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記事タグ: 自然

【沖縄県】洞窟探検から絶景の海まで!南城〜知念岬45kmライド

【沖縄県】洞窟探検から絶景の海まで!南城〜知念岬45kmライド

春の訪れとともに暖かさが増し、自転車で走りやすい季節がやってきました。
少し早いですが沖縄で夏気分を先取り!ということで半袖ジャージで沖縄本島 南城エリアを中心に約45km走ってきました。
旅のプランからレンタサイクルを借りる際のポイントも盛り込んでいますよ。では早速、行ってみましょう!

自転車は持参かレンタルか?旅のプランを組み立てよう

過去に石垣島・宮古島は自転車旅で走ったことがあるものの、沖縄本島へは初めての旅。
2泊3日で島の全体像を見たい!でも天気予報の雲行きは怪しい…ということで、下記のようなプランを組んでみました。

1日目
9時:伊丹空港発
11時:那覇空港着
PM :モノレール「ゆいレール」と徒歩で国際通り・首里城周辺を散策

2日目
全日バスツアーで中部の万座毛ビーチ、アメリカンビレッジ〜北部の海洋博公園(美ら海水族館)など主要な観光名所を周遊

3日目
レンタルロードバイクで南東エリアをライド
18時:那覇空港発
20時:伊丹空港着


一人旅だったのでレンタカーは借りずに公共交通機関とバスツアーを利用し交通費を抑えました。
宿は、食事やお土産の買い出しにも便利な、ゆいレールの牧志駅そば・国際通り沿いのホテルに連泊。1~2日目は雨予報だったのでmy自転車は持参せず、3日目に走れることを期待し、現地のレンタサイクル店にロードバイクの予約をしていきました。
島一周、南部一周など、自転車で走る日数が複数のプランなら、愛車を飛行機輪行で持参するのもよいですね。

那覇市内でロードバイクをレンタル

1〜2日目はあいにくの雨に見舞われましたが、旅の最終日はなんとか曇り空。ライドを催行することに決めました。今回利用したのは牧志駅から徒歩3分にある、「流Qレンタサイクル」。沖縄本島でバイクメッセンジャーも担う「サイクルワークス」が営むお店です。


レンタサイクルのタイプはミニベロ、クロスバイク、ロードバイクと3種類から選ぶことができ、中長期滞在者向けに1週間、1ヶ月単位でのレンタルも。
追加料金でホテルなど指定先への配達・回収もしてくれます。
観光客はもちろん、プロ野球選手や大学野球部の方々もキャンプ期間中にここでレンタルして島内の散策に利用することも多いのだとか。

お店発着で南東部を中心に約45km、アップダウンも多めのコースを計画したのでロードバイクを選びましたが、那覇市内散策だけならミニベロやクロスバイクでもよいですね。

神秘の森で太古の人類史を体感:ガンガラーの谷

流Qレンタサイクルを9時30分に出発し、約12km先、最初の目的地である南城市にある「ガンガラーの谷」を目指します。

流Qレンタサイクル代表 下村修平さんから頂いた地図とアドバイスに従い、沖縄大学を経由し507号線沿いに南城市を目指します。
507号線沿いにはガンガラーの谷と、併設する沖縄ワールドの標識が多数出ているので迷うことなく進めます。


ガンガラーの谷は鍾乳洞が崩れてできた谷間で、2008年に観光地として公開されるようになりました。
要事前予約のガイドツアーのみで見学できるスポットで、洞窟から始まる原生林や鍾乳洞を約1km、専門ガイドの説明を聞きながらゆっくりと80分かけて散策します。

ツアー開始場所であり、ツアー前にだけ利用できる「ケイブカフェ」はぜひ利用してほしいスポットです。
洞窟の地下水でドリップしたコーヒーは、すっきりとした味わいで、このためにここまでのアップダウンを巻いて走った甲斐があったと、すでに満足感を得られました。



ガイドツアーはケイブカフェをスタートし、亜熱帯の森や複数の洞窟、ツリーテラスを回ります。
自分で歩いているだけでは絶対に見逃してしまうであろう、濃い緑の森の中に擬態した生き物の数々を、ガイドの方が教えてくれます。

上の写真の中にナナフシがいるのがわかるでしょうか?
濃い緑の森は、歩くだけでパワーをもらえる気がします。
暗い鍾乳洞内はガスランタンを片手に進みます。

巨大なマングローブの木はアンコールワット遺跡群で見たそれを彷彿とさせます。

ガンガラーの谷は、日本人の祖先とも言われる「港川人」が発見された場所からほど近く、旧石器時代の生活場所として最適であることから、2007年から調査対象となり、今現在も発掘調査が続いています。
港川人や発掘調査の様子についても、ガイドの方がパネルを使い丁寧に説明してくれるので、歴史の勉強にもなります。

奥武島の島てんぷらで浜辺ランチ

ガンガラーの谷のツアーを終えたらちょうど正午に。
ここからは奥武街道沿いに約4km南下し、南城市の離島 奥武島(おうじま)へと向かいます。
島へは奥武橋がかかっているので徒歩・自転車でも渡れます。
奥武橋を渡ってすぐのところにあるのが「中本鮮魚てんぷら店」です。
「島の天ぷらは美味しいですよ!」と下村さんからもおすすめされていたので期待が高まります。

観光客や地元の方が入り交じる列に並び、沖縄ならではの「アーサー」(あおさ)や紅芋のてんぷらをテイクアウトで注文し、そのまま自転車と共に目の前の浜辺へ。
海と釣り人を眺めながら、浜風に吹かれながらのんびりといただきます。
アーサーはもちもちとした不思議な食感。紅芋天ぷらはさつま芋とは違った素朴な甘みがありました。
衣はどれも厚めでほんのり甘みがあり、本州で食べるサクサクっとした天ぷらとはまた印象が違い、旅の思い出の味となりました。

ローカルな新原ビーチから森カフェへ

腹ごしらえをしたら再び奥武橋を渡り本島へと戻り、海沿いの道を走っていきます。
道沿いには建物の塀に鮮やかに咲き乱れるブーゲンビリアの木が。本州では植物園の温室でしか見られないような植物が自生しているのも亜熱帯の沖縄ならでは。

約2.3kmほど走るとぱっと視界が開け、マリンブルーの新原(みいばる)ビーチの入り江が見えました。

750mほど先には百名ビーチも隣接。前日のバスツアーで立ち寄った万座毛の、ホテル付きリゾートビーチとはまた一味異なり、こじんまりとしながらもローカルな落ち着いた雰囲気が漂っています。

ここからはやや坂道を登りながら301号線へと出て、内陸を走ること約5.5km。目的地は高台にある「cafe 森のテラス」です。

「cafe 森のテラス」は知念団地の中に広がる3,500坪の森を備えたガーデン&ギャラリーカフェです。敷地内の矢印に従い森の庭を抜け、階段を下るとテラスを備えた建物が出てきました。

春休みの旅行でしょうか、店内では大学生と思われる女子旅のグループが複数、おしゃべりに花を咲かせていました。
さすがにここまで自転車で来ているのは私一人だけでしたが、テラス席でゆったりと、目の前に広がる森と海を眺めながら黒蜜ロールケーキとコーヒーをいただきました。

知念岬〜ニライ・カナイ橋をアップ&ダウン

cafe 森のテラスから約1.8km、これまで登った分を一気に下って知念岬公園へ。海にせりだしたような岬にたたずむ公園からは、ダイナミックな太平洋、周辺の久高島やコマカ島を望むことができます。
近くのパワースポット斎場御嶽(せーふぁーうたき)に立ち寄ってもよいでしょう。時間があれば、このまま海沿いの国道331号線を走り那覇へ戻りたいのですが、帰りの飛行機の時間を鑑み、ここはニライ橋・カナイ橋を登って内陸の県道86号線沿いで帰ることに。ニライ橋・カナイ橋は県道86号線のつきしろ方面から国道331号線へ下る途中にある、海に向かって大きくカーブを描く全長660m、高さ80mの橋です。
「ニライカナイ」とは「海の向こうにある理想郷」という意味だそう。通常、ガイドブックには「橋から望む海が絶景なので下りルートでのドライブがおすすめ!」と書いてあるのですが、坂好きな方はぜひ下から登るのもおすすめです。
知念岬からは一見きつそうに見えますが、ゆるやかに大きくループしており、入り口の吉富交差点から展望台までは約1.7kmほど。
 ニライ橋・カナイ橋を越え、トンネルをくぐった先にある展望台のゴールから眺める2本の橋の曲線、知念岬と太平洋の海を見れば、達成感を味わえますよ。


86号線経由で那覇市内へ

ニライカナイ橋展望台からは県道86号線経由で約18km、那覇市内へと戻っていきます。
展望台から続く一部区間には自転車・歩行者専用道があり、那覇市内に入るまでは信号も少なくストップ&ゴーが少ないのがありがたいです。
ローソンやファミリーマートを中心に県道沿いはコンビニも点在しているので、手持ちの飲み物や補給食を切らしてしまった時も助かります。天気予報に反して雨風が強まってきたので、私も途中コンビニでゼリーを補給しつつ雨宿りをさせてもらいました。

約13km地点の沖縄公文書館から、残り5kmは県道221〜29号線を経由し、16時過ぎに那覇市内へと到着。
レンタサイクルを返却後はホテルでスーツケースを受け取り、ゆいレールで空港へと向かい無事に帰路についたのでした。

レンタサイクル利用時のポイント

普段からスポーツ自転車に乗っている人は、レンタサイクル利用時も最低限自分の備品を持参するとよいでしょう。
例えば私はアイウェア、グローブ、雨風に備えてウィンドブレーカーを持参し、サイクルジャージを着用していきました。
ヘルメットの貸出があるかも事前にお店に確認し、利用を申し込んでいました。普段はビンディングシューズという人も、レンタルバイクはフラットペダルであることが多いので、自転車に乗らない日と兼用できるスポーツシューズを選ぶと旅の荷物が減らせてよいですね。
ルートによっては頻繁に自動販売機やコンビニがあるとは限らないので、飲み物や最低限の補給食は持っておくようにしましょう。私は現地のお土産屋さんで購入したドライパイナップルが重宝しました。

コース紹介


▼流Qレンタサイクル
http://cycle.sunnyday.jp/rental/

▼ガンガラーの谷
https://gangala.com/

▼中本鮮魚てんぷら店
https://nakamotosengyoten.com/

▼cafe 森のテラス
https://tabelog.com/okinawa/A4704/A470403/47006050/

▼ニライ橋・カナイ橋
https://www.kankou-nanjo.okinawa/bunka/details/171

まとめ

初めての沖縄本島の旅は、徒歩・バスツアー・自転車とそれぞれに楽しめましたが、やはり自分の脚で遠くまで行ける、自転車での旅が一番満足感と達成感がありました。
自転車で走ってみることで地形のアップダウン、海風や湿度、街中から農耕・牧畜エリアへの景色の移ろいなどを肌でリアルに感じることができます。多少の雨風も自然相手のアクティビティならでは。格闘しながらもなんとか走りきった後は、自分にまた一つ自信がもてるようになった気がするものです。

旅行期間中の全部を全部、自転車に乗ることにこだわる必要はありません。ですが、旅の一部に自転車というアクセントを加えてみてることで、思いがけない冒険が待っていることでしょう。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

 

 

