秋と言えば「紅葉」、紅葉と言えば「京都」に行きたくなるこの季節。
京都市内の東側へ紅葉を求め、日帰り約25kmのサイクリングをご紹介します。
※この記事は2018年11月19日に公開されたものを2022年11月に更新したものです。
京都府の紅葉サイクリングスタート
まずは祇園花見小路~古門前通へ


京都七条からスタートします。
まずは四条まで上って「祇園花見小路」へ。白川を渡って東へ曲がると「古門通」です。
白川へ出ると京都っぽい雰囲気が残り、外国人や着物姿の観光客がたくさんいます。
鹿児島から来られていた着物の女性にご協力いただいて撮影させていただきました。
人気の「円山公園」「知恩院」を観光
祇園からすぐの八坂神社横を通り、京都市内で最も古い公園である「円山公園」へ。
すぐ北側に行けば「知恩院」があります。円山公園も知恩院も知名度が高いので、人はとても多いです。
祇園白川のほとりをゆったり散策
知恩院から坂を下った「白川」のほとり。
以前から好きなスポットなのですが、自転車で来たのは初めてなので、のんびりゆっくり川のほとりを散策します。
すぐに目に入るのが、幅約60センチ、長さ約12メートルの小さい一本橋。この一本橋は「行者橋」「阿闍梨橋」とも言われています。
観光に来られていた方に協力をいただいて撮影。
柳が立ち並ぶ雰囲気の良い、400mほどの道を進んでまた反対側を走ってみます。
「白川カフェ」のほうじ茶カフェラテで休憩
さっき前を通ったカフェが気になるので、少し立ち寄ることに。
お店の名前は「白川カフェ」。
オススメの「ほうじ茶カフェラテ」でまったり休憩します。
※2021年追記 「白川カフェ」は閉店しています。
「蹴上(けあげ)インクライン」に寄り道して南禅寺方面へ
白川カフェからすぐの二条通りを東へ進むと「蹴上(けあげ)インクライン」があります。
「蹴上インクライン」は、南禅寺の近くにあり、全長582mの世界最長の傾斜鉄道跡です。
高低差約36メートルの琵琶湖疏水の急斜面で、船を運航するために敷設された傾斜鉄道の跡地。
桜で有名なこの場所ですが、秋は紅葉がとても綺麗な風景になります。ここから南禅寺方面へ向かいます。
「哲学の道」では自転車は押し歩きでじっくり満喫

「哲学の道」は永観堂付近にある熊野若王子神社前の冷泉通若王子橋を南端として始まり、東山山麓の琵琶湖疏水に沿って銀閣寺西の今出川通銀閣寺橋を北端として続く約1.5kmの散歩道です。
川沿いは桜並木が続き、春はとても多くの人が訪れます。秋の季節は来たことがなかったので、ここに来るのが今回2つめの目的です。
未舗装ですが西側の道はきれいに整備されています。勿体ないので押し歩きでのんびり景色を楽しみます。

途中、「哲学カフェ」というお店を見つけたので少し立ち寄ることに。
お店の正式な名前は「PHIROSOPHY CAFÉ」。雰囲気の良い欧米系の男性が出迎えてくれます。お客さんも欧米の方が多くとてもお洒落。カプチーノとモンブランでまったりと…。
再び北へ川沿いの移り変わる景色を楽しみながら進みます。
銀閣寺の入り口から西へ向かったところが、哲学の道の北端です。
クルマで来るとまた戻らないといけないですが、自転車だと次へ進めるので便利です。
まだまだ京都を楽しむために北山・宝ヶ池へ
日没までまだ時間があるので、白川通りを北へ走って「宝ヶ池」へ向かうことに。
雰囲気の良い白川通りには、ラーメン「天下一品」の本店。
北山通りを西へ進み、坂を登って夕暮れの「宝ヶ池」へ。
この池の周遊道路も未舗装ですが、きれいに整備されていてとても良い雰囲気
この池の周遊道路も未舗装ですが、きれいに整備されていてとても良い雰囲気です。
北側には「国立京都国際会館」もあります。こちらはその近くにある公園の風景。
夕焼けの高野川~鴨川でサイクリング終了!
ここからは高野川沿いの川端通りを一気に南下します。「出町柳駅」前あたりで「鴨川」に合流します。この川沿いも未舗装ですが、整備されていてとても良い気持ちです。
四条あたりまで来たところで、辺りはもうすっかり暗くなっていました。
さらに七条まで下って今日の旅は終了です。
コース紹介
今回の記事で紹介したコースの詳細は以下でもご覧いただけます。
まとめ

京都市内の有名な寺院ではなく、自転車ならではの「道・路」をテーマに紅葉を求めてきました。この日は11月11日。見頃は11月下旬~12月上旬だそうなので、紅葉はまだ少し早かったですね。
使用したのはロードバイクでしたが、ロードバイクである必要は全くありません。少しタイヤが太めのクロスバイクや小径車でのんびりサイクリングがおススメです。
宝ケ池まで行かないならレンタサイクルやシェアサイクルでも十分楽しめます。
関西からは十分日帰りできますし、関東や全国の方は1泊でレンタサイクル・シェアサイクルを使ったお手軽自転車旅もおススメです。
執筆:HANADA
寺社の詳細情報
この記事で触れた有名な寺社をいくつかご紹介しますので、紅葉シーズンに訪れる際の参考にご覧ください。
八坂神社
八坂神社は平安京遷都(七九四)以前より鎮座する古社で地元の方からは「祇園さん」と呼ばれることもしばしば。あらゆる災いを祓う神様として信仰されている主祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)をはじめ、境内には数多くの神様をお祀りしています。
縁結びのパワースポットとしても有名なことや、本殿から向かって右奥の美卸前社(うつくしごぜんしゃ)前にある神水を2~3滴肌につければ、肌も心も磨かれるという説もあり、女性に人気の神社でもあります。
境内にある刃物神社や厳島神社周辺(北側)の木々は、紅葉のトンネルとも称されているそうです。
南禅寺

