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【アルゼンチン 】UFOの発着場所とインカ帝国の足跡を残す、アンデス高原、標高2,531mのカチ(CACHI)村をレポート2

こんにちは、Hiro です。自転車で世界を旅しています。

本日は2021年 8月 28日、カチ村観光2日目です。

UFOの発着場所として建設された「Ovnipuerto(オヴニプエルト)」とインカ帝国の足跡を残す「EL Tero(エル・テロ遺跡)」や町の中心部などについてレポートします。

 

また、今回の旅の様子はこの記事の最後に紹介していますのでそちらもご確認ください。

UFOの発着場所 オヴニプエルト (Ovnipuerto)

8:00起床。起きると、昨日かわいがっていた犬がテントの横で寝ていました。マイナス下でよく眠っていたものだ。犬ってすごいですね。

8:30 歯磨きだけして散策へ出発。まずは、オヴニプエルト (Ovnipuerto)に到着。

▲石が並べられただけで、これだけって感じでしたが、オムニプエルトには行った?って結構聞かれたので、意外と、観光地だったっぽいです。

オヴニプエルトは、カチの北側に位置します。町の中心から、自転車で20分ほどの距離です。

オヴニ(Ovni)とはスペイン語でUFO。プエルト(Puerto)は、港です。UFOの港で、UFOの発着場所といったような意味が込められています。

写真のように、白く色付けられた、石が並べられており、上空から見ると、星形の模様が形作られています。新興住宅地の一角に作られた、この場所は、誰でも入り無料で見学することができます。

2008年に、スイス人の老人 ヴェルナー・ジャイスリ氏によって、UFOの着陸場所としてつられたそうです。

きっかけは、ジャイスリ氏が、UFOを見たこと。この石で形作られた模様は、上空から見ると、設計図なしで作られたとは思えないほどの完成度らしい。そして、2013年に彼は、突如、姿を消し、UFOに連れ去られたと、噂になったらしいが、2019年に再び、カチに姿を現した。という逸話があります。

▲カチはUFOが出ることで有名らしく。インターネットで探すと、カチでUFOをみたという人のインタビューが結構出てくるらしい。
▲カチ観光の名物の一つです。
▲上空から見ると、綺麗らしいが、地上から見るとこんな感じ。ジャスリ氏が、3人の手伝いを借りながら、作ったとのこと。
▲何か作り途中。
▲朝は、山が綺麗です。

調べてみると、謎のスイス老人といい、カチのUFO目撃情報といい、ちょっと、面白かったです。

▲街へ戻っていると、ヤギと、羊の子供が飼われていた。ヤギは木の皮を食べていた。
▲カチの農場。畑には、馬が放し飼いにされています。

町へ戻り、図書館へ。昨日親切にしてくれた、エヴァに挨拶をしたかったのですが、土曜は図書館は閉館でした。残念。

昨日ほとんどの場所を見尽くしたので、再度、インフォメーションセンターに行き、見所を聞くが、昨日聞いた情報以上は、得られませんでした。

カチ考古学博物館 (Museo Arqueológico de Cachi)

▲博物館は、ビジター250ペソで、アルゼンチン人150ペソと表記があったが、150ペソと言われたので、アルゼンチン人と思われたのだろうか。10分〜15分で回れると言っていたので、かなり狭いらしい。

考古学博物館は、ドン・ピオ・パブロ・ディアス氏から寄贈された考古学コレクションをもとに、研究、保存、普及の発展という使命のもと、1969年に設立されました。その考古学的遺産は、カルチャキ・バレーのヒスパニック以前の歴史全体を反映しており、狩猟採集時代、形成期、地域発展期、インカ時代、ヒスパノ・インディアン時代の約1万年に及ぶ古代をカバーしています。

カチ・サン・ホセ教会 (Iglesia San José De Cachi)