【岡山県】県内屈指の桜の名所がある水辺の町・倉敷市酒津へ

【岡山県】県内屈指の桜の名所がある水辺の町・倉敷市酒津へ

桜が満開の4月上旬、倉敷市北部に岡山県でも有数の桜の名所が倉敷にあると聞き、自転車で出かけてみました。

桜の名所への道すがら、たくさんの用水路に遭遇

JR倉敷駅を出発して酒津エリアへと向かいます。駅の北口にある大型ショッピングモール『アリオ倉敷』の横をさらに北へと進み、岡山県道60号倉敷笠岡線で左折、西に向かって真っすぐ進みます。

イオンモール倉敷を過ぎたところで右折してさらに北上。
高梁川の土手へと向かう坂道の途中にハード系のパンがおいしいと評判のパン屋さんがあるということで「PRIME」へ。

こちらのご主人は神戸や大阪の有名ベーカリーで修行したという実力派らしく、常時30~40種類のパンが並んでいるのだそう。
訪れた日は時間も遅かったせいか、なかなか好みのパンに出会うことができず、玄米食パンとオートミールクッキー、バナナケーキを購入。寄り道もほどほどに先を急ぎます。

倉敷の町を走っているとどこにいっても見かけるのが用水路。
「あれ、用水路ってこんなに多かったっけ?」と気になって調べてみると、岡山県、特に岡山市と倉敷市に用水路が多く、その密度は全国平均の5倍なのだとか。

岡山県南部は瀬戸内海に面した平野で、江戸時代に稲作地帯が形成されたそう。
さらに近代に入ると干拓事業により水田が拡大し、農業用水を供給するために数多くの用水路が作られたのだということ。

私はそんなこともつゆ知らず、用水路の謎を考えながら脇道を走っていると前方がだんだんピンク色に染まってきました。

「水と桜」がテーマの酒津公園で今年一番の桜に出会う

『酒津(さかづ)公園』は、高梁川の配水池の堤にあり、四季を通じて市民を楽しませている総合公園。
春になるとソメイヨシノや八重桜など約500本の桜が咲き誇り、県内外からたくさんの人が訪れるのだとか。

まさにお花見日和のこの日は、レジャーシートを敷いて家族でピクニックを楽しんだり、カップルで仲良く散歩したりしている人があちらこちらにいます。

しばらく進むと、大きな配水池を発見。

この配水池には散策路が設けられていて、散策路を覆うように桜が見事なトンネルを作っていました。

自転車と撮影。なんとも映える春の絶景ですね。

園内にはこんな素敵な桜の並木道も。
春爛漫とはこのことかと思いながら、自転車を押してゆっくりお散歩。

桜が見える『水辺のカフェ 三宅商店』で黄昏れタイム

桜の並木道を抜けると水辺に佇む素敵なカフェを発見。
聞くところによると、倉敷美観地区にある人気の町家喫茶『三宅商店』の2号店ということで、期待に胸を膨らませつつ、いざ入店。

用水路を挟んで桜と向かい合うように建つこちらのカフェ。
古民家をリノベーションしており、実家に帰ってきたような懐かしい雰囲気が漂っています。

「桜が見える席は空いていますか?」と聞いてみたところ、「今ならご案内できますよ」と縁側の席に通してもらえることに(なんでも言ってみるものですね)。
案内されたのは、ガラス戸の向こう側に桜を一望できる特等席!

せっかくならと桜色をしたチーズケーキを注文。
ゆっくりスイーツを堪能しながら桜をひとり占めできるなんて、なんて贅沢な時間。

レジ前には、倉敷名物のマスキングテープがずらり。
マスキングテープってなんてかわいいんでしょう。

カフェの隣にはピッツェリアもあり、ここでは石窯で焼いたピザが楽しめるそう。
こちらも川辺の席があるようなので、天気がいい日に改めてチャレンジします。

コース紹介

▼PRIME
https://tabelog.com/okayama/A3302/A330201/33014205/

▼水辺のカフェ 三宅商店
https://miyakeshouten-sakazu.com/

まとめ

ピンク色に染まる水辺の町・酒津エリアをサイクリングした一日。
素晴らしい桜を見ながら、有意義な時間を過ごすことができました。美観地区のイメージが強い倉敷ですが、まだまだ魅力的なスポットがたくさんあるようなので、また自転車で巡ってみようと思っています。

執筆:高島夢子

 

【東京都】カツサンドをもって練馬のお花見ポタリング

【東京都】カツサンドをもって練馬のお花見ポタリング

練馬区は東京23区の北西に位置し、のどかで落ち着いたエリアです。
自然も多く春には石神井川沿いや高稲荷公園に満開の桜が咲き美しい風景が広がります。
練馬駅近くにあった個性派のパン屋さんのカツサンドを携えてレンタサイクルを使ったプチお花見をご紹介します。

練馬タウンサイクルで自転車をレンタル

練馬駅から徒歩5分の【練馬タウンサイクル】で自転車をレンタルしました。当日利用で4時間以内のレンタルだと、なんと100円で利用ができます。


▲ねりまタウンサイクル


▲400台も収納されているという自転車庫

当日利用申請書に必要事項を記入、レンタル料金の支払いをして、自転車を借ります。


▲当日利用申請書

借りれる自転車は1種類。可愛らしいバイオレットカラーの自転車でした。ちょっとした荷物を入れるのに便利な籠がついています。

●練馬タウンサイクル
住所:練馬区練馬1-17-39
営業時間:8:00~20:00(平日)9:00~18:00(土日祝)

 

高級食パン専門店 うん間違いないっ!でカツサンドを調達

お花見には忘れてはいけないのはおいしい食べ物!ということで、
練馬タウンサイクルから練馬駅方面へ少しだけ戻って、黄色の看板がひときわ目立つ【高級食パン専門店 うん間違いないっ!】へ。
こだわり抜いた素材とユニークなネーミングセンスで常に客足が途切れない人気のパン屋さん。
人気ダントツNO1は「たまごサンド」と「カツサンド」との事なので「カツサンド」を購入してみました。

なんだかアフロのキャラクターが差し出してくれているような写真が撮れました。

●うん間違いないっ!
住所:東京都練馬区練馬1-18-3 ソサナビル1F
営業時間:11:00〜21:00 定休日 不定休※パンがなくなり次第終了
SNS:@unmachigainai

 

マロニエ通りの桜並木

パン屋さんから再び練馬タウンサイクルの前を通り、練馬の桜を求めて走り出します。
マロニエ通りまでやってくると早くも桜の木を発見。


▲マロニエ通り入ってすぐの桜

この通りは桜はもちろん、季節によって様々な色に変わります。
春は「桜」、夏にかけては「ハナミズキ」や「つつじ」、秋になると「イチョウ」が楽しめ、沢山の方が散歩に訪れます。


▲練馬総合運動場公園 陸上競技場

そのまま道なりに進んでいくと、練馬総合運動場公園 陸上競技場へやってきました。
ここにも桜並木がありましたが、残念ながら私が通った際は蕾の状態でした。
満開になるとブルーのタータンと満開の桜が合わさって、美しい光景になるんだろうなと思いながら通り過ぎます。

石神井川沿いの桜

練馬区の桜の見どころの一つでもある石神井川沿いの桜は、どこまでも続いていく石神井川を見下ろす様に乗り出して生えていました。
私が行ったときはやはり蕾がほとんどで2部咲きだったのが悔しかったです。


▲糀谷橋からの風景

▲一部工事中で通行止の看板がありました

高稲荷公園

石神井川沿いを進んでいくと高稲荷公園へ到着。
高稲荷公園は公園内にキャッチボール場や遊具などが充実していて、子供連れの親子や園児たちが楽しそうに遊んでいました。
桜はもちろん花壇や木々も茂っていて、季節関係なくお散歩やピクニックにもってこいな場所でした。


▲高稲荷公園入口


▲公園内の桜

公園を出発。まだまだ続く川沿いに咲く大迫力な桜を見ながら進みます。


▲お散歩中の方が桜の写真を撮られてました。

満開ではないものの、桜を見ながらのポタリングは気持ちよく、ずっと走っていたくなります。

城北中央公園

川沿いを走っていくと城北中央公園へ到着。
家族連れや園児たちが自然と触れ合いながら遊んでいました。

私もここで休憩。
桜の木の下にある休憩所で出発時に買ったカツサンドを食べます。

分厚い甘じょっぱいカツと、ふわふわしたパンの食感がたまりません。
思わず『うん、これは間違いない』と心で呟きました。
私はお昼ご飯は大抵社内にこもりがちですが、温かい日差しと春の風を感じながら公園でご飯を食べるのもいいなぁと思いながら、ものの5分で完食。
おいしいものはすぐ無くなるんですね。余韻を感じさせる暇もなく空腹のお腹に消えていきました。
次は店員さんおすすめの、たまごサンドもセットで購入しようと思います。

気を改めて再び自転車を走らせ、丁度道路を挟んだところにある城北中央公園都民の広場に到着。

やはり桜は二部咲きではありましたが、春の温かさに誘われ多くの方が散歩したりくつろいだりされていました。
現在隣は工事中との事で赤いクレーンが沢山並んでいました。
赤と水色と淡いピンクの桜の写真は今しか撮れないコラボレーションではないでしょうか。
花びらが落ちて枝が新緑になっても、素敵な色合いになりそうですね。

そのまま真っすぐ進みます。

練馬は桜スポットが沢山

練馬区では自転車を走らせるといたるところに桜の木を見つけます。

たまたま通りかかった広場では文字通り咲き乱れている立派な桜もありました。

いい天気だったのでずっとポタリングをしていたかったのですが、桜の木を惜しみながら練馬タウンサイクルへ戻ります。
戻る道も道路脇は桜、桜、桜。薄ピンクの道を進みます。

街の本屋さん。この通りは目に見えるものに桜の影が落ちていてどこを見ても美しく感じます。

桜の碑

桜台駅の近くに桜の碑を見つけしました。
この通りの桜並木が地名になっているのですね。

桜を愛する地元の方々の強い思いが込められた記念碑でした。
そしてタウンサイクル練馬へ帰ってきました。
簡単に確認をしてもらって返却。今回のポタリングは終了です。

コース紹介

まとめ

東京都内でも様々な桜の名所がありますが、練馬区も数にもれず沢山の桜のスポットがありました。
冒頭でも触れましたが練馬区は静かで穏やかで、公園も沢山あって。
桜の季節以外でも天気のいい日は特に、おいしいサンドウィッチ片手に何度も訪れたい素敵な場所でした。

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執筆者:AIR

TABIRIN編集部メンバー。自転車アニメにハマり初めてのボーナスでロードバイクを購入し広島を駆け巡っていました。
自分の足を使って美しい景色を見に行ったり、自然を肌で感じる自転車ならではの楽み方をもっと知ってほしいと奮闘中。

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【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサイクリング《PR》

「自転車×船旅」を楽しめるフェリー。ホテルのような船内で夜を過ごせば翌朝からサイクリングをスタート。
一日走って再び船内で食事や入浴、そしてぐっすり休みながら帰ることができます。
50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用した、神戸から現地0泊(船内2泊)の大分70kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」とは

2022年2月1日、誕生50周年を迎えた『さんふらわあ』。

一目でわかる「太陽マーク」は、初代から『さんふらわあ』の象徴となっています。

2022年現在、主な航路はフェリーさんふらわあが「大阪・別府間」「神戸・大分間」「大阪・志布志間」、商船三井フェリーが「大洗・苫小牧間」です。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が予定されています。

「フェリーさんふらわあ」の詳しくは下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も...

