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【愛媛県】瀬戸内海の美しい島々をめぐる しまひめライドしまなみ・ゆめしまエリア《PR》

愛媛県で実施しているサイクリングで巡る デジタルスタンプラリー& フォトコンテスト「しまひめライド」。
瀬戸内海の美しい島々をつなぐ「しまなみ海道」と「ゆめしま海道」を、レンタサイクルを使って2日間でめぐるサイクリングをご紹介します。

★は、しまひめライドの登録スポットです。

1日目 しまなみ海道(大島・伯方島・大三島)

しまなみ海道は、愛媛県今治市と広島県尾道市を結ぶ全長約60kmの自動車専用道路で、瀬戸内海に浮かぶ島々を7つの橋で結んでいます。橋は自動車道だけでなく、自転車・歩行者道が併設されているため、美しい島々の景観と壮大な橋の景観を楽しみながらサイクリングができる、日本を代表するサイクリングコースとして人気があります。

★中央レンタサイクルターミナル

まず今治市の中央レンタサイクルターミナルでクロスバイクを借ります。
しまなみジャパンが運営するレンタサイクルは、しまなみ海道エリアに10ターミナルがあり、どこでも貸出・返却ができます。
レンタルは予約もできるので安心。手続きを済ませ隣のサンライズ糸山へ。

★サンライズ糸山

サンライズ糸山は、しまなみ海道サイクリングロードにおける今治市側の拠点で宿泊施設やカフェ、Tシャツやサイクリンググッズの販売もあります。
しまなみ海道がプリントされたTシャツを購入し、早速着替えてサイクリングスタート。

★来島海峡展望館

世界初の三連吊橋である雄大な来島(くるしま)海峡大橋と、日本三大急潮の一つに数えられる来島海峡を望むことができるこのスポットは、しまなみ海道サイクリングでまず立ち寄ってほしいスポットです。
来島海峡展望館では、今治タオルなど地元の特産品を買うこともできます。

400mほど坂を下って、しまなみ海道自転車道へと入り大島を目指します。

来島海峡大橋

来島海峡大橋は、来島海峡に架かる総延長4.1kmの3つの吊橋の総称で、大島へ渡れば3つ目の第三大橋を間近に望むことができます。

★道の駅 よしうみいきいき館

大島へ下りてすぐ近く「道の駅 よしうみいきいき館」。ここでは新鮮な魚介類を七輪で味わう海鮮バーベキューをはじめ、魚介類をふんだんに使った丼が人気。地元で採れた野菜や鮮魚、特産品などのおみやげも充実しています。

亀老山展望公園

道の駅から約5km走って標高301mの亀老山展望公園を目指します。

平均勾配8%超えの坂道はかなりハードですが、登り切った展望台からの景色は格別。
隈研吾氏による設計として知られるパノラマ展望台ブリッジからはダイナミックな来島海峡大橋や美しい瀬戸内海の島々を見渡すことができます。

来島海峡大橋を望む海岸通り

再び「道の駅 よしうみいきいき館」へ下りて、大島の西海岸沿いを北上。穏やかな瀬戸内海沿いの堤防は低く、橋と島々が織りなす風景を見渡せる道が約3km続きます。

★村上海賊ミュージアム

大島の東側へ走って村上海賊ミュージアムへ。
全国初の海賊をテーマにした博物館は、今治周辺を治めていた村上海賊の歴史を紐解く貴重な資料を展示しています。

★道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた

大島から、伯方・大島大橋を渡って伯方島へ。
橋を下りたらすぐの「道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかた」は、おだやかな伯方ビーチに隣接したリゾート体感型道の駅です。S・Cパークの”S”は「Sports(スポーツ)」、”C”は「Culture(文化)」を意味しています。

館内で目につくのは種類が多い「みかんジュース」。愛媛県産のみかんで作られたジュースは、味覚まっぷを見ながら、好みに合わせて選べるのが魅力です。

ランチはマリンオアシスはかたレストラン。人気の高い「伯方の塩ラーメン」と今治市のソウルフード「焼豚玉子飯」のセットで、今治グルメを楽しみます。

★ドルフィンファーム

ランチの後は、道の駅 伯方S・Cパーク マリンオアシスはかたに隣接する、イルカと触れ合う事のできる日本最大級のふれあい施設「ドルフィンファーム」へ。
ドルフィンタッチ・ドルフィンスイム・ドルフィンスイムプラスのコースがあり、イルカと遊んだり、背ビレにつかまって泳ぐなど、イルカについて学ぶことができます。

