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記事タグ: ロングライド(50~100km)

【兵庫県】夏の110km縦断ライド!城崎〜朝来(50km)編

【兵庫県】夏の110km縦断ライド!城崎〜朝来(50km)編

旅が好きな人ならきっと、「一周」「縦断」「横断」といったキーワードに一度は心惹かれ、何かしらチャレンジしてみたことがあるのではないでしょうか。
旅の最中はもちろん、あとで地図上で振り返った時にも、達成感があるものです。
私もこれまで「ビワイチ」(琵琶湖一周)、「アワイチ」(淡路島一周)などにチャレンジしてきました。
地元神奈川県から大阪府に引っ越したのを機に昨夏、2泊3日で「兵庫県縦断」を催行しました。日本海側の城崎〜朝来〜太平洋側の姫路まで合計約110kmの旅。今回はそのうち、城崎〜朝来(約50km)様子をお届けします。

浴衣でそぞろ歩きの似合う城崎温泉に前泊

旅の出発点は関西有数の温泉街、開湯1300年の歴史を持つ城崎。
翌朝ここからスタートするのに備えて前泊します。城崎までは、大阪から特急「このうとり」もしくは「はまかぜ」で約3時間弱。
指定席を取っておけば、ゆったりと輪行で快適な旅を過ごせます。


城崎温泉は街全体を一つの温泉宿と見立て、各旅館がお部屋、7つの外湯が大浴場というコンセプトで作られています。
志賀直哉の『城の崎にて』でも知られているように、温泉街の中に文芸館があったり、城崎発の出版メディアがあるなど文藝も盛んで、街には文化の香りも漂います。
自転車で散策するのももちろんよいですが、せっかくならサイクルジャージではなく浴衣で、オレンジ色の街灯にぼんやりと照らされた、枝垂れやなぎの川沿いをそぞろ歩きるするのがおすすめ。
日頃の疲れを癒やし、明日からのライドに備えて英気をたっぷり養うことができます。



城崎から出発!山陰海岸 迫力の玄武洞公園

城崎で外湯めぐりや日本海の幸を堪能したら、翌朝いよいよスタートです。
1日目のゴールは約50km先の朝来。急ぐほどの距離ではないので道中観光を楽しみながらゆったりと向かうことにします。

最初に立ち寄ったのは城崎温泉から円山川リバーサイドラインを約5km進んだ地点にある豊岡の玄武洞公園です。玄武洞は山陰海岸ジオパークの一つで、約160万年前、火山活動によって流出した溶岩が冷却してできたものだそう。


玄武岩の柱状の割れ目が露わになった迫力ある玄武洞をはじめ、青龍洞、白虎洞、南朱雀洞、北朱雀洞の洞窟が玄公園内にあります。人工では造れないであろう、自然だからこそのダイナミックさには圧倒されるばかり。この地が、過去に地球の磁気逆転発見につながった場所だというのも納得です。

ちなみに、玄武洞公園の美しい自然をPRする「玄武岩の玄さん」は、「ゆるキャラ」とはまた一味違う雄々しき顔立ち…。せっかくなので顔ハメパネルで旅の記念撮影も楽しみました。

兵庫の小京都 出石の街並みを堪能

玄武洞公園から約20km、出石に到着。基本的に川沿いを走るため、標高差も少なく快適な旅です。
豊岡市の一部である出石は、かつての出石城の城下町であり、整備された町割りが碁盤の目状であることなどから「但馬(たじま)の小京都」とも呼ばれています。
街並みは国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定され、街の人々の努力で今も城下町の美しい景観が保たれています。

今回は初めての出石訪問だったのもあり、出石リノベーション協会の皆さんが主催する街歩きツアーに参加してみました。
街のシンボルである時計台の内部(通常は非公開!)から街全体を眺め、歌舞伎小屋「永楽館」では舞台地下を見学し、奈落の底を体験することができました。



出石は西日本では珍しいそば処で街の中に約50軒ものそば屋があります。
江戸時代中期に出石藩主松平氏とお国替えになった信州上田藩の仙石氏と共に、信州からやってきた蕎麦職人の技法をもとに「出石そば」が誕生したのだそう。
出石焼きの小皿に一口ぶんずつ盛り付けて出てきます。私は観光協会の食べ歩き企画で3皿×3軒のはしご酒ならぬ「はしご蕎麦」にチャレンジしてみました。
5皿で1人前の目安なので、実に2人前近く食べたことになりますが、風味豊かでつるっと美味しくいただきました!
「蕎麦もいいけどこちらもぜひ!」と友人からおすすめされた『ハム工房 但馬の郷』の揚げたてメンチカツもしっかりお腹に詰めたところで、午後は一気に朝来を目指します。

朝来 竹田城跡の夕暮れ

出石から県道2号線経由で円山川リバーサイドラインへと戻り、約25km先の朝来を目指します。
2時間もあれば十分進める距離ですが、なにぶん炎天下の真夏。道沿いの神社の木陰や道の駅で小休憩を取りながら無理のないペースで進み、夕方、朝来市の和田山に到着しました。
宿泊地を朝来にしたのはなんといっても、日本100名城の一つ、竹田城跡があるからです。国史跡 竹田城は、古城山の山全体が虎が伏せているように見えることから別名「虎臥城(とらふすじょう・こがじょう)」とも呼ばれているそうです。
ふもとの駐車場から城跡まではマイカー・マイバイクは進入禁止で交通手段は公共バスか徒歩のみです。
ちょうど夕方の終バスのタイミングで訪れたこともあり、他に観光客もほとんどおらず、ほぼ貸切状態。朝来の街並みを眺めながら、つかの間の城主気分を味わいました。

夜は和田山の民宿に宿泊。但馬牛のすきやきでお腹いっぱいになり、旅の前半を終えた心地よい安堵感と疲労感を覚えながら眠りにつきました。

コース紹介

まとめ

兵庫県というと自転車乗りの間では圧倒的に淡路島が有名かと思いますが、日本海側、太平洋側、内陸とそれぞれに歴史と風情の豊かな魅力的な地がたくさんあります。
街と街との点をつなぐように川沿いをひたすら走っていくことで、街ごとの景色の違いを体感できるのも、縦断旅ならではの醍醐味だと実感しました。

今回の城崎〜朝来エリアだけでも十分見応え・走りごたえのあるコースだと思います。
秋のよく晴れた朝には、竹田城で雲海を見ることもできるため、季節を変えてチャレンジしてみるのもよさそうです。

後編はこちらをご覧ください。

【兵庫県】夏の110km縦断ライド! 朝来〜姫路(約60km)編
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執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【茨城県】RIDE ON 310(みと)「朝日を見に行こう~早朝大洗ライド」

【茨城県】RIDE ON 310(みと)「朝日を見に行こう~早朝大洗ライド」

水戸市商工会議所が今年5月から隔月で開催しているサイクリングイベント「RIDE ON 310」に参加しました。
さらに、今回はJR水戸駅南口から徒歩約3分ほどのところにある「ホテルレイクビュー水戸」が、今年の春から実施しているサイクルツーリスト限定の宿泊プランをモニター利用しました。

ホテルレイクビュー水戸「サイクルツーリスト限定ステイプラン」

JR水戸駅南口から近くに立地する「ホテルレイクビュー水戸」では、今年3月からサイクリスト向けの限定プランをはじめました。
私がモニター利用したのは、「サイクルツーリスト限定宿泊朝食付きプラン」1人7500円(税サ込)。
フロントで無料の駐輪スタンドを貸してくれます。
今回はモニター利用として初の試みで、宿泊する部屋に自転車を持ち込ませていただきました。
通常では、ホテルのロビーにスタンドを設置して、自転車を置くそうです。今後、部屋に持ち込めるようになるかどうかは検討中ということでした。

ロードバイク2台が、一緒に乗れるエレベーターでした。

ホテルスタッフの方がヨガマットを敷いたり、自転車の設置を手伝ってくれるので、女性1人でも楽々でした。シングルルームは広さも十分で、ゆっくり過ごせるお部屋でした。

翌朝、水戸市の千波湖(せんばこ)に集合出発

翌朝、午前3時30分にホテルロビーに集合し、自転車で10分ほどのところにある千波湖へ行きました。
宿泊プランに朝食が付いていたのですが、今回は断念しました。

午前4時前は、まだ暗がりで、前日の雨の影響により少し路面が心配でしたが、無事到着してイベント受付をしました。

RIDE ON 310「朝日を見に行こう~早朝大洗ライド」

私が参加したのは、水戸市商工会議所が運営している「RIDE ON 310」というサイクリングイベント。
これは、今年5月から隔月で開催されているイベントで、この日が2回目「第2ステージ」と題して開かれました。
前回の第1ステージでは、初心者向けの30キロのサイクリングと、パンク講習をセットにして行われました。

今年中に第5ステージまで行う予定だそうです!この日は25人の参加者を4班に分け、それぞれの班にガイドライダーが付き、サポートしてくれるという安心体制です。
スタート前には、水戸市商工会議所が自転車の乗り方、交差点での注意点、ハンドサインの確認、声かけなどの安全のためのアナウンスがありました。
各自ブレーキ、タイヤ、ライトなど自転車の確認をしたうえで午前4時20分にスタート。

水戸~大洗(おおあらい)まで

陽が昇りはじめてきたころに、水戸駅付近を流れる桜川沿いを走り、那珂川(なかがわ)を目指しました。
水戸市城東の寿橋を渡るときには、青空が見え水面に空が反映されていました。 スタートから約14km地点のあたり、那珂川沿いを那珂湊(なかみなと)方面へ走っている途中、左手に見える田園風景が目を楽しませてくれました。早朝の静けさもあいまって、幻想的な景色を見ることができました。

その後、那珂湊の市場近くにある、ひたちなか市湊本町のコンビニで小休止し、ひたちなか市と大洗町を結ぶ「海門橋(かいもんばし)」を渡り、大洗町へ入りました。

大洗公園・大洗磯前(いそさき)神社で朝日を満喫

南北に駐車場が広がる大洗公園。サーフィンを楽しむ人、ツーリングやドライブで来る人などがいました。
自転車を降りて深呼吸。
朝日は神々しく眩しかったです。この日は朝6時の時点で気温が24度、太陽が眩しかったです。


岩の上に立つ「大洗磯前神社の鳥居」の一つ。
鳥居が見える位置にデッキのようなところがあるので、各班記念撮影をしました。
空が広く大洗の写真撮影スポットとしても有名です。

朝食「鯛だしラーメン」

午前6時20分すぎ、大洗町で各自朝食の時間になりました。

この時間に開いている「ウスヤ肉店」で串揚げを食べる人もいましたが、私は「海鮮どんぶり亭」の鯛だしラーメンを食べることにしました。 午前6時30分のオープン時には、すでに待っている人がいました。

「鯛だしラーメン(600円)」は、さっぱりとした味わいで、朝からでもぺろりと食べられます。
海鮮丼のメニューも豊富でした!

大洗~涸沼(ひぬま)~水戸へ

朝食を終えて、次は茨城町にある涸沼方面へ向かいました。午前8時前には太陽が高く登り、陽ざしが照り付けました。
田園風景を楽しみながら、涸沼の南側を走行し、途中のコンビニで休憩となりました。参加者は汗だくです。

水戸へ戻る道中は狭い道路もあるので、間隔をしっかりととって安全に走行していきました。
水戸に入り、最後の休憩ポイント「百樹園」。木陰に入ると涼しく感じられました。

約51キロのライド終了!

