【愛媛県】レンタサイクルで八幡浜市にある唯一の有人島「大島」散策
愛媛県の西端にある佐田岬半島の付け根に位置する八幡浜市。八幡浜港でクロスバイクをレンタルし、船で大島へと渡った島内サイクリングをご紹介します。
道の駅 八幡浜みなっと
大分県別府港や宮崎県臼杵港との航路発着港である八幡浜港。その港に隣接している「みなとオアシス 八幡浜みなっと」は、地域の素材を活かした産直・物販・飲食施設「アゴラマルシェ」、八幡浜漁港に水揚げされた新鮮な魚を直売する「どーや市場」、情報発信・地域活動の拠点「みなと交流館」などで構成された、八幡浜のシンボルのひとつです。
みなと交流館レンタサイクル
情報発信・地域活動の拠点「みなと交流館」では、クロスバイクやEバイクをレンタルすることができます。貸出開始時間の10時にクロスバイクを借りて、大島行き定期船の出航時間まで「アゴラマルシェ」でパンや飲み物を買ったりしながら過ごします。
大島行き定期船
八幡浜港と大島の定期船は一日3往復。片道運賃は710円で自転車は別途210円が必要です。
2便目の11:30発の船で大島を目指します。
八幡浜「大島」
大島は八幡浜市の沖合に位置する群島の総称で、八幡浜市唯一の有人島。国内および県内の他の大島と区別するため八幡浜大島とも称されています。
粟ノ小島・大島・三王島・地大島・貝付小島という大小5つの島々から構成されていて、大島・三王島・地大島は橋でつながっています。
大島港
八幡浜港から25分で大島港に到着。自転車を押して下船し早速サイクリングスタート。
大島港から南へ約700mにある小さな橋を渡れば「三王島」。
三王島の小さな港からの風景。美しい海が広がっています。
さらに小さな橋を渡って地大島(地之大島)を時計回りに約3km走ります。海沿いの道はどんどん細くなっていきます。
龍王神社
地大島の南東まで走り赤い鳥居が見えてきたら龍王神社。神社の奥には龍が棲むという伝説が残る龍王池があります。深緑の水面と周りの木々はとても神秘的な景色が広がっています。
鳥居の前は青い海と愛媛県西予市を望めます。
貝付小島エンジェルロード
龍王神社から島を反時計回りに貝付小島(かいつき小島)へ戻ります。潮が引いた時だけに道が現れるトンボロ現象により、貝付小島とつながるこの道は通称「エンジェルロード」と呼ばれています。
砂利でつながるエンジェルロードを渡れば、伊予小島灯台まで歩いて行くこともできます。
大島交流館「大島テラス」
大島港へと戻り、2便の出航時間まで大島テラスで過ごします。
大島の新しいシンボルとして、2018年8月に完成した大島交流館「大島テラス」は、島の情報発信やカフェの機能も一体となっています。
火曜日は休館日なのでカフェもお休みですが、館内は休憩所として利用可能です。
道の駅で購入したパンとみかんゼリーで軽食タイム。
シンボリックな「龍王やぐら」からは、島の景色と海を見渡せます。
13:40に乗船して14::00発の便で八幡浜港へ戻ります。
八幡浜ちゃんぽん
八幡浜港へ戻って「八幡浜ちゃんぽん」でランチタイム。長崎などの麺文化「ちゃんぽん」を八幡浜風にして生まれたソウルフードです。創業昭和23年「丸山」のちゃんぽんは、濃すぎない醬油ベースで”あっさりまろやか”なスープがとても美味しいです。
みなとオアシス 八幡浜みなっとへ戻り、みなと交流館でクロスバイクを返却しサイクリング終了です。
コース紹介
距離:7.7km 獲得標高:56 m
まとめ
5つの島が連なる八幡浜大島では、たまに島の方を見かけますがほとんど人も車もいません。島滞在時間は2時間ほどでしたが、のんびり流れる島の時間を感じながら過ごすことができました。
八幡浜で自転車を借りれば、市内散策や佐多岬まで日帰りで走ることもできます。
しまなみ海道で愛媛県を訪れた際にはちょっと八幡浜まで足をのばして、違う愛媛県の風景も楽しんでみてください。
執筆:花田 康