「自転車の鍵、無くした…」家に帰るため、紛失した時にできること
愛車を守るためにより頑丈な鍵を購入し、「これがあれば安心!」と使っていたら鍵を紛失してしまった….という経験をした方もおられることでしょう。
今回は鍵を紛失した際の対処法、そして鍵をなくさないための工夫を紹介していきます。
目次
自転車の鍵をなくした場合の対処法
鍵をなくしたら、バッグやポケットをひっくり返したり、その日の行動を思い出しながら探すとは思いますが、どうしても時間がなかったり、いくら探しても見つからなかったケースや緊急の対処法を紹介します。
また、室内で保管している場合など鍵を忘れて出発してしまうことも考えられます。お出かけの際は持ち物チェックも忘れずに。
※防犯登録は義務化されています
自転車の防犯登録は義務化されています。防犯登録は自転車を盗まれた時に役立つものと思われがちですが、鍵を紛失した際にも大いに役立ちます。
詳しくは後述しますが、うっかり防犯登録を忘れてしまっている方は直ちに登録を済ませましょう。
交番に頼む
近くの交番に持っていけば鍵を壊してくれます。費用はかかりません。この際に必須なのが防犯登録です。防犯登録をしていない自転車の場合は、鍵を壊してもらえる可能性はゼロと考えていいでしょう。
自転車屋に頼む
近くの自転車店を検索してみましょう。店が近くにあり、馬蹄錠などでロックしているだけならば、持ち上げれば自力で運べるはずです。
そしてそのまま自転車店に持ち込めば鍵を壊してくれます。工賃は1000~2000円程度です。アースロックをしていたり、店が遠くて持ち込めない場合は、電話をかけて事情を説明すると、鍵を壊すために来てくれることがあります。
この場合は500~1000円程度の出張料がかかります。この際、本人確認が行われるので、防犯登録は必須です。
鍵業者に頼む
鍵業者は自転車の鍵も解錠する技術を持っています。電話をかけて場所と状況を説明し、依頼すると、最短で15分ほどで来てくれます。
費用は5000~10000円ほどかかりますが、利点は鍵を壊さずに開けてくれることです。特に急いで解錠する必要がある時は頼むのも手かもしれません。この際も本人確認が行われます。
メーカーから鍵を取り寄せる
数日間自転車を放置しておいても問題がない場合は、販売店を通じてメーカーに連絡してもらい、スペアキーを取り寄せるという方法もあります。
費用は800~1000円程度です。ただ、かなりの大手メーカーでないと在庫は期待できません。また、車種番号やキーナンバーが必要になる可能性があります。鍵を購入した際にスペアキーも同時に頼んでおくと安心でしょう。
鍵をなくさないための工夫
次は鍵を失くさない方法、そして鍵を必要としない施錠方法について見ていきます。
キーホルダーのタイプと保管の仕方
鍵に付けるキーホルダーは大きめの物を選びましょう。落とした際に音が鳴るように鈴などを付けておくのも手です。また、バッグやリュックサックに鍵を装着できるようなバンドやリングを付け、鍵をかけた後は確実に装着する癖をつけると良いでしょう。
スマートタグの活用も便利!
最近ではGPSやBluetooth機能で鍵の位置を把握することができる「スマートタグ」も販売されています。
自転車の鍵にキーホルダーのように取り付けることで、万が一鍵を無くした場合にも焦らずに、鍵がどこにあるのかを確認することが可能です。
鍵がない錠を選ぶのも手
なくす原因が”鍵”なのであれば、抜き差ししないタイプの錠を選ぶのも手です。最新式の物も含めて三種類を紹介します。
ダイヤル式
番号を合わせて施錠、解錠するタイプの鍵です。ワイヤー式だけでなく、U字型でもダイヤル式のものがあります。欠点は買いたての場合、自分で番号を忘れてしまう可能性がある事、他人に番号が知られてしまったら簡単に解錠されてしまう事です。
スマートロック式
スマートフォンと連動している鍵で、アプリを通じて解錠することができます。最近では車体に近づくだけで解錠してくれる自動式もあります。バッテリーで動作しますので、たまにUSB充電する必要があります。
ただ、肝心のスマートフォンを失くしたり、壊してしまったりすると、手も足も出なくなってしまうというのが欠点です。予防策として他のデバイスでアプリにログインできる方法を調べておきましょう。
指紋認証式
タッチするだけで楽に解錠してくれるタイプです。指紋を登録するので、自転車の持ち主以外には誰も解錠できないというのが最大の強みです。
欠点を上げるとすればやや高価な事、そして他人に解錠を頼むことができないことでしょう。また、スマートロック式と同様に充電が必要というポイントに注意しましょう。
鍵をなくしても落ち着いて対処を
鍵を紛失してしまった時は、鍵を失くしてしまったというショックと共に、自転車も失ってしまうのではないかという不安に襲われてしまうかもしれません。しかしそんな時でも冷静に行動しましょう。鍵を無くさずに、かつ安全に自転車を乗るためにも、今回ご紹介した様々な自転車の鍵を試してみてくださいね。