朝出発した千波湖に戻りゴール。朝とは違う青空で充実感もありました。

到着後、運営から配られたアイスが、最高に美味しかったです。ちょっとしたお土産に納豆味のお菓子もいただきました。そういえばこの日は7月10日、710(なっとう)の日でした。

コース紹介

まとめ

水戸市商工会議所が運営する「RIDE ON 310」はガイドライダーや修理した際のメカニックスタッフも随行していたので、安心して楽しむことができるライドでした。
何より、普段は味わえない時間帯で朝日をたっぷりと堪能できるコースだったのも良かったです。

水戸市内に自転車を持ち込んで宿泊できるホテルがあることをまだ知らない方が多いかもしれません。
水戸からは、大洗方面だけでなく、茨城県北部へもアクセスすることができます。

2021年9月までは期間限定で「JR水郡線サイクルトレイン」も走っています。茨城県北部の山々を堪能するサイクリングの際など、水戸に宿泊して、時間と心にゆとりをもってサイクリングを楽しんでください。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

施設情報

ホテルレイクビュー水戸
https://www.hotellakeviewmito.com/

水戸市商工会議所「RIDE ON 310」
https://mito.inetcci.or.jp/rideon310/

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子供時代、夏休み明けの学校で「夏休み何した?」と互いの夏の冒険談を披露しあった名残でしょうか。
夏になると冒険心が湧いてきてちょっとチャレンジングな旅に出たくなる気がしませんか。
そんな思いに駆られて、昨夏実施した兵庫県縦断 合計約110kmの旅。城崎〜朝来(50km)編に続き、今回は旅の後半、朝来〜姫路(約60km)の様子をお届けします。

前編はこちらをご覧ください。

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朝来から生野銀山を目指す

前日、夕暮れ時の竹田城を堪能し、朝来市和田山の民宿に宿泊。
翌朝、宿から漕ぎ出し向かう最初の目的地は、約25km先の生野銀山です。
子供時代に夏休みの家族旅行で土肥金山(静岡県伊豆市)には行ったことがありますが、銀山は初めて。なんでも、生野銀山では「アイドル」が出迎えてくれるらしいと聞き、期待とともに、播但線に沿うように国道310号線を走っていきます。
JR生野駅周辺から国道429号線に入り、約4kmほどゆるやかな坂道を上れば生野銀山に到着です。道中では民家の裏にかつてのトロッコのレール跡が残っていたりと、ここが一大産業地であったことが感じられました。

生野銀山は室町時代に本格的な採掘が始まり、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の直轄地でもありました。
明治元年には日本初の官営鉱山(政府直轄)となり、その後三菱へと払い下げられ、昭和48年(1973)に閉山。翌年から観光施設として開業し、実に開坑1200年以上の歴史がある史跡です。

壮大な歴史に驚きながら受付を通ると、出迎えてくれたのは意外にも、着物とわらじ、作業着姿でたすきをかけた男性マネキンたち…
お土産コーナーには「超スーパー地下アイドル ついに発掘!! GINZAN BOYZ」のポスターや彼らのファングッズが。
「アイドル」とは彼らのことだったのか!
「GINZAN BOYZ」は江戸時代〜昭和にかけて、生野銀山で活躍した職人・技師たちを再現したもので、メンバーは総勢60名。
ベテランの風格が漂う、きりりとした顔立ちに「甚八」「鈴丸」「次郎羅茂(じろうらも)」「フロイス健」などの名前が付いています。
個性豊かな面々が、各々の持ち場で仕事に勤しみながら見学者を出迎えてくれます。

銀山の坑道は350km以上、深さは約880mに達し、非常に広大です。
坑道内コースでは、その一部である現代坑道と江戸時代の坑道部分、合わせて全長約1kmを見学することができます。
各人の仕事内容や性格などが書かれたメンバー紹介のパンフレットを片手にひんやりと薄暗い坑道内をじっくり見てまわると、まるで彼らが今にも動き出しそうな気がするほど、当時の様子を生き生きと想像することができました。

それにしても坑道内の涼しいこと!
約40分かけて回ったあとには少し寒いくらいでした。坑道内の温度は年間を通じ約13度だそう。暑い夏ライドにはちょうどよい避暑スポットかもしれません。

鉱山に併設するレストランで、かつての鉱山労働者たちも愛したという名物、銀山ハヤシライスをいただきました。

GINZAN BOYZに負けない力強さで姫路まで頑張るぞ!

田舎道のパン屋さんでちょっと寄り道

生野銀山をあとにし、生野峠を越えて播但連絡道路を姫路方面へ下ること約4km。
のどかな田園風景の中にポツンと黒い瓦屋根の一軒家。
屋根には大きく「パン工房 ○藤」(○の中に藤の文字)が。ものすごく気になります。
目的地までまっしぐらに向かうのは味気ない。道草を食うのも旅の一興。と思い、近づいて様子を伺うことに。
すると続々と地元ナンバーの車が入っていくではありませんか。これは美味しいに違いない!と確信して店内に入ると、古民家をリノベーションした薪窯パン屋さんでした。
屋根の屋号は「丸藤(まるふじ)」と読むのだそうです。

銀山ハヤシライスの面影を胃袋に感じつつも、座敷に上がらせてもらい、早くもおやつに「焼きたてトーストセット」を注文。
畳の上のちゃぶ台でほのかに甘いトーストをいただくのは、ビンディングシューズで疲れた脚を休めるのに最適でした。

古民家の店内はなんとも居心地がよく、夏休みに田舎の親戚の家に来たような感覚です。
ついこのまま昼寝したい欲求に駆られるも、なんとか日没までには姫路城にたどり着くべく、お店をあとにしたのでした。

銀の馬車道をたどり姫路へ

姫路までの残り約35kmは、明治政府が創った、生野〜飾磨津(しかまづ:姫路城下町の外港エリア)を結ぶ日本初の高速産業道路「銀の馬車道」をたどって走っていきます。
道中には穏やかな田園風景の中にも、銀を運んだ馬車を再現した模型、馬車道修築の碑や道標があったりと当時の面影を感じることができます。
明治時代、日本が欧米列強に追いつけ追い越せとばかりに挑んだ一大プロジェクトで創られた馬車道は、まさに人々の夢を乗せたシルクロードならぬ「シルバーロード」だったのでしょう。

▼「銀の馬車道」コース

銀の馬車道コース

▼「銀の馬車道」紹介Webサイト(銀の馬車道ネットワーク協議会)
https://www.gin-basha.jp/

ついにゴール!白鷺城こと姫路城へ

銀の馬車道を走り切り、夕暮れが差し迫って来た頃、「白鷺城」の異名を持つ姫路城の白い肌が西陽に照らされながら見えてきました。
姫路城には以前電車で訪れたことはあったものの、やはり自転車で自力で来ると感動はひとしおです。
「やったぞ〜〜〜!」という達成感と、熱気ですっかり火照った体をアイスを食べてクールダウンし、JR新快速に乗り大阪への帰路につきました。

コース紹介

まとめ

城崎温泉前泊、城崎〜朝来、朝来〜姫路の2泊3日の夏休み自転車旅は、日本海〜太平洋にかけての兵庫の地形、日本のお城と産業の歴史を肌で感じられる味わい深いものとなりました。

ただ距離を目標にして走るのではなく、地理、歴史、芸術など、そこに何か自分が興味のあるテーマを掛け合わせると、身体的にだけではなく知的好奇心も満たされより一層旅の濃度が増してきますよね。
ぜひあなたの興味・関心に合わせてオリジナルの自転車旅を組み立ててみてはいかがでしょうか。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【アルゼンチン】カブラコーラルダムの穏やかな絶景水辺をサイクリング<カファヤテへの道 Part1>

【アルゼンチン】カブラコーラルダムの穏やかな絶景水辺をサイクリング<カファヤテへの道 Part1>

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

前回のアルゼンチン、カチへの旅から、1ヶ月程、サルタへ戻っていました。

いよいよ、旅を再開します。

サルタからアメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するウシュアイアまで約3,956kmを自転車で旅するため、街から街へ細かく繋いでいく形になります。
(アルゼンチンの首都ブエノスアイレスからウシュアイアまで3,005kmあり、アルゼンチンがいかに縦長な国なのかということがわかります。)

この長い長い自転車旅の第1歩目として、カリルの村から「カファヤテ」という街を目指します。

▲アルゼンチン各地の位置関係。

「カファヤテ」は、アルゼンチンでも、有数のワインの生産地で、美しい自然をが残る、観光地でもあります。

▲カファヤテのブドウ園
▲Quebrada decafayate

カリルから、カファヤテまで、3日間の旅路です。ダイレクトにいけば、160km程なので、2日間で行ける距離なのですが、初日に、少し寄り道をして、カブラコーラルダムに1泊します。

3日間合計で、200km程の走行距離予定です。

今いる、カリルが標高1,100m カブラコーラルダムの標高1,000mまで一旦下ります。

それから目的地のカファヤテが、標高1,600m強なので、最後の二日間で、600m標高を上げます。

2日目は、泊まれる場所が決まっていないため、どこかいいところを見つけて、キャンプです。

では、初日、カリルから、カブラコーラルダムまでの道のりです。いってみましょう。

出発

7:15起床。8:00まで寝る予定だったのですが、昨日は、夢をたくさんみて、何度も起きてしまいました。

長く休んだ後に出発する時は、プレッシャーなのか、不安からなのか、よく眠れないことがあります。

そんなつもりはないのですが、深層心理でソワソワしているのかもしれません。出発してしまえば、後は、やるだけなので、ものすごく眠れるんですけどね。

昨日ほとんど、パッキングは済んでいたので、軽く片付けをして、朝ごはんを食べます。

10:00 出発予定にしていたのですが、早く起きたため、

9:40出発。

まずは、30km先のコロネル・モルデスを目指します。

そこから、カブラ・コーラルダム方面へ17km進んだところに、今日の目的地、マホの家があります。

マホはカウチサーウィンというウェブサイト で見つけて、連絡をとっていました。

カウチサーフィン

カウチサーフィンは、旅人の間では、有名で、使っていない人の方が少ないです。

旅人は、泊めてくれる現地の一般家庭(ホスト)を見つけることができ、ホストは、旅人を1泊から数泊受け入れ、一緒に生活をします。

カウチサーフィンは、カウチ(Couch)日本でいう、ソファ。と、波乗りのサーフィンを合わせた造語です。

開発者のイメージとしては、世界各地の家庭のカウチ(ソファ)をサーフィンするように転々と旅をするような感じです。

意図としては、余っているベッド、少なくともカウチでもあれば、旅行者のための1泊の寝床として、シェアしませんか。ということだと思います。

ウェブサイト版とアプリ版があります。日本語には対応していませんが、日本でも使えます。(英語でやりとりする必要有り。)

以前は、完全無料で、使えていました(募金制度はありました。)が、世界パンデミック以降、年間1000円の会員費がかかるようになりました。年間1000円なら、払う価値はあると感じます。

他にも、僕の旅には欠かせない、ウェブサイトやアプリ等を今後まとめて、説明できたらと思います。

https://www.couchsurfing.com

昼ごはん休憩(オスマ)

微かに下っているようで、1時間で、15km進みました。

11:10 オスマという村の学校に到着しました。

今日はとても暑く、日陰で休みたかったところに、ちょうど木陰を見つけて休憩。

少し早いですが、昼ごはんを食べます。昨夜作った、ご飯、牛肉とパプリカです。

▲お昼ごはん
▲小学校の前で休憩をしていたので、子供たちが、授業が終わって出てきました。

初めは、少し不審がって遠くから見ていましたが、挨拶をすると、その後は、どこからきたの、日本語を話してみてと、好奇心旺盛です。遠く離れた、アルゼンチンでも、K-POPや、韓国ドラマは、人気のようで、韓国のことも聞いてきました。

#TBTikTok | con la música sonido original - ☠️
:< k pd (@oni_chan7o7) ha creado un video corto en TikTok con la música sonido original. | #TBTikTok

▲女の子が、一緒に TIKTOK を撮りたいということで、一緒に撮りました。

 

▲最後には、仲良くなり、出発する時には、ブエン・ビアへ(良い旅を!)と、激励してくれました。

11:40 小学校を出発。

コロネル・モルデス

▲12:30 コロネル・モルデスに到着しました。
▲さっきの子供たちが、送迎の車で僕を追い抜き、到着していました。
▲ここから左折して、カブラ・コーラルを目指します。

進路を東に変えて、後17kmで、今日の目的地に到着予定です。

ゆるい下りを進んでいきます。

▲ここを右折すると、サルタにいた時に魚釣りに行ったことのある、カタマラン(釣船)乗り場です。

カブラ・コーラルダム

下りから、アップダウンのある道に変わり、

13:10 ルックアウトに到着しました。

▲ルックアウトからの景色。
▲向こうがわに見えるのが、カタマランです。
▲バイクで旅行していたカップル。

カップルと話をしてわかったのが、今週末は、4連休らしく、旅行している人が多いみたいです。連休中は道路が混むので、あまり自転車で走るのには適していません。バッドタイミングで、出発してしまいました。

