【群馬県】桐生市の自然と伝統的な産業遺産をめぐる、フォトジェニックなサイクリング《PR》
サイクリングの楽しみ方のひとつ「写真」。スマホやカメラを持って、自転車で様々な風景や建物をめぐれば、自分だけのフォトジェニックなスポットにも出会えます。
のどかな風景をはじめ、町中には多くの産業遺産がのこる群馬県桐生市で、様々なフォトスポットを巡る約24kmの自転車旅を紹介します。
数々の産業遺産が残る「桐生市」
群馬県桐生市(きりゅうし)は、古くから絹織物を産する機業都市で、「桐生織」は京都・西陣の「西陣織」と並び称されています。
市内に多くの産業遺産があり、130件以上の国登録有形文化財が残されています。
桐生市内には多数のノコギリ屋根工場も存在し、貴重な産業遺産は観光資源としても期待されています。
スタートは上毛電気鉄道「西桐生駅」
上毛電気鉄道「西桐生駅」駅舎は、1928年(昭和3年)の上毛電気鉄道開業時に建設されました。
昭和初期のモダンな洋風建築は、創建当時の姿が良好な状態で残っています。
三輪神社
西桐生駅から北東へ約1kmで「三輪神社」。
三輪神社の同じ境内には、「西宮神社」が鎮座していて、巨木の右手の参道階段を登ると西宮神社。左手参道を進めば美和神社となります。
ここには幾つも神社があって、美和神社境内左手には、八意思兼神社。境内を右手に歩くと、松尾神社の小祠があり、その奥に金毘羅神社。その右隣りに西宮神社があります。
ここから県道66号を走り10km先の梅田湖を目指します。
田中商店
なだらかな坂道をのぼること約7km、道沿いにある昔ながらの趣の「田中商店」。
長らく地域に密着していたこのお店は2010年に惜しまれつつ閉店。そのお店を孫の代が「アウトドアスタイルコンビニ」として2021年8月に復活させました。
その名の通り、店内のアウトドアグッズに囲まれて、コーヒーやスイーツを頂けます。
田中商店オリジナルプリン。コーヒーと一緒に撮影。
お店には人気者の「猫」もいます。
ここから梅田湖までは約3km。
梅田湖(桐生川ダム)
桐生川にある桐生川ダムは「梅田湖」と呼ばれ、右岸に位置する「梅田台緑地公園」は、市民の憩いの広場となっています。
敷地内には「ロウバイパーク」があり黄色い花が咲いています。ここでもフォトセッション。
美しい湖畔の風景を見ながら穏やかなひと時。
こんな写真も撮ってみました。
ベーカリーカフェ レンガ
梅田台緑地公園で折り返し、県道66号をゆっくり下ります。
途中の小さなバス停では、青空と梅を見ながらフォトタイム。
市街地へ戻り「ベーカリーカフェ レンガ」へ。
1920年に建てられた、レンガ造りの「ノコギリ屋根」工場の建物は、2008年にベーカリーカフェとして生まれ変わりました。
ノコギリ屋根工場と事務所棟は1998年に国登録有形文化財に指定され、2007年に経済産業省近代化産業遺産に認定されました。
人気No.1の「のこぎり屋根のフレンチトースト」
旧曽我織物工場
ベーカリーカフェから約500m、昔懐かしい雰囲気の裏通り。
このノコギリ屋根工場は「旧曽我織物工場」。
現在の石造鋸屋根工場は、1922年にに建築されました。1930代は織物業の最盛期でしたが、1969年頃織物の操業を止め、その後市内企業の工場や倉庫として最近まで利用されていましたが、現在は活用を検討中だそうです。
有鄰館 レンガ蔵
旧曽我織物工場から350mで「有鄰館(ゆうりんかん)」。
江戸時代から昭和時代にかけて、酒・味噌・醤油を醸造し保管するために使用されていた11棟の蔵群が、舞台や展示、演劇、コンサートなど様々な用途に使用され、「文化を発信する場」として、町並み保存の拠点にもなっています。
和の伝統を感じる「蔵」と、洋の趣がある「赤レンガ」が交差するここは、時代の移り変わりを感じるフォトジェニックはスポットです。
桐生織物記念館
1300年の歴史を持ち日本を代表し伝統的工芸品の指定を受けている「桐生織」。
1934年(昭和9年)に建てられた桐生織物記念館は、「織都(しゅくと)」の別称を持つ桐生の隆昌をいまに伝える象徴的な建築物として、1997年に国の登録有形文化財に指定されています。
1階の販売場では、「手織機」をはじめ貴重な道具類の展示と和洋それぞれの織物製品を販売。2階の展示室では桐生織物をさまざまな資料やパネルで解説しています。
この地域周辺は、2012年に桐生市桐生新町重要伝統的建造物群保存地区(重伝建地区)に選定されました。
コース紹介
▼Kiryu Walker 桐生市観光物産協会
http://kiryu-walker.net/
▼ベーカリーカフェ レンガ
https://www.kiryu-renga.jp/
▼桐生織物記念館
https://kiryuorimonokinenkan.com/
まとめ
赤城山南東の麓に位置する桐生市。
多くの産業遺産は、見る場所や時間によって様々な表情を見せてくれます。そして足を延ばせば、季節によって移り変わるのどかな山あいの風景に出会えます。
自転車を使えば、自由に気ままに、ゆっくり写真を撮って旅を楽しむことができます。
上毛電鉄のサイクルトレインやレンタサイクルを使えば、手軽にフォトジェニックなサイクリングを楽しめます。
広告主:特定非営利活動法人赤城自然塾(観光庁登録観光地域づくり法人)
執筆・写真:HANADA(TABIRIN編集部)