▲名物のカチ教会。こじんまりとしているが、ジャラジャラしていなくて、好きな外観でした。

この教会は、18世紀半ばに、この土地の所有者であったアランブル家の演説場として建てられました。1945年に国定歴史建造物に指定されました。

▲素敵な織物アート
▲中もシンプル。
▲静かで落ち着きます。
▲旅中、教会は、必ず立ち寄ります。
▲懺悔の部屋は、サボテンで作られていました。

この地域特有の大きなサボテンは枯れると、このように、穴のあいた木のようになり、アートや看板によく使われています。高山気候のため、木よりもサボテンがよく育つからでしょう。環境に応じた素材が使われていて感心しました。

▲甕の水は神聖なのか、汲んで帰っている人がいました。

 

 

▲町の中心は意外と観光客向けに開発されていて、バーや、レストランが軒を連ねます。
▲少しお土産屋さんを見て、古い町並みも見て回りました。
▲レンタサイクルもあるようですが、今は、パンデミックの影響で利用できず。
▲”エコ・ビシ – カチ” ということで、地図がありました。ビシは、スペイン語で自転車のこと。
▲レンタサイクルの車庫。Macro は、アルゼンチンのメイン銀行。銀行が協賛して作ったのでしょうか。お洒落に作られています。
▲町の入り口の川まで降りてくると、馬がのんびり散歩をしていました。
▲メインのお土産通り。

カチ中央市場(Mercado Municipal Cachi)

▲市場好きなので、市場も覗いてみます。新しいです。

町の中心から、5分のところにあります。野菜類の販売が中心で、肉や魚などは売られていませんが、地元のマーケットの雰囲気を味わうことができます。道を挟んで、近くには、パン屋さんや、肉屋さんもあるので、買い物の中心といったところです。

▲小さいですが、地元の野菜やスパイス類が売られていますね。
▲この場所は、去年作られたらしく、以前はメルカドはなく、路上で全て売られていたそうです。雨や、強い日差しを避けられるので、できてよかったですね。

 

11:00 一旦、キャンプ場へ戻ります。

喉が渇いたので、水をがぶ飲みします。山からの湧水なので、ただの水道の水がとても美味しい。

キャンプ場の従業員に、5時まで、テントを置いていていいですかと聞くと、大丈夫だった。ありがたい。

通常は、昼の12時に出ていかなければなりません。

結局今日も、広いキャンプエリアを一人で使っていた。広いシャワールームも、広いトイレも、使っているのは、僕一人。

▲昼ごはん。昨日の夜作ったもの。質素ですが、キャンプ中はこんなものです。街に着くとしっかりしたものを食べています。
▲昨日から、仲良くしている犬。町で再会して、一緒にキャンプサイトまで上がってきました。

それから、遺跡のEl Telo を見に行きます。

▲行く途中の土でできた家。

考古学公園 エル・テロ (Parque arqueologico el tero)

▲ついてみましたが、見た目は空き地。無料で見られるようで、中に入ってみます。

エル・テロ遺跡は、紀元10世紀から15世紀にかけて、カチ川のほとりの段丘上にあった集落で、インカ帝国がこの地を占領する前からの歴史があります。

▲ここからの景色が意外と綺麗だった。ビジターセンターもありましたがシエスタの時間だからか、閉まっていました。
▲鉄で作られた、コンドルのオブジェ。
▲歴史を感じますね。
▲残念ながら、看板も落ちていて、ゴミもちらほら、歴史あるすごいところなのに。
▲石に刻まれた文字は、最近のものかな?
▲カルチャキ渓谷の先住民の村の跡
▲家の基礎、共有地、埋葬地などを見ることができます。

遺跡に見られるように、この人々は近隣の他の人々と同様に、様々な仕事を行う家の集合体を形成し、公私の活動が行われる共通の空間を持っていました。

エル・テロの面積は約3ヘクタールで、それぞれの家には2つ以上の空間があり、そのうちの1つは料理をしたり穀物を挽いたりするのに使われていました。

その周辺にもゴミを溜めるスペースがあったのですが、残念ながらCachi地区の建設で覆われてしまいました。

エル・テロの住民は、この地域の谷間や丘の斜面にある段々畑や平地で食料を生産し、そこに灌漑用の水路を作っていました。これらの地域では、ジャガイモ、トウモロコシ、キヌアを栽培し、キャロブやチリペッパーなども採集していて、食料は家の中や畑に大きな鍋で保存されていました。

