【わたしのまちの自転車屋】大阪府・門真市 スポーツバイクの魅力をより多くの人に伝えたい『三浦輪業』
「うちは普通の自転車屋ですよ」と控えめに話すのは『三浦輪業』の店主・三浦雄一郎さん。
そう言いながらも品揃えは実に豊富で、ファミリーサイクルからスポーツサイクルまで幅広く取り揃えており、学生から年配の方まで幅広い世代の地元客に愛されています。
淀川サイクリングで楽しい走り方やマナーを伝える
お客さんと一緒に走る機会も多いという三浦さん。
「月1回はサイクリングイベントを行っています。当店で自転車を購入いただいた方はもちろんですが、参加費をご負担いただければ他店購入の方や、自転車購入を検討中の方には試乗車で参加できるようにしています」。
毎月のイベントには10名前後参加しているそうで、走ることが多いのは淀川の河川敷。「京都市内方面に向けて片道30~50㎞前後走っています。初心者の方でも2時間前後で京都市内まで走れますよ」と三浦さん。
ロードバイクを始めたばかりの人に正しい乗り方を教えるのも自転車店の務めだといい「最初は疲れるまで走りがち。
走り方や休憩の仕方をきちんと学べば、初心者でもすぐに長い距離を走れるようになりますよ。休憩のタイミングにも実はコツがいるんです」と話します。
そのため、三浦輪業のサイクリングイベントでは、こまめな休憩を取るのが鉄則。ある程度走った後はおいしいレストランで食事したり、スイーツを食べながらお茶したりと、サイクリング以外の楽しみも欠かしません。
淀川河川敷の走りやすさは日本一?!
一番好きなサイクリングコースは淀川の河川敷だと話す三浦さん。
「淀川の河川敷は全国的に見てもトップレベルに走りやすいんじゃないかな。ほかの河川敷やサイクリングコースの道幅ってそんなに広くないところが多いんですよ。
でも淀川の河川敷は大型トラックも走るので、十分な広さがあって、初心者でもストレスなく走ることができるんです。あとは信号がないのも嬉しいですよね」。
ほかにはないクセの強さがスポーツバイクの面白さ
「スポーツバイクって特殊な趣味ですよね」と話す三浦さん。
「スポーツ種目でもあるし、コレクターでもある。お金がかかるスポーツはゆるく楽しむものが多いのですが、スポーツバイクはお金がかかるうえに技術的にも高度。
機材を揃えようと思うととてつもなく高価だし、だからといって決して楽はできない(笑)。
でもこのクセが強いところが面白味でもあるんですよね」とスポーツバイクへの愛が止まりません。
門真市では数少ないスポーツバイクを取り扱う個人店ということで、修理やアフターサービスに来たお客さんで、スポーツバイクに興味がありそうな方にはなるべく声をかけるようにしているという三浦さん。
「最初はハードルが高いと思うのですが、一度イベントに参加してもらえれば、スポーツバイクの虜になるんじゃないかな」と話してくれました。
まとめ
『三浦輪業』のサイクリングイベントは、初心者はもちろん、自転車購入を検討している人でも参加できます(※有料)。
風を切る爽快感を味わってみてから、自分にフィットする自転車を見つけてみるのもよいかもしれませんね。イベントの情報はInstagramやFacebook、LINEで告知しているそうなので、ぜひチェックしてみてください。
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■三浦輪業
住所:大阪府門真市野里町9-25-101
TEL:072-881-6146
営業時間:10〜20時
定休日:水曜
■サイクルショップデータ
取り扱い製品 シティサイクル/電動アシスト自転車/折りたたみ自転車/スポーツサイクル
修理・メンテナンス 可
レンタサイクル あり
執筆者:高島夢子