「さんふらわあ ごーるど」の船旅

大分航路の発着点は、神戸六甲アイランドの北東部にある「フェリーさんふらわあ神戸港のりば」。船は「さんふらわあ ごーるど」です。



取材日19:00出航のフェリーには、60分前の18:00に乗船。自転車はクルマやオートバイと同じく係員の誘導によって乗船します。
乗船すれば、すぐにレストランと大浴場が利用できました。

海を眺める船上レストラン

窓から海を眺めることができる、船上レストランは夕食・朝食は共にバイキングスタイル。

新鮮な野菜や果物、シェフ手作りの「四季のお手製料理」やご当地グルメが並んでいます。

人気の「さんふらわあカレー」も楽しめます。

展望大浴場

船上で贅沢な入浴が楽しめる「展望大浴場」も、乗船すれば利用可能です。
広い浴槽からは海を眺めることができ、旅や仕事の疲れを癒してくれます。

入浴時間は乗船時から21:30と、翌朝5:00から。シャワールームは乗船時間内いつでも利用できます。

パブリックスペース

船内プロムナードにはソファがあり、大きな窓から瀬戸内海の景色を楽しめます。プロムナードから上階へと続く階段は、まさに「海上のホテル」を思わせる豪華さです。

プロムナードには、ショップやゲームコーナーもあり、乗船者それぞれの過ごし方ができます。

船内では、就航ルートだけでなくその日の日没・日の出時間、各所の通過時間なども知らせてくれています。

ちなみに、船内は医療機関レベルの空気清浄度を保つ取り組みを行っています。

客室

客室は「デラックス」「スタンダード」「プライベートベッド」「ツーリスト」など各種。
私たちが利用したのは「スタンダード(4人部屋)」。
二段ベッド・洗面台・デジタル放送受信テレビが備わった部屋には、ハンガー・歯ブラシ・タオル・スリッパ・大人用ナイトウェア・救命胴衣も用意されています。

展望デッキ

出航の15分前は「銅鑼の音」で知らせてくれます。



展望デッキへ出れば、神戸の山々に沈む美しい夕陽が見送ってくれます。
19:00ちょうど、ゆっくりと港を離れ、これから時速約40km、約12時間の船旅の始まりです。

神戸の港を出航し約1時間(20:00ごろ)、ライトアップされた明石海峡大橋の下をくぐる絶景ポイント。


その後はレストランで食事。

そして大浴場で入浴の後、いつもより早く就寝です。

夜明けと朝食

朝5:00起床、そしてデッキへと出れば、船の後方に美しい朝日が昇ってきます。


レストランで朝食をとり、準備をすれば西大分港が近づいてきます。
6:20 西大分港フェリーターミナル到着。

早朝の港から、早速サイクリングスタート。

こうざき海水浴場

西大分港フェリーターミナルから県道を西へ20km一気に走ると「こうざき海水浴場」。

美しいここの海にはウミガメが産卵に来るそうです。屋根付きのBBQガーデンもあり、設備が整っていて人気がある海水浴場です。

さがのせきサイクリングロード

こうざき海水浴から南へ約1km、佐賀関鉄道の廃線跡を利用した佐賀関の海岸沿いの道「さがのせきサイクリングロード」の起点です。

途中の「道の駅 さがのせき」で一休み、と思いましたがまだ開店前なので、綺麗な海だけ堪能。

1963年(昭和38年)まで運行されていた軽便鉄道の廃線敷をたどる平坦なルートは、当時のままのトンネルや橋を通ることができます。

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)
https://tabi-rin.com/archives/course/39617

佐賀関(さがのせき)

佐賀関港フェリーターミナル手前が、「さがのせきサイクリングロード」の終点。

佐賀関は大分市の東端に位置し、半島部は豊予海峡を経て愛媛県佐田岬半島と相対します。
歴史は古く、神武天皇が東征の際に立ち寄ったという伝説もあります。また、昔から九州と四国、瀬戸内地域・近隣との交流が盛んで海上交通の要所でした。
佐賀関港と四国・佐田岬の三崎港の間には、高知県高知市から大分県大分市に至る国道197号線を海上でつなぐ「国道九四フェリー」が就航しています。

フェリー「涼かぜ」をイメージした、ブルーとイエローで彩ったソフトクリームで一休み。原材料には大分県産のかぼすが使用されています。

黒ケ浜

佐賀関港から、10%を超える坂道を走り佐賀関循環道を走り、黒ケ浜を目指します。
半島先端から坂を下り始めると関崎展望台。

坂を下りきれば、日豊海岸国定公園の一部であり、日本の渚百選に選定されている「黒ケ浜」。

蛇紋岩と呼ばれる黒い石のために、海岸が黒く見える「黒ヶ浜」の2km先には、対照的な白砂の海岸である「白ヶ浜」があります。このように白黒の海岸が隣接する地形は全国的にも珍しく古くから景勝地として知られています。

海沿いを少し走れば、ここ数年この「黒ケ浜」が注目されることになったこの風景。

海へと続く(船を下ろす)線路が、「千と千尋の神隠し」のワンシーンに様だとSNSで話題になりました。
その先の「白ケ浜」を見下ろしながら再び佐賀関港方面へ。

佐賀関でイタリアン

佐賀関の古き街並みはこの地の特産物にちなんで「関あじ関さば通り」と呼ばれています。

関あじ関さばも気になるところですが、ここで人気のイタリアンレストランでランチタイム。

ピザ、パスタをシェアするセット(サラダ、スープ、デザート、ドリンク付)を注文。

穏やかな港を見ながら、美味しいイタリア料理で、素敵なひと時を過ごしました。

佐賀関から大分県庁・府内城へ

佐賀関から再びサイクリングロードを走りぬけたところで、大分で1泊する相棒と別れ、一人で大分県庁方面へ。

「大分県庁」から府内城とも呼ばれる「大分城址公園」周辺にある『まちなか芸術発見ルート』を少し走ります。
このルートは多くの銅像や建造物があることから、その名が付いています。

▼まちなか芸術発見ルート
https://tabi-rin.com/archives/course/39583

西大分港

朝6:30にスタートし、約72kmのサイクリングで西大分港へ戻ると、時間はまだ15:00。
19:15発のフェリーさんふらわへの乗船時間は18:15。3時間ほど、ここでのんびり過ごすことに。
まずは「ミントカフェ」で、シフォンケーキとコーヒー。

カフェタイムの後は、美しい港の風景をバックにフォトセッション。



18:00前にターミナルで手続きを済ませて、18:15乗船。

夕陽に送られ朝日に出迎えられる極上の船旅


往路と同時に、15分前の銅鑼の後、ゆっくりと港を離れるフェリーさんふらわあ。
夕食、入浴、早い就寝を経て5:00起床。
ちょうど前方には明石海峡大橋と昇る朝日が出迎えてくれます。

季節や天候に恵まれ、行きも帰りも、夕陽に見送られ、朝日に出迎えてもらえた「極上の船旅」は、6:35 神戸港に到着し終了です。

動画レポート

コース紹介

距離: 72.8 km 獲得標高(登り): 319 m

▼軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

軽便鉄道跡探訪ルート(佐賀関エリア)

▼まちなか芸術発見ルート

まちなか芸術発見ルート

まとめ

何十年ぶりにフェリーに乗って感じたのは、まさに「船上のホテル」。移動手段としての船ではなく、楽しさと快適さ、そして贅沢さを実感しました。
夜は早く寝て、朝早く起きて、そして港に着いたら即サイクリングを始めることができるうえ、現地0泊は「とにかく身軽」です。

佐賀関サイクリングは、比較的平坦なコースでありながら、佐賀関ではしっかり登り坂もあり、海がきれいなことに驚きました。
電車輪行で行くにはかなり遠い、関西から九州への旅も「フェリーさんふらわあ」を使えば快適ですし、しっかり一日中楽しめます。
大阪南港からは「別府(大分県)」と「志布志(鹿児島県)」の航路もあるので、色々な「自転車×船旅」を楽しんでみてください。


出航の時にデッキに出れば、スタッフの方々が見送ってくれるこのシーン。「船旅」ならではの素敵なひと時でした。

執筆:HANADA(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

 

 

 

【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

【大分県】「フェリーさんふらわあ」で別府1泊、湯布院100kmライド《PR》

「船旅×自転車」を楽しめるフェリー。50周年を迎えた、太陽のマークでお馴染みの「フェリーさんふらわあ」を利用し、神戸港から大分港へ向かい「佐賀関70kmサイクリング」を楽しみ、別府で1泊して「湯布院~やまなみハイウェイ」を回る100kmサイクリングをご紹介します。

「フェリーさんふらわあ」と「佐賀関70kmサイクリング」

まず下記の「フェリーさんふらわあ」の乗船レポートと、「佐賀関70kmサイクリング」をご覧ください。

【大分県】誕生50周年のフェリー「さんふらわあ」で、神戸から大分へ現地0泊70kmサ...
「自転車×船旅」を楽しめるフェリー。ホテルのような船内で夜を過ごせば翌朝からサイクリングをスタート。一日走って再び船内で食事や入浴、そしてぐっすり休みながら帰ることができます。50周年を迎えた、太陽のマークでお...

「フェリーさんふらわあ」の詳細は下記をご覧ください。

フェリーさんふらわあ
さんふらわあの船旅…大阪-別府、神戸-大分、大阪-志布志(鹿児島)、を結ぶフェリーさんふらわあ。マイカーやバイクやペットと関西-九州の船旅 旅行はフェリーさんふらわあが便利で格安です。大阪-志布志航路には新造船も...


△大阪~別府就航「さんふらわあ こばると」

大分から別府へ

佐賀関から別府市内へは、一人で走行。
道中の国道10号沿いには、自転車歩行者道が整備されていて快適・安全に走行できます。

途中の田ノ浦ビーチでひと休み。家族連れやカップルの姿がチラホラ。
ここは、なんと「恋人の聖地」なんです。

さらに進むと、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」を通り過ぎます。家族連れでサイクリングしながら訪ねてみるのもいいですね。

別府市内

しばらく走ると、別府市内に到着。
別府市内には、有名な竹瓦温泉があります。明治12年創業時は「竹」屋根葺きだった建物を昭和13年に改築するときに「瓦」葺きにしたことから「竹瓦」という名称になり、正面の屋根は唐破風造(からはふづくり)で、その外観は別府温泉の象徴とも言われています。

市内中心部から丘を登っていくと、もうすぐ鉄輪温泉です。道中にはこんな趣のある道もあります。

鉄輪温泉で1泊

宿泊は「やすらぎの宿/由布」。

4つの内湯があり、自由に入ることができます。
美味しい食事と4つの内湯(温泉)を堪能しました。

別府から湯布院へ

落ち着きのある静かな宿で熟睡した翌朝は、すっきりした目覚め。
宿の前にある「いでゆ坂」を出発します。別府は坂の町なので、初心者の方はアシスト付き自転車をお勧めします。

やまなみハイウェイ

別府から湯布院へ「やまなみハイウェイ」を走ります。なかなかの斜度ですので、坂に自信のない方はご注意ください。

森林の中を1時間ほど登れば、突然視界が広がり、由布岳が現れます。

湯布院の町を見下ろしながら、快適に下り坂を走行します。スピードの出し過ぎには要注意。

湯布院の町を通過し、さらに「やまなみハイウェイ」を走ります。
途中、道の駅「ゆふいん」で小休止。

森のような景色の「やまなみハイウェイ」をひたすら走れば、時々眺望良好な場所があるのでしばし休憩。


途中、吊り橋で有名な、九重“夢”大吊橋で小休止。

「九重“夢”大吊橋(ここのえ“ゆめ”おおつりはし)」は2004年(平成16年)5月から本体の着工に入り、2年半の工事期間を経て、006年(平成18年)10月30日に落成式を迎え開業しました。
「九重“夢”大吊橋」という名称は、一般応募により5,890点の中から選ばれて命名されたとのことです。