エル・テロの住民は、野菜や果物だけで生活していたわけではなく、グアナコやチンチラなどの動物を狩っていて、次第に彼らは動物の飼育を学び、肉や羊毛のためにリャマを飼ったり、近くの村へのキャラバンで荷物を運ぶためにリャマを使ったりしていました。

15世紀中頃にインカ帝国に併合されたとのことですが、支配されていたのか、共生していたのか、両文化の関係がどのように築かれたのかはわかりません。インカ時代には、土器や美術品、作業形態、材料の一部が改良され、文化が発展しました。

 

西の展望台に行ってみます。

自転車で行ける道もありましたが、歩いて行った方が近そうだったので、商店のおじさんに自転車を置かせてもらい、歩いて登ることにしました。

ミラドール・オエステ (Mirador Oeste):西の展望台

▲刺のある、低い草をかぎ分けて、丘を登ると、ミラドールにつきました。さっき見た、エル・テロ遺跡が見えます。
▲なかなか険しい道のりで、少し怖い場所もありました。最終的にかなり高いところまで上りました。昨日のミラドールよりも好きでした。
▲カチの北側。右上に昨日のぼった、ミラドール・ノルテが見えます。左側は、昨日通った、カチ・アデントロです。
▲昨日行った、綺麗な川のある西側。
▲カチの中心地。中央右にある競技場の上の林の中にキャンプ地があります。
▲カチの南側。カファヤテに続く道、ルータ40があります。
▲最後の展望台、ミラドール・スルを目指します。インフォメーションセンターで言われた道は地元民によって、閉鎖されていたため、遠回りになりましたが、砂利道を進み、
▲ミラドールを発見。上の方に十字架が見えます。民家の裏に自転車を隠して、

ミラドール・スル(Mirador Sur):南の展望台

▲上ってみると、10分で登れました。町の南側が見れます。いい景色。
▲カチ川と東側の未開発の平原。
▲カチ南地区。
▲とても乾燥していますね。
▲南に続く道。微かにルータ40が見えます。
▲これで、カチ市内で見るところは、全て見ることができました。
▲カチ川
▲川を見下ろせる広場もありました。
▲謎の大きな石。

15:00 キャンプ地へ戻ります。

▲立派な像がありました。
▲像のファン・カルチャキは、カルチャキ戦争の中心人物で、先住民部族。

3万人の先住民反乱軍の先頭に立ち、スペイン軍と戦った英雄だそうです。

▲カチの看板。カチは、海抜2,660m のカルチャキ谷に位置し、5,500人の住民が住んでいます。

キャンプ地へ帰還

15:30キャンプ地に予定通りの時刻に戻ってくることができ、なかなか砂まみれなので、水シャワーでもいいから、とシャワー浴びますが、昨日よりも熱いお湯が出てくれました。最後のラッキーと共に、気持ちが良かったです。

▲16:00 片付け開始。テントを畳んでいると、カップルの男性が来て、出発前にと、チェインを綺麗にして油をさしてくれた。優しい。後で、挨拶に行こう。
▲片付けが終わり、17:00に出発する予定が、17:30になってしまいました。夕暮れ時ということもあり、なんだか寂しいです。
▲最後に、犬と棒を投げて遊びます。飼い主はいないのか、いつも一緒にいた、可愛い犬でした。お別れです。
▲カップルに挨拶に行き、長く滞在させてくれた、キャンプ場のお兄さんにお礼を言いました。
▲少し、お土産を見ます。プレゼント用に150ペソの陶器のマグネットを買いました。
▲17:45になってしまいましたが、出発。急ぎます。
▲カチ川を渡り、
▲カチを去ります。