しまなみ伯方塩業㈱ 大三島工場

伯方島から、大三島橋を渡って大三島(おおみしま)へ。
まずは島の西側にある伯方塩業㈱ 大三島工場。

施設前の鐘を叩けば「は・か・た・の・塩」のCMで知られるメロディーを奏でることができます。
施設内では塩や関連商品の販売をはじめ、塩づくり見学や体験もできます。

伯方の塩を使った「塩ソフトクリーム」でひと休み。塩のトッピングによってさらに甘さが際立つ美味しさです。

★マーレ・グラッシア大三島

すぐ隣のマーレ・グラッシア大三島は、複合型リラクゼーション施設。
海水・海藻・海の気候等を組み合わせたタラソテラピー(海洋療法)の考え方を取り入れ、心と身体を癒してくれます。

★大三島美術館

マーレ・グラッシア大三島から1.5kmほど走れば、1950~2000年代に描かれた現代日本画を展示する大三島美術館。

現在の日本画壇を代表する作家たちの若かりし頃の作品を中心に所蔵されています。

★道の駅 しまなみの駅 御島

すぐ近くには、「道の駅 しまなみの駅 御島」があります。
館内には大三島の特産品やおみやげが並び、情報コーナーでは大三島の観光情報やしまなみ海道周辺地域の情報も得ることができます。

★WAKKA CAFE

WAKKAは、大三島の東側にあるオーシャンビューのツーリズム総合施設。宿泊、カフェ、10種のサイクリングサポート、20種以上の体験、ツアーデスクを提供しています。
施設の中を抜ければ、目の前に広い芝生と海がひろがるWAKKA CAFE。


カフェからは、世界有数の斜張橋「多々羅(たたら)大橋」も望むことができます。

★道の駅 多々羅しまなみ公園

WAKKAから1.5kmほど走って道の駅 多々羅しまなみ公園へ。
目の前の多々羅大橋は、大三島と生口島(広島県尾道市)を繋ぐ橋なので、愛媛県側のしまなみ海道としては、最後のスポットになります。
多々羅大橋と瀬戸内海の景色を一望できる公園内には「サイクリストの聖地」記念碑があり、多くのサイクリストの巡礼地としても人気のスポットです。

ここから伯方島へ戻り、伯方港から船で上島町へ渡り、古民家ゲストハウス 汐見の家で宿泊です。

2日目 ゆめしま海道(弓削島・佐島・生名島・岩城島)

ゆめしま海道は、上島町の弓削島(ゆげじま)、佐島(さしま)、生名島(いきなじま)、岩城島(いわぎじま)の4つの島を、3つの橋(弓削大橋、生名橋、岩城橋)でつなぐサイクリングロードです。2022年3月の岩城橋開通によって全線開通しました。
しまなみ海道と比べて距離が短く、交通量も少ないため、サイクリング初心者にもおすすめのサイクリングロードです。

★古民家ゲストハウス 汐見の家

ゆめしま海道エリアにはホテルが少なく、ゲストハウスや民宿利用が便利です。
佐島港近くの「古民家ゲストハウス 汐見の家」は、ふすまで仕切られた和室利用で、夕食と朝食は、スタッフの方が家庭料理を用意してくれます。(準備や片づけは一緒に行います) 
外国人サイクリストの利用者も多く、ちょうどオーストラリアから旅行で来ていた女性サイクリストと一緒に楽しく過ごすことができました。

佐島港

朝は宿の近く佐島港へ。先に出発していたオーストラリア人サイクリストが生名橋を渡っていたので、それを見送ってからスタートです。

ブルーライン Uターン場

サイクリストにとって珍しいスポットとして知られる佐島の南端。ブルーラインがUターンで記されているここの砂浜からは、美しい海を見渡せます。
一気にUターンするより、少し静かな海を眺めることがおすすめです。