湯布院でランチ

湯布院へ戻り少し町を探索します。
風情があって、1日かけてポタリングするのも良さそうです。いつかまたゆっくり訪ねたいと思います。

湯布院のシンボルでもある金鱗湖に面したベーカリーカフェ「CAFE LA RUCHE (カフェラリューシュ)」で遅めのランチ。

「フェリーさんふらわあ」別府~大阪航路

再び別府市に戻り、別府港「大阪ゆき フェリーさんふらわあのりば」へ。
ここから「さんふらわあこばると」に乗船します。

18:45分に出航し、翌朝6:35には大阪南港に到着します。
行きと同様に、食事の後は大浴場で今日の疲れを癒し、早い就寝。
翌朝、神戸を通過する際の朝日は、この旅をさらに思い出深いものにしてくれました。

コース紹介


距離:104km 獲得標高:2070m

▼やすらぎの宿 由布
https://www.y-yufu.jp/

▼道の駅 ゆふいん
https://www.michinoekiyufuin.com/

▼CAFE LA RUCHE
https://cafelaruche.jp/

まとめ

「フェリーさんふらわあ」の旅は、移動時間と宿泊が兼ねられるので、非常に便利で快適です。

時間に限りのある人は、現地0泊でも楽しめますが、せっかくの大分県への旅なので別府で1泊。という方には、湯布院をめぐるコースはお薦めです。
距離も坂もしっかりと走りごたえがあり、雄大な景色も楽しめます。
距離100km、獲得標高2000mを超えるサイクリングは、出航時間までに戻れるかドキドキ感もありますが、船内ではその達成感に、ゆっくりと浸ることができます。

神戸港~西大分港、別府港~大阪南港と、行きと帰りの航路を変えれば、走るコースの幅も広がるので、色々なプランを立てて、「船旅×自転車」を楽しんでください。

2023年には、株式会社フェリーさんふらわあより、国内初となるLNG燃料フェリーの『さんふらわあ くれない』『さんふらわあ むらさき』の就航が、大阪南港~別府港に予定されています。

執筆:KUNO(TABIRIN編集部)
広告主:株式会社フェリーさんふらわあ

 

【オーストラリア】ブリスベンに来たら一度はチャレンジ!Mt.クーサヒルクライム

【オーストラリア】ブリスベンに来たら一度はチャレンジ!Mt.クーサヒルクライム

日本でも地域ごとに、地元のサイクリストたちが脚自慢をするヒルクライムスポットがあるように、オーストラリアにも「ここで登るならこの山・峠!」というスポットが数多くあります。
ブリスベン屈指のヒルクライムスポットはMt. クーサ。多くのローカルサイクリストが一度は登ったことのある山です。

登れば、オージーのサイクリストにも一目置かれるかも?
ヒルクライム+ランチを含む約15kmのサイクリング、早速行ってみましょう。

Mt.クーサとはどんな山?

Mt.クーサはブリスベンの街の中心地から約6kmほど西側にある、標高287mの山です。

「クーサ」の語源はアボリジニの種族から来ています。昔、この地で暮らしていたアボリジニのターバル族が、ミツバチからハチミツを採取するためにこの山を訪れていたそう。ターバル族の言語でハチミツが “ku-ta” と呼ばれていたことが Mt.クーサの由来となりました。

Mt. クーサへの登頂方法は自家用車、バス、ハイキング、自転車が主。観光スポットとしての人気も高く、市バスも通っているので個人観光でのアクセスも便利です。
日本からの団体バスツアーや修学旅行生などもよく見かけます。

車道とは別に、ハイカー向けには遊歩道が整備されているので、小さい子連れの家族から中高年の方まで、ハイキングコースとしても人気です。マウンテンバイク向けの専用道も整備されています。

ロードバイク乗りのサイクリストにとっては、市の中心部からのアクセスの良さと1周10km強の手頃さから、Strava(ストラバ)上でセグメントの順位や自己ベストを競うブリスベン屈指のヒルクライムスポット。
自転車ルートは車道と同じですが、部分ごとにバイクレーンが敷かれています。

ブリスベンの市街をめぐるライドイベントでも、Mt.クーサはヒルクライムのタイムトライアル区間として設定されています。

ふもとのプラネタリウム館を目印にスタート

クーサのふもとは大きな駐車場エリアとなっており、ビジターセンター、図書館、アートギャラリー、サー・トーマス・ブリスベンプラネタリウム(市のプラネタリウム施設)などが隣接しています。
車でアクセスする場合は、ここの駐車場(無料)に停めるのが便利です。

スタート地点は駐車場を出たらすぐ目の前は坂。ここからが「クーサチャレンジ」のスタートです。

定番は北回りコース

「表ヤビツ」「裏ヤビツ」のように、峠や山はどの方向から登るかそれぞれの楽しみがありますよね。クーサもやはり「どの口から攻めるか」がブリスベンのサイクリストたちの楽しみ。
定番は約8kmの北回りで頂上の展望台をゴールに定め、下山は約2.6kmの南回りで戻ります。スタートして最初に現れるのはマウント・クート=ター・ロードの斜度6.2%、200mほどの坂。
最初からインパクトの大きい坂に「うぅっ…」となりますが、まだまだ入り口。

実際、過去にはこれを市営のシティサイクル(レンタルバイク)で登ったオージーのツワモノも…。

▼北回りコースでは200mの途中にある分岐を右側のツーリスト・ドライブ7方向に進みます。

最初の難所を越えてほっと一息。ここでいったんバイクレーンは切れて車道と一緒になるので気をつけながら走りましょう。

少し下ったところに小さな公園エリアがあります。公衆トイレもあるので小休憩に便利です。

▼休憩スポットの入り口には森林火災(bushfire)の注意看板も。

ところで、オーストラリアの公園に必ずと言っていいほどあるのがバーベキュー台。

オーストラリア人にとってバーベキューは日常茶飯事で、週末は市内・郊外問わず各所の公園で食材を持ち込みバーベキューを楽しむオージーたちの姿が見られます。

▼手前がバーベキュー台、奥が公衆トイレ

オーストラリアならではの看板や森を楽しみながら登る

公園を過ぎ、適度なアップダウンを繰り返しながら道なりにしばらく進むと、再び坂の入り口に。
ここから2.2kmは平均勾配9.0%の坂道が続く “Mt.Coot-tha Back” と呼ばれる区間になり、ふんばりどころです。

▼野生動物保護、コアラやカンガルー飛び出し注意の看板はオーストラリア各地でよく見かけます。


▼ハイカー、自転車、それから馬に注意!?

▼急な下り坂で先が見えないため、注意を促すCREST(頂上)の看板

誰が書いたのかは定かではありませんが、要所要所にキロポストが路面に書かれているので、ペース配分の目安にもなります。

▼1000m地点を表す路面の書き込み

2.2kmのセグメントを走り切り、ゴールの展望台に近づくにつれて、木々の間から空高くそびえる鉄塔が目に入ってきます。

Mt.クーサはブリスベンの主要なTV局・ラジオ局の電波基地にもなっており、各社の電波塔やパラボナアンテナが次々と現れます。

▼青空にそびえ立つ電波塔は迫力があります。

アップダウンを繰り返しながら平均勾配8〜9%の坂を黙々と漕ぎ進めていきましょう。

展望台手前の駐車場〜ラウンドアバウト(ロータリー)に差し掛かったらゴールはもうすぐ。
ラスト600m、平均勾配8.6%をふんばって、頂上へと向かいます。

ラウンドアバウトは車・自転車問わず中にいる人が優先。
注意して反時計周りで右折しましょう。

展望台から絶景を眺めながらコーヒーブレイク

ゴールの展望台に到着です。
展望台にはサイクルラックも昔から常設されており、サイクリストが日常的にどれだけ多いかを物語っています。

なお、市バスも展望台まで通っているので、自転車ではちょっと…という方は、公共交通機関でのアクセスも可能です。

展望台からはブリスベンの街中をゆったりと蛇行するブリスベン川の様子はもちろん、晴れていれば遠くにモートン湾まで見渡すことができます。

また、Mt.クーサ展望台は夕焼け、夜景スポットとしても人気です。
ぜひ昼間は自転車で、夜はドライブで訪れてみるのもよいですね。

展望台エリアにはカフェとレストランがあり、テラス席では雄大な景色を眺めながらコーヒーや食事を楽しめます。

▼この日は温かいカフェモカとフラットホワイトでほっと一息。

ダウンヒルの後はレガッタ・ホテルでステーキランチ

カフェで一息ついたら下山です。展望台からは南回りコースで下ること約2.6km。

オーストラリアでは車だけでなく自転車もスピード違反の取締対象なので、スピードの出しすぎに注意しながら安全に下りましょう。

下りきったら、プラネタリウムのある駐車場〜ボタニックガーデンを素通りし、車道の上にかかる自転車・歩行者専用の歩道橋を渡ってリバーサイドへと向かいます。

▼オーストラリアの多くの歩道橋はスロープ・屋根付きで、個性的なデザインのものが多いです。

目的地は約2.5km先、ブリスベン川沿いにあるレガッタ・ホテルです。

レガッタ・ホテルは1874年創立の老舗レストラン。レストラン、カフェ、ファンクションルーム、バー、ポーキー(日本のスロットのようなもの)を備えた建物になっています。

▼白いクラシカルな外装が印象的です。

▼道路を挟んだホテルの向かい側には、ブリスベン川沿いにサイクリング道が整備されています。

ちなみに、オーストラリアでは「ホテル」と言っても、必ずしも宿泊施設を備えているわけではなく、お酒を提供するレストランに「ホテル」と名の付いているところが多くあります。

レガッタ・ホテルの内装にはブリスベン川でもよく見られるレガッタのオールが随所にあしらわれています。

▼テラス席のカフェスペースにはバイクラックもあるので、安心して食事を楽しむことができます。

▼愛犬の散歩途中に立ち寄るお客さんも多いようです。

▼テラス席そばには、世界各都市で展開拡大中の電動シェアスクーター “Beam” も停めてありました。

この日はテラス席でステーキサンドイッチを注文。
バゲットに肉厚の Wagyuステーキが挟まれ、ジューシーで食べごたえのある豪華なサンドイッチを堪能しました。

オーストラリアのレストランではよく ”Wagyu” の文字を見かけますが、これは日本から輸入した「和牛」というわけではなく、日本の「和牛」の血を引くオーストラリア産の牛のこと。

オーストラリア国内ではアンガス牛、ヘレフォード牛など複数の品種が育てられていますが、中でも Wagyu は風味があり味わいがよく、脂と赤身のバランスがよいブランド牛として人気です。ライド後のご褒美、エネルギーチャージにもぴったりの Wagyu、ぜひオーストラリアに来たら一度ご賞味ください。

▼ボリューム満点でジューシーな Wagyu のステーキサンドイッチ。

あわせて立ち寄りたいMt.クーサの観光スポット

Mt.クーサの魅力は展望台だけではありません。庭園やプラネタリウムなど子供から大人まで楽しめる文化施設も盛りだくさん。時間があればぜひ合わせて訪れてほしいスポットを2つ紹介します。

①ブリスベン・ボタニック・ガーデンズ  Mt.クーサ

1976年に開園したブリスベン市営の庭園で、入場料は無料です。56ヘクタールの広大な敷地には、珍しい亜熱帯植物を育てるドーム型温室や日本庭園などがあり、さまざまな植物を見ることができます。

