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【長野県】初心者でも楽しめる諏訪湖畔と諏訪大社四社めぐり、上級者も満足の霧ヶ峰や八ケ岳山麓などの山岳ルート《PR》

諏訪湖(すわこ)は、長野県岡谷市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町にまたがる湖。
一周約16kmのコースは、諏訪湖一周をコンセプトに諏訪湖の魅力を発信、応援するプロジェクト通称「スワイチ」の愛称でも知られています。
諏訪地域を、「諏訪湖畔と諏訪大社四社をめぐる」初級者向けルートと、「霧ケ峰や八ヶ岳山麓など山岳高原をめぐる」上・中級者向けルートを、2日間に分けたサイクリングでご紹介します。

諏訪へのアクセス

自動車でのアクセスは、従来の中央自動車道や長野自動車道などの高速道路網に加え、令和3年8月29日 中部横断自動車道の静岡ー山梨間が全線開通して、都心からだけでなく、中京圏からもアクセスが格段によくなりました。

飛行機では、フジドリームエアラインズ(FDA)が「信州まつもと空港」と福岡、札幌、神戸との間に定期便を就航しています。FDAの全路線で、飛行機輪行時に便利な梱包用ハードケースも無料貸出しています。

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湖畔と諏訪大社四社めぐり(Day-1)

スタートは下諏訪駅

下諏訪駅(しもすわえき)は、JR中央本線の駅。
駅の改札近くには下諏訪観光案内所があり、旅の情報収集にも最適。ここから初日のサイクリングをスタート。

諏訪大社四社めぐり

諏訪大社は、全国に1万社以上あると言われている「諏訪神社」の総本社で、諏訪湖を中心にして4ヶ所にある神社の総称です。
「上社(かみしゃ)」と「下社(しもしゃ)」に分かれていて、上社には「前宮(まえみや)」と「本宮(ほんみや)」、下社には「春宮(はるみや)」と「秋宮(あきみや)」があります。
強力なパワースポットとして知られ、ご利益にあやかれるこの「四社参り」が人気です。

社殿の四隅に御柱(おんばしら)と呼ぶ木柱が建てられているほか、社殿の配置にも独特の形を備えています。6年に一度(7年目に一度)催される、日本三大奇祭のひとつ「御柱祭」でも知られています。

諏訪大社 下社春宮・下社秋宮

まずは、下諏訪駅から北へ約1.3km、「諏訪大社 下社春宮」へ。

御影石の大鳥居を抜けると神楽殿(かぐらでん)が見え、その先には荘厳な雰囲気が漂う幣拝殿(へいはいでん)。

下社春宮から下社秋宮へは、約1.3km。

神楽殿の大きなしめ縄が魅力的です。

ここから「下諏訪駅」へと戻り、1kmほど南下すれば、湖を横目に見ながら並木道を走ることができます。この時期諏訪湖畔では紅葉が進み、並木の葉が赤や黄に色づきを見せます。例年、10月下旬~11月中旬に見ごろを迎えるそうです。
諏訪湖は、冬期に全面結氷して”御神渡り(おみわたり)”が出現することもある湖としても有名です。

諏訪市湖畔公園(すわしこはんこうえん)

湖畔を反時計回りに走ります。歩行者・自転車専用道を交えながら走る湖畔のコースは、常に湖面だけでなく対岸も望める解放感溢れる景色を楽しめます。また右手には様々なお店や美術館などに立ち寄ることもできます。



約11km走って着いたのが「諏訪市湖畔公園」。

諏訪市湖畔公園は、昭和28年に埋め立てられた湖岸公園。石彫公園、諏訪湖間欠泉センタ-、足湯などが開設され、延長2.5kmを超える細長い形をした公園です。
南に位置する「石彫公園」に佇むSLを過ぎたら、湖畔で撮影タイム。山あいからは、北アルプスの南部に3,000m級の峰々を連ねる穂高連峰を望むことができます。

「くらすわ」でランチ

「くらすわ」は、諏訪湖畔に面した、五感で信州を満喫できる空間で、信州の健康的な食文化を発信するために、養命酒製造(株)がプロデュースした施設。
2階のレストランは、大きな窓から諏訪湖を見渡せる絶好のロケーション。ランチは、地元野菜をふんだんに使った料理などを堪能できます。
 1階のショップでは、パッケージがスタイリッシュなオリジナル商品をはじめ、信州各地の名産品、特産品が販売されています。

湖畔公園足湯

食事を終えたら、目の前の諏訪市湖畔公園北側にある足湯へ。
気軽に無料で利用できるので、サイクリング途中の「足休め」としてもおすすめです。

隣接する「諏訪湖間欠泉センター」では足拭き用タオルを購入できるので、タオル持参しなくてもOK。温泉卵も購入できます。

諏訪大社 上社前宮・上社本宮

諏訪市湖畔公園から湖畔を時計周りに戻り、茅野方面へ走ること約10kmで「諏訪大社 上社本宮」。
幣拝殿と片拝殿のみで本殿を持たない、諏訪造りという独持の様式です。