▲ダムは穏やかですね。

そこからさらに進み。

カブラ・コーラル橋

▲14:00 カブラコーラル橋に到着。このダムで名物の立派な橋です。
▲向こう側に見えるのは、バンジージャンプです。バンジージャンプをしているのをみていました。

まだ時間が早いので、少しゆっくりします。マホは、16:00に家に戻るということなので、時間があります。マホの家まで、残り7km。

橋の上は日差しが強く暑いですが、風が気持ちいいです。

▲大きな橋です。週末は、橋の上から釣りをする人で、いっぱいになります。
▲橋の上は、強風ですが、景色は綺麗です。
▲ダムの北側。
▲ダムの南側。

30分ほど休憩して出発です。

▲おじさんが魚釣りをしています。
▲橋を渡った後は、風が和らぎました。

警察署を通り過ぎます。路面状況が思ったよりもよく、車通りも少ないので、走りやすいです。

▲天気もよく、ダム沿いを走るのは気持ちがいいです。
▲この地域特有の、層になった、山肌。

到着

▲15:00 今日の目的地に到着しました。

マホの家到着。奥の柵を下ったところに家があります。

予定より1時間早く着きました。思ったより、道がよかったのでラッキーです。

▲2回目の昼ごはんを食べていなかったので、木陰で残りを食べます。

 

ダムを散策

15:15 食べ終わったところで、マホが友達と一緒に車で帰ってきました。早く帰ってきてくれたので、助かりました。家に向かいます。少し話をした後、まだ明るいうちに辺りを少し散策します。

家から少し下るとダムの水辺に出ることができます。

▲水辺に出ました。
▲向こうに見える山が綺麗です。
▲穏やかです。
▲コンドルが飛んでいました。
▲再び、道路まで出て、少し散歩しました。

それから、家に戻り、シャワーを浴びさせてもらいます。その後、ダムをみながらゆっくりしました。

▲夕暮れ時は、さらに綺麗。

それからは、マホとマホの友達と、お茶を飲みながら、話をしました。

マホは、ラフティングガイドとして働いています。以前は、旅をしながら、色々な国で、ラフティングガイドとして働いていたそうです。

現在は、この湖畔ならね、ダム畔の小さな家で一人で暮らしています。この場所がとても気に入っているそうです。

アルゼンチンは、ゴミの分別を行っておらず、基本的には、普通のゴミも、ガラスビンもペットボトルの缶の一緒に捨てるのですが、マホは、エコロジーな人で、一般ゴミ、プラスチック、コンポストなど分けていて、感心しました。

お茶を飲んだ後、マホの友だちはサルタへ帰っていきました。それから、キッチンで明日の分のご飯を料理させてもらいます。明日の分のサイクリング中のご飯は、タッパに入れて保存。

その後、ちょうど、サッカーアルゼンチン代表の試合があっていたので、ネットでラジオを聴きながら、夜ご飯を食べます。

元々は、家の前で、キャンプの予定でしたが、友達が帰っていったので、余っているベッドで、寝させてもらえることになりました。テントを立てなくていいので、ありがたいです。

 

就寝

▲ベッドで寝られるので、明日は出発準備が楽です。

22:30就寝。

まとめ

今日は、走行距離も50kmと短い走行時間でした。初日としては、無理なく丁度、良かったのかもしれません。

何度か、釣りに来ていたカブラ・コーラルダムでしたが、自転車で走ってみると、とても気持ちがよく、今までどうしてきていなかったんだと、少し後悔するほどでした。

カウチサーフィンホストのマホは、一見物静かで、とっつきづらい雰囲気がありましたが、話してみると、エコロジーな優しい人。いい人でよかったです。家も、素晴らしいロケーションでした。

さて明日は、本格的に走行距離を稼ぎます。上りになり、キャンプ地も探さなければなりません。いいところが見つかるといいのですが。

では、次回カファヤテへの道2 お楽しみに!

本日の走行

2021 年10月7日

El Carril ~ Dique Cabra Coral

合計 49,62 km

走行マップ

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】アレマニアの集落を散策、夜は焚き火を囲みキャンピング!<カファヤテへの道 Part2>

【アルゼンチン】アレマニアの集落を散策、夜は焚き火を囲みキャンピング!<カファヤテへの道 Part2>

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

アルゼンチンの北部にあるサルタからアメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するウシュアイア(約3,956km)を目指す長い長い旅の第1歩目として「カファヤテ」へ向けて自転車旅をしています。

(「日本最北端の地」の記念碑がある、宗谷岬(そうやみさき)~日本の国土の最南端、沖ノ鳥島(おきのとりしま)まで、日本の南北の距離が約2,840㎞とのこと。どれだけアルゼンチンが大きい国なのかイメージできましたでしょうか。)

カリルの村からカファヤテまで200km程度の距離があり、3日間で走破することを目標にしていますが、この記事では旅の2日目の様子を紹介しています。

今回も、日本では見ることができない赤い大地の絶景と素敵な出会いがありました。ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

【アルゼンチン】カブラコーラルダムの穏やかな絶景水辺をサイクリング<カファヤ...
こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。前回のアルゼンチン、カチへの旅から、1ヶ月程、サルタへ戻っていました。いよいよ、旅を再開します。サルタからアメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するウシュア...

▲カフェヤテへの旅の1日目の様子

(カリル村からカフェヤテ、ウシュアイアの位置関係についても紹介しています)

起床

2021 年10月8日

6:30起床。

外に、停めたままにしていた自転車が心配でしたが、無事でよかったです。

準備を始めます。マホはもう起きていて、一緒に、お茶を飲みました。

▲朝6:30のカブラ・コーラルダム。
▲ダムが目の前の絶好のロケーションの家で泊まらせてもらっていました。
▲珍しそうな鳥。

出発

1晩、泊めてくれたマホとお別れ。お礼を言い、出発です。

▲8:00出発。天気がいいです。
▲8:30警察署に到着。今日の分の水を補給させてもらいました。2,5Lもらって、500mlは、冷たい水がもらえたので、その場で一気飲みです。
▲昨日も通った、カブラ・コーラル橋。朝は、そんなに、風が強くありませんでした。
▲湖畔の所々にきれいな別荘。
▲牛たちも春を謳歌しています。

9:20ダムを過ぎたあたりのバス停で休憩。 早めですが、ちょうど日陰があるので、朝ごはんにします。

バス停のあたりはいつもゴミだらけ。

アルゼンチンでは、5m先にゴミ箱が用意されているのに、その手前で捨てられているのは何故だろう。きれいな自然が残されているのにもったいない。カブラ・コーラルダムの水も汚染が進んでいて、魚を食べることがお勧めされていないと聞きました。とても残念なところです。

30分ほどで手早く食べて、出発です。

昨日通ってきた、コロネル・モルデスも通過です。

ここまでは、昨日来た道を戻って来ました。ここから、進路を南にとり、新しい道を進みます。

アンパスカチ(Ampascachi)

▲11:00 Ampascachi に到着。プラザ(中央公園)の廃墟の軒先に日陰があったので、休憩。
▲昨日凍らせておいた、クリームチーズとクラッカーを一緒に食べたら、とても美味。
▲少し休憩して出発。緩やかに登っていきます。

ラ・ビニャ(La Vina)

▲La Vinaという町に到着も、下りだったので、止まらずに通り過ぎただけ。La Vina とは、”葡萄畑”の意味。
▲羊ものんびり放し飼いにされています。

タラパンパ(Talapampa)という小さな町を過ぎました。

通り過ぎた後に、急にお腹が減ってきたので、タラパンパ警察署の日陰で休憩しておけば良かったと後悔。

昼休憩

▲14:00 少し進んだところで、レストランを発見。店先の日陰で、休憩させてもらいます。
▲朝の引き続きのご飯と、チーズとクラッカーを食べた。40分ほど休憩、一番暑い時間帯です。

疲れてきましたが、気を取り直して再度出発。

▲工芸品も道沿に売られています。

アレマニア(Alemania)

▲15:20アレマニアに到着。思ったよりも早くついてよかったです。
▲橋を渡ったところで、ビールを飲んでいる若者たちがいて、喋りかけてきて、水を補給できるところはあるかと尋ねると、駅にあると、教えてくれました。
▲アルマニア駅の看板。

自転車を日陰に停めて、散策します。

▲昨日、マホがアレマニアでは、川でキャンプができると言っていたので、いってみると、本当に素敵なところでした。広々としたスペースに、芝生も生えており、河の水もきれい。
▲奥に行けば、もっと静かで、最高のキャンプ地。思ったよりもきれいなところだったので、ここでキャンプをするか、まだ時間が早いので迷います。

アレマニア駅(Estación de  Alemania)

▲駅へ戻り、従業員と話をします。この駅は、もう50年前から使われていません。以前は、サルタからの電車の終点地でした。
▲駅の裏に飲める水があったので補給させてもらいます。
▲最後に写真を撮り出発。

アレマニアは、滝へのトレッキングが有名です。

滝へのトレッキングルートが、集落からは、4時間。途中までは車で行けて、そこからは、2時間だと言っていました。

サルタにいたときに来れば良かったな、と後悔してしまいました。

▲16:45意外と長いをしてしまいましたが出発です。今日ここに留まると、明日、見所が多いなか、85km残すことになるので、今日できるだけ距離を稼いでおくため、先へ進むことにします。
▲上りがキツくなると言っていましたがそうでもないです。ここから、10km程先のラス・アブリタスというところに、民家か、レストランのようなものがありそうなので、そこで、キャンプできればと思います。

岩の家(Casa de Piedra)

▲岩に穴が開いており、岩の家という名物になっています。
▲牛
▲廃墟で、豚が飼われていました。猛犬に注意の看板と、よくみると、黒猫がいます。見えますか?
▲途中のルックアウトで、サルタまで、歩いている集団を発見。彼らは、サルタの大聖堂を目指して歩いています。カトリックの風習の一つです。本当は、9月のイベントなのですが、パンデミックの影響で、9月組と、10月組で分けて行われているそうです。
▲車で止まっていた、このグループのおじさんに話を聞くと、ラス・アブリタス(Las abritas) もいいけど、彼らは昨日、そのもう少し先の、プエンテ・デ・モラレスで、キャンプをしたとのこと。さらに10kmほど先ですが、そっちの方がキャンプするスペースもあるだろうということ。

現在、18:00。 ラス・アブリタス( Las Abritas) までは、自転車で後、20分。プエンテまでは、1時間で着くだろうと教えてくれた。よし、今日は、そこまで目指そう。出発。

▲坂がキツくなってきましたが、登っていくと、きれいなルックアウト。
▲夕暮れ時とも相まって、
▲今日一の景色でした。

登り切ると、ラス・アブリタス(las abritas)に到着。18:30 小さな、レストランが開いており、頼んだら駐車場にキャンプさせてもらえそうな感じ。しかし、さっきのおじさんのアドバイスを信じて、先へ進みます。ここからは少し下りです。

▲道路が崩れている。どうしたんだろうか。
▲この橋を渡れば、今日の目的地!

モラレス橋(Puente de Morales)

▲19:00 プエンテ・モラレスに到着。おじさんの、言った通りちょうど1時間でした。大体、ラテンアメリカでは、人に聞くと、30分と言われて、1時間30分かかったりすることが多いので、おじさん超優秀で感心してしまいました。

▲まずは、橋を見にいきます、以前、映画に使われたらしく、連休ということもあり結構人がいました。

▲赤褐色の世界

この場所を管理しているらしい、商店に挨拶しに行きます。キャンプさせてもらえるか聞くと、快くOK。

▲ヤギが、たくさん飼われていて、子ヤギもたくさん。
▲珍しくここのヤギは人懐っこく、とても可愛かった。

商店のお母さんとも話をする。ヤギを見張っている犬が、結構吠えそうなので、家の近くは、キャンプしづらいかもしれない。

広い敷地の方に車のキャンパーを見かけていたので、様子を見に行ってみる。

キャンパーに挨拶すると、ちょうど料理をしていて、夕飯を一緒に食べようと招待してくれた。

近くにテントを建てさせてもらえることになりました。一人ポツンと、キャンプするより、他の人とした方が安全です。さっきの商店に置いていた、自転車をとりにいきます。

今日のキャンピング

▲自転車を運んできた後に、ギソ(レンズ豆の煮込み)と、美味しいワインもご馳走になりました。

娘さんは、韓国語を勉強しているらしく。川で遊んでいたときに、アニョハセヨーと叫んでいておもしろかった。

とても優しい家族で、ワインも3,4杯頂きました。とても美味しかったです。いろいろな話をしました。

▲ファンさん家族。焚き火を囲んで、夕飯と、ワインをご馳走になりました。ありがとうございます。
▲手早く、テントをセットして、23:00就寝。

まとめ

今日は、86kmとまあまあの距離を走ることができました。 アレマニアの滝トレッキングと、キャンプができずに心残りとはなりましたが、次回、チャンスがあればということで。

明日は、見所が多いので、今日予定より距離を稼ぐことができてよかったです。

最終的に、ファンさん一家と、焚き火を囲み、美味しい料理と、ワインを頂きながら、いろいろな話ができて、とてもいい夜となりました。

明日は、目的地カファヤテに到着予定!