庭園内には大きな池もあり、ピクニックやウェディングフォトの撮影スポットとしても人気です。庭園というより大きな公園と言った方がしっくり来るかもしれません。

▼池の周りでは野生のカルガモやオセアニア・ウォーター・ドラゴンも観察できます。

②サー・トーマス・ブリスベンプラネタリウム

1978年に開館したブリスベン市営のプラネタリウムです。
人類の宇宙探索の歴史などさまざまな展示もあり、家族連れでにぎわうスポットです。

わざわざオーストラリアまで来てプラネタリウム?と思うかもしれません。ですが、南半球ならではのSouthern Cross(南十字星)や、Milkey Way (天の川)の解説を聞くと、北半球とは違った夜空の見え方がわかり、オーストラリアの星空の魅力に気づくことができますよ。

※プラネタリウム鑑賞は大人10〜12AUDドル 子供6〜8AUDドル(3〜14才)(※料金はプログラム内容により異なります)。

コース紹介

まとめ

サイクリングやトレッキングといったアクティブな運動から、ピクニックやバーベキューなどリラックスした食事まで、アウトドアをして過ごすことが多いのがオーストラリアの週末のスタイルです。

ブリスベン川沿いのサイクリングコースで主要観光スポットを回ったら、次はMt.クーサに登り街を見渡してみてください。
達成感と共に景色が目に焼き付き、忘れられない旅の思い出がまた一つ増えることでしょう。

執筆:Ayaka

2011年に社会人になると同時に始めた自転車で「自転車×旅」の魅力にハマる。
ニュージーランドでのワイナリーロードレース、タイの寺院巡り、ドイツ古城巡り、インドネシアでの遺跡巡りなど世界各地で自転車旅を催行し、その様子を雑誌『Cycle Sports』に寄稿。
2017年には自転車ツーリズムを探究しにオーストラリアへ留学。現地の様子を『Cycle Sports.jp』にて『G’day, Australia! 〜ブリスベンからの自転車だより』として1年間連載。帰国後は英語教材編集者の傍ら、自転車イベントで通訳・MC・PR担当等を務める。
2022年4月、オーストラリア クイーンズランド州ブリスベンへ移住。
座右の銘は「好きにまみれろ、夢中で生きろ」。

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【茨城県】牛久市でカッパ探しの約16kmサイクリング

【茨城県】牛久市でカッパ探しの約16kmサイクリング

牛久市は関東平野に現れる高さ120mの牛久大仏が有名な街ですが、実は「カッパ」の街でもあるんです。
牛久の街と歴史を知るカッパ探しの約16kmサイクリングに行ってみました。

牛久市とは

茨城県の南部に位置する街。東京都心から50㎞圏内にあり、JR常磐線や圏央道が通っています。

人口は約8.5万人で、市東部には全国的にも有名な牛久大仏があり青銅製立像としては世界最大を誇り、観光客も多く訪れます。また、牛久という地名の由来は諸説ありますが、地元の伝説では「牛を喰う沼」ということから牛久になったと言われています。他にも、市内にある牛久沼にはかっぱ伝説が残っています。

7月には「うしくかっぱ祭り」も開催されています。

JR常磐線「牛久駅」

スタートは「JR牛久駅」東口。人の往来が多くありました。
ロータリーの側には、第72代横綱稀勢の里(荒磯親方)の手形がありました。
牛久市はゆかりの地の1つだそう。

横綱に昇進した際、東口で優勝パレードが行われました。

手を合わせてみると、大きさがよくわかります。撮影をしたところで、かっぱを探しに出発。

まずは河童の絵を数多く残したとされている小川芋銭記念館へ行って河童の情報を集めることにしました。
駅から南西へ街中を抜けて住宅街を進んでいきました。

案内版がありました。

「河童碑」と彫られた石の道しるべも。案内に従って静かな住宅街を進んでいきます。

途中「かっぱの里散策コース」という大きな看板を見つけました。記念館は牛久沼のほとりにあるようです。

竹林の先に記念館があるようです。木陰は涼しく敷地内のベンチには地元の人がいました。

小川芋銭記念館「雲魚亭」

小川芋銭が最晩年を過ごした居宅兼アトリエとして建てられたのが「雲魚亭」です。芋銭は明治から昭和初期にかけて活躍した日本画家で、河童の絵を多く描いたことから「河童の芋銭」といわれています。
また、記念館は昭和初期に建築されたもので当時の姿をよく残していることから市指定文化財に指定されています。入場は無料。土日祝日は室内も公開されています。

玄関から入りガラス戸の廊下を歩きながら、芋銭作品の複製や画材などを見ることができます。
また、芋銭の「河童百図」などを自由に閲覧できます。

管理人の方と話しをすることができましたが、芋銭が住んでいた当時は雲魚亭から牛久沼を眺めることができ、昔の牛久沼の景色は素晴らしかったそうです。

自然豊かな土地で河童伝説は生まれたんですね。

そして記念館のすぐ近くに「かっぱ松」がありました。牛久の河童伝説の1つが書かれていましたよ。

芋銭の石碑もありました。

そしてほど近くには「河童の碑」。河童伝説にある牛久沼を目指してカッパを探します。

途中、原風景を眺めながらのサイクリングは気持ちよかったです。

牛久沼

小貝川に繋がっている牛久沼は、周囲約25㎞で牛久市、龍ヶ崎市、取手市、つくば市に接しています。
筑波山や富士山を望むこともできるとか。風光明媚なこの場所で河童伝説が語り継がれています。
「牛になった小坊主の話」では牛を喰った沼から牛久沼とついたと言われています。他にもあるのでぜひ調べてみてくださいね。稲荷川が流れる三日月橋にカッパを発見。寂し気にうつむいているように見えますね。

牛久市観光アヤメ園

三日月橋から見えるところに「牛久アヤメ園」があります。6月中は見ごろを迎えるため多くの人が訪れていました。
駐車場となりのお手洗いのある建物は、見晴らし台にもなっていました。

総面積8000㎡の敷地にアヤメ、ハナショウブなどが咲きます。また、春には稲荷側のほとりの桜並木が見られるそう。
園内を歩いてみるとカッパの背中が見えてきました。

大小のカッパが並んで座っていました。アヤメを静かに眺めているようでした。

違う場所には小さなカッパが犬と戯れている様子も。犬に何か語り掛けているようにも見えます。
次は街へ向かってカッパを探しに行きます。

手作処かっぱ本舗

住宅街を抜けて国道6号沿いに見えてきたのが「手作処かっぱ本舗」。河童伝説にあやかり「手作処かっぱ本舗」と名づけられたそうです。

お煎餅や落花生などが並ぶ広い店内には、テーブルとイスもあり店内で食べられるようになっていました。
店主と話しをしながら、購入した「茨城県産メロンあいす」「落花生だんご」牛久市観光協会のマスコットキャラクターかっぱのキューちゃんが描かれた「キューちゃんせんべい」をいただきました。

メロンのさわやかな味が気分もさっぱりさせてくれました。

落花生の餡はしつこくない甘さで美味しかったです。何より団子がもちもち。

牛久のお土産にもぴったりな煎餅です。
店主にカッパを探していると話したところ、店の裏通りのシャッターアートにカッパが描かれていること、駅近くの歩道橋にカッパがいること等を教えていただきました。

牛久談議に花を咲かせたところでカッパ探し再開。店から出て裏手をみるとシャッターアートがありました。

可愛らしいカッパ達が人と戯れている様子が描かれていました。そして駅方面に向かっていきます。

日時計

牛久駅東口交差点の近くに歩道橋があります。自転車を押して登っていくと、大きな日時計がありました。

日時計の足元にぽつんとカッパが座っていました。

休憩しているように見えました。 

サイトウコーヒー

日時計から300mほどのところにある「サイトウコーヒー」。
モダンな建物の店先にはサイクルラックがありました。中に入るとカウンターとテーブル席があり、常連客も訪れていました。

テーブルにもカッパがいました。まずは、こだわりのコーヒーをいただくことに。

名前に惹かれて注文したのは「横綱ブレンド」。しっかりとコクとほんのり甘味のあるコーヒーでした。

お目当ては「カッパフェ」。15時から18時までの提供になっています。

抹茶アイスにクッキーでカッパの頭のお皿を表現しています。
アイスの下にはシリアルやコーヒーゼリーも入っているので食べ応えもありました。

そして偶数月ごとに限定味のカッパフェを出しています。
6月はマンゴーシャーベット。どちらも可愛くて食べるのをためらってしまいます。
限定味を求めて偶数月にまた足を運びたいと思います。

その後カッパのマンホールを探しに牛久シャトーへ。

1903年日本初の本格的ワイン醸造場としてできた牛久シャトー。
赤レンガ造りは明治時代の西洋建築で風格が現れていますね。レストランやショップ、ミュージアムなどがあります。

牛久シャトーの前の通りにかっぱのキューちゃんのマンホールを発見。
駅に戻りカッパ探しサイクリングを終えました。

コース紹介

まとめ

牛久の街を知ることができた約16㎞のサイクリングになりました。
地元の方と話す機会があったことも、街への想いを聞くことができ良かったです。それぞれの街にあるものを探しながらのサイクリングはイベント感もあり自転車に乗りなれていない人でも楽しめると思いました。
その土地を知ることで思い出深いサイクリングになりますよね。

執筆:水越恭子

茨城県出身。地元ラジオ局でリポーターをしていた頃にロードバイクを購入。公私ともに自転車を楽しんでいる。現在はフリーランス。SNSで茨城サイクリングの魅力を発信。自転車のさまざまな楽しみ方を研究中!現在は、行方市自転車活用推進会議委員を務め、行方エリアテレビ「なめテレ」に出演し自転車で市内をめぐりレポートし放送している。

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【山梨県】山中湖周辺にある3つの峠と東京オリンピックのモニュメントを巡る62kmのコースを紹介

サイクリングマップ「TABIRIN_04_道志みち〜山中湖周辺〜」の中で紹介している「山中湖と3つの峠巡り」を実際に走った62kmのサイクリングをご紹介します。

山中湖と3つの峠巡り

さらに東京オリンピックの自転車競技に関わった自治体が、それぞれの記念碑&モニュメントを設置したので、コース近くの記念碑もセットで巡ります。

富士山駅から山中湖へ

スタート&ゴールは赤い鳥居の富士山駅

富士急行線富士山駅は富士山観光の玄関口となる駅だけあり、駅構内も富士山関連のお土産などが豊富に揃っています。お土産は戻って来たら買うとして、赤い鳥居をくぐってサイクリングスタートします。

※富士山駅周辺にはコインパーキングや駐車スペースが少ないので車で来る場合は注意してください。近くの河口湖周辺には駐車スペースがあります。

走り出してすぐに「金鳥居(かなどりい)」という大きな鳥居も出てきます。
かつては富士山信仰の入口と考えられていた鳥居で「一の鳥居」とも呼ばれています。
鳥居の間から見える富士山も素晴らしいですよ。

