季刊紙cycleの「自転車×旅×郷土食」ブースをレポート!|サイクルモード2018
2018年11月9日〜11日、千葉県の幕張メッセにて、日本最大の自転車の祭典サイクルモード2018が開催されました!
3日間で延べ約26,000人が集まったこのイベント。今年も大賑わいとなりました。
ここでは、旅とジテンシャに着目して、各ブースの盛り上がりをレポートしていきたいと思います。
第一弾は「BICYCLEスタイルゾーン」のうち、自転車フリーペーパー「季刊紙cycle」さんの展示ブースをご紹介します!
自転車フリーペーパー「季刊紙cycle」とは
「季刊紙cycle」は、株式会社ピクニック社が2008年に大阪で創刊した自転車系のフリーペーパーです。
主に女性や自転車の初心者をターゲットにしており、自転車そのものよりも「自転車をとりまくさまざまな文化や情報」を紹介する自転車カルチャー紙です。
その内容は、ファッションやカルチャー、サイクリングコース、社会問題などなど。
サイクルモード2018のBICYCLEスタイルゾーンでも、「季刊紙cycle」の最新号とバックナンバーが無料で配布されていました。
BICYCLEスタイルゾーンの紹介
BICYCLEスタイルゾーンは自転車を通じた日常の楽しみ方を提案するコーナーです。
このうち、季刊紙cycleでは「自転車×旅×郷土食」をテーマに2つの展示が行われていました。
一つ目が長崎の郷土料理「自転車めし」、二つ目が世界の郷土菓子。これはユーラシア大陸を自転車で横断したパティシエ・林 周作さんとのコラボ展示でした。
長崎の郷土料理「自転車めし」の紹介
長崎の郷土料理「自転車めし」。これは島原半島に伝わる煮干しとしょうゆの炊き込みごはんです。
なんとも自転車旅と相性の良さそうなこの郷土料理。
1927年に島原半島で自転車レース(島原半島一周自転車
そしてそのネーミングは、自転車レースのための応援食であったことと「自転車のように早く炊ける」という意味も含めてのもの。とても面白いですね!
簡単に作ることができる「自転車めしの素」もあるそうですよ。
さて、このブースではなんと、自転車めしのレシピが配布されていましたので、その内容をご紹介します。
自転車めし(6人分)
材料
作り方 1.米はといで、ザルにあげる。ゴボウはささがきに、ニンジンは2~3mmの千切りに、油揚げは油抜きをして千切りにする。 2.具の下ごしらえができたら、かえり煮干し、薄口しょうゆ、料理酒、水を計量する。 3.1と2の材料をすべて炊飯器に入れ、全体をざっくりと混ぜてから、通常と同じ炊き方で炊く。 |
島原半島は一周すると約110km。「胃袋」のようなカタチをしているこの半島は、グルメ好きのサイクリストにおすすめです。
ぜひ「自転車めし」も楽しんでみてくださいね!
自転車で巡った世界の郷土菓子の紹介
世界の郷土菓子の紹介コーナーは、パティシエ・林 周作さん(郷土菓子研究社)とコラボした展示となっていました。
林さんは1988年京都生まれの菓子職人で、現在は東京・原宿にカフェ「Binowa Cafe」をオープン。
>>Binowa Cafe|郷土菓子研究社
>>Binowa Cafe|たべログ
この方は、2008年にエコール辻大阪フランス・イタリア料理課程を卒業。
世界の郷土菓子の魅力に取りつかれ、なんとパリから上海までユーラシア大陸を自転車で3年半をかけてかけて横断したそうです。
こちらが林さんが実際に使ったイタリアメーカー「TORPADO」のバイク。
これまで34カ国・400種類以上の郷土菓子を実際に食べ、味を伝えつづける菓子職人という、魅力ある経歴の持ち主です。
このコーナーでは、そんな林さんの各国でのエピソードや写真が展示されていました。
こちらは林さんが世界を旅しながら現地で取材を重ね、毎月発行していた郷土菓子専門誌『THE PASTRY TIMES』。
カフェ、レストラン、洋菓子屋、ギャラリーや郷土菓子研究社ウェブサイトにて配布されているそうです。
また、見たことも聞いたこともない魅惑の郷土菓子が販売されていました。バーズラーレッカーリー、ポルヴォロン、シェチェルブラなど…。
実際にスイス・バーゼルの郷土菓子であるバーズラーレッカーリーを食べてみました。
シナモンとナッツの風味が口に広がり、なんとまあ美味。また新しい自転車の魅力の形を感じたのでした。
今回は、自転車を通じた日常の楽しみ方を提案する「BICYCLEスタイルゾーン」のうち、季刊紙「cycle」さんのブースをご紹介しました。
自転車×旅×郷土食を切り口に、また新しい自転車の楽しみ方を知ることができました。
まだまだたくさんある自転車の魅力!
TABIRINではそんな自転車の魅力をこれからも発信していきます。
(執筆:t.k)