自転車を楽しむための安全な自転車の利用方法
先日、お花見サイクリングをしていた際に、
転んで手のひら、ヒジ、ヒザを擦りむいてしまいました。
状況としては、微妙な段差が合ったのですが、危ないなと思っていましたが、意識して望めば大丈夫だろうと過信して、段差を乗り越えようとしましたが、鋭角に入ってしまい、あえなく転んでしまいました。
軽症で済んだので良かったものの、転び方によっては大事故に繋がる可能性があることから、安全な自転車の利用方法について解説します。
目次
1.自転車に乗る前の予防
自転車によるケガや事故を防ぐために、まずは、一人ひとりが未然の予防をおこなうことで、少しでもリスクを軽減できます。
こちらでは、自転車に乗る前の予防方法について解説します。
なるべく、体調不良のときは自転車に乗らない
熱っぽい、眠気の強い薬を飲んでいる、肉体的・精神的な披露を感じている等、体調不良を感じているときは、なるべく自転車の利用を控えることがオススメです。
なるべく、雨の日は自転車に乗らない
雨の日の濡れた路面すべりやすく、スリップ事故が起こる可能性が高まります。そのため、雨の日は、なるべく自転車の利用を控えることがオススメです。
でも、代替え手段がない!
というときは、交通ルールでも定めていますが、傘はささず、レインコートを着て、両手はハンドルをしっかり掴んでいる、前方の視界を塞がない状況で自転車を利用してください。
自転車の安全点検をおこなう
自転車の整備不備による転倒は、あくまで自己責任。
自転車の安全点検をおこなうことを習慣づけることが、安全な利用に繋がります。
★TSマーク
自転車安全整備士が点検確認した普通自転車にTSマークが貼付されている場合、自転車事故がおこった際の傷害保険と賠償責任保険、被害者見舞金等が付いています。
動きやすい服装、履きやすくソールがフラットな靴を選ぶ
自転車の車輪やチェーンなどに巻き込まれにくい、ストレッチ機能がついた、動きやすい身体にフィットするタイプの服装がベストです。
ケガの予防には長袖、長ズボンが安心ですが、暑さで熱中症や脱水症状をおこす可能性もあるため、季節に合った服装選びが重要です。
また、靴に関しては、履き慣れたもの、フラットなものがオススメです。
服装同様、自転車の車輪やチェーンなどに巻き込まれないよう、紐靴の際はご注意ください。
ヘルメットをかぶる
自転車は、交通法規上はヘルメットの着用義務はないものの、平成29年度における自転車乗車中の乗車中のヘルメットの有無別の致死率を比較すると、非着用では約3.3倍高まる結果となっています。
自治体によっては、ヘルメット着用の条例を出している自治体もあるため、お住まいの自治体が条例を定めているか確認が必要です。
2.自転車に乗っている際の予防
こちらでは、自転車に乗ってい際のケガや事故の予防方法を説明します。
やはり第1番は、交通ルール・マナーを守る
自転車事故乗車中の死亡事故のうち、8割近くの方が法令違反をおこなっている現状があります。
平成27 年6 月1 日から改正道路交通法の施行に伴い、自転車運転中に危険なルール違反をくり返すと自転車運転者講習を受けることになる「自転車運転者講習制度」が新たに導入されるなど、自転車の危険運転に対し、厳罰化が進んでいます。
そのため、道路交通法で定めている、「自転車安全利用五則」を守ることや「危険行為」をおこなわないことが重要です。
<自転車安全利用五則>
①「自転車は車道が原則、歩道は例外」
②「車道は左側を通行」
③「歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行」
④「安全ルールを守る」
・夜間はライトを点灯
・飲酒運転は禁止
・二人乗りは禁止
・並進は禁止
・信号を守る
・交差点での一時停止と安全確認
⑤「子どもはヘルメットを着用」
また、以下も指導・警告の対象となります。
⑥スマートフォン・携帯電話を使いながらの運転
⑦傘さし運転
⑧イヤホンやヘッドホンで音楽などを聴きながらの運転
危険な行為をしない
自らの危険行為により、自らがケガをするだけでなく、対人・対物へ損害を与えた場合、多額の損害賠償を支払うことになります。
自転車事故を防止するために、自ら危険な行為をしないことが重要です。
<危険行為とは>
・信号無視
・通行禁止違反
・歩行者用道路における車両の義務違反(徐行違反)
・通行区分違反
・路側帯通行時の歩行者の通行妨害
・遮断踏切立入り
・交差点安全進行義務違反等
・交差点優先車妨害等
・環状交差点安全進行義務違反等
・指定場所一時不停止等
・歩道通行時の通行方法違反
・制動装置(ブレーキ)不良自転車運転
・酒酔い運転
・安全運転義務違反
危険を予知して、上手に回避する
自転車に乗っている際に、周囲を確認して危険を予知して、事前に回避する行動をとる。この、1秒、2秒の差でケガや事故の大きさが大きく変わる場合があります。
焦れば焦るほど、空回りするという経験をお持ちの方もいると思いますが、なるべく焦らないよう心の余裕を持つためにも、危険予知は大事になってきます。
ヒヤリ・ハッとしたら、一旦とまるという判断、割り切りも大事になってきます。無理しない、安全な運転を心がけましょう!!
<危険を予知する>
・路面の状態をよく見る
・混雑状況、周囲のクルマのスピードをよく見る
・駐車車両の動きをよく見る
・歩行者をよく見る
<危険を上手に回避する>
・スピードを出し過ぎない
・夜や暗所は速度を落として走る
・知らない道は速度を落として走る
・先が見えない所では、誰かいる・何か来ると思っておく
・判断に迷うときは、とりあえず減速するか止まる
・危ない・怖いと思う時は、自転車を降りる
・人ごみの中では自転車に乗らない
・無理な「すり抜け」をしない
・クルマのうしろに近づかない
他者への理解・尊重
自転車利用者だけでなく、歩行者、クルマのドライバーへの理解、尊重する意識を持つことで、「ぶつからない、スピードを出しすぎない、順番をゆずる」など、相手への配慮が生まれ、無理な運転を自然とおこなわないようになります。
お互いに気持ちの良い運転をおこなうことで、快適な自転車利用がおこなえます。
3.まとめ
自分で自転車に乗っている際も、100点満点の自転車の安全な利用はできていないと思いますが、事前の予防をやってみる、いつもよりルール・マナーを意識する、他者へ配慮する工夫で、自分自身のケガ、事故が軽減できます。
心がけるをモットーに、安全で快適な自転車ライフを楽しみましょう!!
(文責:s.k)