しばらくは市街地を走るので車に注意しましょう。

赤富士通りから鐘山通りに入ると緩やかな上りになります。鐘山通りでは、正面に富士山が見えるので坂もあまり苦になりません。

国道138号に合流して「忍野入口」交差点を左折します。
左折すると一気に自然豊かな風景に変わり、車の交通量も減るのでホッと出来るでしょう。

水の透明度が素晴らしい忍野八海

有名な観光スポットの忍野八海に立ち寄ります。以前は外国人観光客でごった返していた場所ですが、今はまだ団体ツアーが戻っていないので、少し落ち着いて観光できます。

とにかく水の透明度に感動しますよ。
ここで湧き出している名水は、自由に飲むことも出来ます。何ヶ所か飲める場所があるので試してみよう。

山中湖花の都公園からの富士山

真っ直ぐにのびた県道717号を走ると、緑のトンネルが続き山中湖花の都公園に到着。
道路際の花畑・農園エリアでは季節の花と富士山の絶景を無料で楽しめます。

春はチューリップ、夏はひまわり・ポピー、秋はコスモス・蕎麦の花など冬期以外の季節の花畑と富士山のコラボを楽しめるフォトスポットです。

この日はまだ菜の花が咲いていました。関東の平野部とは1〜2ヶ月ほど花の時期がずれている感じです。

山中湖と白鳥

花の都公園の桂川沿いに続くサイクリングロードを走っても山中湖に行けます。
車は入ってこないですが、道路のつなぎ目が凹凸があり走りにくい所もあります。

一般道を行く場合は、交差点「花の都公園入口」を左折して少し走ると山中湖が見えて来ます。

一気に先に進みたい場合は県道マリモ通りを走ると速いですが、のんびり楽しみたい場合は、山中湖沿いに整備された富士吉田山中湖自転車道線がオススメです。

山中湖畔には1年中、白鳥の姿を見ることが出来ます。
また、東京オリンピックの中継で全世界に発信された白鳥観光船も見ることが出来ます。
あの白鳥の空撮映像は世界中が注目してSNSでも話題になりました。

富士山が見えるカフェで休憩

山中湖の畔に富士山を眺めながらお茶出来るカフェ「THE PARK山中湖店」があります。
ふわふわのオリジナルパンケーキやベーコンエッグなどを添えた食事メニューもあります。
このあと飲食店が少なくなるので、少しお腹に入れてパワーチャージしておきましょう。

山中湖交流プラザきららのモニュメント

2021年に行われた東京オリンピック自転車ロードレースの記念碑&モニュメントを設置した市町村がいくつかありますが、コースの一部になった山中湖村も「メモリアルモニュメント」をいくつか設置しているので立ち寄ってみよう。
自分の自転車を置いて撮影出来るタイプなので、良い記念写真になりますね。

山中湖村観光案内所前の丁字路から県道729号に入り、いよいよ上りが始まります。
左側の国道413号に入ると道志みちに進むので注意!

パノラマ台から三国峠と明神峠へ

山中湖と富士山のコラボ絶景

パノラマ台までは比較的ゆるやかな上り。
林の奥に何かを発見。よく見ると鹿の群れでした。この辺りは鹿が多く、たまに道路にも出てきたりするようですよ。

パノラマ台手前の大きなヘアピンカーブでは、駐車場への車の出入りが激しいので気を付けましょう。展望台から見る富士山と山中湖は最高です。

三国峠と明神峠の勾配18%を体感しよう

この県道山中湖小山線は、東京オリンピックで選手が実際に走ったルートです。
この場所は、山中湖版オリンピックポスターにも使われたフォトスポットです。

選手は今回のルートと逆周りに御殿場側から上って行くルートだったので、坂がもっとキツかったようですよ。

ピークの駐車場脇に三国峠の小さな峠看板があります。三国峠を越えると下りに入ります。

途中の明神峠に出てくる勾配18%の看板を見て、選手の凄さを感じながら下る事ができるでしょう。私は御殿場側から上りたくありませんが、御殿場側から上ってくるサイクリストと多くすれ違いました、凄い!

富士スピードウェイとモニュメント

坂を下って丁字路を右折。しばらく走ると富士スピードウェイの東口が出てきます。

自転車競技(ロードレース・個人タイムトライアル)の会場になった富士スピードウェイ西口にも記念モニュメントが設置されています。

西口に向かう手前に、海外のロードレース中継でよく見かける「ラウンドアバウト」がありました。グルッとまわって走るのが楽しいです。

富士霊園の先にある御殿場市上柴怒田地区のモニュメントは自分の自転車を置いて写真を撮るタイプです。

東口本宮冨士浅間神社でお参り

須走通りの記念碑

しばらくダラダラとしたアップダウンの繰り返し。地味に足がダルくなります。
須走通りにもオリンピック記念碑があります。

東口本宮冨士浅間神社

須走通りの記念碑を過ぎると、大きな鳥居が見えてきます。
自転車ラックもあるで、ゆっくりと境内を散策してお参りしておきましょう。

この神社は、平安時代初頭(802年)に富士山東麓が噴火した際、鎮火の祈願を行ったと伝えられています。

境内中央の随神門前にある狛犬は、富士塚を模した岩場で獅子の子落としの様子を描いた珍しい狛犬なのでチェックしてみましょう。
背の高い木々に囲まれて、周りより気温が低い感じで気持ちが良いです。

富士山に一番近い「道の駅すばしり」

須走道路の須走インター近くにある「道の駅すばしり」で大休憩します。
1Fはお土産屋やソフトクリームなどを買える売店があり、2Fにはレストラン「ふじあざみ」と「足湯すばしり」があります。

この日は暑かったので冷やし中華にしました。
稲荷寿司がセットになったボリューム満点のランチです。

籠坂峠を越えて山中湖の巨大自転車モニュメント

道の駅から国道138号を走って籠坂峠に向かいます。ここは交通量が多いので気を付けて走りましょう。
ピークの籠坂峠には峠名の由来になった「加古坂神社」がありますよ。

坂を下ると山中湖に戻ります。
湖畔の丁字路には、東京オリンピック自転車コースのモニュメントがあります。
今までとは違うロードバイクを模したモニュメントで、自分の自転車を並べてみると大きさが良く分かります。

実際に跨がることが出来るモニュメント

山中地区明神交差点近くの自転車モニュメントは、ほぼ実寸大です。
跨がって記念撮影できる珍しいタイプ。
3台のロードバイクが並んでいるので、仲間と並んで写真を撮ると楽しそうです。

戻りは国道か県道か自由に選んでOK

「道の駅富士吉田」に寄り道

山中湖から富士山駅に戻るルートは、国道138号で一気に駆け抜けるか、来た時の県道を走るか選べます。国道は車が多いので注意して走行しましょう。

鐘山通りに入る所に道の駅富士吉田があります。
ゴール地点が近いので簡単なお土産を買ったりしても良いかもしれません。

敷地内にはモンベルの大型店もあるので覗いてみるのも楽しいですよ。

富士急行線「富士山駅」に戻って終了

鐘山通りから赤富士通りに入ると、すぐに「富士山駅」です。
赤い鳥居に戻って来て終了です!

コース紹介

まとめ

山中湖を中心に、東京オリンピックのルートや記念碑&モニュメントを巡るルートを走ってみました。
そこそこ坂もあり、走りごたえがあるので走った後に達成感を感じられると思います。
実際に選手が走ったルートを逆からですが走ってみて、改めて選手の凄さなどを感じられるサイクリングになったと思います。
モニュメントで自分の自転車と写真を撮るのは良い記念になりました。

自転車の後に入る日帰り温泉施設

山中湖周辺の日帰り温泉施設を紹介します。山中湖村西部にある「山中湖温泉 紅富士の湯」は国道138号沿いにあり人気が高い施設です。
露天風呂から富士山が眺められるのが最高です。もうひとつは山中湖東部にある「山中湖平野温泉 石割の湯」です。やや奥まった場所にあり、木製ドーム型の施設で木のぬくもりを感じられます。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

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暑い夏は無理せずに、標高が高くて涼しい白樺湖から“のんびりヒルクライム”で標高2093mの大河原峠に行き、あとはグルッとまわって白樺湖へ戻るという避暑地高原サイクリングです。

白樺湖の無料駐車場

白樺湖周辺の観光用駐車場

まず車で白樺湖畔に向かいます。
遠征したときに近くに駐車場があるかどうかが悩み所ですが、白樺湖畔には観光用無料駐車場が何ヶ所かあります。今回は南白樺湖駐車場からスタートします。
近くに公衆トイレと日帰り温泉施設があるのがポイント高いですね。

自宅のある関東は朝から蒸し暑かったですが、さすが標高1400mの白樺湖周辺は気温が関東より10℃ほど低くて快適です。

ミニレマン湖の黄色い花

湖畔を半周してローソンの裏にあるミニレマン湖に着くと、湖面に黄色い花が咲いています。スイレンに似た浮葉の黄色い花は、準絶滅危惧種のアサザです。
近くの「池の平ホテル&リゾーツ」が管理しているそうです。
夏から秋にかけて咲くようなので長く楽しめますね。

ビーナスラインで女神湖へ

ローソン前の道からビーナスラインに入り、上り坂が始まります。前半は少し斜度がキツいので気合いを入れて上りましょう。
道の途中に「鹿注意」の道路標識がたくさん出てきます。道路の路面にまで描いているのは初めて見ました。

女神湖で休憩

「蓼科牧場」交差点手前の女神湖通りを左折して女神湖へ。
標高約1500mの女神湖に来ると、さらに風が冷たく心地よいです。

女神湖センター近くに気になる看板を発見しました。
“女神湖は勝利の湖と呼ばれ、忍耐力と意思が強くなる…”
これは自転車レースなどに出ている人が来るべき場所なのでは?

女神湖センターの奥には女神湖自然園があり遊歩道を散策するのもオススメ。

蓼科スカイラインを走る

蓼科牧場ゴンドラリフト乗り場前を通過し、蓼科スカイラインを走ります。
ビーナスラインより車が少なくなり、斜度も緩やかで走りやすいです。
かつては有料道路だった夢の平スカイラインは、現在は無料で林道夢の平線という名称になっています。

少し上ると眼下に、先ほどまで居た女神湖が見えてきます。さらに奥には北アルプスの穂高連峰が望めます。ツンと尖った山は槍ヶ岳ですね。

御泉水自然園ビジターセンターで休憩

しばらく上って行くと御泉水自然園の駐車場が見えてきます。
女神湖近くの蓼科牧場ゴンドラリフトに乗ると、この奥にある女神のテラスまで来ることが出来ます。ゴンドラに乗ると約5分らしいですが、自転車だと結構かかりました。
ビジターセンターにはトイレと自動販売機があるので、少し休憩しましょう。
ここから大河原峠までは8kmです。

御泉水自然園から少し下ってから上り返した場所に蓼科神社奥宮一ノ鳥居があります。
蓼科山の登山口にもなっているようで、駐車場には車がたくさん止まっていました。鳥居を過ぎると、約2kmの緩い下り坂です。

さらにY字の右手に行くと道幅が狭く荒れた路面になってくるので走行に注意しましょう。
だんだんと視界が開けた場所も増えてきました。

兜巾の岩と切り通し

人気の無い道を進むと「兜巾の岩」という場所に出ました。
兜巾(トキン)とは山伏や天狗がかぶる帽子の事です。
木々が茂って全体は見えませんが、兜巾の様な形をした岩山という事でしょうか。
約5分で登る事ができるようですが、自転車用シューズでは危ないので止めておきます。
また機会があれば登ってみたいですね。
その代わり…というか、少し進んだ場所に、立派な岩の切り通しがあったので満足です。

標高2093mの大河原峠に到着

進行方向から左奥前方に赤い屋根の建物が見えてきました。その建物のところが大河原峠です。遠く感じますが距離としてはもうすぐ。
峠の手前でふと横を見ると、巨大なパラボラアンテナが見えます。JAXAの深宇宙調査用のアンテナです。佐久市から蓼科スカイラインを走ると、すぐ近くを通るようですよ。

遠くから見えていた赤い屋根は「大河原ヒュッテ」という山小屋でした。
ここから登山をする人達が利用するようです。

駐車場の脇に立派な峠看板があるので、記念撮影しましょう!