では、次回カファヤテへの道3 お楽しみに!

本日の走行

2021 年10月8日

Dique Cabra Coral ~ Puente Morales

合計 86 km

走行マップ

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2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

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自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

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こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

アルゼンチンの北部にあるサルタからアメリカ大陸最南端にあるフエゴ島に位置するウシュアイア(約3,956km)を目指す長い長い旅の第1歩目として「カファヤテ」へ向けて自転車旅をしています。

カリルの村からカファヤテまで200km程度の距離があり、3日間で走破することを目標にしていますが、この記事では残り約70km3日目の自転車旅の様子を紹介しています。【アルゼンチン】国内屈指のサイクリングコース!絶景ラス・コンチャス渓谷<カファヤテへの道 Part3>

今回は、アルゼンチンでも有数の観光ルートを旅しますが、日本語で「悪魔の喉」、「円形劇場」、「3つの十字架」と呼ばれる場所や「古代エジプト時代に建てられたオベリスク」など、雄大な自然を感じることができる自転車旅となっています。

また、カフェヤテまでの旅の1日目、2日目の様子も紹介していますのでこちらも見ていただけると幸いです。

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▲カフェヤテまでの旅1日目の様子

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▲カフェヤテまでの旅2日目の様子

起床

6:00起床。まだ外は暗いです。昨夜は全然寒くなく、薄着に寝袋をかけただけでよかったです。

7:30 片付け完了。

昨夜、ごはんやワインをご馳走になった、ファン一家に挨拶をします。

楽しい夜をありがとうございました。

キャンプ地を出発

▲キャンプ地を管理している、お店にも挨拶。まだ閉まっていましたが、お父さんが入り口近くで、寝ていて、お礼を言うと出てきてくレました。砂だらけのサングラスを洗うために水も分けてくれ、どこから来たのかと少し話をしました。
▲7:45 出発。今日の目的地、カファヤテまで、61kmの看板。
▲張り切っていきましょう。
▲10kmほどで、今日一つ目の見所、ガルガンタ・デ・ディアブロのはずです。
▲意外に上りが続くし、朝から結構大変。でも景色はきれいです。朝は空気が澄んでいて、車も少ないし好きです。

ガルガンタ・デ・ディアブロ(Garganta de Diablo)

▲15km進んだところで。ガルガンタ・デ・ディアブロに到着。
▲ガルガンタ・デ・ディアブロ(Garganta de Diablo)とは、”悪魔の喉”と言う意味。谷の奥に喉ような、崖があります。
▲崖を登るところがあって、ちょっと怖かったです。
▲写真だと遠近感が分かりづらいですが、奥に見えるのが、悪魔の喉

一通り見た後に、朝ごはん。昨日のご飯の残りを全部食べ、クッキーも食べます。

今日は4連休の2日目の土曜日。人がごった返しており、荷物を積んだ自転車を見て、いろいろな人が、話しかけてくれれます。アルゼンチン人は、フレンドリーで対応がいいです。

サルタからの観光ミニバスのガイドの人が、午後はかなり風が強くなるから、気をつけてね。と教えてくれました。あんまりのんびりしない方がいいかもです。どこまで、登り道が続くか尋ねると、この先のトレス・クルーセスが1番高い場所だとも教えてくれました。

▲出発して、200m先のアンフィティアトロ(Anfitiatro) へ。ルックアウトがあったのでここかと思いましたが違いました。

アンフィティアトロ(Anfitiatro)

谷の中に道がつながっていて、今度は、登らなくてもいいバージョンの場所でした。

▲アンフィティアトロ(Anfitiatro) とは、円形劇場という、意味。確かにそんな感じです。的確なネーミングだと感心。
▲さっきのガルガンタ・デ・ディアブロより、スケールは小さいですが、整っていて、素敵でした。
▲音楽をしている人も。反響して、本当にコンサートホールのようでした。
▲石のアクセサリーの売っていました。
▲カラフルな旗は、アンデス山脈の伝統民族の旗。伝統民族の人々やその昔ながらの生活を尊重するようというメッセージ。
▲先へ進みます。
▲ “2021 Argentina” 最近作られたようです。

そこから、なかなか登って、トレス・クルーセスに到着。

トレス・クルーセス(Tres Cruces)

▲階段を登ると、景色がよかったです。
▲トレス・クルーセス(Tres Cruces)とは、3つの十字架という意味。北部のフフイ(JUJUY)州にも同じ名前の場所があり、そちらも周辺で一番標高の高い場所でした。そういう意味もあるのでしょうか。
▲三つの十字架がどこかにあるのかと思いましたが、見つかりませんでした。フフイ(JUJUY)のトレス・クルーセスにはありました。
▲景色が引き続きいいですね。
▲干からびた川と、赤褐色の山々。
▲十字架

さらに進み、サンタ・バルバラの集落に到着。

サンタ・バルバラ(Santa Barbara)

▲サルタにいたときに、なんかのアートが、この村の学校の後ろにあるみたいなことを聞いていたので、探してみますが見つかりません。
▲民家に聞くと、カンペオン・ボカジュニアーズの横に小さな鳥の絵(右)がありました。これらしいです。僕の聞き方が悪かったのか。なんじゃそら。と笑ってしまいました。

また、民家にお願いして、飲み水を1L分けてもらいました。

▲日本では、見ることのできない景色。

エル・サポ(El Sapo)

▲エル・サポ。サポとは、カエルのこと。

看板に”立ち入り禁止”って書いてあるのに、子供に入らせて遊ばせている若い夫婦には驚きました。岩ではなく、ボロボロと崩れるような、材質でできているので、触ると、壊れるから、立ち入り禁止になっているのに。言い方が悪いですが、その辺がラテンの人々。いいところもたくさんあって、トータルでは、ラテンの人が大好きなんですけどね。

▲この景色。

エル・フライレ(El Fraile)

▲El Fraileに到着。車の人が、ケブラーダ・コンチャスはどこと聞いてきました。マップを見ると、少し先っぽかったので、教えてあげると、冷えた水をボトルに分けてくれました。500mlを一気に飲み干します。日差しが強く、気温も上がって、暑いです。
▲大自然。
▲数時間でも見ていられる景色です。

カーサ・デ・ロス・ロロス(Casa de Los Lolos)

▲カーサ・デ・ロス・ロロス。カーサ=家。ロロ=オウム。岩の中に、穴が開いていて、それが、”オウムの家”ということらしいです。

ラス・コンチャス渓谷(Quebrada de Las Conchas)

▲ラス・コンチャス渓谷を通過。眼前に立ちはだかる巨大な崖。今日一番好きな景色でした。
▲渓谷を抜けます。写真で見ると、なんでもないですが、実際は、岩がとても大きく迫力があり、岩肌の質感もとても美しいです。
▲きた道を振り返るとこんな感じ。
▲カブラーダ・デ・ラス・コンチャスの看板で、記念撮影。

ラ・ヤセラ (La Yasera)

▲風が無茶苦茶強くなってくる中、La Yasera に到着。

ロス・エストラトス(Los Estratos)

▲ロス・エストラトスへのカミナタ(トレッキングコース)がありましたが、30分歩かないといけないということだったのでやめました。
▲風がいよいよ強くなってきました。近くに、レストランもありました。
▲まだまだ、壮大な景色の中を進みます。
▲渓谷が終わり、平地に。

オベリスコという看板があったので、行ってみると、家があるだけで、何もなく、おばさんが出てきて、何があるのかと聞くと、何もないと。そして、凶暴な犬に吠えられて、噛まれそうになりました。

エル・オベリスコ (El Obelisco)

▲300mほど進むと、こっちが本当のオベリスコでした。オベリスコとは、古代エジプト時代に建てられた、記念碑(モニュメント)のこと。
▲看板で写真。
▲茶色い。

ラス・ベンタナス(Las Ventanas)

▲向こうに見える穴が、ラス・ベンタナス。ベンタナとは、”窓”のこと。
▲アメリカのアーチーズ・ナショナルパークを思い出しました。帰ってくると強風すぎて、自転車が豪快に倒れていて、ショック。
▲ベンタナからの景色。

ロス・カスティージョス (Los Castillos)

▲ロス・カスティージョスに到着。カスティージョとは、お城のこと。向こうに見える山が、お城のようだということ。

風が強すぎて、自転車が倒れそうになり、踏ん張っていないと、倒れそうになる程。もっと近くまで行ける、トレッキングルートがありそうでしたが、風が強すぎて危険なので今回はパスします。

▲カスティージョスを去った後、振り返ると、また違った雰囲気のカスティージョス。

ロス・コロラドス (Los Cororads)

▲ロス・コロラドス に到着。

もう見所は全て終わったと思っていましたが、すごい数の車が止まっており、何かあるのだろう、と覗いてみます。それにしても、ものすごい風でした。

歩いてみると、ただの平原のような感じです。何が見所なのか分からず、座っていたおばちゃんに、ここには、何があるのか、と聞くと、歩いてみて回るだけと教えてくれました。

▲崖の上に転がっている、丸い岩が落ちてこないのか、少し心配でした。
▲小さな洞窟があり、それだけ見て後にします。
▲安全にキャンプできそうな、洞窟。
▲後から、地図をみてみると、この先に30分くらいのトレッキングルートがあったみたいです。

これで、見所は全て見終わりました!後は、カファヤテの町を目指します。

時折、追い風に助けられながら進みますが、強すぎて危ない時もあります。

1つのボデガ(ワイナリー)も過ぎました。

▲道が、普通っぽくなってきました。もう少し!
▲街まで、残り5kmほどのところで、Nueva Cafayate(Cafayate の新興住宅地)を発見。数年後には、たくさんの家が立っていることでしょう。

バス停で休憩

▲目的地まで残り少しですが、バス停で休憩です。風が強すぎて、休憩できなかったので、栄養補給もできず、疲れました。

朝ごはんを食べてから、ろくに食べていないので、限界でした。目的地まで、残り5km ですが、ピーナッツを食べ、水に、ビタミンのラムネみたいなものを溶かし飲みます。30分休憩し、再度出発。

カファヤテ空港を通り過ぎ、

カファヤテに到着

▲ 17:30 カファヤテに到着。Bienvenidos=ようこそ。ものすごい車の量で、道の両サイド、車で埋め尽くされています。

セントロ(中心部)を通り、今日泊めてもらう予定のカウチサーフィンホスト、リチャードの家に到着。しかし、大体場所しかわからず、正確にどの家なのかがわかりません。

それから、近所の人が外に出ていたので、携帯のデータを分けてもらって連絡をしてみますが、返事がありません。あまりすぐに動く元気がないので、しばらく近所の人と、話をしていると、自転車に乗ったリチャードが、HIRO?と声をかけてくれ、向かいの白い家をノックしたらいいと教えてくれました。無事に目的地に到着です。

▲親切に助けてくれた、近所の家族。

家族は後で、メリエンダを食べにおいでと、招待してくれました。

現地の家族とメリエンダ(お茶)

▲マリータの家へ。左の女性がマリータ。普段は、サルタに住んでいるが、連休でカファヤテに帰省していました。

リチャードの家に荷物を置き、メリエンダをいただきに行きました。マテを飲みながら、話をして、パンや甘いお菓子を食べます。ありがとうございます!