南禅寺は境内全体が国史跡に指定されており、国名勝の方丈庭園、日本三大門の一つでもある高さ22メートルの「三門」、明治時代に建てられた哀愁漂う「水路閣」、とその他も多数の見どころがあることや、日本の禅寺で最も高い格式のお寺ということもあり、京都の観光名所として外せないスポットとも言えます。
四季折々それぞれ魅力的な風景を奏でる場所ですが、秋は三門の楼上から見える色鮮やかな紅葉や楓がとても美しく、絶景を楽しめます。
駐輪場もあります。
〇南禅寺公式サイト
https://www.nanzenji.or.jp/
知恩院
浄土宗の総本山として知られる知恩院(ちおんいん)は国宝の三門、御影堂やその他数多くの重要文化財が存在することで知られています。
四季折々の風景を楽しめる場所ですが、紅葉シーズンに訪れる方も多く、特に友禅苑の池に映り込む紅葉は見物です。
今年(2022年)は春の桜、秋の紅葉シーズンにライトアップを開催しており、夜ならではの情景や催しが楽しめるようになっています。
〇「知恩院 秋のライトアップ 2022」の詳細はこちら
それぞれの寺社の紅葉 見頃
2022年11月上旬時点の情報となりますがご確認ください。
| 寺社 | 見頃予測時期 | 現在の情報 | 見頃予測参考サイト |
| 八坂神社 (隣接する円山公園の情報) |
例年11月中旬から12月中旬 | 色づき始め | 日本気象協会 |
| 南禅寺 | 11月中旬から下旬 | 全体の4割が色づいてきている | ウェザーニュース |
| 知恩院 | 11月下旬から12月上旬 | 全体の2割がほんのり色づいてきている | ウェザーニュース |
周辺のレンタサイクル
ご紹介した寺社周辺のレンタサイクル店をいくつかピックアップしてみました。
自転車をレンタルして近辺を周遊したり、点在する京都の観光名所まで足を延ばしてみてはいかがですか。
るぽるぽ 京都市鴨東駐車場レンタサイクル
るぽるぽ 岡崎公園駐車場レンタサイクル
安本バイクプール レンタサイクル
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かつてはこの場所から、法隆寺、法輪寺、そして法起寺の「斑鳩三塔」が全て見ることができたそうです。残念ながら現在は、法隆寺の五重塔が少し、法輪寺の塔が少し見えるだけとなってしまいました。
ここから600mほどで法起寺です。
法起寺は聖徳太子の長男である山背大兄王が聖徳太子が住んでいた岡本宮を寺に改めたのが始まりとされています。ほとんどの建物が室町時代に再建されたものですが、三重塔だけは706年に建立されたものがそのまま残っており法起寺は「法隆寺地域の仏教建造物」の一部として世界遺産に登録されています。
法起寺の三重の塔は高さ24mで現存する三重塔の中では日本最古といわれています。周囲に高層建築物がない斑鳩の里にそびえる古塔の光景はなんとも風情があります。なお塔の平面寸法は法隆寺の五重塔と類似しているのだそうです。
コスモス畑は地元の方々によって、美しい景観を残すために大切に栽培されています。
ゆっくり過ぎる時間を感じているといつまでもここに居たくなりますが、ここから約5km先の郡山城跡を目指します。





紅葉の次は銀杏を目指して約10km先の天理へ向かいます。

この東西に走る「親里大路」は、銀杏の黄葉の名所。銀杏は天理市のシンボルとして市木にもなっています。
銀杏並木を往復すれば、ゴールの奈良健康ランドまで約4kmです。






























































































季節の移り変わりを肌で感じながら、寒霞渓スカイラインをひたすら登ります。仲間がいれば辛くても何とか楽しく登れます。






お店の前に並んだロードバイクの数に圧倒されます。















駅の改札近くには下諏訪観光案内所があり、旅の情報収集にも最適。ここから初日のサイクリングをスタート。


諏訪湖は、冬期に全面結氷して”御神渡り(おみわたり)”が出現することもある湖としても有名です。



山あいからは、北アルプスの南部に3,000m級の峰々を連ねる穂高連峰を望むことができます。



1階のショップでは、パッケージがスタイリッシュなオリジナル商品をはじめ、信州各地の名産品、特産品が販売されています。




















円錐形の美しい山は、八ヶ岳のほぼ最北端に位置する蓼科山(たてしなやま)。日本百名山に数えられ、その姿から諏訪富士(すわふじ)とも呼ばれています。
























































この地の名産「りんご」を使ったクレープでひと休み。





























食欲の秋。美味しいものがたくさん出てくる時期ですね。秋の味覚「栗」の栽培面積、生産量日本一の笠間市へ栗を食べに行ってきました。一括りに栗と言っても楽しみ方食べ方は様々。笠間市でどんな栗に出会えるのでしょうか。



















ギャラリーロード沿いにある洋風の可愛らしい外観のパン屋。






