黒い雲が湧いてきたので急いでUターン

ここから先に進むと佐久市へ抜ける事が出来ますが、今回はここでUターンです。
先ほど休憩した御泉水自然園まで戻ります。

もともと予定では御泉水自然園に戻って、自然園を散策して女神のテラス1830まで行こうと思いましたが、途中大粒の雨が降ってきて悩みます。
今の時期、突然の雷雨などがあるので油断できません。

晴れてきたので女神のテラス1830へ

ビジターセンターに着くと雨は止み晴れてきました。今のうちに散策しておこうと自転車ラックに自転車を置いて入園します。入園料は大人600円です。

ビジターセンターから伏水湿原植生エリアの木道を歩きます。
背の高いカラマツの間を歩くとカッコウの鳴き声が聞こえてきます。
女神のテラス1830まで歩いて10分程ですが、木道や砂利道を歩くので歩きやすいシューズの方が良いでしょう。

女神湖を見下ろすテラス席

ゴンドラリフトの山頂駅にある女神のテラス1830には、自由に使える椅子とテーブル、ハンモックなどがあります。パンなどを持ってきてここで食べるのも良いですね。

近くには恋人の聖地の「幸せの鐘」と御柱祭で使用された「御柱」があります。

女神湖で美味しいお蕎麦

ビジターセンターに戻り、女神湖まで下りてきたら遅いランチにします。
女神湖近くにある「そば処せんすい」で「せんすいセット」を頂きます。長野県産そば粉100%使用しているとの事で、つるっとしたのど越しが最高です。

夕陽の丘公園からの眺め

ビーナスラインを走り夕陽の丘公園に向かいます。
この時は小雨が降ったり止んだりして薄暗かったです。
カーブを曲がると、視界が開けた場所が出てきます。ここが夕陽の丘公園ですね。
遠くの山々まで見渡せるのですが、あいにくの曇り空…時間的に夕陽もありませんが一息つくのにはちょうど良いポイントです。

鹿の群れと遭遇

丁字路に出たら右折します。真っ直ぐ伸びた下り坂で気持ちが良いです。
途中、林の奥に鹿の群れを発見しました。立派な角の鹿がジッとこちらの様子を見ているのが分かります。

白樺湖に戻ったら温泉へ

坂を下ると白樺湖に到着です。車に戻ったら、すぐ隣にある「白樺湖温泉すずらんの湯」で汗を流しましょう。

※茅野市のHPに「温泉入浴割引券」があるのでプリントしておくと100円引きになります。

コース紹介

▼白樺湖温泉すずらんの湯
https://www.city.chino.lg.jp/soshiki/kankou/276.html

まとめ

佐久市側から蓼科スカイラインで大河原峠を目指すと、標高差もありキビシイのですが、今回のように標高が高い場所からスタートすれば標高の高い場所を目指すサイクリングも楽しめます。平地が暑い夏には特にオススメです。

自転車で行ける標高2000m越えの場所という図を作成しておきました。

今回行った大河原峠は8番目の場所です。興味がある方は、この夏に2000m越えの場所を目指してサイクリングを計画してみてはいかがでしょうか。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

【群馬県】万座温泉から標高2305mにあるパン屋さんと峠をめぐる40kmのコースを紹介

【群馬県】万座温泉から標高2305mにあるパン屋さんと峠をめぐる40kmのコースを紹介

サイクリストなら1度は行ってみたい渋峠や毛無峠(けなしとうげ)ですが、長野原草津口駅や草津温泉から上るのは大変そう…。
そんな人にオススメなのが万座温泉の駐車場から渋峠と毛無峠をまわる今回のコースです。万座温泉は標高1800mで、渋峠は標高2172mですので、下から上るよりは大分楽だと思います。

万座温泉の無料駐車場

万座温泉から国道にむかう

万座ハイウェー終点の万座バスターミナルにある無料駐車場からスタート!
温泉街を走ると、あちこちから温泉の湯気が立ちこめて硫黄の香りが漂っています。スタート直後の万座三叉路までの上りが今回の中で一番キツいエリアですが、まだ足がフレッシュなので頑張って上りましょう。

国道に合流すると絶景が待っている

国道292号に合流して左折。少し上ると、先ほど上ってきた万座温泉からの九十九折りが見えます。もうこんなに上ってきたのか〜という気持ちになりますよ。

少し進むと真っ直ぐに伸びる道が見えてきます。ここは山田峠で、天気が良くても風が強く吹くエリアです。
天候が悪い時は自転車ごと飛ばされそうになるほどの風が吹きますが、比較的穏やかな天気で最高の景色を堪能できました。

日本国道最高地点に到着

大きなカーブをいくつか曲がっていくと、日本国道最高地点の碑に到着します。ここで既に標高2172mあります。夏でもヒンヤリする事がありますよ。

碑の前は記念撮影の人気スポットなので、混んでいると順番待ちをするほど。
ここは戻りにも通るので、先に進みます。

緩い坂を下ると県境の宿「渋峠ホテル」に着きました。群馬県と長野県の県を跨いだ珍しいホテルで、駐車場に描かれた「ぐんま/ながの」の文字が面白いですよ。

長野側に少し下ると北アルプスが見えるポイントもあります。

渋峠ロマンスリフトで横手山頂ヒュッテ

渋峠に自転車を置いて、渋峠ロマンスリフトに乗ります。リフトに乗れば標高2305mの横手山山頂も楽々です。

ちなみに横手山ドライブイン側から横手山スカイレーターとリフトを乗り継いで来る事も出来ますよ。
眼下に雲が流れていくのが見え、気温も一気に下がって肌寒いくらいです。持ってきた上着を着込みます。

ランチは雲の上のパン屋さん

横手山頂ヒュッテの「雲の上のパン屋さん」では絶品ボルシチと焼きたてパンを頂きます!
標高が高いとパン作りが大変らしく、研究を続け試行錯誤を続けているとか。

そんな美味しいパンに合うのは野菜と肉がたっぷりのボルシチです。涼しい山頂でいただく暖かいボルシチは最高ですよ。

日本国道最高地点到達証明書

県境の宿「渋峠ホテル」のフロントで日本国道最高地点到達証明書というカードを購入する事ができます。絵柄は何種類かあり選べます。

2021年9月から販売が開始された「ろんぐらいだぁすとーりーず!」をチョイス。限定2000部で用意されていて、残りは400部ほどらしいので欲しい人は無くなる前に買いに行くのをオススメします(2022年7月現在)。

日本国道最高地点の碑がある横から、芳ヶ平湿原が見えます。赤い屋根の建物は芳ヶ平ヒュッテです。いちど歩いて近くまで行ってみたいものです。

来た道を戻り、九十九折りの万座道路を下っていきます。朝苦労して上った道も下りではあっという間ですね。

万座温泉を通過して、県道466号に入ります。今までの国道と違って車もバイクも少なくなり寂しい雰囲気です。

万座峠から先ほどまで居た横手山が見えます。グルッと大きくまわって走ったのが視覚的に分かるのが面白いです。

毛無峠に到着

三叉路から県道112号に入ると、路面も荒れてされに寂れた雰囲気に…。そんな雰囲気も毛無峠に向かう気持ちを盛り上げてくれます。

徐々に山の樹木が減り茶色い地肌がむき出しの山が見えてくると毛無峠に到着です。SNSで見たことがある群馬県の看板や遭難多発区域の文字にテンションが上がります。

毛無峠も山田峠と同様に風が強いエリアです。晴れていても強風が吹くことも。

破風岳まで登ってみる

自転車を置いて破風岳に登って上から毛無峠を眺めてみます。破風岳まで約30分のプチ登山です。歩きやすいシューズで来るのをオススメします。

上から見る毛無峠は、人の気配が無く、どことなくSF映画や異国の雰囲気を感じられます。

さびれた索道鉄塔

毛無峠から立入禁止エリア側には小串鉱山跡があります。
昭和30年代の最盛期には月に約2000トンもの硫黄を生産していたらしく、人口も1500人程居た事もあったとか。今見るとそんな気配はまるで無く、ひっそりとしています。

山に残された索道の鉄橋から、最盛期の雰囲気を想像してみるのも良いかもしれません。

万座温泉に戻って温泉へ

来た道を戻り万座温泉まで走ります。
途中「落石注意」の標識がボロボロになっていて、実際に落石があったのか?とヒヤヒヤします。

万座温泉の駐車場に戻ったら、あとは温泉に入って汗を流しましょう。
独立した日帰り入浴施設はありませんが、各ホテル・旅館の温泉に入ることが出来ます。

コース紹介

▼万座温泉観光協会
https://www.manzaonsen.gr.jp/onsen/

まとめ

渋峠や毛無峠はハードルが高いと思っている人に気軽に楽しんで貰えるルートを考えてみました。下から上るよりは気持ち的にも楽なので、のんびり絶景を楽しめると思います。

真夏でもかなり涼しく山の天気は変わりやすいので、防寒着や雨具の用意をお忘れ無く。

執筆:小曽根彩

大分県出身、埼玉県在住。
地図やガイドパンフのデザイン制作事務所「オゾングラフィックス」スタッフ。
埼玉県奥武蔵エリアを中心に、四季の景色や美味しい物を求めて自転車を楽しんでいます。

 

【大阪府】堂島公園~大阪北港マリーナ 15km 夕暮れサイクリング

【大阪府】堂島公園~大阪北港マリーナ 15km 夕暮れサイクリング

日差しの強い夏の午後、シェアサイクルを利用した初めての市内サイクリングを楽しんできました。堂島公園から大阪北港マリーナまで、15㎞の自転車散歩の様子をお届けします。

堂島公園にある大阪バイクシェアで自転車をレンタル

市内サイクリングには大阪バイクシェア(ドコモのシェアバイクサービス)の自転車を利用しました。

堂島公園ポート

自転車を借りる際、カギを開けるための操作を繰り返すこと3台。3台目でようやく解錠できました。
最初の2台は既に予約済、皆さん結構シェアサイクルを利用されているんですね。この辺りだと通勤に利用されているのかもしれません。

自転車はこのようなタイプです。


深い大きめの前かごがついていたので、仕事の荷物も余裕でおさまりました。
通勤の利用にも問題なさそうですね。
シティサイクルタイプの電動アシスト付自転車を持っているのですが、この自転車のほうがインチが小さかったので、どんなものなのかという気持ちで乗り始め、漕ぎ出しに早速アシストを使ってみたところ、見た目とは裏腹にしっかりとしたアシスト力がありました。
坂道が苦手なので、このアシストなら安心してサイクリング出来そうだと、幸先の良いスタートがきれました。
大阪バイクシェアの利用方法など、気になられた方は、以下ご覧になってみてくださいね。

ドコモ・バイクシェア(大阪エリア) 愛称:大阪バイクシェア
WEBhttps://docomo-cycle.jp/osaka/営業時間24時間一部のサイクルポートでのご利用/返却時間に制限があります。詳しくはポートマップでご確認ください。電話番号お問い合わせ運営事務局0570-783-677受付住所有人窓口、多...

