旅×自転車 記事

【新潟県】下町ロケットの撮影場所となった新潟県燕市と弥彦村を周遊

急須

※この記事は2018年12月1日に公開されたものを2021年2月に更新したものです。

こんにちは!
TABIRIN (たびりん)編集部です!

仕事で新潟市に行く機会がありましたので、現在放映中のドラマ「下町ロケット」(TBS日曜劇場)のロケ地となった燕市や弥彦村に行ってきました。

燕市といえば、ものづくりのまち。

阿部寛さんが演じる佃航平の「新たな分野に果敢に挑戦する姿勢」や、「妥協を許さない職人魂」が燕市の職人気質と重なることから、ロケ地になったようです。

新潟県燕市のご紹介

新潟県燕市は、新潟市と長岡市の中間に位置する市です。

2006年に3市町の合併により、現在の燕市として発足。

人口密度は新潟県内において2番目となっています。

ステンレス製品の加工業者が数多く立地し、プレス金型の製造業者も数多くある工業都市でもあります。

東京からのアクセス方法は、車で東京練馬ICから北陸自動車道を通り三条燕ICまで約3時間半、新幹線だと東京駅から燕三条駅まで約2時間です。

下町ロケットのロケ地を巡る旅をご紹介

道の駅燕三条地場産業振興センター

道の駅燕三条地場産業振興センター
▲道の駅燕三条地場産業振興センターの外観

上越新幹線燕三条駅から徒歩2~3分の場所に、道の駅燕三条地場産業振興センターがあります。まずはここに立ち寄ることに。

館内は物産館とレストラン メッセピアをはじめ、観光情報コーナー、休憩スペース、EVステーション、屋外トイレなどがあります。

燕三条地場産業振興センター内
▲道の駅燕三条地場産業振興センターの様子
燕三条地場産センター製品
▲職人の伝統の技が造りあげた製品の豊富な品揃え

物産館には職人の伝統の技から造りあげられたものから、最先端のテクノロジーを駆使した製品まで豊富な品揃え。

800㎡のスペースに約10,000点の洋食器・刃物の他キッチン用品・鍋・工具などが展示・即売されています。

また地酒・コシヒカリ米など新潟ならではのお土産もあります。

レンタサイクルで回るはずが・・・

レンタサイクル看板
▲レンタサイクルはじめましたの看板

道の駅燕三条地場産業振興センターにはレンタサイクルとサイクルステーションも設置されています。

レンタサイクルは貸出時間9:30~17:00(冬季は貸出休止)、利用料金は500円、貸出場所は、観光インフォメーション(16:00以降は物産館店内)となっています。

入口には「自転車で巡るものづくりのまち、レンタサイクルはじめました」のポスターを発見!

この横に白いレンタサイクルが置いてあったので、借りようと思ったのですが、物産館を見て戻ってきたら、借りられていました…。

残念。

ということで今回は車で巡ります!

気を取り直し、最初に巡るのは『玉川堂(ぎょくせんどう)』です。

無形文化財「玉川堂(ぎょくせんどう)」で伝統技術を体感!

玉川堂入口
▲玉川堂の入口
登録有形文化財看板
▲登録有形文化財の看板もある

弥彦線燕駅から徒歩約3分の場所に、1枚の銅板を鎚で叩き起こして銅器を製作する伝統技術を、約二百年に渡って継承している老舗企業の玉川堂(ぎょくせんどう)があります。

玉川堂の銅に多彩な着色を施す技術は、世界でも玉川堂のみが保有しているとのことでした。

玉川堂は工場見学が無料、さらに職人さんが製品について説明してくれるとのことでしたので、見学をしてきました。

ちなみに工場見学時間は午前(10:00~、11:00~)、午後(13:00~、14:00~、15:15~)で約15分、5名以上の場合は予約が必要です。

急須
▲急須ができるまでの過程の見本、左下の一枚の銅版を叩いて、反時計回りのように順番に仕上げていく
職人さん作業の様子
▲職人さんの作業の様子、会話もなくもくもくと作業に集中されていました

玉川堂本店商品①

玉川堂本店商品②
▲作業場の横の部屋に玉川堂本店の商品が飾られています

玉川堂の商品は、東京の玉川堂青山店、玉川堂銀座店も扱っていますので、興味のある方は、是非行って実物をご覧ください。

燕市に隣接する弥彦村へ

殿村家の田んぼ
▲下町ロケットのロケ地 立川談春さん演じる殿村の実家の田んぼ周辺と思われる風景

折角なので少し足を延ばして、下町ロケットのロケ地で立川談春さんが演じる殿村の実家の田んぼ周辺、と思われる弥彦村に向かいます。

ドラマでは撮影場所になったというより、弥彦山が画面上に映し出されていましたね。

弥彦村は新潟県の中央よりやや上となる日本海側にあり、ドラマの撮影場所となった燕市に隣接している村です。

村内は、歴史的にも貴重な越後国一の宮である彌彦神社の鳥居前町があり、さらに弥彦山や弥彦温泉などがあることから、観光客が多く訪れるところでもあります。

ちなみに今回は立ち寄る予定にしていませんが、村営の弥彦競輪場があります。

日本で唯一となる村営開催による公営競技が行わる村として有名となっていますね。

弥彦神社

弥彦神社鳥居
▲弥彦神社の一の鳥居
弥彦神社の拝殿
▲弥彦神社の拝殿

そして弥彦神社を実際に訪れてみました。

新潟県のパワースポットにもなっているようです。

弥彦神社の祭神は、天香山命(あめのかごやまのみこと)。

紀州熊野で神武天皇東遷のときに大功をたて、のちに越後の国土開発のために来臨し、住民に漁業、製塩、農耕、酒造などの技術を授けたといわれ、越後の文化、産業の始祖神として仰がれているとのことです。(『日本大百科全書』より)

弥彦ロープウェイ看板
▲弥彦ロープウェイの看板

ちなみに今回は時間の都合で乗りませんでしたが、東京スカイツリーと同じ標高634mの国定公園弥彦山に向かう弥彦山ロープウェイがあります。

弥彦神社からロープウェイ山麓駅まではシャトルバス(約3分)が運行しています。山麓駅から山頂駅までは約5分です。

この時期はロープウェイから見おろす紅葉もとてもきれいなようです。

工芸、風景…燕市はとても魅力的な市だった!

ドラマ「下町ロケット」の舞台ということで、燕市や弥彦村を巡ってみましたがいかがでしたでしょうか?

実際に巡ってみると工芸や歴史、風景など、燕市や弥彦村はとっても魅力的な市でした。

田園風景の広がる風景も素晴らしかったので、自転車をお持ちの方やレンタサイクルを借りて是非巡ってみてくださいね!

(文責:s.k2)

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