19:30に 家に戻り、シャワーを浴びさせてもらい、少し休みました。

夜のカファヤテ・セントロ(中心部)

▲23:00散歩へ。歩いて10分でセントロ(中心部)に到着。バーやレストランでは、音楽が演奏されています。
▲どのレストランも超満員です。今日は、年に一度のフォルクロールのお祭り。フォルクロールは、アルゼンチン北部の伝統音楽です。
▲フォルクロールの生演奏。お祭りを見に、観光客が、集まっているので、小さなカファヤテの町がごった返しています。
▲プラザ(中央公園)を回り、1ブロック先のクラブ街へ。100人くらい待っています。

空き地で、フォルクロールのコンサートがあって、道にも人々は座り込んでお酒を飲んでいますが、今日は警察も注意しないようです。通常、道端でお酒を飲むのは違法です。

旅をしていて、少し驚いたのは、アジア以外では、路上でお酒を飲むのは違法の国がほとんどです。

また、この街は夜道でも、危険な雰囲気がありません。

▲道で、ロバがゴミを漁っていて驚きました。南米ならではの情景ですね。

24:00 歩き疲れ、帰宅。1:00 就寝。長い1日でした。

まとめ

カリル ~ カファヤテを3日間で204km を走り切り、無事に カファヤテ の町に到着しました。

見所が満載で、さすがアルゼンチンでも有数の観光ルートでした。

ガルガンタ・デ・ディアブロや、ラス・コンチャス渓谷の景色は、素晴らしかったです。

最終日後半は強風すぎて疲弊しましたが、数日間カファヤテで観光しながら休養し、次の走行に備えます。

では、次回、カファヤテの町を散策! お楽しみに!

本日の走行

2021 年10月9日

Puente Morales ~ Cafayate

合計 68 km

走行マップ

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

▲Hiro インタビュー記事

 

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】美しいルータ40をサイクリング!サンタマリアの親切な家族に迎え入れてもらい感動 ~ベレンへの道 1~

【アルゼンチン】美しいルータ40をサイクリング!サンタマリアの親切な家族に迎え入れてもらい感動 ~ベレンへの道 1~

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

10日間程滞在したカファヤテの町を出発し、今日から3日間かけて約260kmの距離にあるカタマルカ州<ベレンの町>を目指します。

景色が綺麗なことで有名な、ルータ40(国道40号線)を進むので、景色を楽しみにしています。

初日は約80kmの距離にあるサンタマリアの町に1泊。2日目はキャンプ。3日目にベレンの町に到着予定です。

では、張り切って行ってきます!

起床

2021年 10月21日

6:30起床。コーヒーを飲み、荷造りをします。昨日の夜に準備する予定が、帰りが遅くなったので同部屋の方はとっくに就寝しており、荷造りができていませんでした。

▲洗濯物を取りにホステル屋上へ行くと、太陽が上り始めていました。

8:00 準備完了。同部屋の人々に挨拶し、レセプションに鍵を返却。ホステル・ルータ40のドミトリールーム(相部屋・バスルーム共用)に1週間程滞在させてもらっていましたが、とても快適でした。

※ホステルのショートムービーを作りました。

▲【Hiro’s Hostels Journey】”Hostel Ruta 40″ Cafayate, Argentina.

出発

▲8:15 ホステルを出発です。カファヤテは素朴で素敵な町でした。
▲8:30 カファヤテ滞在中、見学することができなかった大きなワイナリー、ボデガ・エチャート(Bodega Etchart)を通り過ぎます。
▲太陽と葡萄畑。
▲葡萄畑を横目に一枚。やっぱり朝は気持ちがいいですね。
▲大きな岩山が綺麗です。

トロンボン

▲9:10 小さな町トロンボンを通り過ぎます。
▲トロンボンのボデガ。青と茶色と緑のコントラスト。
▲9:30 走っていると前に車が停まり、家族が「一緒に写真を撮りたい」ということで写真を撮りました。僕も一枚。
▲少し進むと何かの会社らしきトレーラーが止まっていたので、水を500ml 分けてもらいました。今日は水をそんなに積んでいないので、こまめに補給させてもらいながら進みます。
▲Bodega・Tukma

コララド・デル・バジェ(Colalado del Valle)

▲10:30 コララド・デル・バジェ(Colalado del Valle)に到着。RUTA40(国道40号線)の4308km 地点です。福岡〜札幌間の距離が、2,000km程なので、アルゼンチンの大きさがわかりますね。
▲後からわかりましたが、この町に入る少し前にトゥクマン州に入っていました。パンデミックの影響で1年以上滞在したサルタ州をついに脱出です。
▲区役所のようなところに日陰を見つけたので許可を得て、朝ごはん休憩です。

朝ご飯休憩

▲昨日作っていたご飯を食べます。野菜たっぷりで、リゾットのようで美味しかった。
▲昨日もらっていたパン・デ・ブディン(パンで作ったプリンのようなもの)も食べました。
▲11:20 再度出発です。
▲真っ直ぐな道を進みます。
▲12:30 インカ帝国時代の有名な遺跡・キルメスへの曲がり角に到着。
▲今回は遺跡へ寄らず先へ進みます。

旅のおじさん

▲走っていると、旅をしているおじさんに遭遇。僕とは逆方向のメンドーサの街からサルタへの旅をしているらしく、少し話をして別れました。帽子も被らずにいたので「大丈夫ですか」と尋ねると、「ヘルメットや色々なものを他にも持っていたが、あちこちで無くしてしまった」と話していました。無事、目的地まで辿りついてほしいものです。
▲アンデスの山並み。
▲かなり暑くなってきました。それでもかなりいいペースで来ています。
▲羊か何かの骨

カタマルカ州に突入

▲13:30 少しの間のトゥクマン州の旅も終わり、カタマルカ州に突入です。今日はもう70kmも進みました。

ディストリクト・サンタマリア

▲そして、しばらく走り、ディストリクト・サンタマリア(カタマルカ州、サンタマリア県)に入りました。
▲休憩しやすそうな長閑な教会を横目に先を急ぎます。
▲小さな村をいくつも通り過ぎます。昼を過ぎて、向かい風が強くなってきてペースが落ちます。
▲以前の赤茶色の岩肌ではなくなくなり、景色が変わりました。
▲ラス・モハラスの村も通り過ぎます。
▲馬も日陰を探しています。午後はますます風が強くなってくるので、休憩もそこそこに先を急ぎます。
▲14:40 サンタマリアの町の入り口である、曲がり角に到着です。このモニュメントから左折です。
▲橋を渡り、サンタマリアの町です。
▲川は干からびて水がありませんが、馬が草を食べていました。

サンタマリアの町に到着

15:00 今日の目的地、サンタマリアのダヴィッドの家族の家に到着しました。ダヴィッドは、カウチサーフィンのホストで次の目的地、ベレンに住んでいますが、家族がサンタマリアに住んでいるということで、1泊キャンプさせてもらうことになっていました。

家に到着し、挨拶をした後に冷たい水を飲ませてもらいました。「昼ごはんは食べた?」と聞かれましたが、あまり迷惑もかけられないので、「食べていないですが、食べ物は持っているので大丈夫です。」と答えましたが、結局、「昼ごはんの残り物だけど、ごめんね。」と言いながら、タコスを温めて食べさせてくれました。とても優しいです。

▲左がダヴィッドのお姉さん、右がお母さんです。
▲ダヴィッドのお姉さんはカタマルカの州都で、旦那さんとピザ・エンパナーダ屋さんを経営しており、タコスもとても美味しかったです。

食後にシャワーを浴びさせてもらい、今日使った分だけ洗濯をしました。午後からの風がものすごく強いです。早めに到着してよかった。その後バナナとみかんも食べて、栄養補給。

サンタマリアの街を散策

▲17:30 隣に住んでいた、ダヴィッドの兄の自転車を借りて、セントロ(町の中心部)へ。
▲プラザ(中央公園)
▲カルチャケス渓谷のサンタマリアです。
▲アートやモニュメントの施された市役所
▲川方面へ行ってみましたが、川までは自転車で出られず、ここまで。
▲市営キャンピング場
▲新しくできた綺麗な公園を見て、1時間ほど散策して帰宅です。
▲18:30帰宅。乾いた空気と強風で、服はもう乾いていました。明日のために体を休めながら、破れていた手袋と太腿あてを自分で縫います。

家族と共に散歩

▲20:00 日が暮れて涼しくなった頃、ダヴィッドのお姉さん、お母さんと共に散歩へ出かけました。
▲昼間も来た新しい公園を散歩し、その後セントロへ。

サンタマリア教会

▲セントロへ到着し、綺麗にライトアップされた教会
▲中では、ミサが行われていました。
▲何やらプライベートなミサだったみたいで、これ以上中には入れませんでした。壁画が美しいですね。

夜ご飯

▲夕食を食べにピザ屋さんへ。エンパナーダ・アラべ、「エンパナーダ・アラブ風」という意味。普通のエンパナーダと包み方が違い、三角形。中は牛肉と野菜に、たっぷりのレモン汁。さっぱりと食べられます。
▲アンチョビとパイナップルのハーフアンドハーフピザは、とても美味しかったです。
▲3人でビールも頂き、食事を楽しみました。

22:15帰宅。帰った後は、明日走っている時に食べる用のご飯を作らせてもらいました。今日の残りもまだ少しあるので、タッパに入れ、一つは冷蔵庫で、もう一つは冷凍庫に保存。

▲お母さんはケーキ屋さんをしており、明日注文が入っている分のケーキの仕上げをしていました。
▲綺麗なデコレーションですね。

就寝

▲当初は庭にテントを貼らせてもらう予定でしたが、ご厚意で洗濯場兼、倉庫になっていたボイラー室を少し片付けてくれたので、ベッドを敷いて寝ることができました。とても優しい方達で、感動です。

23:30 お湯を沸かすボイラーの熱で丁度よく暖かかったので、寝袋をかけず、上着を着ただけで就寝。昨日あまり眠れていなかったこともあり、疲れていたので1分で眠りに落ちました。おやすみなさい。

まとめ

本日は、カファヤテ〜サンタマリア 81kmの走行でした。ほぼ平坦な道のりだったため、1回の昼休憩と10分間の小休憩のみで、7時間と短い走行時間でした。サンタマリアに到着後、暴風になったので早めについてよかったです。

明日、また出発予定ですが、早めに着いたのでサンタマリアの町も少し散策できました。

温かい家庭に迎え入れてもらい、美味しいご飯に温かいベッドで、これまでにないくらいぐっすり眠ることができました。南米は危険なイメージが強いと思いますが、本当にホスピタリティに溢れた、温かい人たちが多いと感じます。

目的地のベレンまで、後2日。明日は数年ぶりに天然温泉に入る予定ですが、ここから130kmの距離があります。無事たどり着くのでしょうか。お楽しみに!

走行マップ

走行距離

Cafayate ~ Santa Maria

81km

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
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津田幸洋

【香川県】神戸港から夜行フェリーを使って、晩秋の小豆島一周ライド

【香川県】神戸港から夜行フェリーを使って、晩秋の小豆島一周ライド

神戸港を夜出発して、早朝に着くことができる「小豆島」。晩秋の小豆島の景色を見にRaphaクラブチーム(RCC)のライドに参加してきました。
距離は約110km、獲得標高1919mのサイクリングを紹介します。

輪行で神戸港へ

小豆島へは神戸港からフェリーでのアクセスが便利。
夜中の1時に神戸港を出港して、朝7 時過ぎに小豆島に到着するジャンボフェリーがありますので、ぜひチェックしてみてください。
JR「三ノ宮駅」までは深夜の輪行なので、乗客も少なくスムーズにアクセスできます。

JR三ノ宮駅から神戸港までは連絡バスもありますので、輪行袋のまま神戸港に到着できます。バス乗り場はこんな感じです。

神戸港から小豆島坂手港へ

フェリーには自転車をそのまま預けることも出来るので、自走すれば輪行せずにフェリーに乗ることができます。ラックも完備して輪留めもしてくれるので安心!


