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【愛知県】ゆっくり巡る「知多半島一周(チタイチ)」ミニベロで2泊3日の旅ライド


知多半島(ちたはんとう)は、愛知県西部に位置して南に突き出している半島。西側にセントレア空港があります。
半島には名鉄が走っていますが、ぐるっと周遊ルートは道路だけ。
そんな知多半島を周る「チタイチ」を、名鉄太⽥川駅から出発し、時計回りに周遊してきました。
のんびりと観光しながら周りたかったのでロードバイクではなく、ミニベロでの2泊3⽇の旅です。

人気のパン屋「NEKO NEKO FACTORY」


愛知といえば喫茶店での「モーニング」。今回はルート沿いには、魅⼒的でレトロな喫茶店がたくさんありますが、「喫茶店」でのモーニングではなく、太田川駅から東へ約7kmにある人気のパン屋「NEKO NEKO FACTORY 東浦店」 へ。


⾷べるのがもったいないくらい可愛い「三⽑猫トースト」と「にくきゅうカレーパン」。「にくきゅうカレーパン」はサクサク触感のパンにカレーがぎっしり詰まっています。

半⽥市「半⽥⾚レンガ建物」

「NEKO NEKO FACTORY 東浦店」から南下すること約13km。半田市の「半田赤レンガ建物」へ。

「半⽥⾚レンガ建物」は1898 年にカブトビールの製造⼯場として誕⽣。明治時代に建てられたレンガ建造物としては⽇本で五本の指に⼊る規模を誇るそうです。
サイクリング中なので、ビールはぐっと我慢してラムネを飲むことにします。

「半田赤レンガ建物」から約1.5km、三河湾へ流れる十ケ川(じゅっかがわ)下流の「半⽥運河」沿いには、醸造蔵が建ち並び、江⼾時代に海運で栄えた町並みが残されています。

半田市からは、半島の東部海岸沿いを走る国道247号線で、約26km先の南知多町師崎港(もろざきこう)へ。
ルート沿いには漁港がいくつもあり、穏やかな時間が流れていました。

島好きにはたまらない「⽇間賀島(ひまかじま)」

知多半島の先端、南知多町の師崎港からは、⾼速船で約10 分の「⽇間賀島」へ⾏くことに。
師崎港から⽇間賀島への運賃は往復1360円(片道710円)。自転車をそのまま乗せる場合は、1,360円(片道)になりますが、輪行袋に入れれば無料になります。
⽇間賀島の⼀周は約5.5km。タコ、フグが名産の⼩さな島です。1⽇目は⺠宿に宿泊します。
翌朝、島をサイクリングしていると⾼台にブランコを発⾒。
島の東端にある”恋人ブランコは、“ハイジのブランコ”という名前もついているそうです。
絶景に向かって⾶んで⾏く気分!気持ちよかった〜 実は⽇間賀島では多くの化⽯が発⾒されており、古い歴史があります。半⽇あれば観光スポットやお店を回っても充分⾒て回れますが、島から船で知多半島に戻り、再び「チタイチルート」へ。

ちりめん⼯房ジャコデスの「ジャコソフト」

師崎港から800mほどにある「ちりめん工房ジャコデス」。ここの名物は、⾒た⽬も豪快「ジャコソフト」。

全く想像できなかったお味はというと、、、なんと!ジャコがバニラの邪魔をせずおいしい!これはぜひ⾷べてみてください。

豊浜漁港で「車エビの踊り食い」

「ジャコデス」から西へ4km弱で豊浜漁港へ。⿂ひろばの市場⾷堂「相⽣屋」で「⾞エビの踊り⾷い」を注文。


まさかお顔付きで出てくるとは・・・
⾷べるまでに時間がかかりましたが、新鮮で⾝が引き締まっていてとても美味しかったです。

まるごと知多「チータープリン」

豊浜漁港から海沿いに7kmほど走ったところで、かわいいイラストに惹かれて⼊った、“まるごと知多「チータープリン」”
知多だけにチーター!

プリンは、なめらかで濃厚で美味しくて良い補給⾷になりました。

愛知県最古の灯台「野間埼灯台」

「チータープリン」から海岸沿いを約4km走れば、美浜町の「野間埼灯台」。1921年に設置された高さ18mの愛知県最古の灯台です。ベンチもありずっと眺めていたい景⾊でした。

「焼き物の町」常滑市(とこなめし)

「野間埼灯台」から約16km、伊勢湾沿いに北上、セントレア空港を左手に見ながら走れば、⾼さ3.8m、幅6.3m の⼤きな⾒守り招き猫、“とこにゃん”が迎えてくれる「招き猫の産地」常滑市。
ここは⽇本六古窯の⼀つでもある常滑焼で有名な「焼き物の町」。窯元やギャラリーがたくさんあります。
「やきもの散歩道」は、昭和初期ごろに栄えた窯業集落一帯を指し、今も点在する煙突・窯・工場など、時代と共に使われなくなった歴史的産業遺産を巡る観光スポット。
細い道も多かったのでミニベロがぴったりです。
町のあちこちにある焼き物で作られたオブジェ。
やっぱり猫!猫!猫!
2泊目は、ここ常滑市で宿泊です。
3日目は、国道155号線をゆっくり北上し、約18kmでゴールの「太田川駅」。約100kmの知多半島一周(チタイチ)サイクリングでした。

コース紹介

まとめ

1日で走れてしまう「チタイチ」ですが、ゆっくり時間をかけて周ることで知多半島を存分に満喫することができました。
ついつい自転車との記念撮影をしたくなり、なかなか進まない・・・そんな絶景や見どころも多く、サイクリングが本当に楽しめるコースでした。

知多半島=魚介類のイメージでしたが、それ以外にもたくさんのグルメがあることも魅力です。実際に走ると想像以上に素敵なところですっかり知多半島ファンになってしまいました。

1日でも周れるコースを、敢えてゆっくりと、景色やグルメを楽しみながら、自転車で旅することで、その地域のたくさんの魅力を発見してみてください。

執筆:Sugar
石川県金沢市出身、大阪在住。
旅が大好きで、長年旅行会社で勤務。
しまなみ海道をレンタサイクルで走り、サイクリングの魅力に引き込まれました。
今は旅先を自分の自転車で走り、ゆっくりと観光したり、写真を撮ったりできる輪行旅に夢中です!

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