間を色分けして示しています。
>>Cycleway Finder|ニューサウスウェールズ州
『CYCLING BRISBANE』
ブリスベン市内のサイクリングロード、給水ポイント、サイクルスタンド等を容易に検索できます。
>>Map Of Brisbane Bikeways|CYCLING BRISBANE
『bike paths』
オーストラリアの主要都市の自転車通行空間を示したマップが掲載されています。
>>Australian Maps|bike paths
3.オーストラリアの駐輪場事情
オーストラリアのカフェや公共施設には、基本的に自転車を括り付けるためのサイクルスタンドが設置されています。カフェや公共施設以外でもあちこちにサイクルスタンドが設置されており、サイクルスタンドを探すのには苦労しません。
しかしながら、日本の都市部と同様にいくら鍵を厳重にかけても盗難の可能性があります。自分の責任において自転車は管理しましょう。もちろん、都市部には有料の自転車駐車サービスもあります。
高級なスポーツタイプの自転車を駐輪する際は、可能な限りセキュリティの厳重な有料サービスを利用しましょう。
日本での盗難対策については以下の記事をご覧ください。
4.オーストラリアでのCycling Tips
実は、オーストラリアはコーヒーの消費量が多い国として知られているコーヒー大国です。
そして、サイクリストといえばライド前後のコーヒーブレイク。素晴らしい道路と素晴らしいコーヒーを持つこの国は、サイクリストとの相性が抜群です。
街のいたるところにお洒落なカフェがありますので、コーヒーとマフィンを頼んでライド前の集合場所にしてもいいかもしれません。
オーストラリア名物スイーツのラミントン(ココナッツとチョコレートでコーティングしたスポンジケーキ)をライド前に補給するのもおすすめですよ。
5.オーストラリアへのアクセス
日本からオーストラリアへは直行便が出ています。
・例:成田国際空港~ケアンズ国際空港 約7時間30分
>>参考:オーストラリアへの行き方・アクセス | トラベルタウンズ海外旅行
6.オーストラリアで挑戦してみたいサイクリングロード
オーストラリアの自転車事情についてお分かりいただけたでしょうか。次は実際にサイクリングを楽しんでみましょう。オーストラリアには圧倒的な大自然と出会える、素晴らしいサイクリングロードがありますよ。
グレートオーシャンロード
「世界で最も美しい9つのサイクリングルート」にも選ばれている、オーストラリアを代表するサイクリングロードです。オーストラリア南部のトーキーからアランスフォードを結ぶ約260kmにおよぶ海岸道路で、雄大な海はもちろん、コアラやカンガルー、熱帯雨林などとも出会える贅沢なコースです。
距離が長く、宿泊施設も限られているので、事前にしっかりと計画を立ててから挑戦してください。詳しくは、下記の記事も参考にどうぞ。
ブリスベン to ゴールドコースト
その名のとおり、オーストラリアの2大都市であるブリスベンとゴールドコーストを結ぶ約100kmのコースです。毎年10月に行われるサイクルチャレンジも人気で、国内外から多くのサイクリングファンが参加しています。大会の際には高速道路の一部が封鎖され、高層ビル群を走り抜ける貴重な体験ができます。自然豊かな郊外や、海岸沿いの景色も満喫できますよ。※2020年は新型コロナウイルスの影響により中止となっています。2021年の情報は公式サイトをご確認ください。
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(執筆:松橋拓也)