少し仮眠をとれば、あっという間に小豆島。ご来光を眺めながらの船旅は、格別ですね。

フェリーは小豆島の「坂手港」に到着します。船着き場はこんな感じ。

寒霞渓(かんかけい)を目指してひたすらヒルクライム

土庄港到着の方々とも合流し、自己紹介を終えたら、ひたすら寒霞渓の坂を登ります。
景色は最高で、クルマも少なく、非常に快適に走れるのですが、坂はかなりきついので、初心者の方は要注意です。
季節の移り変わりを肌で感じながら、寒霞渓スカイラインをひたすら登ります。仲間がいれば辛くても何とか楽しく登れます。

ここが寒霞渓のほぼ頂上に位置する四方指展望台(しほうざしてんぼうだい)です。この日は少し曇り空でしたが、この景色!登った後のご褒美です。

久しぶりにお会いする方と、記念撮影です。

 紅葉を見ながら、ひたすらダウンヒル

少し休憩をはさんで、次はひたすらダウンヒル。さすがに寒いので、しっかり防寒して下ります。

このあたりは、かなり紅葉が進んでいていい感じです。

下りでは先行するグループをこんな感じで見ることができます。自分もそこを走ると思うとワクワクしますね。

昼食はアナゴ丼

かなりお腹もすいてきたので、「お食事処うめもと」で食事です。お店の外まで匂ってくる、アナゴを焼く香ばしい香りがたまりません。
お店の前に並んだロードバイクの数に圧倒されます。

そして、これが待ちに待った特上アナゴ丼。大盛もできますので、がんばった方はぜひ挑戦してみてください。

「丸金醤油」と「小豆島オリーブ公園」

小豆島は醤油でも有名です。立ち寄った「丸金醤油」の創業は1907年1月22日。島の有力醤油醸造家8 名を中心に香川県小豆郡苗羽村(現・小豆島町)に丸金醤油株式会社が設立されました。記念館もあるので、ぜひ立ち寄ってみてください。

そしてここでは、「しょうゆアイスクリーム」を堪能できます。まったりとしてクリーミーで、ほんとに醤油なのかと思ってしまうくらいです。

「道の駅 小豆島オリーブ公園」では魔法のほうきにも乗って、こんな写真も撮れます。

地蔵崎灯台を目指して再びアップダウン

しょうゆアイスでまったりした後は「地蔵崎灯台」を目指して半島を一周します。
これがなかなかのアップダウンで寒霞渓を登った後の脚にはきついものがあります。しかし、それを超えればこんな景色が待っています。
ここは航路が集中しているので、様々な船が行き交うのを眺めることができます。

それぞれの帰路へ

参加された皆さんと集合写真を撮ってから、それぞれ帰路につきます。多くの方と楽しく走れたので、名残惜しいです。

寄り道してみました

フェリーの出航まで少し時間があるので、寄り道しながら坂手港に戻ります。ここは小豆島で唯一の酒蔵「MORIKUNI」。お土産の日本酒を購入して、しばしコーヒーブレイク。お庭のお手入れも行き届いていていい感じです。

坂手港にはビール屋台があります。クラフトビールを飲んで少しまったり。

ダイヤモンド富士ならぬ、ダイヤモンドクラフトビールで乾杯!


そして、神戸港に戻ってきました。1 日が本当に長く、非常に楽しい旅路となりました。

コース紹介

▼小豆島フェリー
https://shoudoshima-ferry.co.jp/

▼食事処うめもと
https://tabelog.com/kagawa/A3705/A370501/37011192/

▼道の駅 小豆島オリーブ公園
https://olive-pk.jp/broom/index.html

▼丸金醬油
http://www.morikuni.jp/

ラファサイクリングクラブ(RCC)のご紹介

今回お世話になったRCC のご紹介を少し。皆さんもおそらくサイクリングウェアのRapha はご存知と思います。
設立は2004年ロンドン、デザインも良くて上質なサイクリングウェアで有名です。
また、ロードレースのスポンサーとしても活躍しています。RCC は、サイクリストが集まる過去に類を見ないコミュニティとして、2015年に設立され、現在世界中で20,000 人を超えるメンバーが所属しています。
RCC メンバーになると、メンバーオンリーのアイテムを入手できたり、リーダーが企画するライドに参加することができます。
このライドが世界各地で開催されているのですから、ワールドワイドですよね。
朝初めて会って、「はじめまして」から始まり、ライドが終わるころには仲間意識が芽生えているのが不思議な感覚になれます。
東京と大阪にショップ&カフェもありますので、ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。

https://www.rapha.cc/jp/ja/

まとめ

関西からのアクセスも良く、観光名所も所々に点在する小豆島は、非常に走りごたえがあります。
一周は約100kmなので、中級者にもおすすめですし、上級者は山岳ルートを楽しめます。
周回できる小豆島は、待ち合わせ場所を決めやすいので、各自好きなルートを走ってどこかで集合するのも楽しいですね。
また、瀬戸内は島が点在しているので、フェリーを上手く使って、何島か巡ってみるのもいいですね。
2022年は「瀬戸内芸術祭」も開催予定なので、ぜひ訪ねてみてください。
https://setouchi-artfest.jp/

執筆:TABIRIN編集部:n.k

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【アルゼンチン】猛暑&猛烈な向かい風の中、難関80kmの過疎地帯を走り抜けろ!~ベレンへの道 2~

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こんにちは、HIROです。自転車で世界を旅しています。

10日間程滞在したカファヤテの町を出発し、3日間かけて、約260kmの距離にあるカタマルカ州<ベレンの町>を目指しています。

初日は約80kmの距離にあるサンタマリアの町に1泊。サンタマリアに住む親切な家族と出会えました。

▲1泊だけでしたが、とても優しくしてくれました。ありがとうございました!

 

https://tabi-rin.com/?p=69250&post_type=article&preview=1&_ppp=b2b48e2636

▲初日:ベレンへの道1

今回は、その2日目です。

2日目は、不思議な自然現象に遭遇したり、素晴らしい景色も見ることが出来ました。

起床

6:00起床。ぐっすり眠れました。準備を開始します。テントを片付けなくていいので、助かりました。

朝ご飯

▲7:00 準備完了。お姉さんから「朝ごはんに」と、お茶と甘いお菓子を頂きました。
▲最後の最後まで、とても優しいです。甘いお菓子も美味しく、朝の活力になります。

出発

▲7:20出発。朝日を浴びながら、サンタマリアの町を去ります。
▲町を抜けます。この道は川です。
▲9:00 橋で少し休憩。日陰で休みたいですが、見当たりません。
▲相変わらずの山並み

エル・デスモンテ(El Desmonte)

▲9:30エル・デスモンテに到着。もうすでにかなり暑いです。
▲学校の許可をもらい、敷地内の日陰で休憩させてもらいます。子供たちの勉強をしている声が聞こえます。

昼ごはん

▲昨日作ったご飯と、ピーナツを食べます。
▲10:00 30分だけ休憩して出発、山並みが変わってきました。
▲遠くまで続くこの道を進みます。

プンタ・バラスト(Punta Balasto)

▲10:45 Punta Balasto に到着。
▲素敵な教会を発見

警察署で水補給

▲警察署で水を補給させてもらいます。これから100km近く、水を補給できる場所がないと教えてくれました。ここで止まっていなかったら大変でした。
▲11:00 出発。道路工事現場を過ぎていきます。
▲緩やかに登っていきます。
▲馬に
▲牛
▲山羊と、道路沿いには様々な動物たち。
▲草原地帯を進んでいきます。

クエスタ・ピエ・デ・メダーノ

▲クエスタ・ピエ・デ・メダーノを登ります。 クエスタ・デル・オビスポもそうでしたが、「クエスタ」とつくところは、急勾配の峠道のことのようです。クエスタは、直訳では”コスト(cost)”という意味です。

小さな教会 (Capilla)

▲12:40 小さな教会に到着。日陰で休憩できる場所がないので、ここで休憩させてもらいます。
▲なんとか人一人分の日陰を見つけました。

昼ごはん休憩 2

こちらの人は、このような過疎地帯では、こういった建物の裏やバス停の裏にトイレをします。ただここは正面側もトイレの匂いがキツく、驚きました。やっと見つけた日陰ですが、気持ちよく休むことができなくて残念。過疎地帯の走行は、いろんな要因から楽ではありません。。

あまり食欲が出ず、ご飯は少ししか入りませんでした。少しのピーナッツ、バナナを食べて少し休憩。

昼ご飯休憩、僅かな日陰がありがたい。
▲現在の標高2,255mサンタマリアから500m弱登ってきました。

目的地の温泉まで70kmあります。今日中に着くのは無理そうです。そして暑い。。。

▲13:45出発。日陰で休んでいるといつの間にか、1時間も経っていました。
▲明日の目的地ベレンまで、129kmの看板。
▲向かい風が強いですが、ここから降りです。遠くで竜巻が起こっています。
▲ズームしてみると、あちこちで竜巻が起こっていました。15個以上はありそう。
▲山羊たちに癒されます。
▲それからまた長い上りが続きます。向かい風が猛烈に強く、時速5kmがやっとです。そして休憩場所が全然ない。。
▲かなり登ってきました。

カンポ・アレナル空港 (Campo Arenal Airport)

▲17:30 カンポ・アレナル空港に到着。風をみる吹流しもこの通り。風の強さがわかります。
▲かなり時間がかかってしまいました。ここを少し進んだところで、上りは終わり。
▲すごく小さな空港です。
▲おそらくここが、今日の一番高い地点です。
▲休憩した教会から一旦下り、また2311mまでのぼりました。1885mのサンタマリアから550m上がったことになります。。何より、風がしんどかった。。。
▲ここから下っていきます。
▲遠くが濡れているように見えます。蜃気楼でしょうか。
▲後から調べてみると、”逃げ水”という、蜃気楼の一種で光の屈折現象のようです。
▲綺麗な草原です。
▲山並み。いい景色ですね。
▲下っていきましょう。
▲日が暮れていく中、颯爽と下ります。
▲昼間の向かい風の苦しさから打って変わって、下りは気持ちがいいです。
▲振り返ると、夕陽に照らされた山肌。

ナシミエントス(Nacimientos)

▲19:10 ナシミエントスに到着。もう少し行けば、温泉がある【ワルフィン】という町ですが、暗くなるのが怖いので、ここまでにします。
▲警察署でキャンプをさせてもらおうと思って探していると、なんと通り過ぎていたことが判明。

ナシミエントスのセントロより少し行き過ぎていたので、下ってきた道を再度戻ることに。地図がわかりにくく、やってしまいました。。。

ナシミエントス警察署

▲きた道を戻り警察署に到着。

が、人がいる様子がなく、諦めて近くの民家にキャンプのお願いをしに行っていると、中から警察署の人が出てきました。

敷地でキャンプをさせてもらえないかとお願いするも、村役場も併設されている関係で、公共の場所なので「ダメ」と言われました。

しかし少し粘り、「明日の朝早く出る」こと、「人目につかない建物の裏にテントを張る」ことを条件に、了承してくれました。

暗くなると共にテントを立て、夜ご飯は昼と同じく、ご飯とピーナッツを食べました。同じものばかり食べていますが、料理は時間がかかるので、睡眠時間の確保が優先です。

敷地内の水道の水を使われてもらい、顔と足だけ洗い、歯磨きをして寝る準備完了です。

就寝

▲21:30就寝。

寝る直前に空を見上げると、素晴らしい満点の星空が。天の川もくっきりと見えました。過疎地帯は水や食料の補給、休憩場所の確保など大変なことも多いですが、今日の星空のような、美しい自然を見ることが出来るのでやめられませんね。

それでは、おやすみなさい。

まとめ

今回は【ワルフィン】という町の近くにある、天然温泉地でキャンプ出来れば、と思っていましたが、僅かに届きませんでした。

1時間早く出発しているか、もしくは、あの強烈な向かい風に吹かれていなければ着いていたかも、と悔やまれるところです。

今朝はサンタマリアの家族の家を出発し、いい感じで進みましたが、暑さと過疎地帯ゆえの日陰のなさに苦戦しました。それでも、約80kmの無人地帯を含む、106km走り切ったので良しとします。

最終的には、ナシミエントスの村の警察署の庭で安全にキャンプすることもできました。

温泉で温まって、ぬくぬくとテントで眠る計画は崩れ去りましたが、明日の朝、温泉につかりに行きたいと思います。

何はともあれ、ベレンへの道の難関エリアはクリアできました。

そして明日、無事に目的地<ベレンの町>にたどり着くことはできるのでしょうか。お楽しみに!!

走行マップ

走行距離

Santa Maria ~ Nacimiento

106km

▼Hiro インタビュー記事

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Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【アルゼンチン】南米の秘湯を探し、暴風の中ベレン渓谷を走る!〜ベレンへの道 3〜

【アルゼンチン】南米の秘湯を探し、暴風の中ベレン渓谷を走る!〜ベレンへの道 3〜

【秘境温泉】オフロードを走り、川越えしなければたどり着かない、南米の秘境温泉を目指します!