上社本宮から約1.7kmで「諏訪大社 上社前宮」の鳥居が現れます。一の鳥居をくぐり、横の坂道を少し上ると二の鳥居前まで行くことができます。


ここからのどかな道を少し歩けば本殿。

ゴールは茅野(ちの)駅

諏訪大社上社前宮から約2.6km、JR中央線茅野駅で、初日はゴール。

スワイチ16kmを含む、約33kmのコースは、アップダウンが少なく、初心者でも楽しめる観光に最適なコースです。

動画レポート

諏訪湖畔から標高約1,900mの霧ヶ峰へ(Day-2)

スタートは上諏訪駅

2日目のスタートはJR中央線上諏訪駅。長野県内では長野駅・松本駅・篠ノ井駅・塩尻駅に次いで第5位の乗車人員で、長野県内では比較的利用客が多い駅です。

立石公園(たていしこうえん)

上諏訪駅から坂を登り始め約4kmで「立石公園」。

園内からは諏訪湖や周辺の山々が一望でき、眺望のすばらしさから、信州のサンセットポイント100選、日本の夜景100選、日本夜景遺産、信州ふるさとの見える(丘)にも選ばれています。
また、この公園から見た景色が、2016年に公開されたアニメーション映画「君の名は。」の糸守町の景色に似ていると話題になりました。

写真提供:諏訪観光協会

霧ヶ峰高原 ドライブイン霧の駅

標高約900mの立石公園から約13km登れば、標高約1,670mの「霧ヶ峰高原 ドライブイン霧の駅」へ。

霧ヶ峰(きりがみね)は、長野県中部のほぼ中央部、諏訪湖の北側にあるなだらかに起伏する高原で、八ヶ岳中信高原国定公園内にあります。
ドライブインでは、暖かい「あまざけ」で一休み。

霧鐘塔(むしょうとう)

ドライブインから少し歩けば、霧深い霧ヶ峰高原のシンボル的モニュメント。

見晴らしが良い蛙原(げぇろっぱら)・強清水・忘れ路の丘にたたずむアーチ型の霧鐘塔は、濃霧の日には鐘の音色を響かせてその位置を知らせてくれ、ハイカーたちの道しるべとなり、霧のない日にはハイキングやトレッキングの目印にもなります。

車山(くるまやま)肩(かた)


霧ヶ峰公園ドライブインからビーナスラインを約8km、長野県茅野市と諏訪市の境目に位置する車山。霧ヶ峰の最高峰で標高は1,925m。
霧ヶ峰富士見台からは、八ケ岳連峰と富士山を望むことができます。


▲写真提供:諏訪観光協会公式ツイッター

白樺湖(しらかばこ)

車山から一気に坂を下ること約4kmで白樺湖へ。

白樺湖は周囲約3.8キロメートルの人造湖で、湖面標高は1,416メートル。もとは農業用水を確保するため建設された人工の温水ため池です。
この季節は白樺だけでなく紅葉の美しさも目をひきます。
円錐形の美しい山は、八ヶ岳のほぼ最北端に位置する蓼科山(たてしなやま)。日本百名山に数えられ、その姿から諏訪富士(すわふじ)とも呼ばれています。
この蓼科山(標高2,530m)から南の編笠山(標高2,524m)まで南北約25kmの距離に、およそ20の峰が連なる山々の総称が「八ケ岳」です。

茅野駅

白樺湖からは、途中昼食を取りながら坂を下り、初日と同じJR中央線茅野駅でゴール。
前日とは異なる東口前には茅野市民会館に隣接する、美しい茅野市図書館があります。

2日目は約48km、獲得標高1,200mという上級者向けですが、Eバイクなら中級者でも楽しめるコースです。

霧ヶ峰の風景は、日本とは思えない大自然の風景を楽しむことができます。

記事内情報

▼諏訪大社
http://suwataisha.or.jp/

▼フジドリームエアラインズ(FDA)
https://www.fujidream.co.jp/checkin/support/support_bicycle.html

▼下諏訪町地域開発公社(E-bike協力)
http://www.town.shimosuwa.lg.jp/www/contents/1001000000449/index.html

▼くらすわ
https://www.clasuwa.jp/

動画レポート

まとめ

諏訪エリアは、湖畔めぐりをはじめ、諏訪大社の歴史に触れることができるコースを、1日で周遊できるのは自転車ならではの楽しさです。
霧ヶ峰のコースは、まさに絶景!まるで海外のような風景を堪能できます。
また、サイクルツーリズム推進の一環として、諏訪地域各所にサイクルスタンドを設置してくれているのも嬉しいです。

湖、歴史、グルメ(お洒落なレストランやお土産)、そして絶景が揃う、長野県の諏訪エリア。
都心や名古屋からだけではく、関西からも1泊2日の自転車旅は可能です。
今回は秋のサイクリングでしたが、季節によって四季折々の風景を楽しめるので、ぜひ諏訪サイクリングを、何度も楽しんでみてください。

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
広告主:長野県諏訪地域振興局

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