【岐阜県】美濃から長良川沿いに郡上八幡へ、清流と城下町をめぐる43kmサイクリング
気温が上がり夏が近くなれば、水辺のサイクリングに出かけたくなります。暑い季節のおすすめコースとして、清涼感溢れる清流と懐かしい町なみが残る城下町をめぐる、岐阜県美濃市からの長良川沿いサイクリングをご紹介します。
長良川と美濃橋
長良川(ながらがわ)は、日本三大清流のひとつで、四万十川 (高知県)、柿田川 (静岡県)と共に、美しい清流として知られています。
その長良川沿いの美濃市にある、道の駅 美濃にわか茶屋からサイクリングをスタートします。
まずは、道の駅近くの美濃橋へ。
美濃橋は全長121.4m、鋼製の吊橋で現存する日本最古の近代吊橋(交通用途として使われたもの)として国の重要文化財に指定されています。橋の上から見下ろせば長良川の美しさを見渡せます。
川原へ下りれば、さらに川の美しさを実感できます。
洲原神社
美濃橋から国道159号線を6kmほど北上すれば「洲原(すはら)神社」。
神秘的な境内から長良川の方へ振り返ればこんな風景。
ここでも川原へ下りて、清流を実感します。
美並苅安駅
洲原神社からさらに約10km北上して、長良川鉄道越美南線「美並苅安駅(みなみかりやすえき)」へ立ち寄ってみます。
静かで落ち着いた雰囲気が漂うこの駅は、1日平均乗車人員が20人程度(2015年時点)。
ちょうど列車が到着しましたが、乗り降りする人はいませんでした。
郡上八幡でランチ
美並苅安駅から長良川沿いに16km北上し、郡上(ぐじょう)市の城下町である郡上八幡でランチタイム。水がきれいなこの地の名物「うなぎ」をいただきます。
食事の後は、長良川の支流「吉田川」沿いの国道472号線を上流方向へと上ります。
道の駅 明宝
約13km走れば道の駅 明宝に到着。その前にある明宝ジェラート本店でスイーツタイム。
すべてのジェラートのベースには、ミルク系は飛騨牛乳、シャーベット系は郡上の自然が生んだ美味しい水を使用した、本格イタリアンジェラートです。
スイーツの後は、道の駅 明宝から吉田川へと下りて、ここでも清流を体感。
日が傾いてきたので、郡上八幡へと下って一日目のサイクリング終了です。
夜は、飛騨牛を堪能です。
郡上八幡散策
翌日は、まず郡上八幡城へ上ります。
その後、城下町の町なみを散策します。
郡上おどりは、阿波踊り(徳島県)、西馬音内盆踊り(秋田県)と共に日本三大盆踊りで知られ、夜の8時から明け方まで夜通し踊りつづける「徹夜おどり」は有名です。
お土産には、郡上市で伝統的に受け継がれてきた藍染の郡上本染(ぐじょうほんぞめ)がおすすめです。
伝統的な町なみの中に、ちょっと懐かしい昭和の風景も多々残っているのも魅力です。
ここでも最後は、まち中を流れる吉田川へ下りて、清流を楽しみます。
郡上八幡散策の後は、前日に走った道を約30km下って道の駅 美濃にわか茶屋へ戻り、サイクリング終了です。
コース紹介
距離:43.7km 獲得標高:858m
まとめ
とにかく川が美しいコースです。サイクリングジャージはすぐ乾くので、川原を見つけたら清流を体感したくなります。
郡上八幡は小さな町にもかかわらず伝統的なお城や風景、ちょっと懐かしいお店、そして美しい川など、ゆっくりと旅を楽しむことができます。
川沿いを自転車で走り、町なみを歩いて散策、そして地元の美味しいグルメを堪能できる美濃~郡上八幡の清流沿いサイクリングを、ぜひ楽しんでみてください。
執筆:花田 康