2年以上も温泉に入っていない僕は、もうカラカラです!

果たして、アルゼンチンの幻の温泉を探し出し、疲れを癒すことができるのでしょうか!?

今回も素敵な出会いがありました。この方たちとの出会いは後ほど!

カファヤテの町を出発し、3日間かけて、約260kmの距離にあるカタマルカ州<ベレンの町>を目指しています。

初日:ベレンへの道 1

https://tabi-rin.com/?p=69250&post_type=article&preview=1&_ppp=b2b48e2636

2日目:ベレンへの道 2

https://tabi-rin.com/?p=69252&post_type=article&preview=1&_ppp=d49c2873af

 

起床

5:40起床。昨夜は、ナシミエント警察署の庭でキャンプをさせてもらっていました。

朝方寒くなりましたが、静かなところで眠れました。

▲日が登って岩肌を照らし、綺麗です。まだ月が見えています。
▲テントの片付け完了。

昨日キャンプの許可をくれた警察官に、出発の報告をしようと扉を叩いてみましたが、出てこないのでまだ寝ているのでしょう。

南米の人たちはのんびりと生活していますね。僕はそんな、ゆったりと和かに生きるこの国の人たちが好きです。ということで出発です!

▲7時出発。まだ月が出ています。
▲思っていた以上の下り道を進み、橋に到着。
▲橋を越えます。朝日と山並みのコントラストも綺麗です。
▲朝はやはり気持ちがいいですね。
▲一つ峠を越えると、木の雰囲気が変わりました。針葉樹林のような背の高い木が生えています。

ワルフィン(Hualfin)

▲7:40ワルフィンの入り口に到着。町中へは3Kmほど入らなければならないのでスルーします。

思ったより下りで、30分で14kmも来れたので昨日迷わずに来ていれば、暗くなるまでについていましたね。

少し休憩。ピーナッツを食べ、10分ほどで出発します。少し進んだところから、温泉に続く道へ入ります。

▲また峠を一つ超えて、温泉へと続く道の入り口に到着。
▲ここからは砂利道を進みます。登山道のような道を想像していましたが、意外と車でも行ける感じです。この道を進めば、秘湯があるはず!
▲いったん降りて、川へ出ました。川が乾いているので、そのまま川を渡り進みます。

道無き道を進みます!!

秘湯 ワルフィン温泉

▲9:10 温泉のあるキャンピング場へ到着。
▲もっと自然の中にあるかと思っていましたが、かなり整備されていました。

秘湯を満喫

▲川のそばの露天風呂を想像していましたが、家族風呂でした。このようなお風呂が4つ程ありました。綺麗に掃除されています。

早速お湯で体を流し、入ってみます。38度程で、かなりぬるめですが、グアテマラ以来の温泉は超絶に気持ちが良かったです。

朝ごはん

お風呂から上がり、タッパに入った朝ごはんを食べますが、同じものをが続いているので少し、ひもじくなってきました。町へ着いたら、美味しいものが食べたい!!

出発の準備をしていると、カップルのサイクリストと遭遇。ベレンに住んでいるらしく、今日はサイクリングにやってきたそうです。

▲ランチ用に持ってきていた、サンドイッチを分けてくれました。
▲牛肉、ハム、卵にトマトなど、具沢山でとても美味でした。
▲温泉地を出て、戻ります。行きは、川を進みましたが、帰りは橋を渡ってみます。
▲からからですが、雨季には水が溢れていることでしょう。

再びルータ40へ

▲カップルのサイクリストと一緒に進みます。すでに風が強くなってきましたが、下りなので軽快に進みます。
▲久々に立派な看板を見ました。ベレンまで48km!もう少しです!
▲この岩肌の中からオウムの鳴き声が。住んでいるのでしょうか。
▲干からびた大きな川を渡り、

サン・フェルナンド

▲サン・フェルナンドに到着。一緒に走ってきた、アリエルとジャニナとはここでお別れです。
▲再びルータ 40に出てきました。そして、めちゃくちゃ向かい風が強い!下りなのに、頑張って漕がないといけません。

狐

▲狐がいました。強烈な向かい風の中、癒されます。

一昨日サンタマリアに着いた際、天気予報を見ると、今日は強風マークになっていたので、通常よりも強風のようです。一生懸命漕いでも時速7kmほどしか出ません。泣きそうです。

それから休憩場所もなく、パワーが足りないので、立ったままクッキー、ピーナッツを食べます。いつこの強風エリアは終わるのか。

バス停で休憩

▲14:00 やっとのことで、風を避けて休むことができるバス停に到着。

しかし、バス停の中でさえ、トイレをしている人がいるようで、とても臭い。。。

2時間休みなしで、やっと見つけた休憩場所が。。。

それでも我慢して、最後のタッパー保存ご飯を食べきります。

▲サルタにいたときに友人からもらい、食べるのを楽しみにしていた高級そうなナッツバーを食べて、元気を出します。30分休憩して出発。最後の水も飲み干しました。水も食べ物もゼロです。早くベレンに着きたい!

ベレン渓谷

▲ケブラーダの中をアップダウンを繰り返しながら進みます。風がだいぶ収まっているので、ありがたい。。
▲綺麗な渓谷

ベレンに到着

▲16:00 ベレンの町に入りました。
▲14:00には着くと思っていましたが、やはり今日も向かい風に苦戦を強いられました。

目的地のカウチサーフィン(旅人が現地で泊めてもらえる家庭を探せるAPP)のホスト、アレハンドラの家を5ブロックほど行き過ぎてしまい、今日も上り道を引き返し。。

目的地に到着

▲16:30アレハンドラの家に到着。

立派な家でした。アレハンドラと彼氏のマルティンが出迎えてくれました。まずは水を飲ませてもらい、荷を解きます。

少し話をしてシャワーを浴び、その後3人で軽食をとりました。

ベレンの町を散策

プラザ

▲暗くなる頃にマルティンと車でベレンの町を少し散策しました。セントロ、プラザでは、スピーカーが準備されていました。何か催し物があるようです。南米では、毎週末がお祭りのように賑わい、人々は楽しそうに集います。

ロンドレス橋(Puente Londres)

▲名物のロンドレス橋を見に行きました。ビルヘン(マリア像)が中に入っています。

街を散策後、かなり疲れていたので家に帰って、ベッドで休憩させてもらいました。

夜ご飯

▲23:00アレハンドラが、炭火で手作りピザを作ってくれました。
▲炭火のオーブンです。

手作りピザを堪能

▲オリーブとチーズをいただき、
▲ピザが出来上がりました。一つは、ルッコラと、生ハム。店で食べるものよりも断然美味しかったです。

もう一つは、コーンのピザ。どちらもめちゃくちゃ美味しくて、驚きました。具もたっぷりで高級ピザです。炭火で焼いているので、さらに美味しいのでしょうか。

▲焼き上がりのピザは庭で食べます。二人ともとても優しい人でした。ビールもいただき、3日間の旅のご褒美でした。

 

就寝

1:00 ベッドで就寝。美味しいものを食べて、安全な場所で眠れる以上の幸せはありません。

2年以上ぶりに温泉にも入れて、とても良い日でした。

まとめ

3日間で270km 走り、無事ベレンにたどり着くことができました。

初日は<カファヤテの町>を出発し、サンタマリアの町で素敵な家族にお世話になり、2日目は106km走りきり、警察署の庭でキャンプ。

最終日は温泉に浸かり、しばしの疲れを癒し、強風に苦戦しながらもベレンに到着。

アレハンドラとマルティンの家で、美味しいピザとビールで楽しい夜を過ごさせてもらいました。

ベレンでは数日間、観光をしながら休養し、また出発の準備を整えたいと思います!

では、また次回をお楽しみに!!

走行マップ

走行距離

Nacimientos ~ Belen

83km

▼Hiro インタビュー記事

【インタビュー】自転車旅人「津田幸洋」さんのプロフィールに迫る!
2014年5月に日本を出発して以来7年世界中を旅している「津田幸洋(つだ ゆきひろ)」さんに、TABIRINでは、リアルタイムの自転車旅の情報や、訪れたまちの自転車情報や都市情報また、エッセイなどの記事を執筆いただくこと...

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

「自転車×船旅」を楽しめるフェリー。ホテルのような船内で夜を過ごせば翌朝からサイクリングをスタート。
一日走って再び船内で食事や入浴、そしてぐっすり休みながら帰ることができます。
50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用した、神戸から現地0泊(船内2泊)の大分70kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」とは

2022年2月1日、誕生50周年を迎えた『さんふらわあ』。

一目でわかる「太陽マーク」は、初代から『さんふらわあ』の象徴となっています。

2022年現在、主な航路はフェリーさんふらわあが「大阪・別府間」「神戸・大分間」「大阪・志布志間」、商船三井フェリーが「大洗・苫小牧間」です。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が予定されています。

「フェリーさんふらわあ」の詳しくは下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も...

「さんふらわあ ごーるど」の船旅

大分航路の発着点は、神戸六甲アイランドの北東部にある「フェリーさんふらわあ神戸港のりば」。船は「さんふらわあ ごーるど」です。



取材日19:00出航のフェリーには、60分前の18:00に乗船。自転車はクルマやオートバイと同じく係員の誘導によって乗船します。
乗船すれば、すぐにレストランと大浴場が利用できました。

海を眺める船上レストラン

窓から海を眺めることができる、船上レストランは夕食・朝食は共にバイキングスタイル。

新鮮な野菜や果物、シェフ手作りの「四季のお手製料理」やご当地グルメが並んでいます。

人気の「さんふらわあカレー」も楽しめます。

展望大浴場

船上で贅沢な入浴が楽しめる「展望大浴場」も、乗船すれば利用可能です。
広い浴槽からは海を眺めることができ、旅や仕事の疲れを癒してくれます。

入浴時間は乗船時から21:30と、翌朝5:00から。シャワールームは乗船時間内いつでも利用できます。

パブリックスペース

船内プロムナードにはソファがあり、大きな窓から瀬戸内海の景色を楽しめます。プロムナードから上階へと続く階段は、まさに「海上のホテル」を思わせる豪華さです。

プロムナードには、ショップやゲームコーナーもあり、乗船者それぞれの過ごし方ができます。

船内では、就航ルートだけでなくその日の日没・日の出時間、各所の通過時間なども知らせてくれています。

ちなみに、船内は医療機関レベルの空気清浄度を保つ取り組みを行っています。

客室

客室は「デラックス」「スタンダード」「プライベートベッド」「ツーリスト」など各種。
私たちが利用したのは「スタンダード(4人部屋)」。
二段ベッド・洗面台・デジタル放送受信テレビが備わった部屋には、ハンガー・歯ブラシ・タオル・スリッパ・大人用ナイトウェア・救命胴衣も用意されています。

展望デッキ

出航の15分前は「銅鑼の音」で知らせてくれます。



展望デッキへ出れば、神戸の山々に沈む美しい夕陽が見送ってくれます。
19:00ちょうど、ゆっくりと港を離れ、これから時速約40km、約12時間の船旅の始まりです。

神戸の港を出航し約1時間(20:00ごろ)、ライトアップされた明石海峡大橋の下をくぐる絶景ポイント。


その後はレストランで食事。

そして大浴場で入浴の後、いつもより早く就寝です。

夜明けと朝食

朝5:00起床、そしてデッキへと出れば、船の後方に美しい朝日が昇ってきます。


レストランで朝食をとり、準備をすれば西大分港が近づいてきます。
6:20 西大分港フェリーターミナル到着。

早朝の港から、早速サイクリングスタート。

こうざき海水浴場

西大分港フェリーターミナルから県道を西へ20km一気に走ると「こうざき海水浴場」。

美しいここの海にはウミガメが産卵に来るそうです。屋根付きのBBQガーデンもあり、設備が整っていて人気がある海水浴場です。

さがのせきサイクリングロード

こうざき海水浴から南へ約1km、佐賀関鉄道の廃線跡を利用した佐賀関の海岸沿いの道「さがのせきサイクリングロード」の起点です。

途中の「道の駅 さがのせき」で一休み、と思いましたがまだ開店前なので、綺麗な海だけ堪能。

1963年(昭和38年)まで運行されていた軽便鉄道の廃線敷をたどる平坦なルートは、当時のままのトンネルや橋を通ることができます。

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)
https://tabi-rin.com/archives/course/39617