Sala de Payogasta

▲18:40 ホテル・サラ・デ・パヨガスタに到着。サルタで出会った、日本人のハーフの友人の家族が働いているとのことで、見に行って見ました。
▲家族はいませんでしたが、中を見せてもらいました。
▲古い家を改装した、ホテルで素敵なところでした。
▲黒猫は、サドルカバーが好きみたいで、かじっていました。

パヨガスタ(Payogasta)に到着

19:00 パヨガスタ、マルコの家に到着。今日も泊まらせてもらいます。

今日は、パチャママ最後の土曜日で、どこもパーティー(fiesta)をしているようでした。パチャママとは、地球・大地に対しての感謝祭で、8月は、パチャママの月。8月の最終週末なのでどこもパーティーです。

一昨日は無愛想で少し怖かった女性は、マルコのお母さんで少し話をしました。

すると、カチでキャンプは、寒かったろうに。昨日も、泊まって、ここから、カチを見にへ行けば良かったのにといってくれた。さらに、少し風邪ひいているねと言って、温かい飲み物が飲めるようにと、電気ケトルを貸してくれた。

一昨日は、電気なしだったが、ケトルを使うために、外から電源の延長コードを伸ばしてくれ、とてもありがたい。

さらに、親戚の小さな女の子が、小さな袋のクッキーをプレゼントしてくれた。

19:30 話もそこそこに、彼らは、fiesta に出かけて行った。

寒いので、着替えて、荷物を解きます。

▲ケトルで、お湯を温め、小さな調理用のコッヘルいっぱいに紅茶をダブルで飲みながら、トスターダ(甘くないラスクのようなもの)や、ピーナッツを食べる。寒い夜に温かい物が飲める喜び。
▲図書館のエヴァがくれた、ミックスナッツとクッキーも食べる。
▲寝ます。今日も家族に助けられ、家の中で眠ることができます。ありがたい。

 

21:00就寝。

明日何とか、カリルの農場まで帰りたい。

明日の走行距離を縮めるために、カチではなく、今日10km先のパヨガスタまでやってきました。

明日は、早朝に出発して、120km完走したいと思います。

無理なら、マライで、再びキャンプ。

しかし、マライでのキャンプはとてつもなく寒かったので、できれば避けたいところ。

明日はカリルの温かいベッドで眠りたい!

次回、果たして、無事にカリルの農場までたどり着くことができるのでしょうか。

カチ旅【完結編】ご期待!

 

本日の走行

2021 年8月28日

Cachi 市内観光

Cachi ~ Payogasta

合計 31,35km

走行マップ

カチまでの自転車旅の様子

カチまでの自転車旅の様子や、カチ観光初日の様子は、下記リンクからご覧ください。

▲【1日目:ケブラーダ・デ・エスコイぺ編】

▲【2日目:クエスタ・デル・オビスポ編】

▲【2日目:ロス・カルドネス国立公園編】

【アルゼンチン 】世界で一番高い標高で作られたワイン!アンデス高原、カチ(CACHI)村をレポート1

▲【3日目:世界で一番高い標高で作られたワイン!アンデス高原、カチ(CACHI)村をレポート1】

▲Hiro インタビュー記事

*旅をサポート頂ける企業、または個人の方を募集中です。特にアウトドア・自転車・カメラメーカー等の企業の方、ご興味あれば、ご連絡ください。

Hiro(津田幸洋 ツダユキヒロ)
自転車旅人。2014 年に日本を立ち、自転車で旅を続けています。オーストラリア、ニュージーランドを経て、アメリカ大陸横断中、COVID-19による、世界パンデミックにより足止めとなり、2021年7月現在は、アルゼンチンに滞在しています。人との出会い、美しい自然、野生動物を探す旅を近日再開を予定しており、旅とともに、訪れた場所の都市情報、見どころ、自転車に関する情報、エッセイ等をTABIRINにて発信していきますので、よろしくお願いいたします。インスタグラム  https://www.instagram.com/yukihirotsuda/
津田幸洋

 

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