ゆめしま海道佐島展望所

佐島を北上し、ゆめしま海道佐島展望所へ。対岸に見える弓削島へ向かうため右手の弓削大橋を渡ります。

弓削大橋

弓削島と佐島との間に架かる弓削大橋は、上島架橋構想で最初に着工・完成した斜張橋で、1996年3月に開通しました。

松原海岸

弓削島の東部に広がる美しい砂浜は、正式名称「法王ヶ原(ほうおうがはら)」。海岸に沿って約360mの松林が広がることから、「松原海岸」と呼ばれています。

★上島町観光協会/上島町レンタサイクル

松原海岸から1kmほどで上島町観光協会(せとうち交流館)。ここは上島町の観光情報拠点だけでなく、レンタサイクルスポットのひとつ。
上島町レンタサイクルは各島4つの港近くにターミナルがあるレンタサイクルサービスです。

弓削港/ひだまり公園

観光協会近くには弓削港があり、ここからは弓削大橋(左)と生名橋(右)の両方を望むことができます。

すぐ隣りのひだまり公園には、YUMESHIMAモニュメントや木製ベンチがあり、のんびり過ごすことができます。

★trattorìa アル

ちょうど松原海岸と弓削港の間に位置するtrattorìa アルでは、民間商船や商船高専の船で50年勤めたシェフがつくる、味わい深くこくのある「アルカレー」が人気です。

生名橋

再び弓削大橋、そして生名橋を渡って生名島へ。生名島立石港からは向かいの因島(広島県)までフェリーで約3分でアクセスできるため、上島町の広島県側玄関口でもあります。

★ポプラ 生名店

上島町内に3店あるコンビニエンスストアのひとつポプラ生名店。
お弁当が充実していて、店先のテーブルで食事もできるので、ランチスポットとしても利用できる便利なコンビニです。

岩城橋

2022年3月に、生名島と岩城島を結ぶ橋長916 mの斜張橋として開通した岩城橋。この橋の開通によって、ゆめしま海道が全線開通となりました。

小漕港

岩城島を反時計回りに走れば小漕(おこぎ)港。対岸の因島洲江港までフェリーで約5分です。ここから再びしまなみ海道へ向かい帰路につくこともできますが、さらに岩城島を反時計回りに走ります。

★しましま農園

岩城島の南西にある、しましま農園。色々な野菜や柑橘、そして岩城島の特産「青いレモン」も栽培しています。

★喫茶 レモン・ハート

岩城島の南に位置する岩城港のレモンプラザにある喫茶レモン・ハート。
ここでは、岩城島特産のレモンポークを使った定食「元祖レモンポーク丼」を楽しめます。

岩城港

ゆめしま海道サイクリングの終点に選んだのは岩城港。
ここからはフェリーで、木浦港(伯方島)、友浦港(大島)、今治港(今治市)へアクセスできます。

コース紹介

しまなみエリア


距離:59.8 km 獲得標高:1240 m

サンライズ糸山
中央レンタサイクルターミナル
来島海峡展望館
道の駅 よしうみいきいき館
亀老山展望公園
村上海賊ミュージアム
道の駅 伯方S・Cパーク
ドルフィンファームしまなみ
伯方塩業㈱ 大三島工場
マーレ・グラッシア大三島
大三島美術館
道の駅 しまなみの駅 御島
WAKKA CAFE
道の駅 多々羅しまなみ公園

ゆめしまエリア


距離:30.5 km 獲得標高:584 m

古民家ゲストハウス 汐見の家
上島町レンタサイクル
trattorìa アル
ひだまり公園
ポプラ 生名店
小漕港
しましま農園
喫茶 レモン・ハート
岩城港

まとめ


雄大でダイナミックな瀬戸内海の風景が素晴らしい「しまなみ海道」と、海が近くのどかな風景を楽しめる「ゆめしま海道」は、それぞれ違った魅力を感じました。
しまなみ海道を走ったことが無い人はもちろんのこと、走破したことのあるサイクリストには、気になるスポットをめぐる「愛媛の自転車旅」として違った風景やグルメを楽しんでもらえると思います。
ゆめしま海道は、ゆっくり・のんびりとしたサイクリングを楽しんでみてください。
2日間のサイクリングでは、とても沢山の外国人サイクリストと出会いました。
日本で様々な国のサイクリストと交流できるのも、しまなみ海道・ゆめしま海道ならではの魅力です。
ぜひ、愛媛県しまなみ・ゆめしまエリアにお越しください。



広告主:愛媛県観光スポーツ文化部観光交流局 自転車新文化推進課
撮影・執筆:花田 康(TABIRIN編集部)

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