佐賀関(さがのせき)

佐賀関港フェリーターミナル手前が、「さがのせきサイクリングロード」の終点。

佐賀関は大分市の東端に位置し、半島部は豊予海峡を経て愛媛県佐田岬半島と相対します。
歴史は古く、神武天皇が東征の際に立ち寄ったという伝説もあります。また、昔から九州と四国、瀬戸内地域・近隣との交流が盛んで海上交通の要所でした。
佐賀関港と四国・佐田岬の三崎港の間には、高知県高知市から大分県大分市に至る国道197号線を海上でつなぐ「国道九四フェリー」が就航しています。

フェリー「涼かぜ」をイメージした、ブルーとイエローで彩ったソフトクリームで一休み。原材料には大分県産のかぼすが使用されています。

黒ケ浜

佐賀関港から、10%を超える坂道を走り佐賀関循環道を走り、黒ケ浜を目指します。
半島先端から坂を下り始めると関崎展望台。

坂を下りきれば、日豊海岸国定公園の一部であり、日本の渚百選に選定されている「黒ケ浜」。

蛇紋岩と呼ばれる黒い石のために、海岸が黒く見える「黒ヶ浜」の2km先には、対照的な白砂の海岸である「白ヶ浜」があります。このように白黒の海岸が隣接する地形は全国的にも珍しく古くから景勝地として知られています。

海沿いを少し走れば、ここ数年この「黒ケ浜」が注目されることになったこの風景。

海へと続く(船を下ろす)線路が、「千と千尋の神隠し」のワンシーンに様だとSNSで話題になりました。
その先の「白ケ浜」を見下ろしながら再び佐賀関港方面へ。

佐賀関でイタリアン

佐賀関の古き街並みはこの地の特産物にちなんで「関あじ関さば通り」と呼ばれています。

関あじ関さばも気になるところですが、ここで人気のイタリアンレストランでランチタイム。

ピザ、パスタをシェアするセット(サラダ、スープ、デザート、ドリンク付)を注文。

穏やかな港を見ながら、美味しいイタリア料理で、素敵なひと時を過ごしました。

佐賀関から大分県庁・府内城へ

佐賀関から再びサイクリングロードを走りぬけたところで、大分で1泊する相棒と別れ、一人で大分県庁方面へ。

「大分県庁」から府内城とも呼ばれる「大分城址公園」周辺にある『まちなか芸術発見ルート』を少し走ります。
このルートは多くの銅像や建造物があることから、その名が付いています。

▼まちなか芸術発見ルート
https://tabi-rin.com/archives/course/39583

西大分港

朝6:30にスタートし、約72kmのサイクリングで西大分港へ戻ると、時間はまだ15:00。
19:15発のフェリーさんふらわへの乗船時間は18:15。3時間ほど、ここでのんびり過ごすことに。
まずは「ミントカフェ」で、シフォンケーキとコーヒー。

カフェタイムの後は、美しい港の風景をバックにフォトセッション。



18:00前にターミナルで手続きを済ませて、18:15乗船。

夕陽に送られ朝日に出迎えられる極上の船旅


往路と同時に、15分前の銅鑼の後、ゆっくりと港を離れるフェリーさんふらわあ。
夕食、入浴、早い就寝を経て5:00起床。
ちょうど前方には明石海峡大橋と昇る朝日が出迎えてくれます。

季節や天候に恵まれ、行きも帰りも、夕陽に見送られ、朝日に出迎えてもらえた「極上の船旅」は、6:35 神戸港に到着し終了です。

動画レポート

コース紹介

距離: 72.8 km 獲得標高(登り): 319 m

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

▼まちなか芸術発見ルート

まちなか芸術発見ルート

まとめ

何十年ぶりにフェリーに乗って感じたのは、まさに「船上のホテル」。移動手段としての船ではなく、楽しさと快適さ、そして贅沢さを実感しました。
夜は早く寝て、朝早く起きて、そして港に着いたら即サイクリングを始めることができるうえ、現地0泊は「とにかく身軽」です。

佐賀関サイクリングは、比較的平坦なコースでありながら、佐賀関ではしっかり登り坂もあり、海がきれいなことに驚きました。
電車輪行で行くにはかなり遠い、関西から九州への旅も「フェリーさんふらわあ」を使えば快適ですし、しっかり一日中楽しめます。
大阪南港からは「別府(大分県)」と「志布志(鹿児島県)」の航路もあるので、色々な「自転車×船旅」を楽しんでみてください。


出航の時にデッキに出れば、スタッフの方々が見送ってくれるこのシーン。「船旅」ならではの素敵なひと時でした。

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

 

 

 

【奈良県】「ツアー・オブ・奈良・まほろば2022」8月20-21日開催!エントリー受付中(締切は7月27日)《PR》

【奈良県】「ツアー・オブ・奈良・まほろば2022」8月20-21日開催!エントリー受付中(締切は7月27日)《PR》

奈良県の南部・東部「大和高原」を自転車でめぐるサイクリングイベント「ツアー・オブ・奈良・まほろば」がエントリー受付中(締め切りは7月27日まで)。
2020-21年は中止となりましたが、3年振りの開催となる今大会は、3コースそれぞれの会場からのスタート・ゴール。
2~4人で自由にコースをめぐるイベントなので、メンバーのスキルや好みに応じて楽しめます。
3コースそれぞれの目安となる基本コースと、初心者でも楽しめるおススメショートコースなどをご紹介します。。

イベント開催概要と特徴

大会の開催概要は、オフィシャルサイトをご覧ください。

ツアー・オブ・奈良・まほろば 2022
2022年8月20日(土)・21日(日)に開催されるサイクルイベント。奈良県奥大和地域の風光明媚な環境に恵まれたコースを楽しんでいただくことが出来ます。

前回開催まで、宇陀市心の森総合福祉公園を会場に3コースで開催されていましたが、2022年は8月20日(土)に、満天ひろばをスタート・ゴールとした「山添・満天コース」と、曾爾村ふれあいホールをスタート・ゴールとした「曾爾・御杖コース」の2コースを開催。
21日(日)には宇陀市心の森総合福祉公園を会場に「宇陀・東吉野コース」を開催します。参加者定員は各コース100人。
土日で2コースに参加することもできます。

20日(土)開催:「山添・満天コース」

「山添・満天コース」は「満天ひろば」を会場に、基本コース約59kmのバリエーションに富んだコース。「満天ひろば」からスタートできることで、山添村内の新しいエリアまで走ってもらうことが可能になりました。
「布目ダム」「上津ダム」の湖畔や、「フォレストパーク神野山」の山岳エリアから「茶畑」の中を下るエリア、そして、いままで紹介できなかった三重県境の名張川沿いのエリアなど、新しい魅力も楽しんでいただけます。

▲会場「満天ひろば」

基本コース

距離:59km、獲得標高:1,370m

3コースの中で、一番獲得標高の高いコースです。前半(西側)は「フォレストパーク神野山」を登り、後半(東側)はブックカフェひろせ(給水)からカフェサンウッド(給水)手前まで登りが続きます。

▲小学校跡地を活用した「ブックカフェひろせ」


▲のどかな田園風景


▲コース後半(東側)の登り坂

ショートコース

距離:39km、獲得標高:920m

「布目ダム湖畔」から「フォレストパーク神野山」へと登ればエイドステーション。
茶畑を下って「上津ダム湖畔」を走って「ふるさとセンター」のエイドステーションへ。
後半はのどかな田園風景を走り「満天ひろば」へと戻ればゴールエイドが待っています。

▲布目ダム


▲フォレストパーク神野山「めえめえ牧場」


▲茶畑

20日(土)開催:「曽爾・御杖コース」

「曽爾・御杖コース」は、『日本の美しい村連合』にも加盟する曽爾村の「曽爾村ふれあいホール」を会場に、風光明媚な自然を満喫できるコース。

基本コース

距離:53km、獲得標高:1080m

「曽爾高原」や「みつえ高原牧場」は上級者でも満足できるエリアです。基本コースは、御杖村~曽爾村を走った後、曽爾村の西側に位置する「屛風岩公苑」へもうひと登りします。

▲曽爾高原


▲みつえ高原牧場

ショートコース

距離:38km、獲得標高:800m

後半の「屛風岩公苑~めだか街道」へ行かないショートコース。
初心者・中級者でも楽しめ「伊勢本街道」を走り、「見積り~曽爾高原」まで頑張って坂を登れば、後は曽爾村のエイドステーションをめぐることができます。


▲伊勢本街道


▲御杖神社

21日(日)開催:「宇陀・東吉野コース」

「宇陀・東吉野コース」は、「宇陀市心の森総合福祉公園」を会場に開催。
「八咫烏神社」「墨坂神社」「丹生川上神社」をはじめ、東吉野村の「天誅組の碑」などの歴史、そして清流を満喫できるコースです。

▲会場「心の森総合福祉公園」

基本コース

距離:58km、獲得標高:1020m


宇陀市の「八咫烏神社」「墨坂神社」を経て、東吉野村の「丹生川上神社」から、澄んだ水が美しい「高見川」「四郷川」沿いを走るコースです。
基本コースの先にある「ふるさと村(給水)」と、その前を流れる清流「四郷川」は清涼感が溢れています。

▲宇陀市松山地区(重要伝統的建造物群保存地区)


▲八咫烏神社


▲墨坂神社


▲ふるさと村

▲四郷川の清流

ショートコース

距離:48km 獲得標高:800m

比較的勾配の少ない宇陀市街地を走り、「たかぎふるさと館(エイドステーション)」から坂をのぼれば、「たかすみの里(エイドステーション)」。その後は東吉野村の川沿いを走るコース。


▲高見川

各コースの魅力を動画でご紹介

いずれのコースも楽しみ方やスキルに応じて楽しめます。

3コース共に、コースの目安となる「基本コース」と「ショートコース」をご紹介しましたが、参加されるメンバーの楽しみ方やスキルに応じて、自由に楽しんでいただけます。
例えば、「距離よりのんびり巡りたい派」は気になるポイントだけを時間内にのんびり楽しんでいたくこともできますし、「がっつり坂や距離を走りたい派」は、基本コースの先にあるチェックポイントも全て制覇して達成感を満喫していただけます。

エントリー締切は7月27日(水)
▼スポーツエントリーで申込受付中!
ツアー・オブ・奈良・まほろば2022(奈良県 宇陀市・曽爾村・御杖村・山添村・東吉...
基本コース周辺のチェックポイントを2人以上のチームで巡る、自由度の高いサイクリングイベントです。下記の3つのコースをご用意しています。★山添・満天コース(20日開催):基本コース約59km★曽爾・御杖コース(20日開催...
▼エイド食の情報や、チェックポイントの紹介は、順次オフィシャルサイトにて紹介していきます。
ツアー・オブ・奈良・まほろば 2022
2022年8月20日(土)・21日(日)に開催されるサイクルイベント。奈良県奥大和地域の風光明媚な環境に恵まれたコースを楽しんでいただくことが出来ます。

※エイド食の内容やチェックポイントは変更になる場合もございます。

感染症対策への取り組み

今年は参加者を各コース100人に減らし、会場を分けることで、各会場の参加者数は100人と、例年より大幅に削減しています。
またスタート時の式典なども無くし、受付時間も30分単位で分け、受付システム導入によって、受付スタッフを削減し密集も避けることができます。またスタートを分散させることでエイドステーションの密集も回避させます。

安全啓蒙への取り組み

自転車団体は、コロナ禍で注目されている自転車を、より安全に、また事故が起きてしまったときにどのように対応していくのかを啓発する取り組みを担っています。
スタート前の自転車点検強化の取り組みや、サイクリング時に「自分の情報を腕に巻いてもらう」ギグバンドの導入などを検討しています。

奈良県警作成の「プロフェッショナルと学ぶ自転車の安全な乗り方」動画もぜひご覧ください。

中止になった場合の対応

開催までの状況により、中止の判断をせざるを得ない場合もあります。すでに大会に向けての費用は発生し始めていますが、開催が近づくにつれてその費用は嵩んでいきます。
実行委員会ではいろいろな発注をギリギリまで待ってもらうよう協力要請をし、中止が決定した場合には、その時点で発生した費用を除き、できる限り参加者への返金ができるよう取り組んでいます。

 

広告主:ツアー・オブ・奈良・まほろば実行委員会

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