ドコモのバイクシェアサービスは全国各地に点在しています。大阪在住じゃないという方も、TABIRINの「旅×自転車情報」 シェアサイクル のページで、お住まいの地域でサービスが提供されているか、調べてみてください。(※情報は随時更新中です)

シェアサイクル 一覧 - TABIRIN(たびりん)
複数のポートがあり、各ポートに乗り捨て可能なシェアサイクル。旅に、日常に役立つ全国のシェアサイクル情報一覧です。

GARB weeksでサイクリング計画を練る

お昼を過ぎた15:00頃。 スタートしようとしたものの、太陽が地面を照りつけていて、既に汗だく、、ということもあり、もう少し日差しが弱まってからスタートすることに。
中之島公園にあるガーデンカフェ&レストラン「GARB weeks」でサイクリングの計画を練りました。

「GARB weeks」 BBQができるテラス席もあります

平日のお昼過ぎということもあり、店内は比較的空いていました。陽の光が差し込む店内で、どこを目指して走るかを談義すること約1時間。

大阪北港マリーナにあるカフェ「ヘミングウェイ」を目指すことに。初めて行くカフェなのでワクワクした気分でお店を出ました。

走り出して間もなく野田南緑道を通る

GARB weeksを出発し、大阪市内を自転車で走りだすこと数分。市内を走る車の横を自転車で走っているということが凄く新鮮で、何だか楽しい気分になっていました。
そうこうするうちに、野田南緑道に到着。安治川沿いを歩いてみました。

人通りも少なくのんびり歩け、涼しい時間帯になってきたので、サイクリング前半の小休憩がとれました。

朝日橋に到着

JR西九条駅を過ぎ、しばらく走ると朝日橋。昔は高層マンションもなかったようで、この辺りの景観は変わったそうです。
川沿いの道も綺麗に補正されているようで、ご近所の方々はここを散歩されるのかなぁと思いながら、橋から見える風景を眺めていました。

綺麗な夕日に癒される

もうすぐ目的地というところで、綺麗な夕日に遭遇。
思わず自転車を止めて堤防から夕日を眺め、綺麗な景色に癒されました。



軽く運動した後の疲労感というのでしょうか、心地よい疲れが感じられ、この後行くカフェでのんびりしたいな、という気持ちに。

大阪北港マリーナ

夕陽に癒されたあとは、目的地カフェ「ヘミングウェイ」へ向かいます。
カフェは大阪北港マリーナにあるとのこと。今まで「南港」はよく耳にしていたのですが、「北港」(ほっこう)もある、ということを初めて知りました。
初めて行く北港の景色をカメラに収めておきました。

「カフェ&ダイニング ヘミングウェイ 大阪北港マリーナ」でディナータイム

いよいよ目的地のカフェへ。ヘミングウェイはオーシャンビューの海辺カフェです。

ヘミングウェイとマリーナ

店内へ入れば、迷わずテラス席へ。
そよ風にうたれながら、お料理を頼み、周りを見渡すと、横のデッキにはなんとプールが。
お料理を待っている間、プール近くの席へ移動し、大阪湾へと沈んでいく夕日を堪能しました。

料理が届いたので、テラス席に戻ります。待ちに待った夕食の時間です。

サルシッチャとミニトマトのパスタ
ハンバーググラタン

アツアツのハンバーググラタン、あっという間の完食でした。
何より、少し運動したあとのご飯ってこんなに美味しいんだと、サイクリングの醍醐味を味わえた気がして嬉しくなりました。
サイクリストの方々がよく言われる、ただ自転車で走るだけじゃなく、「グルメ」というゴールがあると、よりサイクリングが楽しくなる、という言葉を思い出し、なるほどなと感じました。

食後、駅に近いファミリーマート此花島屋店で自転車を返却して、JR安治川口駅まで歩き、電車で帰路につきました。

自転車をポートへ返却

コース紹介

▼GARB weeks

https://garbweeks.com/

▼CAFÉ&DINING HEMINGWAY

https://hemingway-osaka.cafe/

 まとめ

大阪に住んでいながら、大阪市内を自転車で走る、という経験が初めてで、新鮮な気持ちにさせてくれた初のサイクリングは、とても楽しく、また別の場所も走ってみたいな、とワクワクさせてくれるものでした。
ご紹介した大阪市内のコースは、道中ゆるやかな坂もありましたが、大阪バイクシェアの電動アシスト付き自転車でスイスイと坂も走れ、交差点で信号待ち後の、漕ぎ出しの一蹴りも電動アシストのおかげでほとんど力を入れることなく走れました。
大阪バイクシェアを利用した市内サイクリングは、仕事後に少し身体を動かしたい女性にもおすすめです。
シェアサイクルの利用も初めてでしたが、目的地まで自転車で行って、そこで乗り捨てし、帰りは電車で帰る、など色々な状況に対応できるシェアサイクルの便利さも体験できました。
また、シェアサイクルを利用したサイクリングをお届けしますので、楽しみにしていてくださいね。

執筆者:mochi

TABIRIN編集部メンバー。
休日は電動アシスト付き自転車に乗っています。ポタリングをきっかけに、改めてサイクリングの魅力に気づく。その目線ならではのサイクリングの楽しみ方を伝えていきたいです。

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【香川県】鬼ヶ島の観光スポットをレンタサイクルでめぐる旅

香川県高松市にある鬼ヶ島こと、女木島をご存知でしょうか。
高松市の北約4kmに浮かぶ女木島は島の中央部にある鷲ヶ峰山頂に巨大な洞窟があり、その昔鬼が住んでいたと伝えられている事から鬼ヶ島とも呼ばれている島です。

瀬戸内海にある女木島は観光スポットがたくさん

高松港からフェリーで約20分で到着する女木島は海水浴場や松原キャンプ場、鬼ヶ島大洞窟など見どころがたくさん。

女木島はアートの島でも有名で、3年に1度瀬戸内海の12の海と2つの港を舞台に開催される瀬戸内国際芸術祭2022の舞台の1つでもあります。

なかでも鬼ヶ島と言われているだけあり、島の様々な場所に鬼をイメージした石造やアートがちりばめられていて楽しい観光となりました。

女木島の観光スポットはレンタサイクルで巡れる

フェリーを降りてすぐに目に入る、赤い柱が目印の「おにの館」。ここは観光案内所にもなっておりレンタサイクルが出来ます。

普通の自転車もありましたが、「沿岸周辺にあるアート作品だけでなく、鬼の洞窟や展望台までいくなら電動アシスト自転車の方がいい」というスタッフの言葉を聞いて、電動自転車を借りました。

さすが鬼ヶ島!自転車のカラーは勿論レッドで籠のイラストは一台一台違ってかわいい。連休だったのも相まって自転車がほとんど借りられていましたが、奇跡的に借りることが出来ました。ちなみにヘルメットもレンタルすることが出来ます。

海岸に沿ってアートを堪能

サイクリング前に、フェリーを降りた時点ですでに気づいていた1つ目のアート作品「カモメの駐車場」へ。写真では見たことがありましたが本当にカモメがずらっと整列しています。
風の向きによってカモメも方向を変えていてなんとも圧巻でした。調べてみると約300羽いるらしく、びっくりしました。

改めて自転車に乗り出発。電動なので力を入れることなくスイスイ前に進みます。

海水浴場方面へ行ってみようと沿岸沿いを進むとモアイ像とご対面。(ここにもカモメが整列していました)

その先には2つ目のアート作品「20世紀の回想」が現われました。

遠目で見ると舟みたいな見た目でしたが、近づくとピアノで微かに音楽が聞こえてきます。

アートコンセプトは、ピアノから流れる音楽が目の前に広がる海の波の音と呼応しながら旋律を奏でる「ピアノと波のコラボレーション」との事。

晴天で太陽の光に水面が反射しとてもきれいでした。

早くも3つ目のアート作品「瀬戸内カーニバル」へ到着。

古民家の中に尾道の絵本作家による鬼ヶ島伝説を描いた巨大屏風が展示されていました。

目の前でじっくりみる屏風の作品は迫力があり、奥に鬼の顔のイラストがびっしり貼られている部屋もあるのでそちらも見どころです。

女木島名店街で海を眺めてのランチ

女木島名店街へ到着。目の前は海水浴場、近くに松原キャンプ場でテントを張ってくつろいでいる人々でにぎわっていました。ここでのキャンプも楽しそう。

丁度お昼時だったので「UMIYADO鬼旬」でランチを食べました。

なんとカフェメニューには珍しくハモ天丼があったので大好きなカツカレーと一緒にオーダー。梅のソースがハモのうまみを引き出していて最高でした。

女木島名店街のアートたち

UMIYADO鬼旬の周辺にもアート作品が沢山ありました。

「リサイクルショップ複製遺跡」では、スプーンやコップ、置物など、さまざまなものが漆喰壁に埋め込まれ展示してあり、本当に遺跡のようでした。

他にも建物内には沢山のアートがありました。日頃、アートを体感するという事がないので、実際に空間に入って、五感で体験するアートは刺激的でした。

「ガラス漁具店」大量のガラスでできた釣り針がぶら下がっており、自分で作ることもできるとの事。

沢山の人で賑わっていました。

ゆったり街中をポタリング

女木名店街を離れ、アートの中でも気になっていた「女根」へ。

広めの駐輪場があり、ここを拠点に近くにあるアートを見に行けます。

女根は休校中の小学校の中にあるアートで、見れば見るほど引き込まれます。

女根の近くの「名画座」は、中に有名人の似顔絵がずらり。絶妙なイラストタッチで思わず一緒に写真が撮りたくなりますよ。

このレトロな劇場は元々倉庫だったらしいのですが、全然分かりませんでした。

鬼ヶ島の名前の所以、鬼ヶ島大洞窟

気合をいれて、いざ鬼ヶ島へ。道のりは平地から山道に変わります。


上り坂は、電動アシストがついているから安心です。きついのは日差しでした。

鬼ヶ島大洞窟までの案内人はやっぱり鬼。洞窟までの距離も教えてくれます。

大自然の中を10分ぐらい走ると鬼ヶ島大洞窟のバス停に到着。

洞窟入り口でチケットを購入し、地図を確認。

「暗いから気を付けてね」という、受付の方の優しいお言葉をいただき鬼の住んでいた洞窟に潜入しました。

中はひんやりしていて、洞窟のいたるところに鬼瓦が置かれていました。県内の中学生が制作したものらしく、一つ一つ表情が違いお気に入りの鬼瓦を見つけるのも楽しかったです。

洞窟の中にはストーリーがあり、桃太郎のお話を実際に体験している様でした。

洞窟を出て少し歩くと島全体を見渡せる展望台があります。見晴らしも良くちょっとした休憩スポットになりました。

帰りは下り坂で風が気持ちよかったです。

自転車返却前に帰りのフェリーのチケットを購入しました。この日はフェリーが満員で乗りたい時間を見送ることに。

早めにチケットを買っておくのがおすすめです。

自転車を返却して、この日のポタリングは終了しました。

まとめ

4時間ほどゆっくり堪能しました。実際に自転車で女木島を走る事で、島ののどかさを感じ、頭からつま先までアートに浸る事で、とても良いリフレッシュになりました。

「おにの館」の目の前にソフトクリームを販売しているお店があり、フェリーの待ち時間に食べたのですが、自転車で走ったことも相まって、この世の物とは思えない美味しさで今でも忘れられません。また訪れたいと強く思う島になりました。

執筆者:AIR

TABIRIN編集部メンバー。自転車アニメにハマり初めてのボーナスでロードバイクを購入し広島を駆け巡っていました。
自分の足を使って美しい景色を見に行ったり、自然を肌で感じる自転車ならではの楽しみ方をもっと知ってほしいと奮闘中。

女木島サイクリング情報

利用したレンタサイクル店

●おにの館

住所:香川県高松市女木町15番地22

営業時間:8時20分~17時00分 ※予約は受け付けておりません

HP:https://oninoyakata.mystrikingly.com/

 

フェリー情報

 

●雌雄島海運株式会社

時刻表やチケット料金等はHPをご覧ください。

HP:https://meon.co.jp/

https://tabi-rin.com/archives/article/78845

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