旅×自転車 記事

【茨城県】水戸市のディープスポットを巡る約35㎞のサイクリング

茨城県庁所在地の水戸市。水戸と聞いて思い浮かぶのは何でしょうか。
納豆、水戸黄門、偕楽園など水戸には魅力がたくさんあります。水戸市は2005年に内原町と合併し東西に広く面積をもつ歴史文化が豊かな街ですが、県外の人にも知っても欲しいディープスポットを巡るサイクリングに出かけました。

千波公園をスタート

中心市街地にある千波公園をスタート。JR水戸駅南口から約1㎞のところにあります。

水戸市民憩いの場で、1周約3㎞の千波湖のまわりをランニングする人や散歩をする人が多く訪れています。
遊具や広場もあり小さい子供から幅広い世代が楽しめる場所です。

スワンボートに乗ることもできます。この千波公園と偕楽園、そして周辺緑地エリアを総称し「偕楽園公園」というのですが、中心市街地に位置する都市公園としてはニューヨークのセントラルパークに次ぐ世界第2位の広さを持つ公園なんです。

公園から道路に出るため自転車を押して歩道橋を渡りました。
街中を通り西へ向かって約11㎞走っていきます。 

くれふしの里古墳公園

水戸市牛伏町にある「くれふしの里古墳公園」に到着。

県内有数の牛伏古墳群には、16基の古墳があり、公園内には復元された古墳がみられます。
前方後円墳も見どころですが、広場にある「はに丸タワー」は17.3mの高さがあります。

上ることができるので行ってみました。

階段を上っていくと途中にも埴輪の顔が。

頂上からは遠くの山まで見渡せるほど。
見下ろすと自転車がとても小さく見えました。まるでミニチュアのよう。
公園内を散策しランチへ向かうことに。

道中、難読地名「木葉下」をみつけました。「あぼっけ」と読みます。

与三郎庵で郷土料理「つけけんちんそば」

くれふしの里古墳公園から約6㎞来たところにある「与三郎庵」でお昼に。
茨城の郷土料理「けんちんそば」を食べることにしました。

秋・冬限定メニューとして、「けんちんそば・うどん」がありました。
茨城県はそばの栽培が盛んです。また、根菜類もよく採れる茨城ではけんちん汁も作られていたため、けんちん汁にそばをつけて食べるようになったそう。子供の頃から慣れ親しんだ味です。

野菜がたっぷり入ったけんちん汁。そばと一緒に食べるとお腹も満たされます。
茨城のそばは美味しいので茨城に来た際に、ぜひ食べてみてください。

水戸市森林公園

与三郎庵からすぐのところに水戸市森林公園があります。
短い距離ですが斜度がきついところを登っていきます。園内の道路は一方通行なので注意が必要です。
143haの自然豊かな公園です。松林もあり、里山の豊かな自然に囲まれています。
水戸市街地からこられる大自然スポット。園内には、うさぎがいたりアスレチックがあったりします。そして、実物大恐竜模型がある恐竜広場も。

スイーツを食べに「水戸市手作りチーズ工房森のシェーブル館」に立ち寄りました。

水戸と乳製品の関わりは水戸藩9代藩主徳川斉昭公の時代まで遡るそう。
手作りのチーズやスイーツが並んでいます。

「レアチーズタルト」「季節のレアチーズタルト」「フロマージュ・フレ」をいただきました。

「季節のレアチーズタルト」にはりんごが乗っていました。さっぱりとした甘さで美味しかったです。
「フロマージュ・フレ」はいちごのソースを選びました。なめらかなチーズはヨーグルトのような爽やで美味しかったです。

他にも、ソフトクリームやピザ、キッシュなども食べられます。
小休止を終えて次の目的地へ。

森林公園周辺はアップダウンがあります。道路の標識にはイノシシのマークが。気を付けて走行しましょう。

楮川(こうぞがわ)ダム

楮川ダムにやってきました。水戸市内にダムがあるんです。
水戸市が管理している上水道専用のダムで、那珂川で取水した水を運んで貯水してる全国的に珍しい形式のダムだそうです。

散歩やランニングで訪れる人も多く、とても静かな場所。景色も素晴らしく癒されるところでした。

県北の山々を望むこともできる絶景スポット。

黄門さんおしゃべりパーク

街中へ戻り、黄門さんおしゃべりパークに立ち寄りました。

水戸市といえば水戸黄門。
駅前などにも水戸黄門の銅像がありますが、水戸市南町の黄門様は話をしてくれます。
印籠にあるボタンを押すとその時の季節に合わせた話をしてくれますよ。ぜひ話を聞きに訪れてみてください。
千波湖へ戻り、サイクリングは終了です。

コース紹介

 ▼くれふしの里古墳公園
https://mitokoumon.com/facility/historic/kurefushi/

▼水戸市森林公園
https://www.city.mito.lg.jp/site/shinrinkoen/

▼水戸市手作りチーズ工房シェーブル館
http://www.chevre-kan.com/

まとめ

水戸市内のディープスポットを巡る約35㎞のサイクリング。水戸市は自然もありゆっくりと過ごすことができる場所です。まだ知られていない水戸の魅力を発見しにサイクリングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
レンタサイクルもあるので普段と違うディープスポットを巡る観光もおすすめです。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

 

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