【神奈川県】JR川崎駅から夕暮れの羽田空港と川崎工場夜景をめぐるサイクリング
全国で知られる工場夜景のひとつ神奈川県「川崎市」。運河から工場夜景をめぐるクルーズが人気ですが、より近くから工場を見ることができる自転車で工場街をめぐってきました。JR川崎駅を拠点にした約35kmのサイクリングをご紹介します。
JR川崎駅から多摩川サイクリングロード
日が傾きはじめる夕暮れ時、JR川崎駅北口東からサイクリングスタート。少し東へ走って旧東海道を北上します。
この辺りは旧東海道の川崎宿があった場所。道路には東海道や川崎宿の説明がいくつもあり、歴史を感じることができます。
800mほど走って多摩川にかかる橋を渡れば東京都大田区です。
橋を渡り多摩川沿いへ下りて、多摩川サイクリングロードを河口に向かって走ります。
多摩川スカイブリッジから望む羽田空港
羽田空港が近づくにつれて目の前を飛び立つ飛行機がどんどん大きく見えてきます。
羽田平和の大鳥居を過ぎて、さらに進めば2024年4月に誕生した新たな飛行機ビュースポット「ソラムナード羽田緑地」。展望台からは真上を飛び立つ飛行機を見上げることができます。
ソラムナード羽田緑地からさらに進めば、2022年に開通した多摩川スカイブリッジ。
橋の上からは、着陸する飛行機と離陸する飛行機などが忙しく行きかう景色を望むことができます。
自動車は駐停車できないので、自転車ならではの撮影スポットです。
橋を渡って再び川崎市へ。
殿町第2公園
多摩川スカイブリッジを渡り多摩川上流方向へ少し走れば、殿町第2公園に川崎キングスカイフロント東急REIホテルがあります。ホテルの1階TREX KAWASAKI RIVER CAFEでカフェタイム。
エントランスに展示されているのは今も現役で走っているポルシェ。
おしゃれな店内で、チーズハンバーガーとアイスラテで日没を待ちます。
ここでは、クロスバイクとマウンテンバイクのレンタサイクルも利用できます。
日が暮れたので、川崎工場夜景めぐりスタート。
川崎工場夜景めぐり
川崎の工場地帯はいくつかの人口島が橋でつながっています。まず浮島町へ走り、かわさきエコ暮らし未来館の前へ。そこはSFの世界に迷い込んだような景色が広がっています。
次は千鳥町へ。千鳥橋は工場夜景を望めるスポットのひとつとして知られています。
橋を渡って少し千鳥運河沿いを走ってみました。
この島か、川崎港海底トンネル(自転車押し歩き)を進めば川崎マリエンの展望台があるのですが、トンネル手前で引き返して扇町方向へ。
ここにはJR鶴見線鶴町駅があり、JR東海道線鶴見駅まで行くことができます。但し夜は1時間に1~2本の運行です。
夜の駅前には自動販売機があるくらいですが、2本の大きなボイラーを望む不思議な景色が広がっています。
来た道を戻り再び扇橋へ。扇橋も人気の撮影スポットで、ホワイトキャッスルと呼ばれる特徴的なプラントを望むことができます。
扇橋からは、約3.5km先にあるJR川崎駅へ向かいます。
JR川崎駅
川崎駅が近づくにつれて、現実世界に戻った気分になります。スタートしたJR川崎駅北口東へ戻って、約4時間・35kmのサイクリング終了です。
コース紹介
距離: 35.7 km 獲得標高:95 m
まとめ
初めて夜の工場街を自転車で走りましたが、SFの世界に迷い込んだような幻想的な景色に圧倒されました。たくさんの工場の前を走るので工場内が映る写真撮りは控えて、ご紹介しているのは遠景だけにしています。実際はもっと迫力ある風景が続いています。
夜の工場街は、クルマが少ないとはいえトラックなどは走っているので、明るい前照灯・後尾灯は必須です。
川崎は都心からも近いので、週末に数時間の工場夜景サイクリングに出かけてみてください。
執筆:花田 康